凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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ドアが閉まったとたん、私は喜びのあまり腕の中の赤ん坊にキスの雨を降らせまくった。 夫とアイは夫の実家へ里帰り。 やった!今日から三日間、赤ん坊と二人きりだ!
赤ん坊と二人きりになりたかったわけじゃない。 赤ん坊の世話だけしていればいいのが楽なので嬉しいのだ。 なんせこの生き物の目下の要求なんか「腹減った」と「おむつがぬれた」程度。 乳飲ませておむつ替えてやって転がしとけばいいんだから楽なもんだ。
これが寝返りしだしたりハイハイしだしたりしたら話は別。 危なくて目が離せなくなる。おまけに離乳食の準備だなんだで手間隙かかって仕方ない。
でも彼奴はまだ生後三ヶ月の赤ん坊。 そんな心配も面倒もない。 アイみたいに遊びに行きたいだの暇だのお腹すいただの何か食べたいけどこれはいやだの果ては何か作りたいだのみてみてこれみておかーさんこれみてあれしてこうしてこれなんだいいでしょこれだの煩くまとわりつかれる事も無いし、あぁ夏休みなのにどこへも連れて行ってやれないなんて可哀想に遊んであげなきゃだのなんだのという親の使命感だの罪悪感だの責任感だの虚無感だので疲れる事も無い。 家事放棄育児放棄、赤ん坊の世話、という名目で堂々と引きこもっていられる!! ビバ!お盆休暇!!
初日はまず部屋の片付けだ。 アイが居ない隙にゴミみたいなおもちゃはダンボールに詰め込んで片付けてしまえ。 明日は残暑見舞い作りをしよう。 パソコンの前に何時間居てもアイの「アイもいんたーねっとする〜」という毎度の妨害で断念する事もない。 明後日はゆっくりデパートに涼みに行ってお昼を食べようかな。 アイと一緒だとうどんかお子様ランチの食べ残ししか食べられないもの。 お返しは要らないって言ってたけど、やっぱりお祝いのお礼は何か返したいから、あの子にあげる何か可愛い雑貨でも探してみよう。
ささやかなお盆休み。っていうか、自分でもなんてせせこましい楽しみなんだろうと自嘲。 赤ん坊と子供と夫と室内。 こんな小さな狭い世界で生きてるのね私って。
淀んだ水から水面に顔を出し、ポカリと空気を吐き出した金魚。
暑い。
赤ん坊の泣き声が暑苦しさに拍車をかける。 あぁこのくそ暑いのに体温が高い赤ん坊なんか抱きたくないーと思う私は母親失格。 Tシャツ(カットソーというべき?)の裾をまくりあげ授乳。 すかさずアイが「おかーさーん」と甘えてくる。 背中におぶさってくるのを「暑い〜」と振り下ろす。 かまって欲しいアイは懲りずにベタベタ。
背後に回りこんでいたアイがおもむろに私のむき出しになっているわき腹の肉を掴んだ。 感触が気に入ったらしくご機嫌で何度も掴む。 どうだ。気持ちいいだろう。 肌触りなんかしっとりしなやかびろうどのやう…っておい(怒)掴むな(涙)
しぼんだ風船状態の腹の肉。 体重はほぼ出産前に戻ったというのに。 (といってもアイの出産前より四キロ増のまま…) 産後ガードルはこの暑さのため着用するとたちまち肌がかぶれて水ぶくれが出来てしまう。 よって脂肪は野放し状態。 このままじゃこの肉はこのままだ。なんとかせねば。 この暑さは脂肪の厚さのせいもあるのか?(←否定してくれ誰か…)
ちくしょう、えぇい掴むなってば(涙)
暁
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