廃。

2017年12月31日(日) もしまた 生まれ変われるなら/さあ今生まれ変わればいい




/12
ぴえでぃる円盤が届く。
妹様との共同出資なので同時鑑賞しようかと思うが時間が合わず、先に音源集を聴きながら雑務に勤しむ。
一方的な関係ではあるが別離から時が経ち時間を重ねた事で若かりし時分とは違う側面から捉えられる様になったと云うか、矢張りあの頃の己は彼等の差し伸べる掌の力強さと優しさと向き合う自信が無くて振り解いちゃったんだなとか。
何時だってぴえろもでぃるも「生き続けろ」って唄ってたんだなって。
今はもう『拒み続けた部分』ってのが永久に近い眠りというか望むままに呼吸を止めた訳だが、『棄てる事で生き残った部分』である現在にこうやって違う聴き方で、あの時とは違った感傷を抱けるのが感慨深く。
何度も生まれ変わりながら現在進行形で走り続けているでぃると、終わりと始まりを何度も続けてくれるであろうぴえろが真正面から重なり合う日が来るなんて誰が想像出来たよ?



/13
妹様と時間が一致したのでdisc1鑑賞。
初っ端から緩む事の無い通常通りの猛攻に歓喜と感嘆しかない。格好良過ぎか!!!!
変貌を続ける事で変わらずに闘い続けていると云うか、進化し続けるとは当にこの事かと。
文句無しに格好いいしか云えない凄味。
何となくでぃるからは「どんな現実からも目を逸らすな、生き続けろ」と体現されている気がする。
傷口から血を流しながらそれでも生きている限りは生き続けろ的な。
ますげーむから始まりひゅーまんげーとで終わると云う悪趣味極まりないセトリのぴえろさんですが、その教義は強く厳しく途轍もなく優しい。その両腕は突き放している様でいて実は全て受け止めるべく開かれているというか。
どんな痛みも苦しみも受け止めてやる、俺たちがぶっ壊してやる、だから生きろ、生き続けて笑え、みたいな。
でぃるもぴえろもスタンスは全く違うんだけど、同じ強さと優しさを内包してるのかなとか思ったり。
どちらも果てし無い宇宙の暗黒で燃え盛り続ける違う銀河系の巨大恒星みたいだなぁと。
1度にワンマン×2とも言える密度にdisc2は明日に回す事とする。


/14
時間が合わず再び音源集を聴きながら雑務遂行。
そういや西のでぃるに東のぴえろなのかホーム的にはとか思う。
雌雄融合というか、陰陽同体というか、両性具有という単語が実に的確だなぁと。
悪鬼羅刹と鬼子母神だとか、阿修羅とシヴァだとか、そーゆー違う様で凄く近いみたいな感じとか両方違うけどどちらもめちゃくちゃかっけえし両方選んでも反発する事なんてなくない?みたいな。
同時に味わえる幸福を噛み締める。


/15
disc2鑑賞。
前日の終戦みたいな雰囲気は何処に行ったんですかぁ!!!いきなり開幕から爆心地で激戦の様相に此処が戦場かと再認識す。昨日の最後のアレ門の外側に越えてたのかよみたいな。人を超えて修羅になってますねぇ…前日の逆巻きとも言えるセトリにぴえろのライヴは一種の物語療法でもって我々を治癒していた…?等と思う。
価値観を揺さぶり再構築する感じほんま宗教。確かにぴえらーは教祖に救いを求める迷える仔羊ちゃんな所あるよなぁと思わんでもない。そーゆー所も含めぴえろは太陽的な要素強いんかなと。
兎も角メンバーが楽しく笑顔で演奏している姿が拝めるだけで感無量。
でぃるも本領発揮というか前日のはLAWとCHAOSで云うLAWの側だったのか的な闇黒の淵的な黄泉比良坂はこちらですか?みたいな渾沌の宴に矢張り此処が戦場か。
しかし滅茶苦茶格好い。ヘヴィーだけど優しいと云うか、お互い傷らだけでもう歩けないっつってんのに腕引っ掴んで進んで行く感じと云うか。
現在のでぃるで丘を聴く気恥ずかしさよ。しかし幾年経過しようが好い曲はずっと好い曲で。
変わったのは取り巻く環境だけで核の部分は変わらず燃え続けて来たのだなと。全く変わって居ない訳じゃないんだけど、過去よりもっと熱く、強く。輪郭を鮮明に濃くして行く様な。
そしてあんこーるの笑顔守りたいこの笑顔最高。
感無量である。



/16〜29
日を置いて何度か垂れ流しながら作業を進める。
外回りの用件も合間に済ませつつ着実に積る疲弊。



/30
雑務に追われつつ感冒の予感。




/31
無駄に永く生き存えてしまったなぁと思う。
早期の終焉を願いつつ、惰性だろうが時に奇跡みてーな偶然に立ち会える訳で、取り敢えず行ける所まで行こうかと。



来たる新たな1年の目標は何とか生きてみる、ですかねぇ。




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