孤独沼 深みに嵌り 足取られ 遠き岸の汝(な)に 泣きつ手伸べて ***** ***
片羽を 傷めた番い(つがい)の 渡り鳥 様に孤独が 棲む「ふたりぼっち」 病身を 重く抱えし 我とそを 優し抱える ただ「ふたりぼっち」 ***** ***
辛しきは 言葉並べすら 出来ぬ事 溢るる想いは 孤立す身心 優しきは 「一緒にいるよ」 語る君 耳に聞こえす 心は孤独 ***** ***
春雨の 古式ゆかしき 藤娘 舞い初々し 頬紅彩香 藤枝垂れ 棚のそよ風 頬に受け 乙女の頃の 牛島想ふ ***** ***
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