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■ Friend
ワタシは彼女に会いに行った 朝突然のメール 「今日夕方、チョットでもいいから会って欲しい」
駅でキョロキョロとワタシを探す彼女 大きな声で彼女の名前を呼び 人前気にせづ抱き合った
チョット小さくなった彼女を抱きしめ その存在にホットしたような 切なくなったような…
「ずっと隠してたことが有る私ね・・・・」
そう聞かされたのは1週間前 あまりおどろかない自分が居た 驚けなかったんだ それはチョット感づいていたから? それとも信じられなかったから?
会って沢山の馬鹿話 昔の事で良く笑えるものだと周りは思うかもしれない 腹を抱え涙が出るくらいに笑った
この涙は おかしくて出ているのか 寂しくて出ているのか もうドチラか分からなかった…
「なんだかんだと色々有ったね私達 でも今がシアワセだから良いんだよな」 彼女が言う こんな状態なのに 何故そう言えるんだ… 「シアワセダカラ」 ワタシは笑って「ソウダヨネー」と答えてしまった 「こんなに大変な目にあって…これから…なのに、どうして幸せって言えるの?」 とは…言えない
ワタシは今まで沢山助けてもらってきた 色々勇気をもらった… 元気つけられてきた… 彼女は言った 「私がアンタに言って来た言葉は全て自分にも当てはまる。 自分に言い聞かせていたんだね。アンタと私は似てるから…鏡のようだよ」 それはあるかもしれないね だってワタシもそうだから 自分に言い聞かせるように言葉を架けていた
彼女から謝られた事があった 「私さ、アンタを泣かせちゃった事あったんだよ、覚えてる? 本当…ごめんなぁ…自分も焦ってたんだなぁ…」 ワタシは2年の途中から学校に行かなくなった 理由は自分でも分からない 周りはどうしたものかと思っていたはず
そんな時彼女が電話をくれた 何を言われたのか覚えてない・・・ ごめん・・・ワタシの方こそごめんな… 泣いた事も覚えてないんだ… それなのに 彼女はずっとそのことで悩んでいたんだ今の今まで 過去は変えられないから ツライ 泣いた事なんて覚えていない だから「気にすんナヨ!」 としか、言えなかった 本当ワタシ馬鹿
ワタシが学校に行っていなかった頃 彼女もとても苦労していたようだ…
寂しかったからアンタに学校来て欲しかった 勉強なんてしなくたっていいんだ 居るだけで良かったんだよ アンタと私は同じ匂いがするからキット色々相談したかったんだな そう聞かされた
もっと沢山のこと話したかったよ…でももう出来ないかもしれないんだなぁ
そんな事ないよマダマダこれから沢山タクサンお話できるよ ワタシはそう信じているよ
帰り際チョット目を赤くして 本当に来てくれて有難う 今日会えて良かった良い日になったよ 元気でな… 身体気をつけてな… また、会える…よね… 手を握りながらそう言う
そんな最後みたいな事いうんじゃないよ また会えるから 何時でも会えるから ガンバレという言葉はキライだ。今回は彼女に 「ガッツ!!!!」 と、一言
ワタシは泣かない
何度も何度も手を強く握り返して カナラズアエルカラ と何度も何度も言い聞かせた 自分に言い聞かせるように 離れたくなかった 何度彼女をこのまま連れ去ってしまおうと思ったことか
もう一度抱きしめて マタネ!連絡待ってるから!
そうしてワタシは笑顔で手を振り改札を通って行った 振り向いた時には彼女は人ごみに消えていた
いつも何気なく言っている「バイバイ」が言えなかった
2001年11月15日(木)
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