◇日記◇
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はっきりと、どう、と診断がついたわけではないけれど、
橋○病の傾向があるみたい。
甲状○の機能が低下してるのか、しかかってるのか、そんな感じらしい。
ま、いいか。
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歌稿を送って、上機嫌。
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昨日は良い天気だったので、近所を散歩した。
雪虫が、飛んでいるのか風に吹かれているのか、
その白い胸の毛に秋の陽ざしをいっぱいに浴びて、輝きながら空中を漂っていた。
わっくわくの冬が来る。
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医師との面談は、もっとひどかった。
私が。
まるで父の死を望んでいるかのような発言になってしまった。
私のなかには、手術を拒否する父への怒りもある、とわかった。
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また失敗した。
もしお父さんの大動脈瘤がどうかなって、緊急手術となったとき、 人工呼吸器をつけないとならないって、なったら…
と言いかけた私に、母は
99%即死だって言われたから、と。
でも1%の可能性があるでしょう、と私。
−何もして欲しくないってお父さんが…
−そういうこと、お父さんとゆっくり話しておいてね
待合室での、父が血圧を測りに行っている間の会話。
私は、父が生き残る可能性を考えていた。
そこに父が戻ってきた。
母は、ぺろっとその話をしてしまった。
少し気落ちした様子の父。
私は、何も今言わなくても、と気になる。
何を言ったんだろう、とも気になる。
後ほど、また母に言った。
さっき、待合室でお父さんに話しちゃったの?
母は「だっていつもそういう話しをしているから」と。
母の「だって」が出ると、私は怒りを覚える。
毎回毎回、だってだって、と自己を正当化して、と。
なので、急いで言った。
話したのは、いいの(本当はよくなかったが)。 その時、お父さんがちょっと気落ちした様子だったのわかった?
気落ち?してないでしょ、私はそうは思わない、と母。
母とは繊細な大事な話はできない、と再認識。
私はもっと大人にならないと。 両親のそばにいると、どうしても子どもに戻る。 大事なことは、相談して、と思ってしまう。
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今日は、両親を街のホテルに送り届けて帰宅。
ウチから自転車で実家に行き、父の車でホテルまで連れて行き
車を置きに実家に戻り、そして自転車でウチに戻った。
これだけなのに、一時間以上かかった。
仕方ない、そういうものなのだろう。
明日は、朝早くから、父を心臓血管外科に連れて行かねばならない。
毎日が飛ぶように過ぎていく。
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野球のルールはよくは知らないが、
なにやらすごいことになってるらしいということは、
テレビの解説者の口調からよくわかる。
あとみっつ、だそうだ。
なにがあとみっつ、なのか。
アウトの数かな?
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今日は、寒い。
タイヤも交換したし、いつ雪が来てもいいように準備は整った。
でも、雪虫はまだ見かけていない。
まだしばらくは、雪は降らないな。
しかし…一ヶ月前には30℃もあったなんて。
あの暑さをもはや忘れかけている。
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どうして、夏には犬が朝5時から屋上に放たれるか、理由がわかった。
太陽。
日の出とともに犬が目覚め、飼い主も目覚め、そして屋上へ。
だからなのだ、最近は6時半、ときには7時にならないと吠えないのは。
理由がわかったからといって、ウルサイことに変わりはないけど。
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このマンションの難点は、裏の家の犬である。
いや、犬が問題なのではない。
飼い主が問題なのだ。
朝5時から犬を屋上に出す。犬は、中に入れて欲しくて吠える。
それで目が覚めてしまう。
周辺住民が苦情を言うと、一ヶ月くらいは屋上に出さないが、
結局は、元の木阿弥。
それに耐えて10年。
今朝は、歌声で目が覚めた。
女性の声、しかもしっかりとした発声で歌っていた。
「ちんぎんはらえ〜、かねよこせ〜、えいえいおー!」
聞いたことのない節回しでくり返し歌っていた。
ウルサイね、とねこぞーともそもそ会話する。 ここって、犬もウルサイけど、人間もウルサイよね。
最後に、その女性は
「あ〜と〜い〜くつね〜る〜と〜 お〜しょう〜が〜つ〜」
を朗々と歌い上げ、そして練習(たぶん)を終えた。
なんかの集会の練習だね、とねこぞー。 うん、年末になにかするんじゃない? しゅしょうかんていまえ、とかで、と私。
そして私たちは、二度寝した。
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ねこぞーが、高校時代に「ラジオ体操部」に入っていた、という夢をみた。
部員が二人しかいないらしい。
だから、正式な部じゃないんだ、と(高校生の?)ねこぞーが言う。
活動は、毎日。
放課後、二人で集まって、ラジオ体操第一か第二をする。
それだけ。
調子が出たときには、第一と第二、続けてするときもあるらしい。
な、らくな部活だろ?体にいいだろ?
なにより、すぐ終わるってとこがいいだろ?
と言われて納得したところで目が覚めた。
夢の後半から、これはオカシイ、ねこぞーは陸上部だったはず、と思ったが
いかんともし難く、夢は完結した。
なので、目が覚めたとたんに、まだ眠っているねこぞーに
「高校のとき、ラジオ体操部に入ってた?」
と聞く私。
ぶわっはっはっは、と半分眠りながら笑うねこぞー。
私って、幸せな人生を送ってる、とつくづく思った。
◇◆
随分以前、まだ20代だった頃、母にねこぞーと離婚しなさい、と言われたことがある。
ねこぞーのべーちぇっとが判明し、コドモも難しいかも、と言われた頃だった。
そのときの母の言葉、私くらいの年齢(当時母は、50代半ばすぎ)になって 失敗した、と思ってももう遅いんだよ、子どもが欲しかったと思っても遅い、今のあなたならまだやり直せるから、離婚して別の人生を考えなさい、にずっと反発しつつも、どこか恐れてきた私であった。
いま、自信を持って言える。 私の選択は正しかったよ、お母さん。 私は全く後悔していない。 べーちぇっとは治ってないし、片目も失明したままだし、更に他の病気も 抱えているけど、そしてやはり子どもは無理だったけれど、でも ねこぞーとの生活は、楽しくて幸せ。 お金も大してないからものすごい贅沢な暮らしはできないけど、 でも、とても楽しくてとても幸せ。 ようやく、またひとつ、母の呪縛から解き放たれた。
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昨日、思いついて盤○に行ってみた。
冬はスキー場である。
夏なら、歩けるらしい。
ついた途端に、雨。とりあえず、行けただけで満足して帰宅。
○渓から、荒井山、円山と抜けて街にもどった。
思いついて、知事公邸に寄ってみた。
芝生と大福(安田かん、の彫刻)が美しかった。
紅葉はまだだった。
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久しぶりに雨。
少し落ち着けそうで、嬉しい。
晴れだと、どうしても外に出て行きたくなってしまう、のみならず
出て行ってしまう。
それはそれで楽しいのだが、家の中のことが、すべて滞る。
冬を迎える準備をしないとね。
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醤油さしを割ってしまった。
この日記、一番最初に書いたのが、小皿を割ったという話しだった。 もう消してしまったかもしれないけれど。 こうやって、ひとつの季節が終わる。
そして、私は私のままで生きていく。
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あっという間に10月も3日。 今日は、自転車で街に行ってきた。
欅のご飯茶碗と汁椀がペアで陳列されていたので、珍しいと思い、即、買った。
木のお椀でご飯を食べたことは、ない。
どんな味がするのだろうか。
今までの汁椀は、桜だった。 ねこぞーのは割れ、私のも傷みが激しくなってきていたので、 嬉しい買い物ができた。
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