Sing A Song

2005年01月10日(月) 新成人。



新成人の皆様おめでとうございます。
朝来のことも祝ってやってください。


朝来の実家は北の国なのですが。
成人式はやっぱりこの季節です。
隣の隣の町は夏にやってたけど。


ちなみに昨日でした。
吹雪でした。
赤い着物でした。
周りも赤ばかりでした。


おめかしをさせられ、着物を着て、成人式でした。
ちなみに、やっぱり落ちつきのない朝来。
着物の袖を破きました。
……これを機に本気で大人にならねばです。


朝来は母上に着付けてもらいました。
前日に
「お母さん帯結ぶ練習してないのよー」
などと言われた時には本気で当日予約のことを考えたものです。
とにかく、母上のおかげで、馬子にも衣装でした。



同級生達に会ってきました。
皆本当に久しぶりな上に、めかしこんでるもんだからさっぱりわかりませんでした。
かくいう朝来も、結構気付いて貰えなかったりしたんですが。
懐かしかったです。
そしてはしゃぎまくってきました。
はしゃぎ過ぎて、セクハラしてくるヤツもいました。
内々の二次会とはいえ、警察にぶちこんでやりたかったです。
まぁ。まぁ。過ぎた事。


朝来は今回の成人式を待っていました。
かなり前から待っていました。
楽しみに、という気持ちではなく、ただ、待っていました。
会って、決着をつけたい人がいたからです。
でも、案外あっさりしてました。
肝心な奴が気付いてくれませんでした。
わざわざビールを一瓶差し入れとしてもって行き、
「私のこと、覚えてる?」
と聞きました。
向こうは、
「ごめん、わからない」
と言いました。



月日は流れるのです。
こちこちという時計の針が動く音などするわけもなく。
時は流れているのです。
今この瞬間も。
無音で、透明で、触ることも出来ないけれど。
私達のすぐ目の前を通りすぎているのかもしれないのです。
聞こえない声で、私達の耳に語りかけているのかもしれないのです。

月日の移ろいのなんと速いこと。
人の記憶のなんと儚いこと。

私の幼稚さの、なんと愚かなこと。


小さな私も、そろそろ箱の中から出るべきなんですね。
パンドラの箱は希望だけをその中に留めていました。
私は、些細な恨みを、誇大にして、凝縮して、小さな私に押しつけて。
箱の中に閉じ込めていましたが、もう、良いんですね。
解き放つ、頃合なんですね。
縛っておくものは、もうないんですね。


彼は大人になっていました。
相変わらず馬鹿だったけど。
でも、許容してやれる大きさがなかった私が、一番子供だったんですね。
私も、大人にならなければなりません。


成人式。
晴れの舞台。
まだ幼さの残る面々。
過去の清算。


新たな門出。




2005年01月04日(火) フォアグラの気持ち。



只今帰って参りました。
朝来です。
正月三箇日過ぎてしまいましたが。


明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ、朝来をよろしくお願いいたします。


はい。
彼氏のご両親に挨拶に行って参りました。
4泊5日。
我が家と違い、素晴らしい料理がどんどんでてきました。
アタイ、フグなんて初めて食しましたヨ。

ところで。
朝来は案外少食です。
甘いもの大好き、などと抜かしておりますが。
あまりお腹が減らない方なので。
一日をカロリーメイト一箱で過ごせたりもできちゃいます。
まあ、上記のような場合は、食べるのすら面倒という時なんですが。


ご両親様に挨拶ということで、勿論緊張しました。
元々、図太い神経の持ち主の朝来でさえ、緊張いたしました。
普段はチューハイ一本で酔える朝来が、ワイン一本空けてしまったくらいです。
まぁ、合計アルコール量としてはね。


また話はズレますが。
皆様ご存知でしょうか。
間違っていたらご指摘をいただきたいのですが。
フォアグラって、食わせるだけ食わせて運動させず、肝臓を太らせるんでしたっけ。

この5日間、朝来はフォアグラでした。
緊張で耐えられない、というのではなく。
しばらく食べ物を見たくない、という理由で涙を流すなど予想もしませんでした。
しかもこんなひよっこが否定権を持つなど許されまじきことです。
朝来は、お酌のタイミングも見計れない若輩です。
修行します。


でもまぁ、総じて楽しかったです。
ご両親は朝来と同郷の方達、というか、朝来の実家の隣だし。
父親の恥ずかしい思い出なども飛び出てきたりして。
微笑まずにはいられませんでした。
まぁ、心の内では大爆笑だったんですが。


そんなこんなで旅行前から3キロ程体重が増えました。
5日後に朝来は髪を結い、綺麗に化粧をしてもらい、着物を着つけて、成人式です。
たるんだお腹と顔(あご)を引き締める時間は、朝来に残されているはずもございません。

よく頑張ったよね、あたい。


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