Sing A Song

2004年03月18日(木) 居場所。



千葉に戻って来ました。

実家にいる間、勿論、懐かしい私の部屋もあって。
家族は温かく迎えてくれた。
でも、お祖母さんの言葉が喉につっかえたまま。

「お姉ちゃんは、お客様だから」

あぁ、もう『ココ』には戻る事ができないのかな、と。

千葉に戻ってからも、どうしても『ココ』は自分の『家』だとは思えない。
自分の城とはいえ、結局は仮の住まい。

私の、居場所……さて。


また、騒がしい日々が始まる。



2004年03月01日(月) 春来たりて。


雪が降る。
寒いです、関東。




自分で切らなければ、糸は切れない。
もういいよ、は危険な言葉ですね。





さて、ようやく実家に帰る目途が立ちました。
ちょっと(どころじゃない)肥えた体で帰るのが、とてもとても悔しいのですが。(笑)
やはり、生まれた場所は恋しいもんだ。
一人暮らしを始めて、まもなく1年が経とうとしております。
本当に目まぐるしくたくさんの事があり。
たくさんの出会いが、あり。
別れも、あり。


何度も、もういいよ、と思い。


昔から、諦めたらそこで終わりなんだ、ということを、
耳にたこが出来るほど聞かされていましたが。
そうして、実感してもいましたが。
その通りだ、と。


この1年で、何を失ったんだろう。
この1年、手に入れたものが多すぎた。大きすぎた。
そうして、指の隙間から零れ落ちたもの、気付かない。



薄れていくものがある。
たくさんの日常に追い出されるかのように、薄れていくもの、が。



私はきっと、変わったのだろう。
でも、それに気付かない私は、皆の反応に戸惑いを覚える。
本当は、皆の方が戸惑っているだろうに。


1年前、私はアルバイト未経験の一高卒者だった。
1年前、私はたくさんの自由とたくさんの期待を、同時にその手に握り締めていた。
1年前、不安を持っていた。


1年前じゃなくても、私は自由だ。
私には私を生かし、生き抜く責任があり、それは私の望みでもある。
私は、自分が大量生産された螺子のような存在だと感じ、
それと同時に、私は誰かに必要とされているのだということにも気づいた。
確かに、私ではなくても良かったのかもしれない。
けれど、私だった。


それでいいんじゃないか、と思う。



結局、私は、私なのでした。




 < 箴曲  錯曲集  叶想曲 >


日嵯 [電子手紙] [家頁]

↑エンピツ投票ボタン
My追加