千葉に戻って来ました。
実家にいる間、勿論、懐かしい私の部屋もあって。 家族は温かく迎えてくれた。 でも、お祖母さんの言葉が喉につっかえたまま。
「お姉ちゃんは、お客様だから」
あぁ、もう『ココ』には戻る事ができないのかな、と。
千葉に戻ってからも、どうしても『ココ』は自分の『家』だとは思えない。 自分の城とはいえ、結局は仮の住まい。
私の、居場所……さて。
また、騒がしい日々が始まる。
雪が降る。 寒いです、関東。
自分で切らなければ、糸は切れない。 もういいよ、は危険な言葉ですね。
さて、ようやく実家に帰る目途が立ちました。 ちょっと(どころじゃない)肥えた体で帰るのが、とてもとても悔しいのですが。(笑) やはり、生まれた場所は恋しいもんだ。 一人暮らしを始めて、まもなく1年が経とうとしております。 本当に目まぐるしくたくさんの事があり。 たくさんの出会いが、あり。 別れも、あり。
何度も、もういいよ、と思い。
昔から、諦めたらそこで終わりなんだ、ということを、 耳にたこが出来るほど聞かされていましたが。 そうして、実感してもいましたが。 その通りだ、と。
この1年で、何を失ったんだろう。 この1年、手に入れたものが多すぎた。大きすぎた。 そうして、指の隙間から零れ落ちたもの、気付かない。
薄れていくものがある。 たくさんの日常に追い出されるかのように、薄れていくもの、が。
私はきっと、変わったのだろう。 でも、それに気付かない私は、皆の反応に戸惑いを覚える。 本当は、皆の方が戸惑っているだろうに。
1年前、私はアルバイト未経験の一高卒者だった。 1年前、私はたくさんの自由とたくさんの期待を、同時にその手に握り締めていた。 1年前、不安を持っていた。
1年前じゃなくても、私は自由だ。 私には私を生かし、生き抜く責任があり、それは私の望みでもある。 私は、自分が大量生産された螺子のような存在だと感じ、 それと同時に、私は誰かに必要とされているのだということにも気づいた。 確かに、私ではなくても良かったのかもしれない。 けれど、私だった。
それでいいんじゃないか、と思う。
結局、私は、私なのでした。
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