徒然駄文
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2003年07月30日(水) 四季・ユートピアノ

 弟の所にLDがあったのを思い出して、DVDに落として貰う。多分ウン十年ぶりに見る。
 初めて見たときも鳥肌立てながら見たけれど、今見ても同じ。NHKって、時々とんでもない凄いものを作る(「もどり橋」も凄く好きだったよ、私)。「光」と「音」。このドラマのキーだけれど、私自身にとっても光と音はキー。

 ドラマ中に挿入されるピアノ。おぼつかないタッチだけれど、私にはとてもよく響く。ベートーベンのソナタ、と言えば、私の中では「四季・ユートピアノ」が出てくるもの。音というのは記憶と強く結びついている。光や温度や風や音。それらが記憶の中で音楽と密接に繋がっている。私は音楽を通してそう言うものを呼び覚ましたいんだろうな、と思う。(だから、難しい話は分からないし、研究したいとも思わないのだな(^^;)。つまりは向上心がないのだな(^^;))


2003年07月29日(火) 音の色

 エンジン始動で短いのをちょこっと打ち込み。何となく出来たので、じゃあそろそろ本格復活するか、と、放り出していたモーツァルトのきらきら星変奏曲を触り出すけれど、…な…長い(^^;)。よろよろ……。いきなりあれはやはり辛いか、と、中編(とは言わないが)のベタ打ちを始める。わかりやすいところで、バッハのシンフォニア。動きのある曲が良いので、とりあえず6番に手を付ける。

 …ああ…バッハの音の色は好きだなあ。きらきら輝いている音だ。派手ではないけれど、喜びに満ちた金の色。豊穣な音だなあ。同じドレミの集まりなのに、その並び方によってなんでこんなに「音の色」が変わるのだろう。不思議だ。


2003年07月28日(月) 寒い…

 なんだか寒いんですが……(;_;)。今日なんか曇り空で肌寒いので一日中窓閉めてるんです。ほんとに今、7月末ですか? ここ、本州の真ん中ですか? 昨日のような晴天でも、日の当たるところは暑くても日陰は涼しいのですよね。朝晩はひんやりしてるし。まるで高原の夏〜…お米は大丈夫だろうか(^^;)

 いきなり「吉村 昭」再読モードにはいる。「星と葬礼」、「水の葬列」などの初期短編辺りが大好きなのですが、「破獄」とか「高熱隧道」とかも好き。「戦艦武蔵」あたりになると、知識がないもので読んでいてちょっと辛い。高熱隧道を読んでいたら、新田次郎あたりもまた読みたくなってきた。この頃の小説家達の文章が結構好きです。大正から昭和あたりかな。近年に近づくにつれ、苦手なタイプの文章が増えます。これはまだ、淘汰が成されていないだけなのかもしれないけれど。玉石混合、これから年月が経つにつれ、消えるものは消え、残るものは残っていく。先日、出先での時間つぶしにミステリー文庫を購入したんですが、最近よく耳にする乙一氏。私にはダメでしたね(^^;)。読めませんでした。中空のスパゲティな印象。時代の流れなのかもしれないけどなあ。私が着いていけていないだけ。50年後にどれくらい残っているか。ちょっと面白いかもしれない。…見届けるためには長生きせにゃならぬけど(笑)。50年は辛いですね。生き残っていても、本なんか読めない状態だろうな(^^;)


2003年07月22日(火) 本日午後からお客様

 …なので、3日ほど真面目に主婦します。まあ、気の張るお客様ではないので、適当に適当に(^^)。

 メメントは見たけど、おお、2回見ないと細かいところはわからないなあ。お客様が帰られたら2回目挑戦しよう。大体のところ…というか、一番芯になる部分は分かったと思うのだけれど(勘違いしているかもしれないけれど(^^;))、しかし、やるせない話ですね。彼がひとりぼっちであるのが一番いけないな。家族・親族は奥さん以外いなかったのか、彼が拒否したのか。いや、映画の中の話ですけれど(^^;)。現実ではこうはならないでしょうけれどね。そう言う部分をしみじみと感じてしまったのでした。

 では、掃除機かけてきまっす。明日からまた雨らしい。梅雨末期の集中豪雨。うちのある辺りは大丈夫なのでこうのんびりしているけれど、そうでない地域の方は大変だ。


2003年07月20日(日) 梅雨明けまだかな〜

 最近そんなに雨は降らないけれど、でも、夏って感じでもない。今日は午後からは割合爽やか。

 tsutayaで今度は100yenレンタルやってますね。でもさすがにもういいやー…と思いつつ、ダンナと息子が借りたので、ついでに私も1本借りてくる。「メメント」。こんなややこしいのみたら、また頭の中がややこしくなりそう(^^;)。私の映画週間は終わりをつげたようです。読書週間はまだ継続中。でも目が痛い。と言うか、目が見えない。ちょっと休ませなきゃねぇ。

 最近(と言うか、近年)恐ろしいまでの筆無精者に成り下がってしまって、手紙はおろか、メールさえも返事を数ヶ月放置していたりする(昔は手紙大好き人間だったのに)。ああ、友人なくしそう……。と言うことで、本日は朝から、放置していた手紙やメールの返事をせっせと書く。ああ、すっきりした。…書くのがいやなわけじゃないのだけどねえ。頭の中では「何度も」書いているのだけれど(^^;)。頭の中で書いて満足して、実際に書かないのだよね。実際に書かないと相手には伝わらないので、私のやっていることは意味がないのである。


 ふと思ったんだが、「ピクニック at ハンギングロック」の、孤児の少女の名前。「セーラ」でしたね。これって小公女の「セーラ」をかけているんでしょうか。映画のセーラは先生に見捨てられて投身しますが。(そもそも、孤児の少女がなぜあんなお嬢様学校には入れたのか不思議。後見人がいたみたいだけど、連絡が付かない状況、というのは、後見人が破産したか、セーラを見捨てたか。お兄ちゃんは身分そのままに働いていましたが、なぜ妹だけ?)


2003年07月17日(木) 恒例の…(;_;)

 恒例の頭痛。ここ数日、うーむやばいな、と思ってましたが、とうとう来ました。でもまだそんなに酷くない。酷くないので、つい本を手に取る。ついディスプレイを見る。ああ、ばか。誰か私から本とパソコンを取り上げて…。などと他力本願なおバカを言ってないで、お買い物でも行ってきます。歩いていこうっと(時間も稼げるし運動にもなる)。家事もしようっと。家の中片づけねば。来週ダンナのお兄さんとお母さんがご来訪予定(ここ数日お天気が良くて嬉しい。布団が干せる。ふわふわお布団って気持ちが良い)


2003年07月16日(水) パンを焼く

 昔々オーブンを買った頃、嬉しくって何度かパンを焼いたけど、こねるのは大変だし発酵も大変だし時間もかかるし、と言うことで全く焼かなくなってました。それが先日サティをうろうろしていたら、ホームベーカリーの大安売りにばったり行き会ってしまって(^^;)衝動買い……。
 どんなものかなーと思いつつ、レシピを見ながら作ってみる。凄く簡単なんですよ。まず水とか牛乳とかを入れて、粉類(強力粉、薄力粉、砂糖、塩など)をばさっと入れてバターも固まりのままぽんっと入れて、最後にドライイーストをちまっと入れる。ケーキ作るみたいに、粉をふるったりしなくて良いのがびっくり。バターも溶かしたりやわらかくもせず、固まりのままどかっと入れる。ほんとにこんなおおざっぱで良いの?と不安になる。だけど、ちゃんと焼けるのよねぇ。びっくり。焼きたてはさすがに美味しい。普通の食パンよりも牛乳や卵を入れたミルクブレッドがお気に入り。パン屋のホテル食パンっぽい味になります。
 タイマーもかけられるんです。でも水を入れて上から粉類をばさっと入れて数時間も放置していても大丈夫なんだろうか、と、不安になりましたが、それでもちゃんと焼けるのよねえ。不思議。
 うちは、朝はパン食なので毎日1斤買ってたんですが、最近は毎日「焼いて」います。いろんなパンをお試し中。本日はバナナブレッドなり。

 簡単に焼けると言っても、粉などの分量はきっちり量らないといけないので、毎日になると少し面倒。なので、小さいビニール袋に粉や塩や砂糖など、ほぼ分量の決まっているものは計って小分けしちゃいました。これならますます簡単!水入れてバター入れて、ビニール袋の中味をばさっと開けてドライイーストを入れてお終い。あとは機械が全部やってくれる。世の中便利ですねー。感嘆。


2003年07月13日(日) T3

 昨日、映画館の近くまで行く用があったので、ついでに映画観てくるか、と観てきました。T3。

 豪勢に壊したなあ。豪勢に殺したなあ。もうそれだけ(^^;)。最近ちょっとハリウッド映画に食傷気味なこともあって、疲れ果ててしまいました。あれは元気なときに元気よく見に行く映画だなー。女性型ターミネーターの女優さんがかわいい。キュート。ラブコメとかやらせたら結構似合いそうな感じの人が、あの役柄って面白いなー。と言うことで、その女優さんばっかり観ていました。(^^;)。


2003年07月12日(土) オコナー

 昨日本棚を漁っていて、オコナー短篇集を発見、引っ張り出してくる。中学生か高校生の頃買った文庫だ。よく分からない、面白くないなあ、と思った記憶がある。が、何となく捨てがたくて今でもまだ本棚に並んでいる。なので、再読してみた。

 やっぱり分からないなあ(^^;)。黒人解放令辺りのアメリカ南部の白人の事と、キリスト教のことがよく分かってないと理解できないのかもしれない。私が嫌いなタイプ(生理的嫌悪感を感じるタイプ)の人物が多く登場することも、読んでいて面白くない理由の一つだろうな。オコナー短篇集はまたしばらく本棚の飾りになってしまいそう。

余談:面白くない、と、分からない、は別物なので、この本が捨てられない。面白い、面白くない、は、個人的好き嫌いの問題だから、面白くなくても「何となく分かる」本はある。逆に、分からなくても面白い本もある。これらは別問題なのね。私なりに「分かる」ことが出来たら、オコナーも私の本棚から消えてなくなるかもしれない。



 tsutaya半額レンタルが今日明日でお終い。今回はよく借りたなあ(^^;)。で、とどめでもう少し借りるか、もうお終いにするか思案中…って、まだ借りるつもりらしいです、私。こら(^^;)。いや、「運動靴と赤い金魚」がとても良かったので、他のイラン映画を、と思ったら、先日まで置いてあった奴(「太陽は僕の瞳」)がない。むー。撤去されたんだろうか。むー……。メジャーでないものは気になった時点で借りておくべきだなあ、としみじみ。…結局、映画月間、読書月間はまだ続くのでした(^^;)。


2003年07月11日(金) 人間のココロというもの

 小説や映画で、ホラーやサスペンスものが結構好きなんですが、何に興味があるかって人間の異常心理、なんですね、結局は(だから、呪怨とか仄暗い水の底から、とか、貴志祐介氏の小説にはあまり惹かれない)。サイコホラーってのが好きなんだけれど、近年大流行でもう出尽くしたって感じがする。なかなか面白いのに当たりません。…いや、別に構わないけれど(^^;)。それだけが目的じゃないし(雰囲気が良ければ全て良し(笑))。あ、興味があるのは「異常心理」じゃなくて「心理」かな。ともかく、人間が何考えてるのか、どうしてそう言う行動を起こすのか、同じ事象に対して、なぜ人によって反応や考え方がまるで違うのか、どこからその差は生まれるのか、いつ生まれるものなのか、人間の深層心理はどうなっているのか、そう言った方面にとても興味があるんです。子供の頃から……。

 人間の精神って不思議で、考えれば考えるほど分からなくなる。異常と正常の境目も分からなくなる。自分が何を考えているのか。表層的なことは分かってもその裏は自分でも分からない。怖いなあ、と思う(面白いなあ、とも思うけれど)。私は音楽学校を出ているのだけれど、音楽でなければ心理学をやりたかったな。



 そろそろ映画三昧、読書三昧をやめて、本筋に立ち戻らなければならないかも。目も疲れるし(midi制作も目を使うけどねえ)。頭もパンク状態に近いかもしれない。ちょっと根詰めすぎ。←ばか。


2003年07月10日(木) 映画映画映画

 tsutaya半額なので、せっせと借りてくる。勢いで呪怨も借りてみましたが、私には全く興味のない分野のホラーだったので、×。面白くなかったです。富江とか他にもいろいろ似たようなのが出ているようだけど、これで執着は消えました。この手のはいらないや。
 ソラリスが観てみたいのだけれど、近くの映画館では上映していません。桑名まで行かないといけない。桑名は遠い(;_;)。待っていたらいつかはやるかしらん。とりあえず夏休みが終わったあとかしらん。…あれは小説が好きです。でも別物としてみた方が良いみたいですね。今回のリメイク版はラブロマンスだとかなんとか、聞いたなあ(^^;)。昔々のタルコフスキー版も何度か観ていますが、まあ、古い映画なので何とも。雰囲気は好きだったけれど、肝心の「ソラリスの海」がろくに出てこないので、私的には不満でした。私はあの「海」が好きなんだ(^^;)。

 昨日は「es」を観て気分が悪くなりました(^^;)。ドイツ映画は苦手かもしれない。昔々、ブリキの太鼓を観て吐きそうになりましたし(^^;)。小説もよう読み切らなかったから、私には合わなかったらしい。お口直しに今日は「運動靴と赤い金魚」を観る(予定。買い物行かなきゃならんし、トイレ掃除もしなければ(;_;))。イラン映画はわりと好きかもしれない…と言ってもまだ一つしか観たことがないけれど。「オリーブの林をこえて」だったかな? ずいぶん前にTVで観ました。話の筋立てとかは全然覚えていないんだけれど(非常に淡々とした話だったと思う)、画面や雰囲気などがとても良くて、シーンをまだいろいろ覚えている。もう一度観てみたいなあ、と思い返したりもするから、私は好きなんだと思う。イランって砂漠の印象があるのだけれど、きれいな国なんだなあ、と、この映画観たときに思ったなあ。

 洋画ばっかり観ているようですが、邦画も結構好きです。泥の河は良かった。小栗監督の第2作目(だったかな)の伽椰子のためには、小説の印象が強すぎて、今ひとつだった。余りにもきれいにまとまりすぎていたような記がする。あれはあれで良いのかもしれないけれど……。Wの悲劇も好きだったな。これは映画じゃないけれどユートピアノ〜四季〜(だったかな)なんか物凄く好き。あれはドラマなのかな?創作ドラマ。もう一度観たいなあ。…なんか古いのばっかりですね(^^;)。

 徒然なるままに。きちんとした(?)感想はまたいずれ想文の方に上げます。


2003年07月08日(火) 七夕過ぎて

 雨ばかり。クレマチスと朝顔は元気そうだけどペチュニアの花やダチュラはつぼみのうちに腐ってしまっています。ペチュニアは梅雨明け後も元気よく咲くので構わないけど、ダチュラはかわいそうね。毎年花の咲く時期が雨続き。長い雨が上がったら、花の時期もお終い。屋根の下など雨の当たらない場所に植える花なんでしょうか。

 「本が読みたい、映画が観たい」時期に入っています。本は新しいのを買ってこずに本棚に並んでいるものの中から再読。「自閉症だった私へII(ドナ・ウィリアムズ)」「脳(小出五郎)」「苦海浄土/椿の海の記(石牟礼道子)」「貧しき人々の群(宮本百合子)」「無明長夜(吉田知子)」等々。この辺りは何度も何度も読み返しているのだけれど、読むたびに新しいものが見える。本とはそう言うものだと思うのだけど、世の中、次々新刊が発行されている(そりゃ、どんどん新しいものが書かれていっているから)。読み切れないよね。一生かけても。私は知らないことだらけだ。不思議だ。…無明長夜って芥川賞受賞作品だったんだ。知らなかった。吉田氏の作品は無明長夜ではまったあといくつか読んだけれど、これが一番好きだったなあ。感想をいろいろ書きたいのだけど、文章がまとまらない。その前に、自分が何を感じているのが文章に出来ない。バカになっちゃったなあ。

 映画の方は軽く感想が書けるので、徒然想文の方にいくつかアップしています。「ギフト」「グリーン・フィンガーズ」「二重スパイ」。感想文をもっと書かなければね。頭の体操、脳の訓練。自分の考えていることが明文化できなくなったら、お終いだ。


2003年07月02日(水) くったり。

なんかいろいろあって、くったり(あ、身体の方はもうすっかり元通りです)。一番参ったのが、文鳥の雌の事故死。ダンナが窓に挟んでしまいました。なんでそんなところにいたんだ、ちょん。と、書いてたらまだ泣けて来ちゃうので、おしまい。なにもかも放置気味でごめんなさい。


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