おぎそんの日記
おぎそん



 あー、おもしろい

最近、やっと積読の本も進めながら(荻原浩「ママの狙撃銃」島本理生「ナラタージュ」は予想以上によかったなぁ。安心できる、書き手です)、同時に寝るときには佐野洋子「ふつうがえらい」(新潮文庫)をゆっくりゆっくり一編づつ再読。

やっぱ、いいですねー。
読んだ傍から忘れちゃうのだけど、でも読んでいるときのこの幸福感。
これを読書の喜びといわずして、なんと言う。
お気に入りのお菓子をみつからないようにこっそりと隠れて食べているようなもんですな。

平安寿子も好きだけど(多分、佐野洋子と同じ路線に進むと思うのだな)、この歳を重ねたからこその素敵感。二アリー桃井かおり。
こんな歳を重ねた人になりたいなぁ。

もしかすると、歳を取るのはそう悪くないことかもしれないですね。

2010年03月14日(日)



 心療内科

って、どうなんですか。
後輩から久しぶりに電話がきたと思えばこんなセリフ。

・・・一体、アタシはどんな人だと思われているんでしょうか・

一応、その辺りは後輩も気を使っているらしく「いや、おぎそん先輩ならその辺りに詳しい方を知っているんじゃないかと思いまして」との弁明。

ああ、知ってるさ。貴様措置入院でもさすぞ、こんにゃろ(>やけくそ)。

なんで「あら、あなたが行かれるの? 土佐にはそんな高級なものはないってことかしら」といじめてやったのですが。

まぁ、そんなこんなで1時間ほど話していたのですが、周囲の人が当人に出来る”支援”ってのは限られますからね。その辺の難しさがどうも 健全 に過ごされる方々には理解がしがたいらしく。
というわけで、その辺りをふくめ、話しつつ。

こういうのってなかなか理解が進みませんね。
弱者とみなされるというか、いわゆる社会的には貢献しがたい人間とみなされるというか。

なんだかねー。
というわけで、精神科受診は予約が大変なんで、もし必要なときは連絡してくれれば、知り合いの伝手をたどって新規予約取っておくからね、ということで電話を切りましたけど。

しかしですね。
思ったのは「心療内科」「精神科」って大きな隔たりがあって、そのイメージってフツーの人には大きいんだなぁと。
でもね。
人には復元力がありますから。
それを信じて待ってあげましょうよ。
その思いが必要なんだと思うんだよね。
変わらずにそこに居るということこそが一番なんだけどなぁ。
誰がなんと言おうと、I'm on your side.

安っぽい歌詞みたいだけど、それは真実なんだと思う。

2010年03月03日(水)
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