おぎそんの日記
おぎそん



 ハッピーダーツ

と、先日熊木杏里「ヒトヒナタ」収録の”モウイチド”について少し書いたのですけど、その楽曲が主題歌に起用されたのが辺見エミリ主演の「ハッピーダーツ」。
アマゾンの評価を見るとだめっぽいのは明らかなんですけどね。
ちなみに、予告編(トレーラー)はこっち



で、なんでこんなことをエントリーしているかというかと(ブログっぽい書き方だ)、たまたま夜中につけたTVでダーツに取り組む女性(プロ)を取り上げた番組をうっかりみてしまったから。

それだけなんですけどね。

つーかですね、1stアルバム「殺風景」に収録作品から以下のインタビューになるなんて想像だにしなかったわよっ!

前までは人に興味がなかったと思うんです


人って成長するものね・・・。
嗚呼!バラ色の珍生から、デビューのきっかけをつかんで「窓絵」でデビュー。「今は昔」なんて厭世観にとらわれた名曲を生んだあの頃にこんな作品ができあがるなんて!

モウイチド music clip

もう一度 もう一度
自分信じてみたくなるから
傷つくことが待っていても 
止められないんだ

どうして 
手に入らないものが見えるのに
欲しいものや 
なりたいものを遠ざけるんだろう

変わるがわるの生活が 
夢追わせてくれるなら
人が行かない明日でも行こう 
いつだって

もう一度 もう一度
苦しみも喜びにかえたい
悲しいのは何もないと 
思い迂んでいること
もう一度 もう一度
心から正直になりたい
余計なものがなくなれば 
樂になれるよ きっと


ひとりでいると 
どうして人戀しいんだろう?
だからすぐに 
痛い目にあうことも多いけど

愛することにかまけてる 
自分好きな人よりは
泣いてもすぐに立ちあがれるよ 
いつだって

もう一度 もう一度
好きになるきっかけ 探してる
數えあげれば 
きりがないほど誰かに戀して
もう一度 もう一度
自分信じてみたくなるから
傷つくことが待っていても 
止められないよ ずっと

もう一度 もう一度
さらけ出す 勇氣が欲しいから
さよならをした掃り道 
人目も知らず 泣くんだ
もう一度 もう一度
自分信じてみたくなるから
傷つくことが待っていても 
止められないんだ
もう一度 もう一度...





今は昔 music clip

あなたにわたしを癒すものがあるかしら
ここにはそんなもの何ひとつないわ
ひたすら夜をひとり超えて
二度と戻れない 愛しき日々よ
あなたが言っていた「淋しさ」も
今ならわかることが簡単だわ
    
止めて 時を止めて
止めて 今を止めて
時は偉大な魔法使い
止めて 卷き戻して
止めて もう動かないで
止めて もうそのまま

一年三百六十五日
字面で見れば短いものね
あの頃 遠かった二十歳はもう行くわ
皮肉ね たいして変わらない自由
理屈の数はあなたよりも増えたわ
やっと同じ歳になったのね

止めて 時を止めて
止めて 愛を止めて
時は仲良しな友だち
止めて 手をつなごうよ
止めて もう喧嘩しないから

高い壁のまわりに置た避雷針
いつ触れることもないまま
どこに安らぎがありますか
離れゆく…明日と
近くにくる…昨日と

止めて 時を止めて
止めて 息を止めて
わたし死んでしまっても
時は泣いたりしないで
ただ卷き戻して



こんな変化が見られるから、音楽を聴くことはやめらへんまな。

なかなかいい特集があったからこれもリンクしとこ。インタビュアーさんももすごいファンなんだろうなぁ。
はなよりほかに 発売特集

2010年01月24日(日)



 THE BIG ISSUE

大きい出版物 でも 大きな問題 でもないですよ?

同名タイトルの隔週発行の雑誌です。
一般流通はしてない、雑誌です。
どんな雑誌かっつーと”ホームレスの仕事をつくり自立を応援する”というコンセプトで、定価300円のうち160円が販売者の収入になる、というもの。詳しいことは幸せ検索してくださいませ>説明放棄

日本で登場したのが2003年の9月。
さすがに、創刊号はないのですが、3号目くらいから保管してまして、いつの間にやら135号になってました。
でね。

さっきつらつら読んでいたのですが>そんな時間があるのなら明日締め切りのニュースレターの原稿を早く仕上げるべきだ、俺、その中で 雨宮処凛(あめみや かりん)の連載「世界の当事者になる vol.78」でとても興味深いことが書いてあったので、転載しときます。
これに共感するおぎそんを「このバカサヨ」「怠け者」と非難するのは結構。
でもね、と、おぎそんがずーーーーっと思ってることを言葉にきちんとしてくれる部分なんで、これは記しておきます。

以前から(それこそ、学校のレポートでも、採用試験でも常に)繰り返している、”弱くある自由”ということをとても的確にあらわしている部分なんで。


 そんなホームレス会議で非常に考えさせられることがあった。それは「路上に行った(おぎそん注:路上生活を行うようになった)きっかけ」についての参加者の反応だ。路上に行った経緯は、もちろん6人それぞれ違う。養護施設で育ったことから「家族」というセーフティーネットがないこと、派遣や請負労働を転々としてきたこと、そしてギャンブル。この「ギャンブル」という言葉に反応した人が会場でのアンケートに「自己責任では」という意味のことを書いたのだ。
 さて、あなたはどう思うのだろう。その時に思うように話せなかったのでここに書くのだが、私は「ホームレスになった原因」を問うこと自体に意味がないと思う。もちろん、私も取材の場面では当然聞いているのだが、たとえばまじめに働いていたのだけど失業してホームレスになった人と、ギャンブルやアルコールの問題からホームレスになった人を「分けて」考えるのは、突きつめて考えると、とても怖いことだと思う。
 なぜならそれは「支援に値する人」と「支援に値しない人」を選別して考える思想につながっていくと思うからだ。それを突きつめると、「生きるに値する人」と「生きるに値しない人」というような選別にもなっていく。
 そんな考えを容認していけば、なんだかものすごく「生産性」が高くてスキルもあって、日本経済に貢献しまくれる人しか「存在」が認められなくなっていくような、そんな世の中の姿が浮かんでくる。何か、市場原理的な価値観の中で「有能」とされる人しか生きれない社会。これは、つらい。
 もしあなたがホームレスになった場合、「みんなが納得する理由」を語ることができるだろうか。私は無理だ。毎日お酒ばっかり飲んでるし、喘息なのに喫煙者だし、最近は仕事をサボってまでヴィジュアル系バンドのライブに行ってるし、まぁ同情の余地はない。だけど、こんな人間だって生きられて、必要な支援が受けられる社会はたぶん、みんなにとって居心地がいいはずだ。




それとはべつに、日本独自版の記事がやなぎみわ を取り上げていて、とてもいい号です。
つか、去年に彼女の作品(My Grandmothers)を恵比寿で見たんですけど、惚れました。イカしてる。イカレてる。
イチハラヒロコといい勝負です。

興味がありましたら、ぜひとも。
おぎそんは、ふらっと出かけた先で買うことが多いですが、大阪だと桜橋口でよく買ってました。東京は大概新宿なんだけど。

ハチドリの一滴かもしれないけど、まぁそこまで考えなくても純粋に読み物としての対価はきちんとあると思う雑誌です。

2010年01月16日(土)



 music of 2009

つーわけで、いろいろ考えていたのですが、実は最近さすがに買うCD量も減ってきてもうついていけないのかなぁとか考えちゃうこのごろ。
そんなわけで、買う割りにちゃんと聞き込めていないのですけど。

一番聞いたのはなんでしょうね。
冬は、suemitu&the suemithがキューンソニーからフリーになるとのことで、リリースされた「Best Angle for the Pianist」(初回)を流し、平行して槇原くんの「Personal Soundtrack」(初回)に収録された”君の後ろ姿””僕の今いる夜は”を愛聴してましたね、多分。
で、紅白で美川憲一が”さそり座の女”をバージョン違いだけで乗り切ろうとする姿にただただ悲しくなりました。

毎年楽しみにしている、篠原美也子の新作もでず、ワンマンもなかったので春はもはや自失呆然。アタシは何を楽しみに生きていけば・・・状態。
しかも、それに追い討ちをかけるかのように、5月初旬には野狐禅の解散が発表され、もはや彼らの活動を見れないのかと泣きくれる日々>比喩だから

そんな欝な感じをはね飛ばしたくて、春はリンドバーグの復帰作「LINDBERG XX(20)」ばかり流していたような。”行こう!!!!”なんて、力の抜けた、でも中期リンドバーグを思い出させる佳曲でした。
あとは、日記にも書いたけどGoing Under Groundの「Lucky Star」か。いいアルバムなんですけどね。脱退者でたけど。
ドリカムは結局10回も聞いてないかも。先行シングルが好きじゃないというか・・・。
DCT GARDEN所属のLOVE(中村蕗子)の2nd「Confetti Love Song」(初回)はよく聞きましたけど。
ああ、忘れちゃいけないのはアニメ「夏のあらしっ!」のOPテーマになぜか抜擢された面影ラッキーホール「あたしだけにかけて」。いい曲なんです、ええまぎれもなく。


そんなこんなで、夏になる頃に、先行シングル「ファイティングポーズの詩」がなぜか”名探偵の掟”主題歌、と全く合ってないタイアップを獲得してアルバムを心配していたのですが、9thアルバム「延長戦を続ける大人たちへ」はなかなかいい出来だった馬場俊英(秋にリリースされた、「明日に咲く花」はあざといと思いながら、弱ってるときに聴くと泣かされてしまうのですよ)。試聴機で惚れたPINK LOOP「Songs For You」に収録された”More Than Now”をトチ狂ったように流し、平行していつの間にかリリースされた辻内智貴(作家としても「青空のルーレット」といった、昭和感を出した作品を出版。太宰賞受賞作家です)「Zero」で再度レコード(CD)リリースに至ったことに、なんだかほっとしたり。
そして、ヒットは全然しなかったけどBonnie Pink「JOY/HAPPY END」の何気なさに惚れて、ほぼ一日中流してみたり>さすがアスペ
あとは、やっと買った、たむらぱん。一般人には「ロッテ フィット(ガム)」のCMを歌ってる人って認識なんでしょうけど、これはなかなかすごい。気になってはいたのですが、なかなか手が出ず、「ちゃりんこ/ちょうどいいところにいたい」がよく出来ていたので、2ndアルバム「ノウニウノウン」(Know-Knew^Known)を購入。もうね、最初の”ジェットコースター”からポップスとしてよく出来てる。
ビジュアルとかアートワークとして、またレコード会社がコロンビアとかいろんな点でアレですが>でも、木村カエラもコロンビア所属だよ! 社員を支えるために、カエラが頑張って売れないとね!いいアルバム。これはもっと知られていいアルバムですよ。ホントに。
ウルフルズ活動停止も発表されたトータス松本「FIRST」もいいアルバムでした。シンプルないい曲揃いで。”明星”はやはり歳を重ねたからこそ、説得力を持つ力強い曲ですし。


そしたら、いつの間にか秋に。ユーミンコンサートのために、春先にリリースされた「そしてもう一度夢を見るだろう」を聞き込んで、ほぼおっかけファンと化している竹原ピストル(ex.野狐禅)の最初の音源となる「オールドルーキー」(&友人から入手した、カバー曲「ファイト」の映像)、友人に薦められた英祐一と瀬尾高志「月光荘」、2年ぶりのリリースになった中島みゆき「DRAMA!」を聴きながら、これまた試聴機で惚れた近藤夏子「コンマニ4」収録曲”リハーサル”にノックアウトされました。近藤夏子については語りたいことがあるから、これはまた今度>で、多分しない。そして、「野狐禅LAST LIVE」を苦しくなりながらも鑑賞。辛いなぁ。なかなか胸がいっぱいになってしまって、何度も聴けません。
くじけそうになったときに、泣きながら聴けるアルバム(DVD)かも。

あ、忘れちゃいけない、この頃は覚えてるよ。RYTHMESTER「ONCE AGAIN」、平井堅「僕は君に恋をする」そしてリンドバーグのラストシングル「Live your Life」でベテランをなめちゃいかんなーと思い知らされました。
ベテランといえば、ソロデビューでしたけど、F.O.H(えっと、Full of Harmonyのほうが正式名称なんだっけ?)のMIHIROミニアルバム「MY WAY」もよかったですね。

通年通して聴いたのは、洋楽の定番が結構多くて。マイケルは持ってないけど、Cyndi Lauperの「The Essential」とかElton JohnとかもちろんCarle King。あとは、サウンドトラック系か。「時をかける少女」(2006)とか。

ほら、やっぱり買ってないじゃん。衝動買いしたPiano master「ジブリ組曲」とかぐらいだしー。あとはLocal Sound Styleくらいか。うーむ。

あとは、Bouno!の「ロッタラ(lot love)」がとんでもなく良い出来に驚愕してみたり、やっとメンバーを認識できました。うん、確かに可愛い子達を集めましたね、Bouno!って。
AKB48は、個人的にはどうでもいい感じです。なんか、煩悩ガールズを思わせる人数なんで。あんまり多すぎると、隙を探すのも大変なんですよ、ええ。
せいぜい、SPEEDの仁絵ちゃんくらいの存在にしてほしいわ。もしくは、絵理子のしゃくれあごくらいに>ひどい

そんなくらいかなぁ。
思いつつまま書きましたけど。

そんなわけで、多分、一番聴いたのはこれだ!と断言できない感じ。
去年(2008)なら、平井堅「Fakin' Pop」(このふり幅こそが真髄。”Twenty!Twenty!Twenty!”のようにKANと組むのを思いついただけで、勝ったも同然だ>何に、個人的にはラストの”写真”収録に納得いかないけど)か熊木杏里「ヒトヒナタ」(”こと”が好きすぎるのですが、”モウイチド”のようなあまりに陳腐な言葉・歌詞がなぜ彼女の声でこんなに切実に感じさせられるのかが不思議)野狐禅「野狐禅」(”東雲”に全てがあらわされる。そのために、このアルバムがある)あたりだったと思いますけど。

てなわけで、ほとんどがYouTubeにあると思いますので(「明日に咲く花」はニコニコ動画にありましたけど)、興味がありましたら来ていただければ幸いかと。って、おぎそんのおうちにあるんですけどね。

2010年01月12日(火)



 世代交代

年末に出た、「このミステリーがすごい」なんですが、ここ2年ほど買ってません。
というのも、なんか”しっくり”こなくなっちゃったんですよ。

今年も、東野圭吾氏が一位なんですけど、まぁそれはいいや。
好みの違いだから。
問題は、その他のところで、ぜんぜんピンと来ないラインナップ。
米澤氏なんかは、青春ミステリの書き手なんだな、と思うのですけどなんか違和感(一応、「犬はどこだ」「さよなら妖精」「小市民シリーズ 春」は読んだのですけど)。

というわけで、もうそろそろこの雑誌からも卒業なのかなぁと。
an・anの占い特集号もイマイチで買わなかったし。

いやはや、なんかねー。

2010年01月05日(火)
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