おぎそんの日記
おぎそん



 今月の注目曲

1ヶ月に1度と決めたものの、実は早くない?
なんだかあっという間にこんな時期。(つーか、種明かしを言えばもはや11/11
今月はおぎそん、全然CDを視聴もしてないし買ってもないしこんなんでできるのかしら・・・。
でも、まぁかつてのデビ夫人の如く「ちょっと一言よろしいかしら」状態で薦めたいと思います。
・購入したCD
石嶺聡子「うたたね」(マキシシングル)
移籍第1弾シングル。しかし、この人の路線がどーもシングライターに傾いているのが心配。なんつーか彼女の声って凄く魅力的なのにそれが生かされていない路線な気もする。
沖縄系&歌がうまいで今は夏川りみがTOPを走っていますが(この場合、塩化で失敗してるのエピソードもあるから?)彼女も同じ路線でがんばってもらいたいものです。
とゆーかスタートが順調過ぎたから受けないのかしら?
個人的には2001年のアルバム「クローゼット」が凄くバランスがよいと思います。あんまり「花」路線は好きじゃないんですね。
楽曲に恵まれればまたヒットは飛ばせると思いますので頑張ってください。

・レンタルしたとか欲しいかものCD
徳永英明「カガヤキナガラ」(セルフカバー・ベストアルバム 初回はDVD付き)
    「君は君でいたいのに/壊れかけのRadio」(マキシシングル)
この手の売り出し方にしたのね、と少々ため息をつかされる悲しい気分です。
もやもや病ということで活動の制限を余儀された徳永君のセルフカバーアルバム。しかし、一般的な認知としてはTBSドラマ「都会の森」主題歌(「壊れかけのRadio」)とかアニメ ドラゴンクエスト エンディングテーマ(「夢を信じて」)のイメージなんですよね。それにしたって10年以上前ですけど。
細々と活動はしていましたが今年はじめに出しアルバム「愛を下さい」が実にオリジナルアルバムとしては3年ぶり(「remind」が2000年発表)だったんですね〜。
病前に組んでいた瀬尾一三(長渕とか吉田拓郎とか中島みゆきとかあのへんのアレンジャー)とはタッグを組まず西脇辰弥をアレンジャーとして迎えましたがどうでしょう・・・。
確かに師匠(瀬尾一三のことね)はワンパターンとか非難されるけれど、徳永君のバラードを考えると瀬尾さんに任したほうが良かった気がしますよ?
個人的にこの壊れかけのRadioはドラムテンポが好きではなかったです。
歌詞はこの人も病気してからちょっと思想が入ってきてるかも。そう嫌いではないけれど、まぁこの人の主張のように(INTRO2)「愛だ恋だのあまり重要でなくなってきた」かもしれないけれども。

意外にこの人を聞いたことがないなぁって人はBOOKOFFへGO!
250円でINTRO2が並んでいるかもしれません。
ベストアルバムは「INTRO」「INTRO2」「Ballade of Ballade」「シングルコレクション1986-1991」「シングルコレクション1992-1997」とありますが、バラードを堪能したい方は「Ballade〜」を、とりあえずの方は「INTRO2」がいいと思います。


elliott「TV Tiup Selection 手紙」(コンピレーションアルバム CCCD)
応援しているMusicianがCCCDにすると本当に辛いです。
特に売れない人に限ってこういう傾向が強いように思います。
今回取り上げたelliottもそんな人。
とりあえず、名前はelliottってなってますが実質は高橋朋子を中心とする製作チームというべきでしょうか。(TMRevolutionみたいなものと思ってください)
で、いままで売れなくてどうやってタイアップを取っていたのか果てしなく疑問だったのですがこれで見納めになる可能性も出てきました。
ちなみにこのアルバムに収録されているのは主にフジテレビ系のドラマ・バラエティでon airされたもの。
「ココリコミラクルダイブ」エンディングテーマとか(「手紙」は2003.10〜と現在放映中。「時の鐘」は2002.1〜3、「Party〜月夜のおにごっこ〜」2001.4〜12)「ムコ殿2003」オープニングを飾ったり(2003.4〜6「木曜日の糸」)、単発ドラマ(2003.11.7放映予定)「ぶどうの木」(1999.「虹のかなたに HINERAUKATAURAI」を日本語詞でカバー)。
そしてなぜかテレビ朝日系列の「朝だ!生です旅サラダ」エンディングテーマ(2002.10〜2003.3「天気雨」)やよみうりテレビ・日本テレビ系ドラマ「フレーフレー人生!」主題歌(2001.7〜9「ひまわり」)、日本テレビ・よみうりテレビ系 shine-D「20歳のエンゲージ」テーマソング(1999.7「遠い日のあなたへ」)を収録。

でも、ホントは日本テレビ・よみうりテレビ系ドラマ「ピーチな関係」エンディングテーマ(elliot名義で「ビリジアン」)も歌っているのですが収録してません。

とにかくタイアップだけではどうにもならないことを思い知らされるアルバムではあります。結構好きなんですけど・・・。
おそらくもっとも売り出しにくいパターンであるのは見とめます。R&Bでもないし、なんとも年を食ったオバさん遅いデビューだし、目新しさのない地味な弾き語りとかPOPSだし。
細々でもいいので活動は続けて欲しいと思います。(ってなぜか契約が打ちきられるのが前提になっている)

興味があったらどうぞ買ってください。8曲入りで2000円だし、タイアップが付いていたのでそう外した曲はありません。CCCDで気にならなければ

CORE OF SOUL「RAINBOW」(1st mini アルバム CCCD)
2NDアルバムがCCCDだったためかなりこの人たちをどうでもよく思っていたのですが9月に出したマキシシングル「Make me a Woman」でなぜかCD-EXTRAのためCD-DA化。その後このアルバムが出ると言うことで「もしかしたら・・・」と期待してたのにやはりCCCDでした。
てゆーかサウンドプロデュースを1人2曲ずつ担当と言うことでコンセプトはわかるのですが今更ながらミニアルバム?って気がしないでもないです。
てゆーか、もはや神秘的な雰囲気を出していた1stアルバムの頃に比べるともはや下界に降りてきた天使様のようにちょっとふつーになりつつあり特色が無くなってきたように思えます。
まだまだこのユニットが浸透してないのにさっさと方向性を転換するのは如何なものかと。
中村蕗子の歌声やソンドンイルのギターとか(飯塚君はどうでもいい)まだ埋没するには惜しいユニットだと思います。
頑張ってまた大型タイアップを取ってくださいね、東芝EMIさん。
あ、あとCD-DA化もよろしく。結構ファンボード見てると買い控えありますよ?CCCDのせいで。

sing like talking「ルネッサンス」(アルバム)
オリジナル11thアルバム。
テレビ朝日系ドラマ「菊次郎とさき」の主題歌「Hello」収録。
今回は目先を変えていろいろと売り出す工夫をしているのですがファンとしては竹善の声が聴きたいだけで矢野真城とか激しくどうでもいいんですよ
とゆーわけで買うまでの求心力は無いです、おぎそん的に。
でも、おぎそんってsing likeのアルバムは新品で買ったこと無いわ。竹善ならあるんだけど・・・。

大貫妙子「Library〜Anthology 1973-2003」(ベストアルバム)
大貫妙子待望のベストアルバム。
おぎそん、この売れてないけれど独自の路線で突っ走る(でも、普遍的)彼女が結構好きです。
活動自体地味ですし、大掛かりなタイアップも無いけれど低空飛行で安定してます。シュガーベイブの頃を知りたい方にもお勧めしたい1枚です。
多分、おぎそんは買います。

中島美嘉「LOVE」(2nd フルアルバム)
疑問なのが、シングルはCCCDのくせにアルバムはCD-DA。
まぁ、視聴した限りではかなり好みなんで(接吻は微妙)レンタルぐらいならすると思います。久しぶりにアレンジで清水範之のクレジットを見て安心しました。最近はどうも活躍場所がなさそうに感じていたので・・・。

そうそう、RUI「月のしずく」やこの中島美嘉「雪の華」で大活躍の松本さん。(hiroの「愛が泣いている」はパッとせず)この人は間違いなく今が旬ですね。Kinki Kidsのアルバムにも提供してますし、一時期の葉山さん(D-loopリーダー・知念里奈とかw-inds・earthに楽曲提供)状態になりそうです。
才能が枯渇しないように出し惜しみしてくださいね

・このCDどーよ?

EXILE「Choo Choo Train」(マキシシングル CCCD)
カバーするのはいいんだけどさ、ちょいとけたたましくないかい?なんつーか今っぽくゴージャスにサックスとか入れるのはいいですが、おぎそん的にはキンキンしててアウト。
で、2曲目も少し甲高さは押さえたもののヒネリなし。
いくら元ZOOのHIROが入っていてもどうかなぁ・・・。
圭三君に印税が入るのは好ましいのだけれども
しかも、こいつら無駄に4週連続リリースですって。ジャケットがイケテナイとかどうせCCCDだからおぎそんは買わないのでどうでもいいのだけれども、together路線が好きだったのに勿体無いなぁって感じ。
注目はアルバムってPV付きだけど前作の30万超えるの?

鬼束ちひろ「いい日旅立ち・西へ」(マキシシングル CCCD)
とうとう鬼束もCCCDになってしまいました
おしまい

KICK THE CAN CREW「パンク寸前のFUNK」(マキシシングル ?)
曲についてどうこうではないのだけれども
このエイベックスばりのリリースの仕方はどうなの?ってことについて。
多分、こいつらをRIP SYLIMみたいに売りたいのでしょうけどおぎそんが見るに無理
RIPはまだメロディアスであることやキャラの差別化で人気を得た点もあるのですがKICKはどうも「HIPHOPであること」にこだわっているように思うんですよ。
だからおぎそんみたいにPOPSが好きな人にとってみると「なんだかなぁ〜」って感じで。
しかし、連続リリースの弊害として出てくる累積枚数・初登場順位を考えるとどう考えても仕掛ける時期を間違えてます
今回の曲ですら初登場が12位。
まるで、小柳ゆきのシングル同時リリース「deep deep」「beautiful world」のような失態を演じるとしか(ry
(それにしても小柳ゆきはまた凝りもせずアルバム2枚同時リリースしたのに全然話題にならないってのも問題な気がするぞ。オリジナルとカバーの抱き合わせとはいえ)注目はいつ事務所から独立するのかですね。

星井七瀬「恋愛15シュミレーション」(マキシシングル 彼女の名義では1stシングル。なっちゃん名義の「ガラスの靴」を入れると2ndシングル)
とにかく言わせて。
スタッフは本気でこれが売り物になると思っているわけ???

って、こいつが誰かわからないか話にならないんだけど。
こいつは3代目なっちゃんなんです。
しかし、ゴシップ好きなおぎそんの耳に入ってくるのは「なっちゃんのCM打ち切り」とか「こいつの事務所が開店休業状態」とかヤバげなものばかり。
それを打ち消す(打ち破る)最後の策だったのかもしれませんがこれであぼ〜ん確定だと思います。
この曲を歌わせることを思い付き、それに賛成したスタッフは恥じなさい。ある種、音公害。
聴いたことがない人は聴かないほうがいいですとだけ言っておきます。レンタルする価値もありません。フォローとして、B級アイドル好きならチェック入れておくべきかも知れませね。何十年か経ってからお宝に?(そこまで活躍するとは到底思えない罠)

a.mia「LAT.43°〜forty-three degrees north latitude〜」(マキシシングル ?)
ドラマ「エ・アロール〜それがどうしたの」主題歌なんですが。
言わずと知れたドリカムの最盛期を誇る曲(2ndアルバム「LOVE GOSE ON・・・」収録・シングル)のカバー。オリジナル音源が89年のことですからなぜこの曲なの?って気がしますが思い入れが何かあるのでしょう。
で、この曲を編曲したのが菅原さん。
・・・あーた、revenusはどうなってるのよ?もしかしれ乗換え??
スローテンポで感情たっぷりに歌ってますがしょうしょう重い感じ。元ネタを知っている人にとっては「( ´_ゝ‘)ふ〜ん」なんで特にチェック入れる必要はないと思います。
注目はカバーやって売れなかったらどうするの?度。

岡本真夜「もう一度あの空を・・・」(セレクションアルバム)
おぎそんの持論として「岡本真夜ファンは偽善者」というものがあります。(ほかにもいろんな持論はあるけれど)
なんつーか、彼女の曲を聞いて「そうだね、つらいけど明日のためにガンバルワ」とか「真夜さんの曲を聞いて元気になれました」とか「みなさんからのメッセージを読んで私も励まされます」とか
とにかく気味が悪い
のです。
泣くならとことんまで泣けや ヽ(*`Д´)ノ
と思っているおぎそんにとってはどうでもいい話なんですが。
で、この人の支持層って岡村孝子(石井拓郎と離婚したて)とか谷村有美(社長夫人に君臨してるけど・・・・)のへんに被っていると思うのですが売れなさも被ってきました。
才能がダンナと結婚して枯渇したのだ、とかいろいろ言われているのですがまぁ曲を書く必然性が無くなってきたのかもしれません
よーするに、自分を認めてもらうために曲を書いたり、自己表現をするわけですよ。だけど、そういうことをしなくても「そのままの自分」(この表現もどうかと思うけど)を認めてくれるならばする必然性は無いわけで。
「歌うしかないの!」の気概を持っていたわけではなさそうだしそんなこんなでライブの発言にもファンがかみ付いたりと無神経さ(天然とも言う)が素敵過ぎる真夜さん。新曲に期待してますよ。
注目はそろそろ徳間ジャパンの契約切れるんじゃないの?度。


2003年10月30日(木)



 反逆

みるべし

どっちが偉いのかを思い知らせた感じ。
いつまで残っているのかわかりませんが見れたら感想でも掲示板にお書き下さい。
おぎそんは、夕食を○○してしまいました。・・・もったいないなぁ。

2003年10月29日(水)



 目的意識

深夜にNHK「学校は変われるか」(再放送)をやってました。
おぎそんはとりあえず教育についてはチェックしているので(って、専攻はなんだよ)ついつい見てしまいました。

今回のお話は「エンカレッジスクール」を軸に学びなおしについて。
取り上げられていたのは東京都のあきる台高校(あきる野市)。
ここは、いわゆる底辺高であり3年間の中退者も半端でなく入学した半数が3年のうちに高校を辞めてしまう現状です。
第8学区で多摩高校よりは上位校でありますが外部流入も殆どなく活性化が余り望めない現状でした。
ところが、近年実験校として「エンカレッジスクール」が持て囃されたためいわゆる底辺校はこれを軸に生徒数を確保しようとしています。
確かに今年の1年生からこの制度を取り入れたところ、募集人員はの3倍が希望したくらいです。

見ていると、高校ということで生徒は「好きなことができるはず」(親が高校に入ったら、と言った)なのに学校は「高校生らしい行動を」(いわゆる都立なのに校則が厳しい)を主張する。
だから、親にも学校側にも(もちろん、受験指導した塾にもですよ)憤怒の念を抱いて中退することもしばしばです。

じゃあなんで高校に進学したの?ってところになるはずなのですがその根本的解決は意外に成されていません。
だって面倒だもの。
中学校では「高校ぐらいは行っておきなさい」
高校では「大学行かないなら自分で何がしたいのかを考えなさい」
親は「高校(大学)行って、フリーターじゃ何のために行かせたのかわからないじゃないの」

だれも教えてくれないんです。自分の進路について。
友人とつるんでいてテストをやり過ごして進級だけはして(でも赤点ギリギリ)。
こんな状態で何を考えればいいのでしょう。
「やりたいこと」なんて簡単に見つからないし、自分になんらかの天賦の才能があるなんてこれっぽっちも思ってないし。(でも、スカウトとかされるかもしれない)
いわゆる、巻きこまれ型でなら自分の人生が劇的に変わるかもしれないと思っているし。

確かに、生徒自身は所々素直ですが「考える」ということをしないだけかもしれません。
でも、そのきっかけは本当に学校側がする必要があるのでしょうか?

教育の衰退なんて言われているけれどそうじゃなくて教育に対する比重が低くなっているかもしれません。
教育ってほら端的に成果が出るものじゃないし、その成果も「東大合格○○人」で測れるものじゃないし。


おぎそんが思うに
「何に勉強が役立つの」って問いかけって物凄く馬鹿げたものだと思うのです。
じゃあ、あなたは役立つものしかやりたくないのね?
じゃあ、なんでお歌を歌うの?カラオケに行くの?
それがなくたってなんら生活に困ることはないでしょ。

生活に役立たないことのほうが楽しいってことは誰でも知ってます。役に立たないことだから楽しい。
これまでの研究者や社会研究学者(いわゆる冒険者と言ってもよい)はまさしく純粋な好奇心から始まったからこそ今まで腐れるほどのあまたの事がわかったり、おぼえることが多くなる結果になったといえるでしょう。
その背景に目を配ることなく、ただただ太字を憶えるということになったのは何故なのでしょう。

それなのに勉強だけが違う扱いをされるのは勉強評価が後々に影響を及ぼすから。このギャップこそが研究者と学ぶものの差であるといえる。
だから教師という職業は難しい。
目指す意図と学ばせるものが激しく乖離しているからである。しかし、不毛の土地だからと種を捲かないのはそれこそあるまじき行為である。
可能性を信じるのが教育とも言えるからである。
それゆえに、わずかに「この教科が面白いと思った」「先生になりたい」の発言こそが教師の励ましになる。

他人の批判をするのは大変簡単なことだ。
しかし、本当にその事業や行為のことを考えるならば「褒める」ということも同時にするべきだと考える。

現状を嘆くのはそれも安易といえる。
我々は想像する事ができる。
いかに、楽観的だと非難されようとその想像を信じて歩みを進めていくことをお勧めしたい。

2003年10月27日(月)



 容積

幸せの容量はみんな決まっていると誰かがいう。

でも、持っている花瓶なりその入れ物は――案外神様が不公平なものだから――人それぞれ異なる。それをオリジナリティと呼ぶなら呼べばいい。

年齢を重ねると大事に思うものと新しく手に入れるものを天秤にかけどちらかを選択しなくてはいけないこともある。

ひとつ手に入れるとひとつ失うことを覚悟しなくてはならない。

逆も然り。
失うと手に入れることができる(かもしれない)。

そうやって毎日は回っていく。

ただただ時が過ぎていく。

そしていつか見覚えのない、しかし美しい場所に着くのかもしれない。

それを決めるのは今の自分の行動だ。

しかし、シンデレラのような昔物語の主人公でないから「幸せに暮らしました。めでたしめでたし」で終われない苦しさも知っておくべきである

2003年10月25日(土)



 みんないってしまう


この手に確かに存在していたと思ったものが、みんな掌から零れ落ちてしまう。

こぼれていかないで、と焦っても両手で受け止めているものだからこれ以上手の形を変えてしまうともっと大事な「何か」が落ちてしまう気がする。
自分にとって何が大事なものかを把握していないと後悔ばかりを繰り返す。その時々によって優先順位は異なるけれど。
今の自分にとって大事なものは明日の自分にとっては必要ないのかもしれない。でも、中長期の展望なんて日々を忙しくいきる自分に持てるものなのだろうか。

だから絶対的な順位を決めることを必要とすることもあるけれど、順位の流動性こそが思いがけないプレゼントを運んで来たりもする。

捨てたはずの何かに救われたり、大事に持っていたはずの何かがすでに生ゴミのようになってしまったり。

自分の思い通りにならないからこそ、生きていて面白いと感じることもある。

なっち、卒業おめでとう。

2003年10月24日(金)



 誕生

全然更新してなくてすみません。(てこのセリフは久しぶりかも。好き勝手やってますからねぇ)
何を思ったのか(山本文緒にでも影響されたのか)もう一つ日記を立ち上げてしまいました。流石にこれはハンドルネームも変えているので見付けるのは困難かと。
暇で暇でしょうがないとかいう人は探してみるのもいい時間潰しになるかもしれません。てか、それだったら仕事でもしてください、なんですが。

で。
掲示板にありがたいことにみうら。様がいろいろと書いていただき、おぎそんの更新ネタを増やしてくれました。
ありがとうございます。
おぎそんをこうやって楽にさせてください。
・・・ってまるでちゆ12歳みたいなんで(というかおぎそんは最近見てないけど)すが楽できるので今日はこのお話で。

ああ、そういえばおぎそんの無計画さのため掲示板と日記が別々にあると思っている人も多いのですが改めて告知させていただきます。
このページの一番下のHOMEってところをクリックするとBBSにとべます。どうぞおぎそんの日記をお気に入り(orブックマーク)にしている方はこの日記をリンクしていただければと思います。
というのも、BBSから日記に飛べないからでおぎそんが面倒くさがって未だに直してないからです。すみません。
最初はTOPも作っていたのですが、素材を探したりするのが面倒で(ビルダーもないしタグでちまちまするのも面倒なので)放置してしまいました。多分スペースはまだ確保してあるのですが・・・。いつになるかわかりませんが仮にページができましたら報告させていただきますので(多分ないけど)気長にお待ち下さい。



誕生日ねぇ。
おぎそん最近はすっかり枯れてしまったので誕生日といっても何の楽しみがないんですよね。誰かがケーキを持ってきてくれるわけでもないしプレゼントをくれるわけでもないですし。
そうするとこの誕生日はいったい誰のためにあるのかって考えてしまうのです。幼い頃は親が祝ってくれましたがいつのまにやら立ち消えになった気がしますし。
とゆーかなんだか祝ってもらうことが気恥ずかしい気もするんですよね。
「資格」というと変ですが、たかだか歳が一つ増えたことで何が変わるのでしょう?そういう劇的なものなのでしょうか?
例えば、成人式のように「回りからそのように扱われることを期待される」子とならともかく、ただ単に23と24の違いなんて何もない気がしますし。

大人になることってのも実感が湧かないというか。
おぎそんが未だにのほほんと学生をしているせいか(卒業するの?)回りが働いているという事実だけにもはや愕然とさせられるのも事実ではあります。
稼ぐお金の面だけではなく、正社員とバイトの歴然とした超えられない壁が存在しているように感じるのですよ。
バイトの存在で好き勝手やってますが結局どれだけやってもバイトはバイト。何かやらかしても正社員さんが対処するわけで、なんら責任を感じなくてもいいポジションなんですよね。もちろんそれに甘んじてもいいのですが、なんだかやってる仕事が同じなのに責任の重さや休暇をとる時の肩身の狭さを思い出すにつれ納得がいかないのも事実。


来年は25ですって。みうら。さんも書いてくれましたが四半世紀なんですよね。まぁ、おぎそんは無駄に長生きしそうですからまだまだこれからですけど。
時間は訪れるのは羊の歩みの如く、過ぎれば石の如く。
何を成すのかなんて考えている暇もなくただただ過ぎていってしまうように感じるのです。ただ、それを踏まえた上で何ができるのかを考え、それに抗うべく考え、実行することだけが何かをしたのかもしれないという自己満足に繋がるのかもしれません。(って、何がいいたいのかわかりませんね)


ただ。
今までの自分があるのは出会った人がいるから。
これには感謝をしたいです。感謝はされるよりもするほうがいいです。
(感謝するということが本当はすごく心地いいことだと教えてくれた人にも感謝を)
ただただ感謝。

これからも拙い日記ですがお付き合いをよろしくお願いします。


2003年10月23日(木)



 ものすごく見栄っぱり

 「いいか。あんたはね、すごく見栄っぱりなんだよ。ものすごくプライドが高いんだ」
 私の言葉に、彼女は顔を上げた。涙で濡れた瞳の中に、ほんの少しだけ抗議の色が混ざっていた。
 「違うって思うなら、そう言いなよ」 「・・・違います」
 彼女は蚊の鳴くような声を出す。 「いいや、そうだね。自分で気がついてないだけなんだよ。あんたは失敗して、みっともない姿を人前に晒すのが嫌なんだよ。なんでも人から褒められなきゃ気が済まないんだ。褒められないようなことは、最初っからやりたくないんだ。だから、苦手なもんをそうやって避けて通って知らん顔してんだよ」



(『絶対泣かない』山本文緒)

2003年10月18日(土)



 evil and flowers

        You shall find no choice anyway
           passing vacant hours
      kinda long for you to tide over
     who knows where to belong

        We're always petrified and tied
          wish I could climb a ladder
dark night,dark night will come over soon
                then you must go

2003年10月16日(木)



 僕たちは絶望の中にいる

今日は新体育の日でお休み。
気づけば起きたのが15時とか激しく後悔する時刻。
そりゃ休みだから寝坊できていいでしょって意見もあるけどちょっとなぁ。

掃除もしたかったのだけれどもなんだかやる気がなくて積み重ねてあった本を読んだりすることであっという間に夜。

そんなこんなで「僕たちは絶望の中にいる」(村岡清子)を読了。
それなりに面白く読む。
なんつーか、結構マトモに(っていうと変だけど)対象である少年たちに向き合い、言語化できないもやもや感を表現しようとしていて好感が持てる。
てなことをいうと「おぎそんはどうなのよ?」ってことを突っ込まれるけれども。(おぎそんが思うに)まだ意識は生徒よりかな、とも思うのですよ。別に見ているTVが同じ、聴いている音楽が同じとかやってるゲームの話とかできるからってことじゃないのだけれども。
それはある種の漠然とした不安感の共有かもしれません。ナサケナイ話だけれども。

どの本に出てきたのか忘れましたが
「今の学校にある自由とかが嫌で昔ながらの学校感を持っている子にとっては今の学校の状況は最悪」なんてありました。
おぎそんも自由とかあんまり好きじゃないし(語弊あるな)―ある種の規則を掻い潜ることに喜びを見出してますけど―、今の子たちを見ていると2極分化が進んでいるのかしら、とも思えたり。

ただし、この本は後半になるとすごく陳腐になってしまい「・・・っやや」って感じで(著作権:椎名誠)すけれど全般的にはよくできている本だと思いました。(読書カードまで出してしまいました)
興味がある方は図書館で取り寄せてみるなり文庫になったときに読んでみてもいいと思います(って遅い)。

2003年10月13日(月)



 文藝 冬号

河出出版発行の文芸誌である文藝。
先日ふとしたことからこの雑誌の発行部数の水増し率とかライバルの群像の部数とか河出の原稿料の安さとかいろいろ聞く機会がありました。
(どんなことを)

で、昨年は綿谷りさ「インストール」だったり(「蹴りたい背中」とかも出てるけど)と新人賞の発表も載ってました。
若ーい、みんな。受賞者を見ると(今年は3人の大盤振舞い)高校3年生在学とか。
ああ、こんなところで年を感じるなんて_| ̄|○

で、1000円だけれども実質また単行本になるわけですから今回に関してはいい買い物なのかなと思ったり。
どうも「魔女の息子」は出版が決まっているようなんですよね(どっからの情報だ)、196枚なのに。普通は「これだけじゃ・・・」って感じで書き下ろしの短編を入れるはずなんですが・・・。なんだか藤野千夜「恋の休日」の感じにならないことを祈ります。あれじゃあいくらなんでも買いづらいと思いますし。

・・・本を買うで思い出した。
お話をしていたら「最近、本が売れませんからね」って話題が出て。具体例だと「電車に乗っている人がどんな本を読んでいるか」を想定すると大概が文庫本だそうで。(そりゃそうだわな、持ち運ぶがメインなわけで)
じゃあ、ハードカバーや新書(ノベルス)版はどうかっていうと断然前者は図書館からの本との指摘でした。うーむ。
この不況下で作家さんもかなり厳しいことを強いられる境遇もあると考えると(例えば今邑彩とか)図書館って罪作りだなーと思いますね。
まぁ、それを言ったらBOOKOFFもか。

自分の好きな作家さん(別にこれはCDに関してもいいけど)が長く活動していく上でお金が本人のところに上がってこないとそれもできないわけで。この考えを踏まえた上で「コピーはいけない」とかの運動をしないと不毛だなとも思うわけです。
ガキじゃないので「しちゃだめ」で通用するわけがないんですよ。そうすると情に理知的に訴えるしかないような。自分で好きな作家さんが活動できないように荷担しているんだから。
そういうすごく単純な啓蒙活動をしないといけない現状ってすごく妙だと思う。
多分、これって企業の失態とかも関係させると「モラルの低下」もしくは「想像力の欠如」といういかにも綺麗な言葉になって物足りないんだけど・・・。もうちっとしっくりくる言葉を捜したいこのごろ。
(最近はバランスがとかそのグラデーションがって表現を使うことが多くてうんざり。それで「わからない」ことがわかったのはいいけど全然、現状の解決になってないことが問題なのに結論を出すだけに躍起になってるのにすごく冷めるの)

2003年10月12日(日)



 新人3日目

昨日の新人さんはやっぱりあまりに遅くておばちゃんの愚痴がすごかったです。
曰く「なんか動きが鈍い」
曰く「出勤時間が遅い」
曰く「コミュニケーションもあんまり取れない」
・・・。

まぁまだ2日目ですしそれで評価を下すのはどうかと思いますがまぁ期待した働きをしてくれるかどうかってーと多分無理。

なんかこの人をさっさとクビして新しいもうちっとマシな人を雇ったほうがいいと思います。

おぎそんはこの人を応援していません。

で、〆ようと思ったのですが今日の仕事を見ているとイライラするのもわかりますね。だって、物凄くバカ丁寧にやっているんですよね。
やり方としては「番地確認」「部屋番号確認」「姓名確認」その後、配達時にもう一度確認なんですが。組み立て時にやりすぎです。
たかが(こういうと怒られると)時給ウン円のお仕事です。さっさと終わらせませんか。


2003年10月11日(土)



 新人

うーん。
新人さんが来たのですが真面目過ぎ。
悪くないけど、なんだかうちの兄貴に似てる感じで少々滅入る。

こーゆー人ってあんまり回りのことを考えずに
「一生懸命やってます」
を切り札にしようとするのが厄介。

その、一生懸命やってますってのは小学生までの次元。
そのあとの結果まで求められるのが仕事であったりするわけで。
(それがあまりの理不尽さであるが故に怒りも湧くけど)
様子見って感じ。



2003年10月09日(木)



 森は生きている(十二月)

木村先生に久しぶりに会う。もう廻りの2年生とか眩しー。むしろ若い。
まぁ、塾だけで存分に若さをアピールされているのでむしろ屈辱か。

てかおぎそんの顔が知られていないはずなので大人しく授業を受けました。その中で突如として「森は生きている」(サムイル・マルシャーク 作)が読みたくなって、大学の図書館を探すと学生部相談室に所蔵だとのこと。文大なら開架図書だったのに
これって確かに、小学生が読める(小学校高学年が対象かな?)ものだから相談室ってのもわからないでもないけどフツーに借りれないのもどうかと思ったり。わざわざそこまで行くのも面倒だし多分しばらくするとまた読みたくなるだろうから購入することにします。

でも、意外にこの本って置いてないことがあってこの前も新宿に出たとき紀伊国屋をチェックしたらないでやんの。
本屋も今は厳しいご時世だししょうがないけど(スペースが限られているのに新刊はどんどん出る)細長く版が重ねられている本を大事にして欲しいなぁとは思う。
しょうがないのでみうら。くんはamazon.comがお気に入りのようだけれどもおぎそん的にはなんとなくes!booksを利用する。生協を利用してもいいのだけれども(とりあえずは10%引きだし)なんか手続きが煩雑だったりカウンターの態度が悪いのであいつらを儲けさせる必要はないかって感じ。
で、es!booksを使うのは、Yahoo!JapanのIDが使えるのも結構ありますね。オークションで利用することもあるのでその共通性が楽。あと、宅配便で届けられても殆ど(マトモな時間に)家にいることがないので取りに行くのが面倒というか。でも、このes!booksは最寄のセブンイレブン(もしくは自分の都合のいいセブンイレブン)で受け取れますし、手数料もかからないんです!
って、あっしはes!booksの廻しモノか

そんなわけで取り寄せを早速出しておきました。愛憎版愛蔵版なので値は張りますが中古でもまず見ないので奮発しました。

・・・でもね。便利の一方でやっぱり本屋に行かないで本が買えちゃうのもちょっと味気ないなぁとも思うのも事実なんですよね。
なんつーかあの(本がたくさんある)雰囲気って幸せじゃないですか。うちの大学で司書資格がとれないのが返す返す残念。
しかし、この本を取り寄せてもレポートの足しにまずならないだろうなって懸念があるのだけれども。

2003年10月02日(木)
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