冬物語

あまりお酒に強くないんですが、嫌いではないです。

冬になると、サッポロから出るビールで、
冬物語っていうのがあるんですが、これが美味しい!
もともと、サッポロのビールが好きで、
黒ラベルとか、ブロイとかをよく飲むんですが、
冬物語は、もうダントツで大好きです。

これからの季節は、アラポテトをつまみに冬物語ってのがパターンになりそうです。
太りそうだから、気をつけよっと。

2002年10月30日(水)

【音楽】星村麻衣

デビューしたばかりの新人さんですが、この人の音楽はすごいです。
非常にポジティブで、聴き応えがあります。
ピアノを全面に押し出していて、その感覚がとても良い。

軽くて聴きやすく、耳に残って離れない。
声の質も、すごく好みです。
どんな世界を繰り広げていってくれるのか、とっても楽しみです。

オフィシャルサイト
曲の視聴も出来ます。
2002年10月29日(火)

映像の魔力

引っ越して、ケーブルテレビを導入したのですが、
その中に、viewsicというチャネルがあります。
その名の通り、音楽関連の番組だけを流す、MTV(これもある)みたいな番組なんですが、
最近、テレビでこのチャネルをつけっぱなしにして生活しています。

それで、メジャーなアーティストだけじゃなくて、
結構マイナなアーティストの、ミュージッククリップなんかも放映してくれて、
かなりお気に入りなんですが、困ったことが一つあります。

それは、欲しいCDがどんどん増えてしまうことです。
やっぱり、映像の持つ力ってすごいなぁと感心しています。
音楽だけなら、そう大したことの無いような作品でも、
映像が素敵だと、相乗効果で曲の価値もぐんと上がるんですね。

カウントダウン番組をぼーっと見ているだけで、
休日を過ごしちゃうのはさすがにどうかと思うのですけど、我ながら。
2002年10月28日(月)

【音楽】bice

Spotty Syrupという、biceのアルバムをようやく手に入れました。
どこのCD屋さんに行っても見つからなくて、半分諦めかけていたんだけど、
諦めなくて良かった〜。

内容は、やっぱりbiceだなぁと言う音楽です。
と言っても、聴いたことの無い人には、ぴんと来ないでしょうけれど。
心地よいウィスパーボイスが、ゆったりとした音楽に乗って、漂っています。
それは、森の中で、鳥の声に耳を澄ましているときのような、
海岸で、波の音を聞きながら、微睡んでいるときのような、
そういった、ほどよい脱力感が堪りません。

時に英語で、時に日本語で歌われる詞も、決して強すぎず、
かといって芯が抜けてふにゃふにゃだって言うわけではない、
優しくて、強い歌詞です。

今売れている曲に嫌気が差している人に、是非聴いてみてもらいたいアーティストです。
かなり、和みます。

biceのオフィシャルホームページ
2002年10月27日(日)

生きる

今日の日が、悪い日だとしても、
明日は良いことがあるかもしれない。
そういった、未来を予測するという能力、
言い換えれば、明日があるということが分かる能力っていうものは、
人間にしかないらしい。

これは、人間の生活が苦難に満ちたものだということを知っている、
いるのかどうかも分からない神様からの、ほんの些細な贈り物なのかもしれない。
どんなに辛く、苦しいことがあったとしても、
明日には、それがすっきりと消えてなくなっているんじゃないか?
明日は無理でも、一週間後、一年後、もっと先には、消えちゃっているんじゃないか?
消えることはなくたって、和らいでいるはず。

麻痺し、忘れることが出来ることも、
人間の強さの一つだと思う。
その直後は、ひどく痛くて、きつい物事だって、
いつの日か、その辛さや悲しみは、思い出としてのみ生き続けるものに変わる。
その思い出は、暗くてどろどろした、出来れば見たくないものとして残るけど、
だけど、当時ほどの衝撃は伴ってはいないはずだ。

だから、死んでなんかやるもんか。
どんなに辛くたって、悲しくたって、生きることをやめたりしない。
明日に起こるかもしれない、とっても素敵なことを、
自分の手で摘み取るなんて、絶対してやらない。

2002年10月26日(土)

ある日の会話

「なぁ、人生の真理ってなんだろうね?」
「知るか。そんなもの無くても、生きていけるだろ?」

そういうと、あくびを一つして、その黒猫は眠りに戻った。
2002年10月24日(木)

季節の変わり目

すっかり寒くなってきて、最低気温が一桁になってきました。
暑いのよりも、寒い方が好きなので、気分良く過ごせています。

朝、自転車に乗って、駅までの道をすいすいと走っているのですが、
この町は霧が良く出るようで、毎朝のように白く霞んだ景色の中を走っています。
朝方は、車の通行量も少なく、耳に入ってくるのは、
風を切る音とペダルを漕ぐ音、タイヤが路面をかみしめる音だけです。

時折、遠くからエンジン音がして、霧の中から車が現われ、通り過ぎていきます。
そして、また静寂。

これから、秋が過ぎて冬が来ます。
この町は、雪が降る街です。
静寂さに磨きがかかると思うと、寒さなんてなんのそのって気持ちになります。

みなさまも、風邪などお引きにならないよう、ご自愛くださいませ。
2002年10月22日(火)

MSNメッセンジャー導入

ということで、題名の通り、導入しました。
アドレスは、

blazewheel@msn.com

でございます。
来るものは拒まずなので、お気軽にどうぞ。

・・・というより、誰も来ないと寂しくて泣くよ?
2002年10月21日(月)

膝痛い

昨日の帰宅途中に、自転車で見事にすっころびまして、
左の膝に、直径5cm程度の傷が出来ました。
すっごい痛い。

引っ越し先は、結構田舎でして、街灯とか少なめな配置なんです。
で、車とかもそれほど通らないので、頼りになるのは自転車の明かりだけという状況。
そして、3段変速のギアの一番重いやつにしている状態で、
ペダルの踏みごたえが、すかすかになるまでこがねば気の済まない性格ですので、
いつも結構なスピードで突っ走っているのです。暗い中を。

昨日は、一回も通ったことの無かった道を走っていて、
対向車が来たのを認めたので、いったん車道に降り、再度歩道に戻ろうとしたら、
後輪が、車道と歩道とのわずかな段差に沿う形で、つつーっと滑ってくれまして、
慌ててブレーキをかけたら、バランス崩して大転倒して、ざざーっと滑りました。
アスファルトの上を。

何事もなかったかのように、速攻立ち上がってこぎ始めましたが、
左膝は別の生き物のように脈打ってまして、家に帰ってみてみると、
スボンの膝の部分には、おっきな穴が空いており、
肉体の膝の部分にも、おっきな穴が空いていたってわけです。

で、とりあえずマキロンつけて、寝たんですが、一晩で傷がふさがるわけはなく、
膝を曲げると激痛が走る状況です。
絆創膏もなんもつけんと会社に来たんですが、ズボンが傷口から出た汁でくっつき始めたので、
近所のスーパーに行っておっきな絆創膏を買ってぺたりと貼りました。

自転車ですっころぶなんて、中学生以来だったのでそれがショックでした。
24にもなって、夜道で派手にすっころぶとは思わなかった。しかも素面で。
もう少し、用心深く生きていこうと思ったりしています。
2002年10月17日(木)

【読書日記】海辺のカフカ

海辺のカフカ(上)(下) 村上春樹 著 新潮社

Amazonでの紹介ページ

感想:新しい側面を見た気がする。
   今までの村上春樹さんの作品にあった、独特の空気間のようなものが、
   本作品においては、薄れているような気がする。
   しかし、だからといって魅力は損なわれておらず、無駄な装飾が取り払われたことで、
   さらなる高みにたどり着けたように感じた。
   登場人物たちも、独特の「村上節」というものを発揮してはいるのだけれど、
   どこかあっさりとしていて、すごく生き生きと動いていた様に思える。

   ファンタジィ性が、より強まった様にも感じた。
   もともと、うっすらとした非現実感が漂う作風ではあるのだけれど、
   本作においては、舞台こそリアルな日本だけれども、
   そこで繰り広げられるドラマは、とてもとても非現実的だった。
   ここまで、非現実性を主軸に据えて物語を動かすって言うのは、
   村上春樹作品のなかでは珍しいような気がする。

   村上春樹作品の困ったところは、どれか一作でも読んでしまうと、
   残りのいろんな作品も読みたくなっちゃうってことですね。
   「神の子どもたちはみな踊る」を再読しようかな〜。

追記:こんなページを見つけました。
   春樹さんのロングインタビューとかがあります。
   よろしければどうぞ。

海辺のカフカ(期間限定サイト)
2002年10月16日(水)

雷雨な日

夕暮れから、すごい雷雨が降ってきた。
先日書いた通り、自転車を購入したので、
自転車で最寄り駅まで行っている身としては、すごくやな感じで雨を見ていた。

だけど、帰る頃にはすっかり上がっていて、ほっとした。
しかし、帰る途中に通過する駅で、電車を乗り換えたら、すっごい土砂降りでまた憂鬱になり、
途中のトンネルを抜けたら、すきっと晴れていて、またほっとした。
こうしてつらつら書き連ねていると、家から会社までえらい遠いように見えるなあ。
ま、実際に近い訳じゃないんですけどね。1時間ちょいってとこ。

で、帰りに自転車をこぎつつ山の向こうの空を、見るとも無しに眺めていると、
山の向こうでは相も変わらず雷雨の真っ最中のようで、
雲の中で、ぴかっ、ぴかっとオレンジ色に雷が光っているのが見えた。
せっかくデジカメを持っているのに、こういうときに持ち歩いていなくて、ちょっと悔しかった。

雷雨の降り方は、「空の底が抜けた」って表現がぴったり来るようで、
その豪快な降り方は、なんだかすかっとさせられる。
しょっちゅう降られては堪らないけど、たまーにはこういう雨も良いなーって感じた。
2002年10月15日(火)

自転車

自転車を買った。

マウンテンバイクとかは好きじゃないので(走るのは街なんだから、
あんなタイヤとかギアは必要ない!って思うのは、間違っているのかなぁ)、
ごくごく普通の、三段ギアと前かごがついた自転車。

自転車は、乗り物の中で多分一番好きだ。
動力が人力ってところが、良い。
スピードも、競輪選手みたいな人は別にしても、それほど出るようなもんじゃないし、
たとえ、歩行者とぶつかったとしても、大事故になることもない。


そしてやっぱり、行動半径が歩きの時と比べて、劇的に変わるって言うのが大きい。
駅の一つ二つくらいなら、すいすい行ってしまえる。
登り道は苦しいけど、下り道をすうっと下っていくときは何とも言えず気持ち良いし、
時間があるのなら、脇道にも気軽に入っていけるし、ドン付きに当たっても簡単に引き返せる。

確かに、長距離を走るってことでは、自動車とか列車なんかにはかなわないし、
自転車にはない魅力を、それらが備えているってことは分かる。
自動車欲しいしね。

だけど、気軽に散策するって点では、自転車にかなうものはないような気がする。
バイクとかは、やっぱり音がうるさいから、気を遣ってしまうし。

良く晴れた日に、ちょっと遠くのお店に行ってみようっかなって思わせてくれるのは、
やっぱり自転車だけなんだなあ。
2002年10月14日(月)

引っ越し後

無事引っ越しも終わって、1週間が経つ。
だけど、新居からも、街並みからも、どこかよそよそしさを感じる。
まだ、街に溶け込めていない。
家にいても、まるでホテルに泊まっているかのような、
ここは、自分の居場所なんだ、という実感が沸いてこない。

この傾向は、引っ越しだけじゃなくて、いろんなところで顔を出す。
たとえば、初めて買う作家さんの本を読んでいるとき。
たとえば、初めてかけた音楽を聴いているとき。
たとえば、初めて訪れたWebページを見ているとき。

ふと気づくと、そういう居心地の悪さみたいなものが消えていて、
ぴたっと、まるであつらえたかのように、肌に合うようになる。
居心地の悪さなんて、はじめっから存在していなかったかのように。

でも、ずっとそういう気分が消えないことも、時々ある。
いつまで経っても、どこか落ち着かない気分になってしまい、
好きなんだけれど、読むこと(聞くこと、訪れること)が出来なくなる。

今回の引っ越しは、どっちに転ぶのだろう。
2002年10月09日(水)

10進数

10進数って不思議です。
人間の手の指が10本だから、10進数が出来たって言います。
だけど、10本なら、11進数になるような気がするのです。

1→右手人差し指
2→右手中指
3→右手薬指
4→右手小指
5→右手親指
6→左手人差し指
7→左手中指
8→左手薬指
9→左手小指

ここまで一桁で、

10→左手親指

で2桁になるって言うのは、すごく不思議なんです。
不思議じゃないですか?

もっとスマートに行くなら、5進数でも良いような気もするんです。
右手を5本使い終わったときに、桁が移って、

11→左手人差し指
12→左手中指
13→左手薬指
14→左手小指
15→左手親指

ね?綺麗に収まるような気がしませんか?
手だけで考えたときに、そういう進数になると思うんです。
一つの桁は、一つのまとまりって考えちゃうように思うんです。

「0」の概念を考え出した人はすごいって言いますけど、
桁上がりの概念を考え出した人っていうのもすごいですよね。
そして、そういう概念をすんなり使いこなせてることも、すごいことだよなぁ、って思います。
2002年10月08日(火)

台風一過

大きな台風が過ぎ去った後の、すかっと抜けた青空は、良い。
どこまでも開けっぴろげで、限りなく無反省で、それでいて、近くて。

生きていく中で、台風に出会う。
気圧の変化ではなくて、人生の波風のような、そういう瞬間。

ばたばたと、いろんなものが吹き飛んだり、
壁やついたてが崩れてしまったり、
止めどもない洪水が起こったり。

そして、そんな台風だって、いつか過ぎ去る。
その後には、やっぱり、台風一過の青空が広がる。
いろいろあったけど、まあいっかぁ、って思ってしまう。
2002年10月03日(木)

日々 / いけだ