つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2004年11月30日(火) 目の覚めるパイポ

タバコは吸いません。…というか無理です(^^;)

タバコの煙に巻かれるだけで、扁桃腺がすぐに腫れてしまうので、タバコの煙だけでも無理です。それでも以前はもうちょっと耐えられたのですか、今年になってから特に無理になってきてしまい、タバコを吸う人と一緒にご飯を食べて酒飲んでしゃべったりしただけで、結構翌日熱がガーーっとあがったりしてしまって大変だったりします。抵抗力が落ちてきているのかな?これも歳か・・・(−−;)


そんなワシですが、原稿を書いている最中に重宝しているものがあります。

それが禁煙パイポ(笑)


中学生位の時から、ミントの味がする「目の覚めるパイポ」とか、グレープフルーツの味がする「リラックスパイポ」を愛用しています。最近はもっぱら「目の覚めるパイポ」ばかりですが(^^;)。

気分転換とか眠気覚ましとかに丁度いいし、しかも、飴のように体内に摂取しなくて済むから、深夜でも安心だし。パイポと緑茶で原稿を書くワシ。

う〜〜ん、ある意味ヘルシーじゃのう。

なんかミステリ作家とかだと、ウイスキーとか飲みながら書いてそうじゃない?(←サン○リーミステリー大賞から植えつけられた偏ったイメージ)
ワシもコメディものだとビールを飲みながら書いたりとかもしてますが、ワシは飲み続けると眠くなってしまうので、やはり余裕のある時でないと、原稿の最中に酒は飲めないのです。

というわけで、全く余裕のない今の状況。

あと一月で今年も終わりだなんて、一体誰が信じられると言うのでしょう。


少なくともアタシは信じられないわ・・・(−−;)ふぅ。



2004年11月29日(月) 洒落にならん

ドラクエフィーバーの後は原稿ラッシュ(−−;)

というわけで、今週は原稿で缶詰。
寝る間も惜しんでがんばりますです・・・はい。


はぁ・・・本当に貧乏暇なしだわよ。


とほほ・・・。


関係ないけど、ご飯の時にテレビをつけると、どこもかしこもペの話で持ちきりなんだけど、この狂乱はいったい??(^^;)


普通のニュースが見たいんですけれども・・・。



2004年11月28日(日) 引き続きフィーバー

さすがに昨日の朝ほどではなく。
混んでる日曜日に毛が生えたような感じです。

それでも、昨日よりも出勤人数が少ないので、昨日並みに忙しいことに変わりはなく(^^;)
ワシはみんながゲームにかかりっきりなので、ひたすらDVDとCD関連のことで、右へ左へ・・・。

そんな忙しい時に限って、注文の多いお客さんがきたりする。

「この人のこの曲と、あの人のあの曲が一緒に入ってるCDありませんか?」
とか、値切ってくる客とか・・・(^^;)
前者は知ってるヤツだったのでいいんだけど、後者は・・・(−−;)

関東人で値切る人って滅多に見ないと思っていたけれど(しかも八百屋とか、魚屋でもなくDVDソフトだよ)、こんなに忙しい時にごねられるとかすかに殺意も沸いてくる。
それとか、「スク水姿のフィギュアがついた・・・」とか言ってくるアニオタさん(−−;)
萎える。これは本当にいつ来られても萎える・・・。
悪い人じゃないんだろうけど、でも根本的に相容れない何かがあるのだろうな。爽やかな人は皆無で、頭とか手とかがベタベタした感じなのも不思議だ。
あるときレジ前でワシの隣にいた男の子(大学生の武道家)が、あるアニメDVDを買っていった人の後ろ姿を見ながら
ブ「偏見だと思うんですけど、ユ○クロで全身固めてる人を見ると、アキバ系のアニオタだなって思っちゃうんですよねー」
と言っていた。
乙「え!?なんで!?」
ブ「なんか、そういうところに金かけてないっていうか、他のトコ(DVDとかCDとかゲーム)にかかっちゃって回す金がないっていうか」
乙「でも、一般人からそう遠くない格好もしたいから…」
ブ「そうそう、だからユ○クロで全身コーディネートしてるって感じがするんですよねー」
乙「なるほどー」
ちょっと納得。電車男の話の中でも、中の人の一人がデートに着て行く服に困ってる電車男に対して
「ユニ○ロへ行け!」
と言っていたもんなぁ。そんで他の人が即座に
「待て!ユニ○ロは決してお洒落服ではないぞ!」
と突っ込んでいたような・・・。
確かに、こじゃれたバーに行くのに、ユニ○ロはないよなぁ・・・(^^;)
ワシはユニ○ロで買い物することは滅多にないので(先日部屋着が欲しくて初めてスウェットパンツを購入した程度)わからんのだけども、今度からアニオタさんが来た時は観察してみようと心に決めました。

っつーか、服装以前に「風呂に入って磨け(^ヮ^;)」って思うんだけどね。なんかこう、垢抜けない感じがするからさ、あの手の人って・・・。
あんまり「いい匂いがしそう」ってな人もいないしさ。実際、強烈な異臭を放っている人もいるわけで(そしてなぜかお札がいつもしっとりと濡れているのだ)真冬でもそう。

そんな人もいれば、とんでもなく可愛い幼子がいたりして、思わずお持ち帰りしたくなる。3歳くらいの女の子がディズニーコーナーの前でちょこんと座ってたりすると、三角オニギリみたいですごく可愛い(>_<)!そのままひょいっと持ち上がりそうだし(笑)
そして、そんな子を熱い瞳で見つめる前出の方たちもいたりして、売り場のメンツはヒヤヒヤである。

保護者の方は、決して手を離さないようにお願いしますね(^^;)



2004年11月27日(土) ドラクエ8発売!

いやぁ、恐ろしい売れ行きです。
なんでも目標450万本らしいですが、初日のこの激しい売れ行きからすれば、それも可能なのではないかという感じがします。

人気ゲームソフトの発売日初日の「お客様津波(売り場に客が津波のように押し寄せること)」を一度は見てみたいなと思っていたので、今日は朝一出勤を志願。裁ききれないお客さんがきて「きゃ〜〜〜(>_<)!」となることをそれなりに期待してたんだけども(←ある意味M的発言)、ビッグタイトルすぎたので、売り場を分割されてしまい、完全なる津波には襲われなかったです。ちょっと残念。ウイイレの発売日の時に混乱したとかそういう経験から、店の方としても混乱しないように事前準備もかなりきっちりやってたしね〜。


とはいえ、やはり相当数のお客さんが店に押し寄せたことは事実。

午前中だけで札束が飛び交う感じで、レジからお金が溢れちゃってもう大変でした。なんといっても単価が高いわけで、ゲームとしても破格の値段でしょー。あんな高いゲームでもあれほど売れるってことは、本当に待ち焦がれられていたのだなと、改めてドラクエの人気のすごさに驚かされたわけです。

開店一時間で、当日販売分(それでも3ケタはあったのよん)は売り切れ、予約販売分だけの販売に切り替わっても、くるわくるわ。お昼ごはん時になって、しかも当日販売分がなくなったのもあって、ちょっとお客さんが途切れたんだけども、それでも新しい薄型のPS2本体と一緒に購入していくお客さんが多くて売り場から離れることも不可能。それに、DSとPSPの予約のお客さんが重なり、やっぱりカウンター内では人が右往左往(^^;)
いや〜〜本当に忙しかったです。
忙しいのは嫌いじゃないんだけど(むしろ暇な売り場の方が、暇疲れするので好きではない)さすがに今日ばかりは「これから30分ほどレジを締めさせていただきます!」と言いたかった(笑)みな同じ気持ちであったであろう。だってさー、本当に足の裏に根っこが生えたように、そこから動けなかったんだもの〜〜〜(>_<)

おそらく次の狂乱は、12月2日のDS発売日であろう。
でも今度は平日なので、今日ほどのお客さんは押し寄せないと思われる。
そうだよなー、ドラクエで土曜日だったもんなー、来るはずだよ・・・(−−;)

家に帰ると、訳のワカラン筋肉痛になっておりました(笑)
そして意識が消えるように眠る。

明日もドラクエフィーバーが続くのであろう。
恐るべし日曜日じゃのう・・・。



2004年11月26日(金) 貧乏暇なし

明日はドラクエ発売日。


それもあるけど、それ以外にもとにかく忙しい(>_<)!

通常業務に5倍くらいの時間がかかるほど、単純に量が多い!

というわけで、毎日残業、毎日バタンキュー。


こいつは困った(−−;)


とりあえずドラクエがでたら少しは落ち着くことを希望。


そうしたら何があったかの日記を埋めていこうかと思います。

来週まで待っててね〜〜〜(>_<)!



2004年11月25日(木) 「ぼくの伯父さん」

以前からずっと観たいと思っていた映画です。
この度、ジャック・タチ関連のDVDがリマスターされて登場している関係上、お目にかかりやすくなったかな。

あらすじ
「ぼく」はジェラール。ぼくの父親はプラスティック会社の社長で、家は超モダンでハイテク化されている。庭には噴水(電気代節約のため、来客時しか使わないけど)、門の開閉も電気仕掛けだ。
そんな「ぼく」の母親の弟がユロおじさん。ユロおじさんは、会社勤めに向かないマイペースで自由な人。その所為か、現在失業中。でも、ジェラールはユロおじさんが大好き。アパートのロフトに住み、お向かいの鳥に日が当たるように自室の窓を反射板代わりにしたり、ジェラールのいたずらも微笑ましく見守っていてくれる。
しかし、ジェラールの父はジェラールがユロにべったりなのが気に入らない。しかし、奥さんであるユロの姉からも仕事を紹介してくれと言われ、紹介はするのだが・・・。


半無声映画のようです。軽快な音楽と、ユロことジャック・タチのパントマイムのような動きで話は進んでいきます。ジャック・タチ自身が元はマイム芸人なので、「動きで見せる」というのはお手の物なのでしょう。
子供が繰り出す様々ないたずらも、見ていて「ほほ〜」と唸ってしまうほどなかなかに面白い。
チャップリンほど重くなく、しかも全体をつつむほんわかとした温かさがいい。ユロ伯父さんの人間味溢れるところも魅力です。おじさんはちょっと可哀相だけども(でも伯父さんならどこにいってもみんなに愛されることでしょう)、ラストはほっとする良作。アカデミー外国語映画賞、カンヌ映画祭審査員特別賞受賞作品だそうです。

邦題では「ぼくの伯父さんの休暇」という作品がありますが、これは別にユロ伯父さんではないそうです。ジェラールもなにも関係なく、ユロ伯父さんのようなジャック・タチのキャラクターが休暇先で起こす出来事らしい。
これもなかなかに面白い作品だと聞いたので、今度はこっちも見てみたいなぁ。でも近所でレンタルをしている場所がない(^^;)
うーん、探さなければねぇ・・・。



2004年11月24日(水) 頼りにならない弁護士

市役所の支所で行われる法律相談とやらに申し込んで行ってきた。

しかし、このおじいちゃん弁護士、とにかくやる気がない。
不動産関連の話だと分かるや

「不動産はちょっとねぇ・・・」

などと言い出し、まともに話も聞かないうちから、「分からん」「知らないけど、無理じゃないかな」の繰り返し。




分からんならいい加減なことを言うな!!


今まで何人かの弁護士に会ってきたけど、本当にみんな言うことが違う。
冗談じゃないか?っつーくらいに違う。

そして、法律相談の弁護士ほど、親身に話を聞かない傾向にあるようだ。

母と二人、こんなにいい加減な弁護士がいてもいいものだろうかと思ったりしたが、帰る段になって納得。無料相談だったのだ。

しかし、タダだからといって、いい加減に応対してもいいというわけではないでしょ?こっちだって前々から予約を取って、時間に都合をつけて行ってるわけで、暇だから遊びに行ったわけじゃない。

とにかく、母もワシも「来なきゃ良かった・・・」という気持ちでいっぱいだった。他にもやることはたくさんあるというのに・・・。

誰か困って弁護士を探している人がいても、安易に「法律相談ってあるよ。行ってみたら?」とは絶対に言うまいと心に決めた日でありました。

まだ、弁護士会で紹介してもらって会った弁護士の方が、ちゃんと話を聞いてもらえました。一時間で一万円取られるけどね。

一時間で一万円といえば、以前はこれって固定だったんですが、自由化されたのでこれより高い人もいれば安い人もいるらしい(←この前橋下弁護士がTVで言ってた)。

よかった、べらぼうに高い人に当たらなくて(^^;)

それにしても、やる気のない人ばかりで、弁護士の存在そのものに対してがっかりな我が家。所詮は「できる弁護士」とは、一部の大金持ち相手のための存在なのかもしれない。庶民の味方の熱い弁護士なんて、ドラマの中だけの存在よね。
どっかにいい弁護士いないかねぇ・・・(ため息)。



2004年11月23日(火) 「小さな恋のメロディー」

言わずと知れた1971年の名作イギリス映画。映画で使われた音楽も、未だに多くの人に愛されていますねー。

この度DVDにてリマスタリングされたものが発売になったので、面白かったら買おうかなと思いレンタル。まだ見たことがなかったんで、いい機会でした。

あらすじ
ダニエルはイギリスの普通の家庭に育った小学生。親友のトムとつるんでは遊ぶ、まだまだ子供っぽい少年だった。
しかし、そんなダニエルがふと覗いたダンスのクラスで踊っていたメロディという名の女の子に恋をする。
メロディのことが気になって気になって仕方ないダニエル。やがてダニエルの切ない思いは実を結び、二人はこっそり結婚の約束までするのだが・・・。


とまぁ、こんな感じ。

ダニエル役のマーク・レスターの可愛いこと可愛いこと(>_<)
も〜〜〜〜!天使のように可愛いです。タッキーの小学生のころにも良く似ている・・・と思うのはワシだけでしょうか。
しかもダニエルの恋心のこの可愛いことといったら、あたしゃもうメロメロだわよ。
ただ、あまりにもメロディのとの接触が始まるまでが長いために、なんだか
「こりゃトム(ジャック・ワイルド)とダニエルがくっついた方がいいのでは?」
という、およそ本筋から遠い方向に意識が・・・(←腐女子だねぇ)。
彼女ができちゃった親友にヤキモチをやくトムも可愛いしさー。トムとの方がいいんじゃん?(←おい)
というのもね、なんかこの映画を見ていると、ダニエルがメロディのことを好きな気持ちはすご〜〜〜〜くよく分かるんだけど、メロディの気持ちがイマイチよく伝わってこないのよ。
なんか、ダニエルに猛烈にアタックされたから付き合うことにしたし、その後もその押しに負けてダニエルの言うがまま・・・みたいな感じがしてさー。そのせいか、メロディの方にも感情移入できないで終わるんだよね。

さらに、この映画の終わり方。

で・・・・結局、二人はどうなったんだろうか・・・・(←誰もが思うであろう感想)

トロッコで逃げて、でも逃げ切れるわけもないだろうし、逃げ切れたところで小学生二人が家族と離れて独立できるわけもないし。

夢のある終わり方なのかもしれないけど、21世紀に見ちゃうと「どうかしら?」とも思ってしまう。まだ「卒業」の終わり方の方が、いま見ても現実味があるかもねぇ。あれなら二人ともそれなりに歳はくってるしさ。どうにかなるでしょ。

マーク・レスターの可愛さだけでも見る価値あり。
自分のヨゴレを確認するためにも、見る価値あるかも。
音楽映画としても、楽しめるかもね♪

いまなら、DVDも買えますぞ。

とりあえず、ジャック・ワイルドとマーク・レスターが一緒に出ている別作品の「オリバー!」も見てみようと思います。



2004年11月22日(月) 「パンチドランク・ラブ」

半額ならいいかな〜ってことで見た作品。
なんだかタイトルが気になっていたのです。

あらすじ・・・というように説明するタイプの映画ではなく、カンヌで最優秀作品賞を受賞したというトコロからも分かるように、どっちかというとハリウッドラインではない雰囲気の作品。

あまりにも多数の個性の強い姉の中で育った所為か、女性が苦手でかんしゃく持ちのバリー(アダム・サンドラー)と、離婚歴のあるキャリアウーマンのリナ(エミリー・ワトソン)の恋をつづる。
トイレのつまりを直す棒を売る会社を経営しているバリーと、そのバリーに陰ながら好意を寄せ、果てはバリーの姉にバリーを紹介してもらうに至ったリナ。一方で、バリーはテレフォンセックスに初めて電話をしたところ、それがタチの悪いサギで、脅迫されたり金を要求されたり。
最初は腰が引けていたバリーもリナへの愛に目覚めるや、今度は一気にキレた男へと変貌。そのギャップの表現と、それに戸惑うリナの感じを追っていく。
オープニングのハーモニウムとか、虹色の画面とか、独特のセンスを感じさせる映像はちょっと面白い。

でもいかんせん、バリーが怖い(^^;)

ワシ、ああいうタイプの男性は好きじゃないので、バリーの気持ちがわからないでもない部分もあるけれど、突然切れて暴れたり、壁を壊したり窓を割ったりする場面を見ると、ドン引きしてしまうのです。
押さえつけられている感情の爆発ってのもわかるんだけど、ワシがリナだったら、バリーの行動にかなり引きまくって絶対に付き合えないと思う。
しかも、別れたりしたらあの手のタイプはストーカー化しそうだし、正直怖い。
非常にバランス感覚の悪いバリーを、アダム・サンドラーは上手く演じていたと思う・・・けど、映画全体としては、まぁまぁかな〜。

アパートの管理人室に電話がくる場面は結構好き。

ちょいと過激で可愛い恋愛ものってトコでしょうか。



2004年11月21日(日) しったかぶりぶり

先日、見るからにえらそうな態度のおばさんがカウンターに来て言った。


「韓流のDVDってどこにあるの?」


ワシは他の仕事をしていた最中だったので、とりあえず顔をあげて

「はい、なんでしょう?」

と答えた。すると、そのおばさん、人を見るからに見下した顔をして

「韓流よ、韓流。あなたは知らないかもしれないけど、流行ってんのよ」

と言った。一瞬、ぶん殴りたい衝動にかられたものの、もうこの程度の無礼な客は日常茶飯事なので、一息をついて返した。


「すみません、ハン流ですよね?カン流じゃなくて」


そう、そのおばさんは「カンリュウカンリュウ」と連呼していたのだ。しかし、韓国=ハング、韓服=ハンボ、などというように、韓流=ハンリュウと読まれるのがとりあえずは世の流れ。
それ以前に、韓国人の友人で日本語を勉強していた子も言ってた。
「日本語のK音は韓国語ではH音である場合って多いよね」
と。韓国のソウルに流れる漢川(かんがわ)も韓国語ではハンガンだしね。他にも結構あるな〜と、そのとき話したものです。

話は戻って、そのおばさん、ワシの話を聞いてもワシのいわんとすることはわからなかったらしい。ワシも別にわからん人に話をしてもしょうがないので、とりあえず売り場に案内。そうしたら、びっくりしたことに、香港映画を手にとって、
「これかしら」
とか言い出した。おいおいおい、ちょっと待てい!
いつからブルース・リーとか、トニー・レオンとか、ジャッキー・チェンが韓国人に??

「いえ、韓国映画は下の段になります」

・・・って言ってるのに、人の話も聞かずに、上の段からモノを取っては

「これは面白いの?(←「楽園の瑕」を手に持っている)」

「それは、韓国映画じゃないですけど・・・」

「じゃあ、どれならいいのよ(半ギレ)」

「(下の段にある商品を指差して)これとか、これとかこれとかは、全部韓国のものです。とくにここら辺は、ブームの中心のペ・ヨンジュンの出演作で・・・」

とか説明してみる。もはや怒る気も起こらない。
すると今度は冬ソナを手にとって

「あら、冬のソナタってこんなに長いの?(ちなみに全7巻)もっと短いのないの?」

「ペ・ヨンジュンが出ているものでですか?」

「違うわよ。冬ソナよ」

それはなんでしょうか。冬ソナのダイジェスト版が見たいとかそういうことでしょうか?
それ以前に、本当にあなたは韓流の作品を見たいのでしょうか?香港映画と韓国映画の区別もつかないというのに、なにをしようというのでしょうか?まず、レンタル屋にいって、何本かレンタルしたのちに、面白ければ買う方向で行けばいいんではないでしょうか?

「いえ、冬ソナはこちらの長さのものだけになります。テレビドラマなんで、映画よりはどうしても長いですね」

「あっそ」

その後も、あーでもないこーでもないと言うだけ言ってその人は帰って行きました。人を捕まえて「あなたは知らないでしょうけど」と言った割りに、たいした知識もなく、ペ・ヨンジュン(メガネなし)と、イ・ビョンホンの区別もつかず、一体なんだったのかというような・・・。


別にいいんですけど、知らないなら知らないと言ってくれれば、こっちも説明のしようもあると思うのです。現に、他にもた〜〜〜〜〜〜くさん、

「よくわからないんだけど、韓流の流行ってるのってどういうの?」

と聞いてくるおばさんはいるのです。そういう方には、四天王がそれぞれ出ている作品とか、最近の出演作とか、おおざっぱに説明してあげて、お客さんも「なるほど」と、見ていかれたりするのです。
しかし、「知っている」人にはそういうことをしては失礼だと思うし、そんな説明は必要ないと思うから、あえて説明はしないようにしています。
でもね、面白いことに「本当に知っている」人に、無礼な人はあまりいません。みなさん、非常に大人で冷静です。いいお客さんです。

韓国映画にしても、香港映画にしても(関係ないけど、レスリー・チャンの「ブエノスアイレス」別バージョンのDVDが出たときに、それを教えてくれたお客さんとはついついレスリー話に花を咲かせてしまった(笑)。香港マニアも熱いですぞ)ブームに関係なく好きな人とか、ブームで知ったけれども本質の部分で好きになってる人というのは、明らかにブームのファンとは違います。それは結構見ていてわかるものです。

知らないのに知ったかぶりをする人っつーのが一番の困り者。
見てないんだったら余計なこと言わなきゃいいのに(^^;)
あたしゃ個人的にカンリュウでもハンリュウでも構わないと思ってるけど、あのおばさんにはつい言ってしまった・・・(ワシの未熟者め)。


無知で無礼ってどうよ・・・と、思わず考えてしまったときでありました。



2004年11月20日(土) 劇団盗難アジア『どようび、よる、6じ、30ぷん』(ただいま途中(>_<))

さて、盗難アジアが公演場所を中野に移動しての第一弾です。

実はワタシ、事前に佐々木氏から「ヒーローものです」と伺っていたのを、勝手に「戦隊ものです」と勘違いしておりました(^^;)
そのせいで、孤独なヒーロー(?)が出てきた時に、「お!一人じゃん!」と驚き・・・(^^;)
まぁ、それはいいのですが、開演前のムービー(笑)
その後、佐藤さんは免許を取ることができたのでしょうか?教習所の卒業証明が無効になる前に受かるといいですねぇ。

『どようび、よる、6じ30ぷん』というのは、30前後の人にはおなじみだと思うのですが、かつてヒーローものを放映していた時間なのですね。
というわけでヒーローもの。ヒーローの名前はジュン。敵は地獄のデストロンではなくて、ドロレスラー総帥とその娘デビリアーナ。ジュンとデビリアーナが19歳の時、二人は出会い、そしてフォーリンラ〜ヴ。その末生まれた息子がカナメ。父と息子の名前をあわせるとカナメジュン(←おい)。それはさておき、そのカナメが19歳になったとき、父ジュンがうっかり死亡。それを機に、話は動き出す。
実はジュンはかつて日本を救うヒーロだったのだ。しかし、正義のために戦うのではなく金のために・・・(笑)父がヒーローとして戦っていた全盛期である過去にすっとばされたカナメは、今の自分と同じ歳の父に出会い・・・。


とまぁ、こんな感じ。
会場である中野ウエストエンドスタジオが、面白い形をしておりまして、正面プラス両サイドの階段と上のテラスがそのまま舞台として使えるようになっております。さらにプラスしてスクリーンでムービーを流しているので、現在と過去。そしてテレビの中と外などが綺麗に分かりやすく構成されていたように思います。そう、今回のアジアの舞台は非常にまとまりがよかった。小奇麗な舞台とでもいうのでしょうか。


(・・・と、ここで、仕事の打ち合わせの時間になったので、続きは後ほど)



2004年11月19日(金) ジェラシーの王子

茶々丸王子は嫉妬深い男です。

誰よりも自分が注目され、かつ愛されていないと満足できない性質です。

っつーわけで、きなこに注目が集まるこの時期は、どうにもこうにも茶々丸は不満たらたらになります。

今もワシの背後で、じーーーっとワシが振り返るのを待っています(^^;)


振り返ると必ず目が合うし(−−;)・・・。


そんな一方で、カクちゃんはすべてに関して「我関せず」というスタンスを持っている猫です。関するのはカニ関係だけか?(笑)

きっと「我関せず」の方がストレスもたまらないだろうし、それが17歳にもなるカクちゃんの若さの秘密ではないかと思われる。


一説によると、猫は気分がいいとぶしゅるしゅるしゅると鼻を鳴らすんだけども、そのぶしゅるが出ているときは、猫の心拍も安定して心臓にいいらしい(猫はもともと心臓の弱い動物らしいので)。
となると、毎日ぶしゅるばかりしている茶々丸は長生き候補になるのだろうか?

それとも、こんなにジェラシーでやきもきばかりしているから、やはりストレスがたまっているのだろうか?


今も、ワシが振り返っただけで、すでにぶしゅるなんだけども・・・(^^;)


なんでもいいけど、とにかく元気で長生きをしておくれと思うワシでありました。



2004年11月18日(木) 「ミスティック・リバー」

ティム・ロビンスが好きなもので、気になっておりました。
ショーン・ペンも好きだし、ケビン・ベーコンも好きだし、これが三つ巴ならば見ないわけには行くまい!・・・と。
本当は映画館に見に行きたかったんだけども、それを阻む一つの要因が・・・。

それは、クリント・イーストウッドが監督だと言うこと。
たとえおすぎが絶賛しようとも、クリント・イーストウッドは好きになれない。こればかりはどうしようもない。食わず嫌いはいけないと思って、「きっと、たまたま見たのが面白くなかっただけかも!」と何作か見たけれど、どんどん幻滅するばかりで、浮上することはなかった(−−;)


というわけで、DVDが一週間レンタルになるのを待って、半額でレンタル。お安くすませてごめんよ、ティム・・・(^^;)


あらすじ
ボストンの労働者区域に住む三人の少年、ジミー(後のショーン・ペン)、ショーン(同ケビン・ベーコン)、デイブ(同ティム・ロビンス)は
幼馴染。11歳のある日、三人が路上でちょっとしたイタズラをしていると、警察を匂わせる風情の男が車で現れ、イタズラを叱った上、デイブだけを車に乗せて連れ去る。四日間の監禁の後、デイブは自力で脱出し帰宅するが、近所にはデイブが暴行を受けたことが知れ渡り、三人はそのまま疎遠になっていった。
それから25年後、ジミーは一時は犯罪を犯し服役もするが、今は娘のために更正しようとしている。デイブはジミーの二番目の妻の従姉妹と結婚し一人息子を儲けていた。そして、三人の中で一人、街を離れていたショーンは刑事になり、妻とも微妙な状態であった。
そんな折、ジミーの娘が何者かによって殺害される。ショーンは全力で操作をすることを約束するが、ジミーは最愛の娘を奪ったものを自らの手で葬ろうと心に決める。
しかし、そこで浮上してきた最有力容疑者は、かつての友のデイブだった。


とまぁ、こんな感じです。最初から、かなりデイブが怪しい感じです。
でもねー、でもねーー・・・。
ネタバレで言うけれども、アタシはこの映画・・・嫌いです。
どうしてこれがアカデミー監督賞にノミネートされたのか、理解に苦しみますわ。だって、なんか後味悪くするために作られたような映画なんだもん。
デイブのこと考えると可哀相で可哀相で。デイブの妻のセレステのむかつきさ加減と言ったらハンパないものさ。なんだあの女。キサマが死ねと言いたい。
デイブなんかさー、子供の頃に四日間もの監禁で弄ばれて、その精神的ショックから冴えない青春時代をおくり、トラウマに悩まされ、せっかく妻と子供ができたと思ったら今度は妻が自分のこと信じてくれない上に、旦那が殺されると分かってて証拠もないチクリを入れるし、最後は誤解の末に友達に殺されると。
・・・いいことなさすぎだよ(−−;)
しかも、救いもない。
しかも、「それでもあなたは間違ってない」「いいのよ」と来たもんだ。
いいわけないだろうよ、誤解で人を殺してもいいわけないじゃん。
なに言ってんだ?まだ西部劇の時代とでも思ってるのか?
生き残った方が勝ちなのか??くだらねぇ・・・(呆)。
ちゃんと調べれば分かることを、カッとなったらとっとと殺しちゃうって、あんたなぁ、だから娘も家を出たがるんだよ・・・。更正しようとしてたって、そういうところを踏みとどまれない限り、所詮あんたはヤクザだよと言いたい。いい役者が出ているのにストーリーが最悪。映画の上映の際にかなり話題になったにもかかわらずDVDの売れ行きが悪く、結構中古で売りに来る人も多い理由はこの後味の悪さのせいだろう。何度も繰り返し見たくなるような映画じゃないもんな。

ただ、この映画のDVDにひとつ評価すべき点があるとすれば、特典です。

特典音声で、ケビン・ベーコンとティム・ロビンスが映画解説として延々と話しているのがあるのです。これは面白かった。
本作品そのものは当然のこと、他の映画の話や、自分達のプライベートな話なども語っていて、これはなかなかに面白かった。本編でガッカリした人や、話の暗さに落ち込んだ人などは、ぜひこちらも聞いていただきたい。ところどころで笑えたし。

どうしてこの映画に「もうひとつのスタンド・バイ・ミー」というキャッチコピーがついてしまったのか、これもまた理解に苦しむ。誰もが悲しい・・・とか言ってるけど、それもちょっと違うと思う。娘を失って本当に悲しいんだったら、同じように悲しむ人間を作らないためにも、慎重に調査をするべきだと思うし、それを怠って間違った人間を殺した人に、同情するほどこっちもヒマじゃないし。

しかし、もしもイーストウッドが観客をむかつかせたくてこの映画を作ったのだとしたら、成功だと思う。本当にむかついて、しかも気分的に浮上しなくて困ったもんだから、それから「フレンズ(←アメリカのTVドラマの方)」を取り出して見始めちゃったよ。浮上するする(笑)。
そして、ワシが見た翌日に母にも見せたら、母も同じく
「なにこの映画!」
と怒り心頭で、いかにこの映画が胸糞悪いかって話を30分も語っていた。
ミステリーとしてもサスペンスとしても面白くない。人間ドラマとしては不快。

イーストウッド監督、あなたは観客をむかつかせたくてこれを作ったのでしょうか??
もしも泣かせたいんだったら、ちょっと違うと思うんですけど・・・。


暗くて不条理でやりきれない話が好きな人にはオススメ。

ローラ・リニー(ジミーの奥さん役)が出てて、ちょっと「ラブ・アクチュアリー」を思い出した♪



2004年11月17日(水) CDが目白押しで・・・

困った。


どうしてこうも、年末に向けて欲しいCDが目白押しででるものか。

とりあえず今日発売のU2は絶対に初回限定版を買うとして(←でも数量限定版の方はとりあえず断念。DVDがついてりゃそれで満足。ブックレットはあきらめた(^^;))、ゴスもベスト盤が出るし、ハートのベストも廉価版が期間限定で出るし、服部克久の「音楽畑」のベストが実はすごく欲しい。かつて「カノッサの屈辱」のテーマになっていた、「夕陽」が入ってるなら・・・だけどね(笑)。あの曲が入ってないんだったら、別にいいかもなー。

CDに限らず、とにかく新発売の多いこと。

ゲームの本体だけで三種だもんねー。
クリスマスを意識していることがバレバレじゃろうって・・・。


DVDもやたらと廉価版キャンペーンに突入しているし、こっちゃ入れ替えに大変なんだっつーの。

・・・とはいえ、今日は家におりますけれどもね(笑)


原稿が終わらん(−−;)


エンドレスじゃのう・・・。



2004年11月16日(火) 誕生日ではあったけれども・・・

なんかこう・・・慌しく過ぎ(^^;)
さして誕生日っぽくもないわねぇ(笑)
おめでとうと言ってもらったり、メールなんかが届いたりするのがかろうじてそれっぽいと言えば言えなくもなく(笑)。

というか、本人が一番日にちの感覚がなくなっていて、実感がわかなかったせいかもしれませんが。


それよりもなによりも、自分が何歳になるのかの実感がわかなかったってことが、一番の問題か??


記入するようなことがあれば、きっと「えーっと、何歳だったっけ?」と自分で考え込むことでしょう(−−;)


おめでとうの一言を下さったみなさま、ありがとうございます<(_ _)>。
これからの一年も、精進してがんばりたいと思います。

うーん、ちょっと誕生日っぽくなった?(笑)



2004年11月15日(月) きなこな感じ

夜がすっかり寒くなり、きなこさんシーズンの到来です。

きなこさんは、夜に目が合うと


「あたちを・・・奪って(>_<)」


という顔でこちらをじっと見てくる。


そんなわけで、昨夜に捕獲。ついでに、おせおせになっていたきなこさんの予防接種もしなければならないと、洗うことを決意。

きなこさんを猫シャンプーでワシワシと洗いました♪


そこでふと気付く。


・・・ん?なんか、身の部分が多くないか??
カクちゃんとか、洗うと毛が濡れて身体がほっそりと見えるし、茶々丸でさえ多少は見た感じが縮むというに、きなこはなんだか・・・変わらない(−−;)

なにはともあれ、タオルドライの後はストーブの前に。
一人でせっせと身体を舐めるきなこさん。ちょっと身体が乾いてきて、ご飯をしっかりと食べたあとは、気が緩んだのか爆睡。なんだかおとなしくて拍子抜けです。



・・・が、やはりきなこさんは体力その他を温存していたのです。

真夜中をすぎると、原稿を書いているワシの背後でおしゃべりタイム開始。
返事をしないと負けじと話しかけ、返事をするとやったとばかりに話し続ける。すごいです。おざなりな返事をすると、手をそっとワシの膝に乗せてくる(^^;)まさに

「ちゃんと聞いてるの??」

とばかりに・・・。

そんなこんなで寝不足の今日。きなこさんを病院に連れて行く。


なんと、体重4.5キロ!!


この前、夏に計った時点で3.8キロだったのに、いつの間にそんなに肥えて・・・(^^;)
お医者さんもビックリしておりました。
茶々丸は5.5キロあるけれど、それは体長が長めというのがあります。伸びをした状態で体長をはかったところ、84センチあったのです。
しかし、きなこは(まだ正確に測ったことは無いけれど)そこまで大きくないのに、4.5キロ。まぁ、女の子だから皮下脂肪が厚めになるのは仕方ないとしても、ちょっと短期間で増えすぎかな(^^;)??

そして今回確信したこと。
それは、かかりつけのお医者さんなのですが、どうもきなこのことを贔屓しているようで、きなこに妙に優しいのです。他の子にはやらないのに、予防注射のあとにマッサージをしてくれたりとか、きなこのことをやたらと褒める。
あ、でもカクちゃんのことも「この子は綺麗だね〜」としみじみ言ったりもしていたので、単にメスがすきなのかもしれない・・・。だって、あきらかに茶々丸の方が器量よしだと思うんだけど(←飼い主の贔屓目ではなく、客観的な意見も聞いてのこと)茶々丸は褒められたことがないもん!!!


とりあえず、予防注射の後は風邪を引かないようにしないといけないので、今晩もちなこは我が家に泊まってもらうことになるでしょう。

シャンプーして、予防注射して、のみ対策もして、きなこはとても外猫と思えないほどに綺麗になっております。


このまま汚さないでくれるといいんだけどなぁ・・・(^^;)



2004年11月14日(日) 「アンダーワールド」

バンパイアものってことで、とりあえず見ておきたかった作品。


あらすじ
数百年にも及ぶバンパイアとライカン(狼人間)の戦い。ライカンの数の減少によって、その戦いに終止符が打たれようとしていた。
かつて人間だった頃、家族をライカンに食い殺されたセリーンはバンパイアの長老ヴィクターの手によって永遠の命を得、そして復讐のために処刑人となってライカンを追っていた。
ある日、いつものようにライカンに奇襲攻撃をかけるが、その時ライカンが一人の人物を執拗に追っていることに気付く。セリーンはバンパイアの現リーダーであるクレイブンにそのことを告げるが、クレイブンはライカンを深追いすることに積極的ではなかった。
その頃、ライカンに狙われていたマイケルは、死んだと思われていたライカンのリーダー・ルシアンに噛まれ負傷。ライカンへと変化する宿命を負う。
二つの種族は何故戦うことのなったのか?そしてマイケルの謎とは一体?
そして、最後に隠された真実を知ったとき、セリーンは!?


・・・とまぁこんな感じ。
そうですな、この映画のいいところといえば何はなくとも世界観の徹底ってトコロでしょうか。レザーのロングコートを翻し、武器を操る女戦士とか、自らの意思で変化が可能になった狼男とか、現代の話のようなのに城に住んでるバンパイアとか、ひたすらに暗い画面とか。
現代のもつダークメタルな感じと、レトロ感を融合させ、雰囲気をよく作ってあると思います。ライカンにしてもバンパイアにしても特殊メイクが良く出来ていて、色んな動きにビックリするものさ。
ただのモンスター映画ではなく、かといってただのアクション映画でもない。こういう世界観が好きな人は、きっとトコトン好き・・・という感じの映画だと思うのね。
アクションもそれなりに工夫してあるしカメラワークも分かりやすくていいと思う。全体的に映像美としてとても楽しめた。
ただしかし、一点どうしても気になることが・・・。
主役セリーンのケイト・ベッキンセール(パールハーバーのヒロインね)のアクションがイマイチ・・・(^^;)。組み手とか、ワイヤーとかはいいんだけど、シンプルな画面ほどツライ。美人でスタイルもよく、レザーのボディスーツ姿とかチョーかっこいいんだけど、いかんせん



走ってる姿が様にならん・・・


そりゃあんた、城島茂の走り方だろうよ(^ヮ^;)っていうような走り方。重くてどんくさそうな感じなんだよね。これだったら、ナンバーズかなんかのCMの山口智子の走りの方がよっぽど軽快だわよ。
動きの型なんかは綺麗なんだけど、静止画みたいで動きが無い。せっかくワイヤーを使ってても勢いが無い。結果、非常にもったいない(^^;)
処刑人があんなに走るのが遅そうでいいのかなぁ?スローで撮ってても脚の上がりが悪いのが目立っちゃっててこれまたツライ。腿あげようぜ!

個人的にはこの間みた「ラブ・アクチュアリー」で老いぼれロックンローラーを演じたビル・ナイが、最強バンパイアのヴィクターを演じていたとこがポイント。とても、放送禁止用語炸裂で腰を振っていた人とは思えないです(笑)ほんと、かっちょよかった。悪の華って感じがして。
それと、マイケル役のスコット・スピードマン!かっちょいいね〜〜〜。いい身体してるし!GAPのモデルをやっているそうですが、GAPとかGUESSのモデルって、いつも美味しそうな子がなるんだよね〜〜(>_<)!CKもナイスなモデル使うよね、Looks yummy!「死ぬまでにしたい10のこと」にも出てるらしいので、チェックしたいものです。
ケイト・ベッキンセールも綺麗だったし、結構こういう美麗じゃないけど綺麗な役もいいと思う。アクションするには、もうちょっと鍛えた方が良いと思うけど(←リンダ・ハミルトンになれとは言わないが)。
ルシアンは、ちょっと可哀相だったな〜。実はいいやつってなオチもあるし、クレイブンが逃げたんだから、ルシアンも逃がしてやりたかったわ。っつーか、クレイブンが生きてて、あんなオチだったから、続編がでるのではないかと密かに思っているワシです。どうなんだろうねぇ?
ウェポン・マスターのカーンがこれまたお気に入り。ただ、レイズと似ているので途中でちょっとこんがらがったわ。レイズの声のよさに気付いて別人と分かったけどさ(^^;)それぞれ似たようなポジションのトコロに似たような外見の人を置かれると困るよ〜ん。(余談だけども、レイズ役の人がこの映画の共同執筆で、しかもサイエンス作家としても活躍している人らしい。すごいねぇ)
まぁ、雰囲気としてはバンパイア=帝国軍、ライカン=義勇軍って感じはするけどね。わはははは。


とりあえずこの手のものの世界観が好きな人にはお勧め。絵になる映像が多いよん♪



2004年11月13日(土) やっぱコトーだわよ!

ほ〜らやっぱり泣かされた>Dr.コトー


随所で泣いたよ、ほんとにもう・・・(TT)


腐女子的には、
「え、剛利が漁師をやめるんだったらコトーと結婚すれば、嫁さん医者だしいいんじゃない?」
ぐらいのことをいいたいんですけど(←サイテー)、でもそれは剛利のプライドも許さないので・・・(←だからナニ?)。

いやさぁ、よく
「剛洋には母親がいないから、悩みごとを打ち明ける相手がいない」
みたいなことが話にもでてきてたけど、あんだけコトーにいろいろ話してるじゃない。




まぁ、コトー先生がお母さんみたいなもんよね



…と思っている人はワシ以外にもたんまりいる筈だ(with 確信)!


父=剛利、母=コトーとなれば、あとはもう…ねぇ(^〜^)。
なんつーかこう、あとは若い者同士に任せて…(カポーン←獅子オドシの音)


しかし、180円(←130円?)のタオルに泣かされる辺り、なんだか泣かせどころの演出が「北の国から」ちっくになってきているぞ。まぁ、泣いたけど(←思う壺)。
剛利の男泣きにも共に泣き、クニちゃんの泣き顔にも共に泣き、星野さんと重さんの泣きにも共に泣き、ホロリホロリといかせていただきましたよ、もう。

そして、剛洋とひなちゃんのむちむちお手々がつながれているのに、心をホワンとさせ。剛利とコトーの2ショットにもココロをモワンとさせ(←おい)。



そしてひたすらに再連ドラ化を望む!!!!


剛洋みたいないい子が東京ですさまないといいけどなぁ・・・。
これが北の国からの純(←何気にコトー(笑))だと、すさんじゃうんだよなぁ(^^;)
あ、でも東京に行ったということは、茉莉ちゃんの息子のリュウくんと出会えるということか!神木隆之介くんだよ〜〜〜(>_<)!うお〜〜〜可愛い〜〜〜(>_<)!!!天使の2ショットだね、ホント・・・(ホワン)。


剛利が和田さんみたいに、役所勤務になって診療所出張になって、あそこに一緒に住む(←なぜ)とかって展開になってもいいのに・・・(←考えすぎ)。
いや、でも、あの二人の微妙な距離感がまたいいものだから、急がずとも島の時間はゆっくりすぎるし・・・。きっと原作を読めばそれなりに先が分かるのだろうけども、もしも再連ドラ化した時につまらなくなるから読まずにおこうか・・・??
む〜〜ん、誰かコトーの原作を読んだことのある人が近くにいればいいのに(>_<)!あ、それかワシが売り場にあるヤツをこっそり読めば・・・いやいや!でも読みたくないところまで読んじゃったらイヤじゃんねぇ!うう・・・一人上手・・・。

話は戻るけど、和田さんも、いつも最後にいいセリフ持って来るよね〜。前の時もそうだったし。山椒みたいに小粒でぴりりと辛いのがいいねぇ。

はぁ・・・とにかく明日また録画しておいたのを見直してみようっと♪

与那国島に行きたいわ〜〜〜♪(←すぐその気になるヤツ)



2004年11月12日(金) たまらんですばい

フジテレビからの電話を取り損ねた〜〜〜(>_<)
口惜しいことよのう・・・ちぇ〜〜〜。

クリスタルケイの公開ライブを見損ねたワシです。

悲しんでいたら母がギネスを二本買ってきてくれた(TT)
ありがとう、母よ・・・。


と言うわけで、即座に立ち直る(←早いし)



立ち直る材料として、Dr.コトーの特番があったというのもポイント。も〜〜待ちわびていたものさ〜〜〜。
しかも、なんかコトーったら剛利と腕組んでたりして、ラブラブじゃないですか!!!もうたまらん、最高ですばい!!
微妙に塩瞬が消えたのが気になるのですが、スケが合わなかったのかな?それともいたのにワシが気付かなかったのかな?まぁ、ワシ的にはあまり(そこは)こだわりどころではないのでいいんですけども(←非情)。
重さんは相変わらず笑わせてくれるし、影の主役(←と勝手にワシが決めている)らしくいい味だしてるよ、ホント。内さんも元気でよかった。うんうん。
剛洋も相変わらずの可愛さで、お姉さんメロメロだわよん(>_<)!でも、剛利ったら本気で船を売るつもりなのかしら!?ううう・・・明日が待ち遠しい!!でも明日で終わっちゃうのも悲しい(>_<)!!見たいけど見たくない・・・っつー気持ちです。複雑なのだ・・・。
Dr.コトーがまた連ドラ化してくれると嬉しいのになぁ・・・。撮影が大変だから、無理かしら。しゅ〜ん。ホントに好きなのになぁ、このドラマ。

親子して二夜テレビの前に正座だわよ、ホント。明日はまた泣かされるのかなぁ・・・ううむ、やるなぁコトーよ。



2004年11月11日(木) 不眠症気味

不眠症気味です。

うーん、最近酒量がめっきりと減っているからかしら??
朝も5時過ぎないと睡魔に襲われないのです。
そこのあなた、ワシが昼過ぎまで寝てるとお思いでしょう!
違うのです。ちゃんと午前中には起きているのですよ!
というわけで、単純に睡眠不足(^^;)
今日なぞ、朝「あ!もう起きる時間じゃん!準備して仕事いかないと!」と焦って起きている夢を、起き掛けに三連続で見ました(−−;)
焦って起きている夢を見て、それが夢と気付く自分をひとりで繰り返すという、なんとも一人上手な世界・・・(−−;)夢のまた夢。

んで、そんだけ寝てなくても(最近の平均睡眠時間が4時間くらいかな)、夜になるとまた意識が妙に冴えてきて、眠気がふっとぶのは何故でしょう。昼間、目を開けたまま寝てるってことかな??

余談ですが、先日のことDVD(仮にAとする)を予約にいらしたお客さんが、その一本と同時に、「どうしてもタイトルを思い出せない映画(こっちは仮にB)」のDVDも欲しいと言っていたので、話の中身を聞いて「おそらくこれのことだろう」と思う作品を一緒に取り寄せておいた。そんで、両方届いたので、AのDVDにくっつけてBの方も「お客さんが購入されるかどうか聞いてみてください」とメモ書きをつけておいておいた。
数日後、そのお客さんは両方購入されたとの話を聞いたんだけど、そのお客さんが今日わざわざ挨拶に来てくれた。ワシの顔を覚えていたらしく、ワシのとこに来てくれて
「あの、先日はどうも・・・」
と、ご丁寧にお礼を言ってくださった。
う〜ん、こういうのが醍醐味ってヤツですか?(笑)たまに、このパターンはあるのですが(タイトルが分からないものを探して取り寄せるということ)、これが成功した場合、素晴らしいことにほぼ100パーセントのお客さんがお礼に挨拶をしに来てくれるのです。なんかこれって、すごく嬉しい。
「やったね!!!」
的な感動がある。

さらに余談ですが、来週の某大手Y新聞にワシの書いた映画のレビューが載ります。えへへ(^^;)いきなり話がきてビックリでしたわ。まぁ、小さなものなんですけども(字数少なかったし)、こういうことってあるんだなぁ・・・と。しかも新聞だもんなぁ・・・。うーん。もっと時間をかけてちゃんと書きたかったというのもあるけれども、仕方ないっつーことで。名前も違うので、わからんと思いますが、まぁ、ご報告まで(笑)。


今日はキングダムハーツの新作の発売日。
恐ろしくよく売れました。初日完売です。

さ、ワシも今日から寝る前のアドバンスタイムはこれに決定。
っつーか、今度はこれが原因で睡眠時間が減るか!?
いかんいかんぞ!!買ったけどしばらく封印するかな・・・(−−;)



2004年11月10日(水) 夢のアポーパ〜〜イ

なんざんしょという感じですが、アップルパイのことです。
え、実はワタクシ、アップルパイが大好物です。
本当に本当に好きで、アップルパイにはうるさい女です。

それというのも留学当初、向こうの食事が口に合わず

「この国の食べ物に美味いもんなんか無いさ〜〜(>_<)!」

と、食事を拒否。しかし、唯一アップルパイだけは美味しいと思って食べることが出来たのです。


主食:アップルパイ。



それが当時の生活状態。向こうのアップルパイはあまり甘くなくて、どっちかというと酸味を楽しむような感じ。向こうのケーキは全てベタ甘な中、この点においてもアップルパイが他と違うということがよくわかりますね(←ちょっと先生ちっく)。


さて、そんなアポーパ〜〜〜イですが、やはり理想のモノがありまして、向こうで食べていたものもそうなのですが、ゆたママの作るアポーパ〜〜〜イが本当に美味しい。甘みと酸味のバランスがよく、くれるんだったらワンホールでも食べられる感じがするのです。


と、そんな前置きの末に本筋。


母が先日、紅玉を4個もらってきたのです。とはいえ、紅玉は普通に食べるには酸味が強く、しかも繊維質がかなりしっかりしているので固め。皮をむいて食べるだけだと、ちょっと・・・な感じなのです。それで焼きリンゴを作ろうかという話になったんだけど、芯を取るのが面倒くさい。

そして、ワシは思い切ったのです。

よし!アポーパ〜〜〜イを作ってみよう!!


・・・と。もちろん、過去に作ったことなどなく。そもそも我が家にはオーブンがなかったので、ケーキもマトモに焼いたことがないのです。クッキーとかも普通に好きな程度だから自作しようと意気込む気も無いし(←でもブラウニーは大好きなので今度作ろうと思う)、もともと洋菓子よりも和菓子の方が好きだから、草もちとか、かからんダンゴとかばかり作っていた(余談だけども、ヨモギを自分で摘んできて作る自作の草もちは本当に美味しいです。ヨモギの匂いが強烈で、最高(>_<)。だから市販の草もちだとちょっと物足りないワシ・・・)のです。

でもせっかくの紅玉を無駄にするのももったいないので、大好きなアポーパ〜〜イに挑戦することにしたのです。

先ずはレシピ探しから。

売り場の料理の本なんかも見てみたんだけども、どうも材料を見ていてピンと来ない。お菓子以外の普通の本を見ていても思うけど、同じ料理を作るにしてもレシピがどんな感じかで美味しそうか否かって分かる。

「隠し味」

とか

「ひと手間」

って面倒くさいけどやはり大事。
だから「簡単にできる〜」系の料理本で紹介されているものって、作る側として楽でいいのかもしれないけど、食べた時にココロが満たされない。簡単に作るにしても、それにプラスアルファがあるだけで「こんなにも違う」と思えるんだったら、プラスアルファまでやった方がいいでしょ♪
美味しいものというのは、お腹も満たされ且つココロも満たされるものなのです。

そこで、思い出す。
ゆたちんは言っていた

「カスタードクリームを入れるのがポイントなんだって〜」

と。そこで、カスタードクリームを入れるパターンのレシピを探す。あとは個人的に、中に入れるアップルを煮る時点でシナモンとラム酒を加えることと書いてあるもの!という条件も追加。シナモンとラム酒の入っていないレシピなんざ、あたしゃ認めないね!・・・という感じで(←強気)。

でもね、探してみて分かったけど(←この時点で30冊くらいの料理本をチェックしていた)、上記の条件を満たしたレシピって、本当に無い!

ラム酒に触れないどころか、シナモンさえも入れないレシピのなんと多いことよ・・・。そんなアポーパ〜〜〜イは、本当に美味いのか??(←まぁ、シナモンが嫌いって人もいるかもしれないけど、そういう人ってそもそもあまりアポーパ〜〜〜イを食べないような気がする)

探しに探して、ネットでも検索。

すると、どうでしょう!!


あった!!ありましたよ!!!

カスタードクリームをいれ、尚且つラム酒も結構使い、シナモンもばっちり入れるレシピが!!


普通の料理と違って、お菓子って分量が命だと思うのです。普通の料理って目分量OKだけど、お菓子ってそうはいかない。分量がちょっと違うだけで、ふくらむべきものがふくらまなかったり、固まるべきものが固まらなかったりする・・・(←そしてそれが、ワシがお菓子作りに積極的でない主な理由。料理はすべて目分量・・・のワシ)。だから、余計にレシピが大切!!というのはワシの持論。


さて、これで完璧に準備は整った。
材料もばっちり。
しかも今日は休日だ。


よし!これは作るべし!!

計量器が見つからず、試行錯誤の末の目分量(←やっぱり)。
っつーか、見つからないんじゃない。そもそも我が家には計量スプーンなんてものは存在しないのだ。身体に染み付いた感覚ってもんを信じるべし!これでも料理はやってる方だと思うから・・・(←自分に言い聞かせる)


そしてこちらができあがったものになります(←料理番組調)。


・・・すまん。写真撮るの忘れた(^^;)


でもねでもね、すごいの。



すっごく綺麗に焼きあがって、しかも、最っ高に美味しかったの(>_<)!!


ゆたママのアポーパ〜〜〜イに近いタイプの、甘みと酸味のバランスがよくて、パイ生地はサクサクに、中は身がしっかりとありつつしっとり感もありラム酒のいい香りも・・・♪生地の下までしっかりと火が通ってこっちもサクサクっと・・・♪

あまりにも上手にできたので、今日誕生日だったかなぴんに持っていってあげたかったくらいだよ(>_<)!!かなぴん、今度焼いたげるからね!!

うちの母も「あら、上手いじゃない」と、焼き上がりをみてビックリ。
そして食べて再びビックリ。


「・・・美味しい!!」


自分で言うのもなんですが、売れると思うほどに美味しかったです。そんじょそこらのアポーパ〜〜〜イよりも、よっぽど美味だった!!負けてないね!ふふん!!


食べに食べて半ホール・・・(^^;)美味しいからついつい・・・。


これで冷えても美味しかったら最高だよね。
というわけで、また明日の半ホールを楽しみにしつつ・・・♪


いやぁ、この感覚を忘れないためにも、しばらくアップルパイ職人になるわ!!みんなに配りまくろう。うむり。でも、こんなに簡単につくれるんだったら、もっと早くから作っていればよかった・・・(−−;)
いやぁ、早く肉親以外の反応が見たい(>_<)!
わくわくわくわくわくわく・・・♪


あ〜、記念すべき一発目を写真におさめておけばよかった。
そのためのデジカメだよね〜〜〜。ちぇ〜〜〜。


というわけで、かなぴんお誕生日おめでとう♪(←これがオチ?)



2004年11月09日(火) 「ラブ・アクチュアリー」

公式サイトはコチラ


いやぁ、ラブ・アクチュアリーです。
いい映画だよと聞いていたので、気にはなっていたのですが、オムニバスちっくな映画の説明ってターゲットが分かりにくくて、イマイチ気分が乗らないと見る気にならないのですが、見てみて分かりました。
これはそういうのとは違います。
オムニバスというのとも違うからです。

いつものように、あらすじ・・・と行きたいのですが、そういうわけにも行かない感じで(笑)
繋がってないようで繋がっている人間関係。
イギリス首相とその秘書、妻を亡くしたばかりの男とその妻の連れ子、主婦と旦那と旦那の会社の社員、結婚した親友の奥さんを好きになってしまった男、言葉の通じない国の二人などなど、さまざまな状況に置かれた人間達の間に確かに存在する「愛」について、つらつらとつづられています。
おそらく、この映画は見る人によって感じる部分の異なる映画なのでしょう。どこがハマるかは、その人の経験や価値観なんかともかかわってくるで、十人十色。でも、そう大差は無い・・・と思いたいかな。
正直に言って、すごく好きな映画です。随所でかなり泣かされて、目が腫れた(笑)。でも、決してお涙頂戴的な作られ方はしてなくて、前向きでポップな感じがすごくいい。明るくアハハと笑いながらも思わずジワっとしちゃうような。泣き笑い的な映画。
それとすごいのは、とにかくキャストが豪華。公式サイトのトップにもあるような人がメインなのは「すごい」と分かるけれど、見てみてさらにそのすごさが増す。他にもてんこ盛りでセレブな方が出てきます。これでもかこれでもか!ってくらいにね。
イギリス首相がヒュー・グラントなのに対抗してアメリカ大統領はビリー・ボブ・ソーントンだし(っつーか、本当にこの二人が国を動かしていたら、恐ろしいことになりそうだ)、モテモテ男になりたいがためにアメリカに旅立つコリンがアメリカのバーで会った女の子の中にはエリーシャ・カスバート(「24」のキム)がいたりして、さらにそのコリンが連れてきた彼女のさらなる連れがデニス・リチャーズとか、とにかく
「こんな端役にこの人が!?」
という展開がちょこちょことあって飽きる暇が無いです(笑)。



コレ以降ネタバレ度高いです。


個人的に、ビリー(老いぼれロック歌手)とジョー(そのチビデブマネージャー)の愛がすごく良くて、なんか笑っちゃうし、彼らの照れの部分もわかるんだけど、微笑ましいと言うか。あのとまどいがちなハグには思わず笑いながら泣いてしまった。エルトン・ジョンのパーティを蹴ってまで(笑)!!う〜ん、愛だね。
すごくせつなかったのは、クリスマスの夜、親友の新婦を好きになってしまったマークが、その彼女(←キ−ラ・ナイトレイ←彼女も出る作品によって雰囲気が変わるねぇ。今回は「パイレーツ〜」と「ベッカムに〜」を足して二で割ったような感じで)の元に出向き、自分の気持ちを(新郎であり彼の親友でもあるピーターに聞かれないように)書いた紙をめくることで伝えるシーン。あれは来た・・・。マジで泣いた。あれは、彼女でなくてもキスするじゃろうって!!
あくまでもサンキューのキスだけど(彼女はちゃんと旦那さんのことが好きなわけだから)、あの告白はすごく可愛くてこじゃれている。それと、もう一個せつないのが、サラ!!カールの「メリークリスマス」の言葉を聞いたあとに、オフィスで泣いてるサラがも〜〜〜、泣かせてくれるね。ホント。ずっと思い続けて、しかも向こうも少なからず良いと思っている感じなのに上手くいかないっつー、もうもうもう(>_<)!

なんか、もうホントに宝石箱のような映画で、どの愛も色んなカタチでキラキラしているのだ。夫の浮気に確信を持ったカレン(エマ・トンプソン)が泣いている時は、これまた一緒に泣いたしなぁ。どれもこれもが完全に上手くいっているわけじゃないけど、でもその当事者の気持ちが丁寧に描かれていて、すごくよく伝わってくる。
んで、いろんな「当事者」の状況がくるくると画面に飛び込んでくるので、飽きたり中だるみすることなく、美味しいトコ取りって感じで楽しめるのです。編集するのも大変だったろうけど、構成を考えるのも大変だったろうな・・・と。
それにしてもビリーには笑わせてもらった。DVDについてる特典映像の「Christmas is all around」のPVフルコーラスバージョンは必見です。
個人的に好きな役者さんが目白押しで出ていて、それだけでも幸せなのに、それ以上に映画としてもすごく良かった。リーアム・ニーソンにヒュー・グラントにコリン・ファースにエマ・トンプソン!!ううう・・・好きだ〜〜。ロドリゴ・サントロのナイスバディにもクラクラしながら、トーマス・サングスターの可愛さにメロメロする。正直、こりゃDVDで買ってもいいなと思いました。うん。ふとした時に繰り返し見たくなること間違いなしだもん。

冒頭でも言われているように、確かに空港には愛が溢れているかも。愛を再確認する場所といっても過言ではないと思う。過去に何度かそれを実感しているワシが言うのだから、あながち間違いではないだろう。決してそれは、男女間のそれだけではなく、家族だったり友達だったりそれはイロイロ。

今度、国際線のお迎えゲートにでも行ってみようかなと思ってしまうような映画でありました。


必見。
そして、必ず一人で見ること。これ絶対条件(笑)



2004年11月08日(月) 風邪のビッグウェイブ

ワシが治ってきたせいなのかどうなのか、それと入れ違いに風邪のビッグウェイブが周囲に吹き荒れています。

ワシがまいたもんじゃない・・・と思いたいけれども、どうなんだろう(−−;)

とりあえずは再びもらわないようにしないといけないねぇ。


そりゃそうと、風邪を引いても行く病院は無い!!と思うと、自ずとしゃんとしてくるものなのね(←それは違うと思う)。
なんだか、精神的にパンチが効いてきた気がするわ(←意味不明)。



はぁ〜、キナコさんの予防注射に行っておかないとね〜。



2004年11月07日(日) ブッシュ再選・・・ですが

ブッシュ再選。






・・・・・・・はぁ(sigh)。






と思っていたら、やはりこんな疑惑があるじゃないか!


これが疑惑



そうだよなぁ・・・おかしいと思っていたのよ、あまりにもすっきりさっぱり終わったように見えたからさ。
もっとしっかり追求しようぜ。ケリーが好きってわけじゃないけど、ブッシュのことが嫌いなのよ。そういうこと。

そういえば、アメリカ人の友人が選挙前にこんなものを送ってきた。
見て大爆笑。でも、こんな結果をみるとあながち冗談ってわけでもなさそう。


自動投票機の罠
wmvです。音声も一緒にお楽しみください。



まさか・・・まさかね・・・・(^ヮ^;)



2004年11月06日(土) 「ニック・オブ・タイム」+「エネミー・オブ・アメリカ」(初見じゃないです)

久しぶりに見たくなってレンタルしたものと、ケーブルでやっててついつい見ちゃったものと。
前者が「ニック〜」で、後者が「エネミー〜」です。


ではまず「ニック〜」の方。この作品のジョニー・デップが好きなのです♪
いまでは「24」で手法として使われている「リアルタイム進行」ですが、10年近く前に、すでにこの映画でも使われておりました。この映画が出てきた時にも、それがちょっと話題になりましたな。


税理士のワトソン(ジョニー・デップ)は別れる間際だった妻が事故死をし、その葬儀を終えた直後にLAのユニオン駅に娘のリンと降り立った。直後にいきなり警察と名乗る二人組み(一人がクリストファー・ウォーケン、もう一人は『プロファイラー・犯罪心理分析官』のグレース役でおなじみのローマ・マフィア)に連行され、90分以内にカリフォルニア知事を殺すように命じられる。さもなくば、娘の命は無い・・・と。
あの手この手で殺さない方法を考えるワトソンだが、ことごとくその目論見は失敗する。果たして娘の命は救う事ができるのだろうか??


とまぁ、こんな感じの話。そして話は本当に90分程度で終わります。
よく「設定に無理がありすぎ」という意見を聞くこの作品ですが(笑)ワシ的には結構「アリだな」と思います。だって、適当にしたてあげるための実行犯が必要だってわけで、要はケネディ暗殺の時みたいな(←と言うと語弊があるかもしれないけど)状態を狙ったわけではないかとも考えられる。動機なんかも不明で、しかもそいつもすぐに殺されちゃったりして真相解明はできなかった・・・的な展開に持っていくつもりで、素人を適当にピックアップして殺させようとしたのではと。素人でも、玄人のバックアップがあれば不可能も可能になるからじゃないかと。
とりあえず設定うんぬんの話はさておきとし、この映画のポイントは普通っぽいジョニデでしょう!普通の、ごくごく一般人のパパ。人なんか殺したこともなく、殺さなくちゃって場面には脂汗がドクドクと出てきちゃうような人。ドギツイ役柄が多いジョニデの、数少ない普通の(むしろ普通よりは若干小心者系の)役ではないでしょうか。クリストファー・ウォーケンが不気味な役で、これはこれで面白いです。最初にこれを見た時は、ローマ・マフィアの悪役に少なからずショックを受けたウブいワシ(笑)。プロファイラーのグレースが非常に知的でステキな役なだから、つい・・・(^^;)
かっちょよかったのは、靴磨きの退役軍人役のチャールズ・S・ダットンではないでしょうか。おっさん、かっこいいぞ!!という感じが出ている。っつーか、よくあるナイス脇役の定番ものでしょう。
実は話のオチで、ところどころ忘れている部分があったせいで「どどど・・・どうなるんだっけ!?!?」とハラハラして見ることができました(笑)。いやぁ〜、あぁなるとは・・・(←一人で納得)。実はパンツと靴を変えてくれた彼も影の功労者だよね。ふふふ。

一時間半のTVドラマを見たと思えば、かなり面白いと思うんだけどなぁ。どうでしょう??


そんで「エネミー〜」の方。
これはケーブルでやってて、ついつい見てしまったもの。前に見たことあるにもかかわらず、やはり気になってしまった(^^;)

あらすじ
テロ対策として提出されたプライバシー法案(国家の安全のために、個人のプライバシーを侵害してもいいというようなもの)をめぐって起こった暗殺事件。ひょんな流れから(←これって結構死語だよね)、その証拠を手にしてしまった弁護士のディーン(ウィル・スミス)が、元NSA(国家安全保障局)のプログラマーでもあった情報屋ブリル(ジーン・ハックマン)と共に、逃走劇を繰り広げる。クレジットカードを止められ、無実の罪を着せられ、殺人の容疑者にまでなってしまうディーン。果たして、ディーンが自分の無実を証明することができるのか!?

とまぁ、こんな感じ。
ジーン・ハックマン…渋いッス。犯人のジョン・ボイドもやはり上手いです。なんちゅーか、色気はないけれど、重鎮の渋みが充分に感じられます。特に、ジーン・ハックマンが猫を抱えて人込みの中を去っていく姿はいい場面。猫も可愛いんだなこれが!!何気にセス・グリーンとかガブリエル・バーンとかトム・サイズモアとか出てて「おっ!」って感じ。しかも、セス・グリーンとかトム・サイズモアったらノンクレジットなんだよね。う〜ん、小技。
でもさー、サンドラ・ブロックの「ザ・ネット」の時にも思ったけど、データで全部管理されてる現代って、そのデータをいじられたら、本当に手足をもがれるよね。金はおろせないわ、どこにも行けないわ、本当に困る。しかもそれに加えて、勝手に犯人にされてたら一般市民みんなも自分の敵になっちゃうわけでしょ。そりゃ怖いわ(−−;)と、そんなことを考えるお話です。
そして、もうひとつのハリウッド的お約束として、ペットは死なない。大事なことです。「24」のパート1でジャックが犬を撃ち殺した時に、状況があれというのは分かるけど「こんちくしょ〜〜〜(怒)」と思ったもんな。別にそんな設定いらないじゃん(>_<)!というかさ、殺すためにペットを出すのはホントいやなんだもの〜〜〜。「ダンテズ・ピーク」を見ていたときも、あの犬がどうなるのかってのがワシの中での第一ポイントだったしさ・・・(笑)。やはり、どんな映画でも、ペットが無事でいてくれると
「ほっ」
と安心するのね。いいじゃん、ファンタジーだって。無事に越したこと無いさ。

というわけで、ハラハラしたい人オススメ。
ちなみにワシは「エネミー〜」を見た後に、「リーサル・ウェポン4」まで見ちまった・・・。あのシリーズ好きなんだもん(>_<)!ダニー・グローバー(マータフ刑事役←メル・ギブソンの相棒)って、人権運動の所為で捕まっちゃったらしいけど、もう出てきたのかな?
無事を祈るばかりです。はい・・・。このシリーズって、やっぱり4で終わりなのかなぁ。ちょっと残念。好きなのになぁ・・・。でもあのエンドロールは、シリーズ終わりって感じだもんな〜。ちぇ〜。



2004年11月05日(金) 「ドラムライン」

青看板のレンタル屋が半額キャンペーンなので早速利用(笑)。
結構人気らしく、残っていたのは一本だけだった。かなり気になっていた作品なので、とりあえずレンタル。



あらすじ
デヴォン(ニック・キャノン)はマンハッタンのハレムに暮らす高校生。今は別居している父の音楽的才能を受け継ぎ、マーチングバンドでドラムを担当している。アトランタにあるA&T大学のマーチングバンドの監督・リー(オーランド・ジョーンズ)はそんなデヴォンの才能をかって奨学生としてデヴォンを迎え入れた。
デヴォンを待っていたのは、アクロバティックな12分間のショーを見せるための厳しいトレーニング。全国レベルのマーチングバンドは、大会でもその派手なパフォーマンスと、一糸乱れぬプレイスタイルが要求される。デヴォンはその中でも抜群の腕を見せるのだった。しかし、天才的な才能を持っているデヴォンも、ケンカっぱやさが災いして、バンドリーダーのショーン(レナード・ロバーツ)と対立。しかも、実は楽譜が読めないことが発覚し、バンドを追われる立場に。
その頃、A&T大学のライバル校でもあるモーリス・ブラウン大学もデヴォンの才能に目をつける。大会は間近。その時デヴォンは・・・。


とまぁ、そんな感じで。ある種「チアーズ」をマーチングバンドにして、シリアスにした感じでしょうか。主演のニック・キャノン(←時折、山本太郎に思えて仕方がない)やオーランド・ジョーンズがコメディ畑の人であるにもかかわらず、コメディめいたところは一切ございません。特に、オーランド・ジョーンズなんかは、「ギリーは首ったけ」であんだけはじけた役をやっていたことをみじんも感じさせないシリアスな演技。これで初めて彼を知った人が、その後にギリーを見たら、さぞや驚くことでしょう。ちなみにワシは後半になるまで
「この人、どっかで見たことあるんだけどなぁ・・・誰だっけ」
と思い続けていました(笑)。目に特徴があるから覚え易いんだけど、いや〜、よもやギリーのあの人とは・・・。
マーチングやドラムラインのシーンは圧巻。人間業かというくらいの速さでドラムが唸ります。ただ、個人的にラストのドラムソロよりも、途中で出てきたソロの方がすごかったような気がしてしまったのが残念。やはりラストにすごいものを持ってくると期待して見てしまうから、終わった時に「え?これで終わっちゃうの?」とちょっぴり思ってしまった。それと、ライバル校の大会でのパフォーマンスがイマイチだったのもあるかなぁ。なんかあれって、マーチングバンドっていうより・・・(^^;)って感じてしまったからなぁ。できたら、もっと大会での他のチームのものもじっくりみたかった。綺麗なドラム音の中で隊列をくるくると変えていく様なんか、非常にかっこよかったから。実体験を元にされたストーリーらしいんだけど、なんというか展開が坦々としすぎていて、ストーリーとしては若干中だるみを感じるところもあり。音楽的には○だけど、ストーリー性と音楽性の両面で考えると、個人的には(ジャンルは微妙に違うけれど)「ブラス!」の方が好きですな。まぁ、マーチングバンドとブラスバンドは違うけどね。

それにしても見てて驚いたのは、ドラムソロの譜面を作るための機械があるってこと!!装置をつけたドラムをガガガっと叩くと、それが瞬時に譜面化されてプリントアウトされてくるのだ。すごい。こんな機械があるから、譜面を読めない人でも作曲ができちゃったりするんだね〜(^^;)誰でも作曲家気分というか・・・。やはり、手書きで譜面を書ける人の方がかっちょいいよな〜。

まぁ、そういうわけで、興味のある方はぜひ。



2004年11月04日(木) PS2とかDSとかPSPとか・・・

年末が近づき、各種ゲーム会社も戦闘体制ですな〜。

PS2の新型(薄型の70000型)も良く売れております。
でもFF11は、まだこれではできないため、その説明をすると諦める人もポロポロ。

そして知る。

ニンテンドーDS、実は興味など全くなかったんだけども、発売予定のソフトのラインナップをみて気が変わる。


やべぇ・・・欲しい・・・。


なぜって、なぜって・・・




逆転裁判がDSからでる〜〜〜(>_<)!!



こ・・・これは買わねば。
逆裁ファンとして、これは買わねばなるまい!!


ついでに言うと、「きみのためなら死ねる」もちょっと面白そう(笑)、あと外科医もののソフト。タッチペンで手術ができるのです。いや〜、よく考えたな〜と思う。
でも、タッチペンだから、子供だとすぐにガシガシと画面を叩いて壊しそう(^^;)。そして音声対応だったりするから、画面にオツユが飛びまくってそう(^^;)。う〜ん、お子様のDSにはお気をつけあそばせ。

しかし、逆裁のためだけにDSを買うのか・・・。
それもまたいかがなものかと・・・。

だがしかし、逆裁は絶対にやりたいしなぁ・・・。


PSP(プレステポータブル)はさすがに興味はないんだけど、DSは悩むなぁ。


・・・空からアタシの元に降ってこないかなぁ・・・(←おい)。


ちくしょう、ただでさえ「ブギーの逆襲(PS2)」を買うのを涙ながらに耐えているのに・・・くくぅ。



2004年11月03日(水) 「アイデンティティー」

久々にDVDを借りてみました。風邪が完治していない休日といえば、そりゃ映画に限るわけで、仕事帰りにフラっとツ○ヤにでかけ、前に借りたかったけど一週間レンタルじゃなかったものが、こぞって一週間になっているのをほくそ笑みつつ・・・。

でも、週末に半額キャンペーンがあるんだよね(^^;)
ま、とりあえず見るものだけ借りておけばいいか。


で、借りたのがこの「アイデンティティー」。ジョン・キューザックが好きというのもあるけれど、あらすじ説明にあった「隔離されたモーテルで、そこに集まった人間が一人一人殺されていく」という筋がすごく気になっていたからです。
言うまでもないですが、これはミステリの王道「嵐の山荘」というもので、要は『限られた空間にいる限られた人数の中で起こる事件で、犯人は必ずこの中に!』ってものなわけですね。舞台が限られていることから、分かりやすいけれども、だからこそ作者の力量が問われるものですよね。推理作家なら一度は挑戦するものではないでしょうか。代表的なものとすれば、かのアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」とか、国産もので好きなのだと、綾辻行人の「館シリーズ」なんかもそうですよね。

というわけで、あらすじ。
まっすぐな道が一本しかないような田舎道。大雨によって道の両断が洪水によって閉ざされてしまった中にポツンと建つモーテルに集まることを余儀なくされた人々。女優とその運転手、刑事と護送中の囚人、若い新婚夫婦、子連れの夫婦、娼婦、そしてモーテルの主人。電話線は切れ、外界と連絡を取る術もない。そんな中、一人また一人と何者かに殺されていく。
同時刻、とある場所では死刑の執行を前日に控えた死刑囚に対しての再審判が急遽行われることになる。その死刑囚との関係は?そして、モーテルに集まった全員に共通するあることとは・・・?


とまぁ、こんな感じ。


ひさしぶりに映画を観た所為か、はたまたこの映画の魅力なのか。
か〜〜な〜〜り!面白かったです。見ながら、え?こうなの?え?ああなの?と母と二人かなり振り回され、尚且つオチに「ええ〜〜〜〜!?」と驚かされ。途中でオチが見えてきた時には、「マジで?」と思ったけれども、最初に思っていた「犯人」もちゃんと当たっていて、二段、三段になっている構成にはなかなかに納得。でもでもね、冒頭からの伏線が、ちゃんと活きている作品というか、見終わったあとに、思わず最初をもう一度見直して

「おお〜〜〜〜!そうか〜〜〜〜!」


と再び納得できた作品です。

ただ、ミステリというにはある意味ちょっと違うかも。論理的にはあっているけれども、手法的に違うというか、単純に面白いか否かと問われれば面白いには違いないんだけども、正統派ミステリではないということです。
でもミステリで感じるハラハラドキドキ感は充分に味わえます!
ワシの母などは、多少ついていけない部分もあったりして、解説を求められたりしました。なんか、他のレビューをみたら、なかなかに思いつかない突飛な解釈をされている人もいたりして、面白いです(^^;)。

DVDでは上映時にカットされたシーンを追加して再生する選択も出来るので、特典メニューから再生することをオススメいたします。





以下、ネタバレで書かせてもらえれば





1)あの映画には、現実世界と主人公マルコムの精神世界の二つが描かれている
2)決して夢オチではない
3)マルコムは死刑にはなってない
4)パリスが殺されるのにはちゃんと理由がある
5)アパートの殺人は現実世界での出来事

だと思います。
よくもまぁ、1時間半にこれだけのものをまとめたなぁと感心しきりです。
やたらと長い作品が多い中で、この短さというのは、素晴らしい。ダラダラ感がないってことは大事だと思うのです。
言っちゃ悪いけど、同じような映画として「ISOLA」よりも数段・・・いや、格段に面白いです。(「ISOLA」ファンには悪いけど、あれは本当につまらなかった・・・)
確かに、突っ込みどころがないわけではない。でも、よくまとまった面白い作品だと思います。

んで、ココからはワシの勝手な解釈だけども、実は観ながら途中まで「この映画は死刑制度に反対する映画?」なんて思っていたのです。でも、最後まで観て思うに、その逆ですな(^^;)。
責任能力がないとか、実行犯は別人格ですでに消滅しているとか、だから死刑を免れるとか、そんなんで本当にいいのか?ということではないかと思うのです。
実行犯が別人格って、あんたじゃあ実行犯の人格の証拠を出せるのかと。
そういうことですな。死刑制度に関してはいろいろと見解はあるかと思いますが、ただ、あそこで死刑を執行していれば最後の二人は無駄に死なずに済んだでしょうな。レイプ犯なんかが何年かしてシャバに出て、またすぐに繰り返してまた捕まってってのを何度も繰り返してこの間とうとう女子高生だかが殺されたけれども、ああいうのを見る度に、「再犯者はもう一生入れといてくれ」と思うわけですわ。何度もこの日記で言ってるけど、犯人の人権うんぬんを言う前に、再犯すれば新たな被害者が出るってコトを考えて欲しいわけです。しかも性犯罪者系は本当に一生出さないで欲しい。あと幼児犯罪者系ね。本当はここに動物虐待系も加えたいのが本心。

脱線したけれども、ミステリというよりは、ややホラーに近いオチかな。
「シックス・センス」を観た時に感覚に近いかもしれない(笑)オチのあたりで「おおっ!」てくるところがね。
こっちの方が後味悪いかもしれないけど(苦笑)。



2004年11月02日(火) 万引き犯あらわる!

う〜〜〜ん、これは本当は昨日起きたことなのですが、万引き犯を捕まえました。
ワシとしては、初めての生万引きなもんで、結構ドキドキでしたけども、結構早めのうちから、一緒に売り場にいた男の子が

「乙姫さん、アイツ絶対怪しいよね!」

と言っていたために、みんなで注目していたんだけども、なかなかに現場を押さえることが出来ずに、ヤキモキしておりました。
しかも、手に大量のゲームソフトを持っていたかと思うと、ふっとそれが消えていたりして、益々怪しい(>_<)!!


しか〜〜〜し!!


捕まえましたよ。捕まえましたともさ。


どういう状況でとかは言う事が出来ないのですけども(←悪い人がその知識を悪用すると困るから)、取り返したソフト計9本!!

9本だよ。しかも、いい大人(20代半ばから30代頭風の男性)がゲームソフトなんかパチってんじゃないよ!!(怒)あんた中学生かっちゅーの!!

先日女子中学生に走って逃げられた苦い経験があったため、ワシらもややピリピリしていたのさ。

とりあえず、捕まえてよかったけども、びっくりなのはその先だった。


「んなわけあるかぁ!?」

というような言い逃れをのらりくらりと・・・・(−−;)

もう、その場に居た全員がヤツにその場で巴投げをしてやりたい気持ちだった。(本当にやったら面白かっただろうな・・・。売り場の端でかわるがわる巴投げ(苦笑)。「吐けぇ〜!吐かんかぁ〜〜〜!」とか言いながら)


そのアホないい訳をここに書きたいけれど、守秘義務というやつでそれは書けないのが口惜しい・・・。ホントね、ありえない言い訳ばかりで、さすがにみんな呆れたから。

それと同時に、捕まえるための実戦ってのを体験できてすごくよかったとも思う。

はぁ〜、これが万引き犯のやり方か〜と。まるでフジTVの夕方のニュースの特集を見ているようだった(笑)。
万引きGメンの人って、本当に大変だろうな。怪しいと思うと、どんな人も怪しく見えてくるし、売り場に長くいる人が怪しいんだったら、アタシだってよく本屋とかCD屋とかで長居するもんな〜。ワシもあっちゃこっちゃで「怪しい人」になっていたのかもしれない。

万引き犯が現れそうな状況と時間なんかも分かってきたので、今度はワシも自分の手で捕まえてみたいなぁ。いや、怪しい人がいないに越したことはないんだけどね(^^;)

やっぱり、抵抗されたら巴投げか?(^ヮ^;)



2004年11月01日(月) 「DEEP BLUE」

サメが出てくる映画ではありません(笑)。
サミュエルLジャクソンもでません(笑)。

実は夏からずっと気になっていたこの映画が、地元にくることになりまして、風邪が治りきってないにもかかわらず、ど〜〜〜〜〜〜うしても見たくて、映画の日を利用して行って参りました!!
ちなみに、公式サイトは下をクリック♪

DEEP BLUE公式サイト


4年半をかけた、海の映像ドキュメント。
海辺に生きる生き物から、深海にいる見たことも無いような生き物まで。
カメラが入るのは初めてという5000メートルもの深さにまで及んだこの作品は、まさに必見!!

3ヵ月半の断食で、マイナス50度、風速45mの中で卵を抱えるコウテイペンギンのパパさんや、コククジラの親子とシャチの6時間にもわたる戦いなど、


自然って・・・



自然って・・・・(>_<)!!




と思わずにはいられません。



深海にすむ、グロテスクだったり不思議だったりする生き物も、




ひょ〜〜〜!


と思わず叫んでしまうほど。
自ら光〜る!
電飾のような、発光生命体。
不思議だ・・・。



映像の圧巻さは、もう、とにかく見てもらわないと伝わらないです。
どんな言葉で形容しても、このリアルにはかなわない。
ほんまもんのスペクタクルワールドが、この作品にはあります!!


海岸線を舐めるように撮った映像や、魚が竜巻のように渦を巻く映像、そしてそれに群れるイルカやキハダマグロの映像など、海の中で日常的に行われている、そして人間が普通には見ることの無いものがテンコモリであります。あたしゃ、一時間半の作品の間中、ほとんどずっとポカ〜〜ンと口をあけてたよ(^^;)。
それほどに、凄かったんだもの・・・。


DVD化したらぜひ欲しいです。
オタリアの子供も可愛かったし(←ちょっと可哀相なのもあったけど)、ホッキョクグマの子供も猛烈に可愛い。そして、イルカって本当に遊び心満点の生き物なんだなぁ・・・と。あんなに楽しそうに泳いでるのって、見てるほうまでウキウキしてくる。水族館のショーでやらされなくても、あんなに曲芸チックに飛んだり跳ねたりするんだね〜。
そして、サメの群れは本当にギャングっぽい(^^;)
ありゃ怖いよホント。カメラもよくあんな無数のサメの群れの中に行ったもんだ。あれだけのシュモクサメ(ハンマーヘッド)の群れは、メキシコとか南米の方なのかなぁ?食べられないんだったら、見に行きたいけどな〜。
ケイマンまでエイの群れを見に行くっていうのもいいよね。
シャチはあまりの頭のよさに、脱帽。でも、これからはフリーウィリーを見る目が変わるな(苦笑)。


CG・やらせ一切無し。
掛け値なしのマジもんです。
ささいな悩みなんか吹っ飛びます。
久々に、すごく感動しました。
まさに、事実は小説より奇なりってことだよね。

補足程度のナレーションと、ベルリンフィルの音楽が、その迫力ある映像をさらに盛りたてる絶妙の構成。音楽がまた本当にいいんだわ。
CDも欲しくなってくる。


海を好きな人は必見。


各地でロングラン上映中♪


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乙姫 [MAIL] [HOMEPAGE]

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