まれ日記

2007年12月30日(日) 「失われた10年」を考える

12月30日、お昼ちょっと前。こんな早い時間に日記を書くのは久しぶりだ。てかシラフで日記書くのがあまりに久しぶりだ(笑)明日の大晦日はCDJに参戦するため多分日記が書けないので、これが今年最後の日記ってことになるんだろう。


2007年が終わる。あっという間に終わろうとしている。なんか中身がないような。「これをやった」って言えるようなものが何もないような。でも確かに意味のある一年だったという気もしている。


1998年の3月末にぼくは新卒で入った会社を退職した。生命保険会社だったんだけど、外資系の会社に買収されることになって。当時はぼくも20代で若かったので、「おれは外資系の会社で働きたかったわけじゃねえ!」とか言って辞めてしまったのだった。会社に愛着もあったし、そこそこの営業成績も挙げられていたから、買収されるなんて我慢できなかったし他の会社に移っても十分やっていけると。そんなふうに思ってたんだろな。甘かった。若かった。そして若かった。それが「転職マニア」な10年の幕開けだった。


転職スパイラル、って言葉があるね。一回転職をし出すと無間スパイラルに落ち込むそうな。最初に入社した会社を超える会社に出会うことがない。いい会社は人が辞めないから求人を出さない。人がいつかない会社ばかりが求人を出す。だからそんな会社に入ってもまた辞めることになる、ってね。


初めて転職して入った会社を3ヶ月で辞め、半年間バイトしながら求職活動して、次に入った法律事務所も1年半で辞めた。その後にほんのつなぎのバイト気分で入った外資系の会社に結果として6年ちょい在籍することになったけど、次に入った会社も1年で辞めた(この度)。建機レンタル→法律事務所→リース会社→テレマーケティング会社、とホントにいろんな業界を渡り歩いたもんだ。


そして年明けより、ぼくが新卒で経験したのと同じ業界の会社で仕事をすることになっている。なんだ、まわりまわってまた同じ業界か、と思わず苦笑してしまうのだけど、これが運命だったのかなあと。いろいろな業種で経験を積んでまたもと業界に帰ってくるっていう、その経験を得るためだけにこそ、この10年って存在していたんじゃないかと。前向きに考えようと思えばそう考えられないこともない。


客観的に対外的に見れば、この10年間で何回も転職して「長続きしない人だ」という評価を受けても現状では仕方ないんだけど、次の会社でちゃんと力を発揮できれば「いろいろな業界を経験してる人はやはり違うね」と、また別の見方で評価してもらえるだろうしな。だからぼくにとってのこの10年を肯定するためには、次でがんばらないといけないとゆーことなのだ。


あーでもこの10年のなかで失ったものも確かに多いけれど、新しく手に入れたものもいっぱいあるんだよな。それは確かにたくさんある。もしなかったとしたら、今頃おれはなんの魅力もないただの転職マニアの中年サラリーマンだったはずだ。でも一般のそういう人たちよりは「生きてる」って実感持ってる気がするモンね。それがたとえ気のせいであっても、それはそれで。


ぼくがぼくのまわりのいろんなひとたちに感謝をしてるっていうのは、つまりはそーゆーことです。ぼくに影響を与えてくれた(いいことも悪いことも含めて)すべての人に感謝しないといけないんだと思っています。あーもうホントにありがとうございます。


今年最後の日記が酒抜きで書けてよかったなー。考えてみればこの日記、飛び飛びながらももう6年も続いてんのね・・・もうやめちゃおっかな。一応読み手のことを意識して書いてるつもりなんだけど、「ココロノハキダメ」みたいな感じだし。むしろぼくの恥部、と言っていい(笑)。恥ずかしすぎるので。


来年はいい年でありますように。また1年先、2年先、そして10年先につながっていく年でありますように。ぼくはこの先の10年は「取り返す」10年であるべき、ありたいと思っています。


ではみなさま、よいお年を!




2007年12月25日(火) 幸せ行き最終列車 まもなく発車します。

お乗り遅れのないように。


この5年間、とても楽しくて充実した時間だったけど。でも「幸せ」っていう感情とは切り離して考えていた。楽しいんだからいいんじゃない?って。そういうふうに思っていた。

楽しいのが幸せ、ってのがベストだと思うんだ。でも逆にいうと幸せは必ずしも楽しいことの集合体、ってわけではないんだ。なんか手触りが違うんだな。ぼくはそう思う。

幸せって、意外にハデなことはなにもなくて必ずしも楽しいことばかりじゃなくって、でも心が満たされてるのが幸せなんじゃないだろうか。最近はそんなふうに思ったりする。


チケット握って、発車ベルがなるなか、ホームへの階段を駆けのぼっていく。



2007年12月24日(月) クリスマス前夜

用事を済ませて家に帰ったら、ツレのお方のいつもの笑顔。いつもと変わらず屈託なく笑うその笑顔が逆に新鮮だったんだ。

メリークリスマス!!!



2007年12月22日(土) 奏で、飲む。

秘密バンドの練習&忘年会。うん、テゴタエはあるよ。お酒がおいしいのがその証左であるな。



2007年12月21日(金) いつか見た青い空

退職の日はいつも晴天。


そんな感慨があるわけじゃないけど、とりあえずお世話になりました。


喫煙室から見えるこの風景よ、さようなら。

毎朝通ったラッシュアワーの新宿駅よ、さようなら。


この会社でやり遂げると誓った一年前のぼくよ、さようなら。




2007年12月20日(木) 営業のハナシ

そういや、こないだ11月から営業を始めたって書いたけど、ぼくにとって純粋な営業(契約をとってくる営業)は10年ぶりだったのだ。だからとりあえず新鮮な気分で臨むことはできたんだけど。

なんか営業やってたら、自然と「20代キャラ」というか「若手キャラ」を演じている自分に気付いた。そりゃそうだよねえ。なにしろ10年ぶりなんだからいきなり「30台キャラ」が演じられるわけもなく。なんか自分、貫禄ないなーって思ってしまった。

さて今日は同期が催してくれる「壮行会」。明日でこの会社での勤務もおしまいです。



2007年12月19日(水) 笹塚ランチ

最近、よくお昼を食べに行く「陽だまり」という店がある。喫茶店なんだけど、お昼はランチをやっているのだ。ランチは5種類あって、日替わりの4種類は900円。定番のカレーライスは800円。

味はいたって普通で、いい意味で家庭的な味がする。なんだかぼくの好きな雑色のアノ居酒屋に雰囲気が似ている。うん、喫茶店なんだけど家庭っぽいのだ。好きなお店である。だからオフィスからかなり離れているんだけど、わざわざ行ってみたくなるのだ。

笹塚でぼくがお昼休みに行くお店はだいたい決まっていて、「珈琲館」が一番多かった。義太夫みたいなマスターがいるお店だ。ホットサンドがおいしい。次に多かったのが「陽だまり」。でもたまに入れないことがあって、その場合はその近所のヘンな中華屋。または駅前のKFC。結構大きな駅前のロッテリアは一回しか行かなかった。

今の笹塚のオフィスに引っ越してきてから6ヶ月。特に何の未練もないんだけどこれらのお店でのお昼休みが今後過ごせなくなると思うとなんか寂しい。

今日のお昼は「陽だまり」でした。でももうこれで多分最後。残りの出勤はあと二日間だけど、おそらく二日とも珈琲館と思われます。近いし穴場なのでね。



2007年12月15日(土) 音考

トモダチのライブに行った。

かなりうまくなっていて驚いた。練習のアトがうかがえるというか。すばらしい。アマチュアミュージシャンはこうでないといかんよな。

そして秋葉原に行ってドラムスクールにてレッスン。ドラムを叩くときの体の使い方。というか動かす上での考え方。とても重要。

さらに池袋に戻って大学時代のバンドのメンバーとの飲み。うーん、バンドというのはかくも難しいものなのか。




2007年12月13日(木) 将来の夢のハナシ

会社にスーツを着ていくのが、ようやく苦にならなくなってきた。


そんなタイミングで今の会社を12月で辞めて、1月より新しい職場に行きます。今の会社はぼくがスーツに馴れるためだけにあったような気がしています。わずか1年2ヶ月でした。


次はぼくのリーマン生活の出発点となった業界です。あぁまたあの世界に戻るのか・・・とちょっぴり残念な気もしていますが、でも今度はちゃんと定年まで務める気でがんばります。


今度の会社は定年が60歳の誕生日迎えた直後の3月31日だそうで。なのでぼくの場合は2029年(平成41年)の3月ということになる。そのタイミングで、実はミュージシャンとして活動しようかとひそかに考えておるのだ。


まずはライブハウスやバーとかのハコバンやりながら実力つけて、それからデビュー。なんだかとても若者が考えそうなことだが(笑)、若いうちにそれをやらずにオジイサンになってからやってのける。それが今の夢である。


だからミュージシャン人生を長く楽しみたければ、それだけ長く生きればいい。人生の終わりがミュージシャン人生の終わり。なんかステキではないか(そうでもない?)。



2007年12月06日(木) 11月のことについて

11月があっという間に終わって、今はもう12月。

実は11月は就活してたのだ。11月5日、19日、27日と3回にわたる面接があって、やっと昨日内定出た。おめでとう。ありがとう。1月から行くか、2月から行くかはまだ決まっていないのだけど。

だけどこの11月はぼくにとって面接だけの月ってワケではないのですよ。実にさまざまなイベントがあったのですよ。なんだけど、それらのイベントを思い返してみるときに「一次面接と二次面接の間にあったアノお方の生誕記念パーチー」とか「おなじく一次面接と二次面接の間にあったデザインフェスタ」とか「二次面接と最終面の間にあったトモダチの結婚パーティー」とか「最終面接と内定通知の間にあった鍋パーティー」みたいな捉え方をしてしまっているのな。だから就活中心の月であったのは間違いないってことなのであろう。

あーあと11月から営業の仕事を始めました。ダメダメだけどな(涙)

まぁなにしろココロが激しく揺れ動いて、忙しかったなあ。面接に通ってもいないのに、採用後のことばっかり考えてしまったりとかしてさ。どうやって今の職場をうまく辞めようか、とか。そんな妄想がスタートすると歯止めがきかなくなってたなあ。そういう妄想を打ち消すことに躍起になってた気がする。

んーだからなんというか今年の11月は「11月らしい」過ごし方ができなかった気がしているのですが、だからこそ今年の残り少しの期間はできるだけ心おだやかに過ごしたいと思っています・・・ムリかもだけど。


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mare

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