It offers a cup of wine at common days!
x0000



 三味線屋を探していますッ

現在実家では、アビシニオン(♂・2歳)を1匹飼っている。

昔から、実家では
犬、猫、小鳥(文鳥、カナリヤ、インコ等)など
動物を何匹も常に飼い続けて来ていた。
お陰で、たくさんの出と死に立ち合ってきた。
産まれたばかりの動物は皆、本当にかわいらしく、
また長年飼ってきた動物が死ぬのは、本当に辛く悲しく、
特に12年以上も一緒だったスタンダードプードルは…
こう書いただけでも涙が出てきたので、続きは辞めておく。
だいたい今日の話題は、元気いっぱいの猫なんだし!

さて、この猫の名前は「ボブ」と言う。
叶姉妹の飼っている猫と兄弟というこの猫は、血統書付。
お陰で? 「B」で始まる名前にしなくてはならない
という決まりがくっついてきた。
当時、ボブ・サップが話題をさらっていたので、
「"ボブ"という名前に決めた」
という話を聞いた時、当然彼からだなと思ったが、
「"ボブ・デュラン"からなの!」
というちょっとへぇ〜な命名だったり。

そんなボブは、
日本猫にはないスラリとした体躯に長い尻尾を持った
たいへん綺麗な猫で、
雑種が多い実家辺りでもかわいいと評判らしい。
年に数回しか訪れることのない私でも
来るとすぐに擦り寄ってきて、
見た目だけでなく、性格もたいへんかわいらしい。
(マーキングだとはわかってマスがねw)

なーんて思っていたのだが。

甘えっ子よろしく、常にくっついて歩くボブ。
かわいいのはいいのだが、
居間からキッチンに行くのに扉が2枚あって、
それに彼の体を挟まないように、
開閉に気をつけなくてはならない。
何度か往復すると面倒になったので、
2枚の扉の間の廊下を灯りを点けずに移動しようと思いつく。
そんな暗闇の中で尻尾でも挟むとイケナイと思い、
ボブを抱っこすべく手を差し伸べた。
「おいで ボブ」
すると、ボブは歯茎が見えるほど大きく口を明け、
「ガブッ」
と返事した。

そう、差し伸べた手の人差し指に噛み付いたのだ。。。
しかも、爪にッ!!!
「…つうっ…!!」
鋭い痛みに声も出ない。

牙は爪を貫通し、指の反対側に牙先を飛び出させていた。
痛いなんてものじゃない。
血は、黄色混じりの濃い赤色をしてわっと盛り上がり、
ボタボタボタっと落ち始める。
痛いってー という前に、早く何とかしなければ…!
手を振って牙から逃れようとすれば、爪がどうかなりそうだ。
痛いながらも慎重にそっと手を下げて牙から外す。
すると、血の匂いにますます興奮したのか
ボブは、今度は両手両脚で私の足にしがみ付き、
キックと引っ掻きと噛み付き攻撃を始めた。

そんなボブに構うことなく、足にぶら下げたまま、
キッチンへ行く。
灯りがついた場所に来た途端、ボブはパッと離れた。

ダラダラ血を流しながら、訴える。
「ボブにやられた〜」
驚くかと思いきや、家族は平然としていた。
「あー、俺なんかしょっちゅー。そんなの。」
と、テレビから目を離さない。
「爪、貫通してんだぞー?!」
と、目を剥いているのは私だけ。
「噛み付いた時、叱ったり叩いたりしちゃダメよ。
もっと怒るから」
と、餌やり担当もお菓子をつまむ。

「今までこんなことする猫いなかったのに!」
「仕方ないの。性格、性格」
「三味線屋に売り飛ばす!!」
「♂だから、ダメだってw」

皆さん
♂でも三味線にしてくれる良心的な三味線屋さん
を探しています。
どなたか 知りませんか!?

2005年12月31日(土)
初日 最新 目次 MAIL HOME



My追加

日記才人日記リンク日記の森