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■ 生活・総合の研究会へ参加し
初めて,県の生活科・総合の研究会に参加。 何と小学校の方々ばかりの集まりで驚く。 昨年までは生活科のみだったとのことで, なるほどとも思うが,それでいいのかとも思う。 必要なノウハウが,こういう場で交流されない限り, 同じ失敗を繰り返す学習になってしまうことだろう。
<発表を聴いて> ○ゲストを呼んで行う授業に際してのノウハウが,明確で素晴らしい ・どうやってゲストティーチャー募集を広めるのか。 まずおたよりで,学習の意図を伝えておく。 ゲストティーチャー募集前に学年委員の保護者に直接伝えておき, 口コミやネットで話を広めていいただいたこと。 ・目的をはっきりさせ,指示を明確に行う。 仕事を上手に行うための「ひみつ」を できるだけ短い言葉で伝えてほしいこと。 できたことや,がんばってやろうとしていることに対して, 温かい言葉をかけてほしいこと。 ここまで砕いた言葉で明確に提示できれば, ゲストとして参加した側も安心して何をすればいいのかがわかり, 自分の持ち味を出せるのだろう。 このあたりは,今までの自分にはかなり欠けていることだと反省。
講演での愛教大の野田先生のお話は, いろいろなところに振れながら, 生活科・総合的な学習の今までとこれからの課題を語る。 ・「気づきを高める」から,「思考・表現」へ これは無理があると感じた。「気づき」は結果で,「思考」は過程のこと。過程を含めて生徒の行動から評価せよということらしいが,40人がそれぞれ動く中で,それはかなり難しいこと。理想を語られるのはいいが,それにとらわれてしまったら,本当に大事なことができなくなる。 また,思考と表現を分けて評価しないということはどうだろうか。「分けてしまうと,「上手に」とか,「わかりやすく」などという出来映えを評価することになる。子どもが何を考え,どんな工夫をしているのかを見取りたい。」これも,理念はわかるがそこから先が,現実的ではない感じがしてならない。 ・考える状況に子どもを立たせれば,自ずと気づきの質は高まる これはその通りだろう。活動だけではダメだというメッセージはよくわかる。でも,どうやって考える状況に立たせるのか。その具体が必要になる。 ・総合的学習の探求の学習過程4つ【①課題設定②情報の収集③整理・分析④まとめ・表現】のうち, ③が欠けている。 個々の追求の中で適確な整理分析を求めるのは,とても難しい。それが個々のレベルで既にできるぐらいなら,総合的な学習は必要がない。現実問題として個々の課題に取り組んでいるとすると,まとめや表現をしなければ,教師は,整理・分析のためのヒントを出すことすらできない。中間発表のようなものを行うことができればいいのかもしれないが。 昔は,課題設定の段階を個に委ねるというだけで,革命的だった。とはいえ,それが当然の時代になると,その次が大事になってくる。 理想を掲げるのはいいが,かえって足かせになる手法では困りもの。 学ぶことを通して,それぞれの生徒の血となり肉となっているか。 そのための手だてとなっているかどうかで判断したい。 今の自分の実践の強みや,時代的な位置付けを教えていただいた感じ。
2010年08月09日(月) 次の一歩を考え出す夏に 2008年08月09日(土) 敗れた後に 2007年08月09日(木) 思いの幅を広げること 2006年08月09日(水) 集団を見るだけでは足りないもの 2005年08月09日(火) 対応に追われる 2004年08月09日(月) 出番の多い一日
2011年08月09日(火)
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