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re-invention



 方程式の利用Ⅲ

昨日同様の方程式の利用Ⅱ
分からないものを書き出すことは、価値がある。

4クラス目で、板書はさすがにすっきりしている。
でも、生徒が理解しているかどうかは別問題。

方程式の利用Ⅲ

合わせていつ、合計金額いくらという問題を、
一当たり量の表で解く。
ここは教え込むのだと、これまでも思ってきたし、
今回もそう思っている。
でも、本当にそれでいいのかと揺らぎ始めている。
パターン化によりできる生徒を生み出すことはできても、
考える力はどこまで育つのか。
何を追い求めているのかという問題でもある。

2007年09月30日(日) 気力を振り絞って
2006年09月30日(土) 勝つことを通して育つもの
2005年09月30日(金) 生活習慣は大事
2004年09月30日(木) やりとりを磨きたい


2010年09月30日(木)



 方程式の利用Ⅱ

方程式の利用の2時間目。
姉と妹でリボンを分ける問題。



教科書では、これが2問目の練習問題。
面白いと思うのは、合わせて150cmという条件でも、
その差が30cmという条件でも文字式化が可能なこと。
算数では、和差算と言うのだろうかな?
これも、どちらかというと連立方程式の方がいい感じ。
合わせて150という部分で文字式化することは、
今後も使える場面が多い。

2007年09月29日(土) 勢いの差,気持ちの差
2006年09月29日(金) なくてはならない道具に
2005年09月29日(木) コーチングスタッフを招いて
2004年09月29日(水) 関数関係のとらえ方いろいろ


2010年09月29日(水)



 方程式の利用Ⅰ

音声カードのあと、テストを8分で行い、解説。
その後、応用問題の解説という流れ。
応用問題を自力で解くのは宿題に。

「小学校の算数でつまずかない本」edu10月号増刊で、
小学校の算数を少しだけ学び直す。
一当たり量の表し方を、教科書等での線分図ではなく、
三色面積図(分数のような書き方の図)をすることや、
速さと単位変換がポイントになるとのこと。
面白いが、これは中学では使えない。

小学校の教科書も読んで、コインの問題を取り上げる。


連立方程式にしてもいい問題。
小学校でも、なかなか難しい問題を解くのだと感心しつつ、
小学校の手法解かせ、できたところで解法を確認。

その上で、方程式の解法を解説。
慣れないと、小学校の方が簡単に思えてくる。




2007年09月28日(金) 痒いところには届かない
2006年09月28日(木) 音声計算に手応え
2005年09月28日(水) 不思議なてんびん
2004年09月28日(火) 新役員決定


2010年09月28日(火)



 テストをしてみることに



限られた時間の中ながら、
かなり丁寧にやっても、
計算ができていない気がして仕方がない。
小テストを授業の最初に行うことにする。
最近の自分としては珍しく、解答を板書してみる。

テストの作成、結果を見ることなど、
これに費やす時間も必要。
どこまで意味のある指導にできるのか。

2007年09月27日(木) もっと早く取り組むべき
2006年09月27日(水) 悩みながら
2005年09月27日(火) 何で文字を使うの?
2004年09月27日(月) 祭りの後


2010年09月27日(月)



 係数に小数や分数のある方程式

分数や小数があるだけで、本当に抵抗感が強い。
音声カードで、暗算で計算させようとするよりも、
通分して、分母を払う方法を進めた方がいいのかもしれない。


「できない生徒は、できない」という状態の打開を
4人組に委ねているが、その限界も感じる。


体育祭があり、しばらく授業が飛び飛びになるのも痛い。

2007年09月17日(月) 指導力のなさ
2006年09月17日(日) 明日の大会を前に
2005年09月17日(土) 何を集約し,どう示せば
2004年09月17日(金) もしやとの思いも


2010年09月17日(金)



 分数や小数の問題

係数に分数や小数のある問題。
まずは音声カードで確認することから。
標準系への変換が、スムーズにできるかどうかが勝負なのだから。
とはいえ音声カードでの最下段の問題になっているので、
力のない生徒にとっては、上手く働かない。
差が付いてしまうのは、案外こんな所からか。


それにしても、分数に対する抵抗感が強いもの。


2007年09月15日(土) さわやかな体育祭
2006年09月15日(金) 体育祭前日
2005年09月15日(木) どうして?と聞く相手がいるから
2004年09月15日(水) 絶対評価について


2010年09月15日(水)



 標準系の方程式


標準系の方程式を解く授業。
ここができなければ、ここから先は解けない。
「方程式は楽しい」と言う声も聞こえてうれしい限り。
4人組で生徒にゆだねているが、
テストを行うなどして、
できていない生徒を確認すべき場面なのかもしれない。

京都女子附属では、「靴の裏がすり減るぐらい机間巡視せよ
と言われているのだそうだ。
今の自分は目にぃうーを示し、4人組の生徒同士の関わりに任せ、
自分は専ら生徒の表情を見ることに徹している。
もちろん停滞していたり、全員が困って助けを求めていたら
直接指導をする。
でも、それ以外は生徒にゆだねている。
生徒の進み具合や、エラーの度合いを見に行けば、
直接指導をすることになり、
結果として生徒同士の関わり合いの本気度は下がるから。
生徒のモチベーションと出来具合との兼ね合いだが、
さあ、どちらがいいのだろうか。
昔読んだ福岡氏の「自然農法」を目指した苦労と似ている。
授業のあり方については、まだまだ悩みが多い。

2006年09月14日(木) 授業を磨く場
2005年09月14日(水) それにしても・・・
2004年09月14日(火) トラブルも


2010年09月14日(火)



 優れた問いを理解できない

方程式と等式の違いの授業を2つ。
高校生でも正しき答えられる生徒は少ないことだろう。
これを授業で扱う面白さは、
感じられる生徒はどのぐらいいるのか・・・。
最初のクラスでは、生徒の問い「2χ+3=2χならどうなる?」
を生かしたもの。
これは、前回の授業での結論、
「右辺と左辺のχ係数が違うから、解は一つしかない」
を受け手の優れた問い。
しかし、前段階の部分も、この問いの意味も理解できる生徒は少なく、
授業としては共有化が難しい。

*板書は左半面からスタート。
 スクリーンをはずした右半面が後半の内容。


方程式の定義を示して、方程式でないものを提示したこの授業の方が
多くの生徒にとってはこの目標を達成できたと思う。

教師にとっては面白い授業ではないのだけれど。
後半は、方程式を解くもの。
ゴールのイメージから、解く方向性を示す。

移項についての解説。

まずは、黒板に書いて生徒にもノートに書かせ、
そこから、移項を示す。
さらにスクリーンでその違いを確認する。
何度も見せることができるのがいいように思って見せていたが、
この場面ではデジMATHを使うことは今ひとつなのかもしれない。
書くことの方が、生徒の意識には残るのかも。

2006年09月09日(土) 磨いてくださる方がいるから
2005年09月09日(金) ちょっと違った感じ
2004年09月09日(木) 疲れを感じつつも


2010年09月09日(木)



 この段階では

授業進度にばらつきがあり、
3クラスとも違う内容に。
Χ=2以外は・・の授業



方程式を解く授業では、分数がはいるととたんに足踏み。
分数のあるaΧ=bの形の問題を、
この段階で扱わない方がいいのかもしれない。



方程式の定義の授業

方程式でない等式を考えさせる。
いろいろな意見が出てくると面白いのだが・・・。
コの字型にしないこともあって、どうしても教師対生徒の展開に。

プロジェクターや板書の関係をクリヤーし、
座席配置を変えなくては。


放課後は家庭訪問。
思いをきちんと受け止めることから始めたいもの。
自分を語る場面が多く、それはそれでなかなか・・・。


2006年09月08日(金) 授業観が揺れる
2005年09月08日(木) 久しぶりに
2004年09月08日(水) 燃える思い


2010年09月08日(水)



 「方程式の定義」の深さ

昨日の延長なのか、いろいろあり。

授業は、昨日と同じく「Χ=2以外では成り立たないか?」を2クラス。

問題の意味が、とらえられていない生徒もいる。
方程式を塾等で学習している生徒も、ここは??というところ。
このクラスでは、代入した状態を板書してみたが、
こうしてみると計算は分かっても、比較できない気がする。
難しいものだ。
やっぱり表のほうがいいのかな?

進んでいるクラスでは、方程式の定義を扱う。

ここも、なかなか深い。
そして、前回の授業を解く鍵となった、
左右のひよこの数(Χ)がここでもキーになるというのは面白い。
でも、難しい授業。
おもしろがってくれる生徒もいるが、そうばかりではない。
方程式と等式の関係をベン図で示すが、
できれば生徒から引き出す展開にしたいもの。

残り15分ほどで、解法に授業を流す。
こちらも中途半端な感じ。

2006年09月07日(木) 一当たりの量
2005年09月07日(水) 理屈じゃないが
2004年09月07日(火) 台風が近づく


2010年09月07日(火)



 Χ=2のときしか成り立たないと

ひよこのてんびんで方程式の概要を示したところで、
方程式の解について、深める授業。

この方程式がΧ=2のとき成り立つことはわかったが、
「Χ=2以外では成り立たないのだろうか」という問いを深める。

方程式の解法も怪しい中で、
これを扱うのは難しいことかもしれないが、
式を読むことや、関数的な発想につながるのではないかと期待。

どうなることかと思ったが、
「ひよこの数が(左右で)違うから、Χ=2より大きくすると左が重くなる」
というピンポイントの発言で、一気に進む。
これはすごい。
でも、多くの生徒は意味が分からない。
何人かに発言を振って、スタンドアップで理解を広げる。
表形式でまとめたけれど、こういうものは、
プリントでも用意すべきだったか。
暗算ができるかどうかの差もあって、難しいところ。



家庭訪問や生徒指導に追われ、悩ましい一日。


2006年09月06日(水) 力の差は大きい
2005年09月06日(火) 原理を理解していない
2004年09月06日(月) ふいごのように


2010年09月06日(月)



 どう変えていくべきなのか

都内某所で会議。
ものの見方が変わりゆく時代を読めるかどうかと同時に,
どう変えていくべきなのかの一端を担っていることも感じる。
とはいえ,壮大なプランでは実現も遠いわけで,
実現可能なビジョンをどこまで具体的に描けるのか。
時間と対費用効果のバランスの中で,形にする作業でもある。
一ユーザーとしての意見しか出せないのは残念だが
仕方がないところ。

帰りに駅前の書店へ立ち寄る。
小さいながらも静岡の書店とは大きく違うセンスの良さ。
この文化が,本当にあと10年ほどで消えてしまうのだろうか。
佐藤学氏は「インクの染み」という言い方をしていたが,
どうなるのだろうか。
装丁一つをとっても,本ができてしまうというのに・・・・。
複雑な思いで,いくつかの本を手にする。

2006年09月04日(月) 潔くあれ
2005年09月04日(日) 言葉がない
2004年09月04日(土) 反応あり!


2010年09月04日(土)



 「ひよこのてんびん」で

てんびん
久しぶりに「ひよこのてんびん」で方程式の導入。
このコンテンツの優秀さは,やはりNO.1。
これだけで授業は盛り上がり,
これだけで分からない生徒も理解してしまう。
図で表すよりも,数式化することの良さも
多くの生徒が体感。



振り返りカードには
こんな感想もあり。
生徒に書かせていた振り返りカードでの
優れたものを、
これまでは授業の最初にとりあげていたのだが、
ここ3回の授業ではそれをやらなかった。
反省すると同時に,
なんともうれしい思いに。


生徒同士のトラブルを受け,できることを考える。
話し合いを終えて振り返ってみると,
その先のことに行ってしまい,
思いの受け止めがまだまだ足りないことを感じる。
悩みをともに抱えなくては,できることも限られる。

自分自身の対人関係は、
「言うは易く行うは難し」
難しいものだ。

2006年09月03日(日) アップデートに終日
2005年09月03日(土) 思うように進まない
2004年09月03日(金) 大人って・・・


2010年09月03日(金)



 0で割ることについて考える

0で割ることについて,多くの生徒は油断している。
「0なんだから,何を割っても0に決まっている」と考えるか,
「0で割っても,何も変わらない」と考えている。
まあ,加法・減法・乗法の経験からすればそう思うのも無理はない。
そこで6÷3=2という割り算について確認し,根拠を整理する。
割り算は,全体量を
一当たり量で割っていくつ分を求めるのか,
いくつ分で割って一当たり量を求めるのか
の2種類がある。
さらに確かめ算を引き出して,2×3=6を確認する。
これを元に誤解しやすい,0を割る計算も引き合いに出しておく。
0÷3=0 となることを前出の3つの方法で確認する。
そして,いよいよ本題の0で割ること。
例として,6÷0について考えさせるが,
これは考えても出てこないことだろう。
教科書の記述を見つけて読ませ,それを理解させることに。
4人組やスタンドアップで理解させ,
さらに0÷0を考える。
「存在しない」から,「どんな数でもよい」という極端な違い。
戸惑いの中に,知的好奇心を感じるきらりと光る眼差しの生徒達。
残りの時間で,背理法であることを説明し,
さらに,数の連続性からの類推できないことを説明してタイムアップ。
たかが中1の数学と,侮ってはいけない。

「数学しているという実感が沸いた!」
「初めて数学が面白いと思った」
という感想あり。

2007年09月02日(日) 心を磨く
2006年09月02日(土) 磨いた面技は
2005年09月02日(金) 課題確認テスト
2004年09月02日(木) 二次方程式の応用で


2010年09月02日(木)



 書籍になる

もう10年も前の実践が,ようやく書籍になる。
「数学的活動の実現」
紹介を受けて原稿を書いたのは3年ほど前のこと。
実践したのはもう10年も前になる。
わずか6ページだが,自分が数学教育の世界に出たのは,
間違いなくこの授業があったからこそで,
生徒達との出会いや,多くの先生方との出会いなど,
いろいろなことがよみがえってくる。
考えてみると恥ずかしながら,
内容的に,この時の実践を超えていると胸を張れるものは
そうないのかもしれない。
「生徒の問い」と「テクノロジー活用」を融合させた,
自分の理想の授業の一つ。
それが書籍という形になり,とてもうれしい。
さっそくお礼の手紙を書かなくては。

2007年09月01日(土) 謙虚でなくては
2006年09月01日(金) 道具が授業を変える
2005年09月01日(木) スタンドアップ方式で復習
2004年09月01日(水) 9月スタート


2010年09月01日(水)
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