Just for today !
re-invention



 期待と不安の日々

8月最終日。
例年だと,この日が何とも重苦しくなるのだが,
今年は,ようやくたどり着いた金曜日でうれしい限り。

最初の時間にテストを返却。

このクラスでも,1名の正解者がいてホッとする。

授業がようやく本格的に再開。

凹型四角形の角度を求める問題。
これまで学んだ平行線や,三角形・四角形の性質の,
どれを使っても解くことができるのがいい。
個人追究の前半に,
机間巡視して見つけた補助線のいろいろを前で示し,
さらに個人で考える。
残り12分ほどで,スタンドアップ。
3種類できていない生徒が立つ。










教師がコントロールしての授業より,
活躍できる生徒が多いのがいい。
やり取りがある中で,
本当の学びが生まれる。
一番つかんで欲しい,
三角形の外角の性質を使っての
解き方ができた生徒はほとんどいない。
最後は自分が全体で説明してしまったが,
これを主に学ばせたいのなら,
その前に,何人かに個人的に教えておき,
スタンドアップで広げる方が良かった。
種をまいて,あとは温かく見守るスタイルも,
使い分けられるようになりたい。
ここからどんな問いが出てくるのかも期待。

席替えをして,クラスの雰囲気が少しだけ変わる。
授業をする雰囲気がいい感じに。
行事を前にして,ここからどう変わっていくのか。
期待と不安が交錯する日々に。

部活では,昨日同様の流れで。
連続12本の技はまだまだ。
2本セットぐらいの技を,きちんとやる時間が欲しい。
2年生1人1人の部活へのスタンスが見えてくる。
まだまだ,自分を見据えられない生徒がいる。
どう関わるのか。関わればいいのか。






2006年08月31日(木) もったいなく感じる時間
2005年08月31日(水) 久しぶりの授業で
2004年08月31日(火) 夏休み最終日


2007年08月31日(金)



 この空間で

今日から朝の練習も再開。
新チーム新部長の元での号令は,今までとは違うもの。
この空間で創り出されたものが,
全国に通用するものにできるかどうかの勝負。
「我慢しての面」をまずは軸に据えようと思う。

アイディア賞の副賞でいただいたプロジェクターLB51NTを早速使用。
以前のものより数値的には明るさが落ちたはずだが,
それを感じさせないのはうれしい。(2500→200lm)
小型でありながら,ファンの振動が気にならないのもいい。
一番期待していたワイヤレス機能は,
mimioと併用すると動きが2秒ぐらいズレてしまう。(残念)

dbookを使ってテストの解説。

久しぶりであることで,抜けてしまっている生徒も多い。
力を維持することの大切さを改めて感じる。
やらなければ忘れてしまう。
夏休みに生徒の気持ちを揺さぶるのは,難しいところ。
(補習をやらないとダメだろうな)
期待していた文字式を読む問題は,
残念ながら正解者が少ない。(4クラスで1名)
問題の出し方にも,工夫が必要か。

放課後も時間を割いて部活動へ。
切り返しを15分,基本の技,最後は連続12本の技練習。
まだまだ,動き切れていないが,
昨年度よりはいいのかもしれない。
打突に入る前のフットワーク・体さばきが,
何より大事であることに気がつくかどうか。
気がついても体が動くかどうか。

終了後,残り1クラスの宿題とテストの採点。
さらには授業プリントを作成。


2006年08月30日(水) 音声計算練習はいい!
2005年08月30日(火) 学校スタート
2004年08月30日(月) 台風が近づく


2007年08月30日(木)



 だから授業も

わずか2日ながら,
朝,なかなか時間を守れなかった生徒が,
時間を守れるようになっている。
昨日テストができていた生徒に早速声を掛ける。
どんな勉強をしたのかを聞く。
従兄弟に一日4時間に教えてもらっていたとのこと。
学びたいものだと思う。

今日もテストを2時間。
そして,避難訓練。
次の課題をきちんと示す校長。
もっと思いを持たなくては。

午後は学年部会。
学校の全体の流れをどこまで学年部として受けるべきか。
見通しがあいまいな状態を改善したいと思うのだが。

急遽行った部活動。
練習の基本パターンを確認する。
今,何をやるべきなのか。
ひたすらの打ち込みで練るべき時でもあり,
我慢しての面をつかませる時でもあり,
試合が続く中での対応力も付けたいし・・・
限られた時間をどう使うのか。
心を磨くということについては,まだまだ。

そこから採点。
明日は4クラス返却しなければならない。
夏休みの宿題も一気に点検。
いつものことながら,
採点して返却することで精一杯。
分析をきちんとする余裕がない。
だから,授業も変わらない。
こういうことに,ITを活用できないものか。



2006年08月29日(火) タブレットPC活用研究会
2005年08月29日(月) 夏休み最終日
2004年08月29日(日) 優劣のかなたに


2007年08月29日(水)



 見えていないことが

今日は第2回定期テスト。
数学は1時間目。
今回の目玉は,文字式を読む問題。
あったはずのaが消えて無くなることの意味や,
bに比例することに気がつくか。
まだまだ暑さが残る中,頑張る生徒達。
クラスは7月よりも落ち着いている気がする。

午後は体育祭と合唱発表会についての会議。
見えているようでいて,見えていないことがたくさん。
採点を夕方から。
思いがけず,頑張った生徒も。
逆に,サボってしまった生徒もいる。
解答用紙は,その当たりをきちんと示す。

夏休みの宿題も見なくてはいけない。
夏休み気分は,一気に吹き飛んでいく。



2006年08月28日(月) 理想とするものに
2005年08月28日(日) いつかは
2004年08月28日(土) 挨拶・返事・後始末


2007年08月28日(火)



 節目をつくる

朝から,何をどう話そうかなど,
段取りが頭の中を駆けめぐる。
休み中とは違う自分が一気に目覚めた感じ。
黒板メッセージも、金曜日に書いたものを消して、
今の気持ちを書き込む。

心配していた生徒達も,まずまずのいい夏休みだったよう。
ほっとした気持ちで,スタートできる有り難さ。
もっともそれは,登校できた生徒の話。
自分を探してぐるぐる回っている生徒もいる。

始業式ではない集会では
いつものことながら,校長先生の話に感服。
 人間は誰でも2つの顔を持っている。「がんばってやろう」と「楽をしたい」その2つが交互に出てくる。そのいい例が,24時間マラソンでの欽ちゃんだ。
 毎日の生活の中では,どうしても流されて楽をしたいと思ってしまう。だから人は知恵でカバーしようとする。それが,1年の中に節目を作ることだ。今日をその日にしよう。コツは生活の中にメリハリをつけること。24時間では疲れてしまう。でも,メリハリをつけることはできる。真剣にやらなければいけないときは,意識して自分を追い込むこと。それが次のエネルギーを生む。
 3年生の中には,この夏休みやらなければいけないけれどできなかった人がいることと思う。でも,それを引きずるのは止めましょう。新しい自分というおもいになること,それが節目だ。今からの新しい自分を評価していこう。
 最後に,暑さに負けるのは自分に負けていることですよ。


学年集会では,部活動の新部長・副部長を紹介。
約50人が前に出て,一言コメント。
こんな場を設けるのがいい。

クラスでは、この夏読んだ本の話から。
夢や目標を実現している人は、心を磨いている。
大人世代よりも、強い心、優しい心を磨いてほしい。

午後は、テストの印刷など。
始まってしまうと、やっておくべきだったことに、
いくつも気がつく。
やりたいことを書き出して、
完了予定日時を入れないと駄目なのだと改めて思う。
当たりくじを引かないのは、自分も同じ。
小さな習慣を変えていこう。


2006年08月27日(日) 懐かしい思いの中に
2005年08月27日(土) 考えない人に
2004年08月27日(金) 家族旅行と


2007年08月27日(月)



 本物のチームに

早朝から学校へ。
新チーム初めての大会。
初陣の生徒の緊張感。
慣れているメンバーにも,いつもと違う緊張感。
早めに着いたものの,会場入り口前に並ぶのが遅く,
練習会場を占拠される。
暑さの中,ほとんど動けずに練習を続けているうちに,
他チームが退き,何とか練習らしい練習ができる。
下がり面から面を打つことと,
相小手面から面を見せての技を最後に練習。
何をどう鍛えていくべきなのかを,
常に考えて行かなくては。

女子の初戦は,地元のチーム。
突破するには,勢いが必要。
緊張感から,先鋒が一本のみ。
そこから,中3人で勝負を付けられる。
勝つためにまだまだ不足しているものがある。
男子は,先鋒から副将までが接戦の末引き分け,大将戦。
試合慣れしているはずだが,動きがいまいち。
絶対に勝つという気持ちの乗りが足りない。
この夏の練習不足が如実に見え,敗退。
男女とも,2チームが抜けられるリーグ。
もう負けられない。
女子は,そこから気持ちが入りリーグを突破。
男子は,間合いに入って怖いところでの勝負ができない中,
次鋒の生徒のみが,思い切りのいい攻めで勝利。
気迫が試合の流れを作る。

流れができると,これまでの経験がものを言う。
新チームでの戦い方が見えてくる女子。
接戦もものにして決勝戦へ。
再び地元チームとの対戦。
予選リーグとは違い,まずまずの攻めと動き。
でも,いいところで旗が上がらず,寄り切られる。
誰もが認める本物のチームでなければ勝てないことを感じる。
昨年度までは追いかけていた目指すチームに,
今度は自分達がならなくては。


さあ,明日からは学校が再開する。



2006年08月26日(土) 夏の終わり
2005年08月26日(金) 手法だけでなく
2004年08月26日(木) 家族旅行


2007年08月26日(日)



 自分の中で納めきれないものが

午前中は部活動。
限られた時間の中,何を学ばせるのか。
ただ鍛えるのではなく,
主体として納得のいくものを育てたい。
きちんと伝えて練習をしたい。

わかっていてもできないのが人間。
そこをどう突破するのか。
これが当たりくじだと言っても,
それを引かないという表現はよくわかる。
自分もそうだった。
今だってそんな部分がある。
それをどう変えていくのか。
可能性は無限大の生徒達と関わっている醍醐味を,
もっと感じなくては。

明日はいよいよ新チームになっての初めての大会。
どんな結果になるのか。

午後,評価関係のことを少しだけ手を付ける。
やるべきことがまだまだある。


夜は,岡本先生宅へ。
いつも教わることがたくさん。
研究会の在り方について,
自分なりに感じていることを岡本先生に聞いてみた。
それには直接答えられず,もっと大きな回答をいただく。
学力テストで評価される。生徒の学力差はある。学習差も。
現実に対応しなくてはいけない。
でも,現実に対応すればそれでいいのか。
現実と理想の間で,道折り合いを付けるのか。

「生徒が「数学する」と言うが,それは局所にすぎない」
と言われたことがある。
文字にしても,確かに全部を学ぶわけではない。
でも自分は局所ではなく,部分だと思っている。
部分には全体の投影がある。
部分だけれど,全体に関わる。だから意味がある。
教育も部分だ。でもそれが人間ではないか。
いろいろな理論を振り回しても,
その人にとって,どう変わったのか。
主体としての自分がいたかどうかが肝心。
これってどんな価値があるんですか?
自分の課題を持っていることが大事。

芸術は,あらゆるものが問いを発している。
だからハッとする。
自分の中で納めきれないものが芸術にはある。
問いを発しているものの凄さ

「クリエイティブであること」という言葉も何度か出されるが,
恥ずかしながら,
岡本先生の目指す世界と,自分の考えている世界がどう違うのかも,
よくわからないまま。


この夏読んだ,山田ズーニー氏の話を出すと,
知っておられる先生がいて,
しかも何と女性だとのこと。意外!!
だから何だというわけではないが,なるほどと思える部分も。


何のためのVoyageだったのかを問い直す。
自分で操作することの凄さだったはず。
だとしたら,もっとそれをやらせるべきではないのか。
例えば,角度の問題にしてもそうだ。
それを見せてお終いではなくて,主体として動かして,
変化しない関係を見せ,体感させなくては。

2006年08月25日(金) 運動不足を痛感
2005年08月25日(木) 最後は人間
2004年08月25日(水) 部品交換でリフレッシュ


2007年08月25日(土)



 結果を出す人は

久しぶりの登校。今日は日直当番。
日に焼けた2年生の姿。
自信を持って生きている姿を見るのはいい。
やはり,主役として生きることが,
人を伸ばす最大の鍵なのだろう。

練習を見れたのは1時間半ぐらい。
限られた時間の中,コーチにお任せの練習だが,
でも,自分にできることを考えたい。
土屋先生が見えて,道場で出されている新聞を見る。
目指しているものが明快。
本物の人づくりを志していることがよく見える。
当然のことなのだが,結果を出す人は,
結果を出すだけのことをしている。

午後は月曜日の表彰集会のための賞状に名前を入れる。
職員室のパソコンが大きく変わり,
よくわからないことが増え苦戦。
結局,いくつかは手書きで処理。

さらに,初任者のS先生が授業案についての相談。
方程式でも,文字式のような
統一した流れの授業ができないかとのこと。
自分も,それができればいいと思うが,見あたらない。
何が大事なのかを再確認。
方程式という手法を学ばせるのだから,
その手法を理解しできるようにすることが基本だと考えたい。
見栄えのする授業案での授業が,
必ずしも生徒を育てることにつながる訳ではない。
時間を,自分のためだけに使えなくなっている。
それが当たり前だと思わなくてはいけない。

帰宅後,休み明けのテストを再度考える。

2006年08月24日(木) ちりばめられた思いを
2005年08月24日(水) 贅沢な時間
2004年08月24日(火) 東照宮へ登る


2007年08月24日(金)



 問いを立てること

八ヶ岳旅行の翌日に,くのぱんが食べれないのはとても残念。
大リーグ中継を見ながら,休み明けのテストを作成。
好投していながら,松坂の投球にリズムの悪さを感じる。
守りも打撃も,彼をバックアップしようとしているのに,
あのリズムでは力を発揮できない。
1人で野球をやっている感じがする。
決して孤立しているわけでもないだろうに。
どうすると変わるのだろうか。

ズーニー氏の本を新たに注文。
「あなたの話はなぜ通じないのか」を読み返してみる。
問いが立たなければ,
考えることはできないと断言しているのは,なるほど。
さらに,問をどう広げていくのかについて,
3つの軸を提案している。
時間軸,地域の軸,そして,人の軸。
数学で問いを磨くとしたら,どうなるのだろうか。
そんなノウハウを学ばせることも,
必要なことなのだろうと思う。

2006年08月23日(水) 組み立てが明確でないものは
2005年08月23日(火) 八ヶ岳へ
2004年08月23日(月) 日直当番


2007年08月23日(木)



 まだまだ知らないことが

旅行も最終日。

自然園横の湖。
雲がなければ
八ヶ岳がきれいに見える
スポットらしい。
何度も来ているけれど,
まだまだ知らないことがたくさん。

教わった「パンさんのお茶」というおまんじゅう屋さんへ。
何ともあったかい感じのお店で,
思わず全種類を購入しおみやげに。
そして,いつもの農業大学校で,野菜をこれでもかと購入。
八ヶ岳の西側を車で登り,
湧き水を汲みに。
まずまずの水。
でも,
藁科川上流の水の方が
自分には合っている感じ。



さらに観音峠へ。
川の流れる音かと思ったが,
実は林を流れる風の音。






昼食は,アンソレイユ。
家族連れにも優しいお店。
後,くのパンに行くが,既に完売で閉店。恐るべし。
天女の湯で温泉に入り,サッカーゲームも楽しむ。
子どもともっと遊んでやるべきなんだろうな。

再び清泉寮を訪れて,帰路に。











2006年08月22日(火) 相手意識をもつこと
2005年08月22日(月) 二人の息子
2004年08月22日(日) ノートHDDの入換


2007年08月22日(水)



 トンボと戯れて

朝食前に,岩立湖を妻と一周散歩する。
のんびりとした感じ。
釣り道具を持っていれば,もっと楽しめたことだろう。

清里を通過して,アウトレット。

さらに,原村へ。
いつもと違うペンション。
夕方,息子と達とボール遊び。
下の息子がずいぶん上手くなって,楽しめるようになってきた。
こんな時間をもっと大事にすべきなのだろうが,
こちらの体がついてこない。
毎年ここに来るとグレテンスキーをやろうと思うのだが,
それを今年も果たさないまま。
物が多すぎて,車にスキーブーツを積めないのが最大の原因。
ルーフボックスをそろそろ買うべきか。
車を換えると言いたいところだが,当分無理かな。

































素手でトンボ採りを楽しむ兄弟。
ずいぶんうまくなったもの。

夕食時に飲んだビールが効いて,今日も早めの就寝。

2006年08月21日(月) アイデンティティーを示すこと
2005年08月21日(日) 残り少ない夏休み
2004年08月21日(土) 甥とVoyageで数楽


2007年08月21日(火)



 大自然の中で戸惑う

2泊3日の家族旅行に。
52号から中部横断自動車道へのアクセスがありがたい。
下部温泉へ抜ける道付近でも,
バイパスのような道路ができつつある。
いつつながるのかな?

いつものガストで朝食,さらに南牧村を通って,立岩湖へ。
本当に自然の中。
あまりに自然すぎて,何をどうしていいのか。
それを楽しむすべが,よくわかっていないのは残念。
でも,涼しい。
川の水に足を浸していると寒いぐらい。
さらに奥へ登って滝見の湯。
のんびりとした時間が流れる。
常葉菊川の試合を途中TVとラジオで。
徹底して打つ指導に切り換えられたのはなぜなのか。
僅差の試合だったのだが,後半は一気に押しつぶす感じに。
こんな試合運びが,相手にとっては恐怖を感じ,
それがまた,接戦をモノにすることにつながるのだろう。

さらに奥へ登って,
人工の南相木湖へ。
石でつくられたダムの
人工的な風景。
大自然の中にいるのに
何とも不思議な感じ。


宿へ戻ってゆっくりと。
少しだけ読書。
さらに11月の岡山での模擬授業のための文書作成。

夕食は,和食ながらとても豪勢。
魚あり,肉あり,自家製のキュウリもおいしい。
さらには馬刺しも出て癖のない味を堪能。
こんな食事を息子が楽しめるようになったのはうれしい。
星空を見ようと夜出歩くが,雲も出ていてもう一息。
本気で見ようとするのなら,懐中電灯を持って
思い切り暗いところまでいかないとダメだろうな。

いつもより早めの就寝。

2006年08月20日(日) 夏の大地を行こう
2005年08月20日(土) メディアとのつきあい方学習セミナー
2004年08月20日(金) SPP事業 2日目


2007年08月20日(月)



 科学的な思考を

ようやくホッとする一日。
でも,そんなときに何をするのかで人生が決まるのだろう。
懸案だったカーテンレールを補修。
まだ無理がある気もするが。
息子の自由研究を読み直す。
斜面を転がるテープの速さが,何に起因するのかを追究したが,
論として,本人の中ではまだ構成されていないことがよくわかる。
だから,何をどう示せばいいのかがはっきりしてこない。
読み直していく中で,書き直しや加筆も何ページか行う。
でも,こんな経験ができる夏はいいもの。
科学的な思考が育つとうれしい。
中学生の頃の自分にもそれが無かったことを思い出す。

夕方は,部活動の自己練習報告。
先週に比べるとペースダウンの生徒が多い。
まだまだ,磨き方を指導しなくては。

CabriⅡやCabri3Dを購入することを決断。
さっそく注文を出す。
Voyageでの操作を見せるためには,
Cabriの方が生徒にはわかりやすいはず。
本当はmimioを活用してVoyageが動かせると
一番ありがたいのだけれど。

明日からの家族旅行の下調べをいくつか。
天気が思いの外,良さそうでありがたい。

2006年08月19日(土) 強気で勝負できるのは
2005年08月19日(金) 現実に戻って
2004年08月19日(木) SPP事業 1日目


2007年08月19日(日)



 きつい一言が

午前中はゆっくりと。
一斉授業の復権を最後まで。
コーチングのビデオをネットで見る。
こういうものがあるのだということを,
知っているだけでもずいぶん違う。
(佐藤先生に感謝)

昼から半田方面へ。
枝分かれの多い名鉄は,初心者には難しい。
無理を言って参加させていただいた愛知県算数数学研究会。
玉置先生のご講演は, 
「数学教育とコンピュータ -過去・現在・未来-」
コンピュータを使うことでいい授業ができるのなら,
積極的に使いたいという基本スタンス。
コンピュータを活用した授業を開発する中で,
子ども,仲間,先輩,研究者から言われた一言が,
ご自身の数学授業を磨いたこと。
うまくいった話だけでないところが,さすが。
これまで断片的に聞かせていただいてきた,
玉置先生のコンピュータを使った授業実践が,
ようやくつながった感じ。
「現在・未来」についての提言が,
時間切れで十分に聞けなかったのはちょっぴり残念だけど。

いろいろな方々が苦労し,積み上げられた中で今がある。
自分もできることを突き詰めなければ。

帰りの新幹線では,「グループコーチング入門」を一気読み。
久しぶりに小雨が降る中,帰宅。

自分を磨く贅沢な時間を過ごさせてくれる,
家族に感謝。

2006年08月18日(金) 親としても辛いところ
2005年08月18日(木) T^3Japan大阪大会2日目
2004年08月18日(水) 良い問題とは


2007年08月18日(土)



 相手を意識した発表を

関東都県の算数数学研究会で浜松へ。

静岡駅でたくさんの先生方とお会いする。
9年前に教え,今は講師をしているS先生と,
剣道関連の話をする。

午前中は中原先生の講演会。
短時間ながらわかりやすい話。
今回の改訂は,国際的・国内的な調査結果に基づいて,何がいいのか,どこが問題なのかを,データに基づいて改善を検討していること。
その調査結果を総括すると
・学力・情意とも回復傾向
・しかし,格差は広がっている。
・数学的に考える力・活用する力の育成に課題あり
・情意面(興味関心,好き,楽しい)もなお,課題あり。
という結論が出ている。
そこで,
1 基礎基本の確実な定着
2 「創造性の基礎を培う」ことを実践

の二つが提言される。

午後からは会場を移して分科会発表。
・放物線を,点と直線から問距離であることから作図し,
二円に接する円の中心の軌跡への拡張
・証明ができるようになるための様々な取り組み
・円と相似な三角形の問題と,方べきの定理,
 さらには,√6等の作図
素材としては,どこかで以前聞いたような,
でも,興味深い話題。
論理的であることの難しさ。
仮定がかなりあいまいであったり,
結論への結びつきが甘いものが気になる。
でも,教師は研究者ではない。
聞いている側も,普遍的な物を求めているのではなく,
その場の対応力や素材をどう切り取るのかで,
参考になる物を求めている。
だとしたら,研究・論文発表ではなく,
実践発表で,十分いいのではないかと思う。

質問が出ないので,積極的に発言。
発表者の思いに立ち帰って意見をしたり,
発表者の思いを引き出す質問は,まだまだ難しい。
でも挑戦してみようと思う。

自分の発表はラスト。
応援してくださる方がいて,少しだけ立ち見も。

今回は,聞いて下さる方に
問いかけることから始めようと思った。
影の長さの問題を知っているかどうかで,
ずいぶん違うのだから。
知っていると挙手された方は1名のみ,
(知らない方を聞くべきだったかな?)
それならと,原題の岡山実践を詳しく説明し,
自分の実践の経緯はかなり省略する。

議論を深めるのは難しい。
質問は2つ。
・なぜ比例・反比例の単元にこだわったのか,
・使いやすいソフトは?というもの。
時間が余り,mimioのよさを,
デジMATHの,ひよこのてんびんなどで語る。

宮崎先生からは,
・ICTを使う授業で良くなるところは何か?弊害はある。
しかし,弊害があるからさわらないというのは臆病だ。
使ってみてわかって欲しい。
チョークと黒板だけではダメだ。
・mimioを使うと,因果関係がわかる。子どもがさわれる。

Cabri3Dを使った実践も紹介してくださる。

いろいろな方がいる中で議論する意味はあるが,
その難しさを改めて感じる。
発表が,聞く側の個人差に応じていないのだ。
研究論文なら普遍的なものを求めているから,
聞く側に応じる必要はない。
しかし,実践発表であるならば,
聞く側の意識をどう変えるかに意味がある。
2年前のT^3年会の持ち方で,公庄先生が
発表ではなく,ワークショップにこだわったことを思い出した。

それにしても暑い日。
浜松駅までのバスのクーラーも故障とのこと。

そのまま名古屋へ。



2006年08月17日(木) 悪者探しではなく
2005年08月17日(水) T^3Japan大阪大会1日目
2004年08月17日(火) 久々の登校


2007年08月17日(金)



 最初の一歩が

日にちが一気に過ぎている感じ。
新聞に,静岡の教員のICT活用能力が,
全国40位以下であることが載る。
静岡市に限って言えば,能力以前の問題なんだけれど。
ICTを活用したいと自分は思っている。
でもそれは,そこまでしてでもいい授業をしたいから。
その思いがないと,活用しても意味はないのだけれど。

午前中は,息子の自由研究を見つつ,自分の原稿書き。

連絡が入り,昼から久しぶりに登校。
猛暑の中,3年生は理科の補習をしている。
30人近くの生徒が集まるのもすごいこと。
勉強しようぜという思いを引き出すのは,
やっぱり教師の一歩なのだろうと思う。

生徒と面談。
まじめの生徒なのだが,
やるべきことが進んでいない様子。
最初の一歩を踏み出せないと,ずるずるいってしまうもの。
コーチングを活用できるといいのだけれど,
気がつくと,こちらがリードして結論を語っている。
うなずく姿で満足しているだけでは,ダメなんだけどな。

明日の発表原稿を印刷。
何を伝えたいのか,ポイントが十分絞り込めていない。
でも,影の長さに関しては,
もう一度,どこかできちんとまとめておきたいもの。

夕方,帰宅。
BookOffで,もう読まないと思われる本を売る


2006年08月16日(水) 川遊びで
2005年08月16日(火) 直接学ぶ機会
2004年08月16日(月) バーベキュー


2007年08月16日(木)



 終戦記念日に

62回目となる終戦記念日。
母と護国神社へ。



この時期,
もう何年も神社に
生花を活けている母。
お弟子さん達の作品も含めて
写真をとる。

新しいデジカメCaplio R6は
ホワイトバランスが
自動ではもう一息。
室内撮影では,
暗く感じてしまうのは
どうしてなんだろう。

SANYOの名機MZ-3の
優秀さを改めて感じる。



熊本の武田先生から,永田教科調査官の講習会memoをいただく。
大きな舵取りを任された方の苦悩も垣間見えるけれど,
同時に羅針盤を手がかりに大海を渡ろうとする決意も見える内容。
自分も,生徒から一番近いところにいるのだから,
きちんとデータを分析して,
生徒にとってよりよい授業にしていかなくては。

息子の自由研究を手伝いつつ,
17日の発表原稿まとめに時間を費やす。
思いの外,時間が掛かり焦る。

夜は学区の神社の巡視に。
陽に焼けた,でも甚平を着こなす生徒達にたくさん会う。
いろいろな方が出て,地域を支えてくださっていることを実感。
小さな神社だが,なかなかたくさんの人出。
御輿を担いだり,御輿に乗ったり,
一夜限りのことだけれど,
あこがれを持つ子供達もいることだろう。
その昔,東京で1か月以上も毎日練習して
纏を振ってお祭りに参加したことを思い出す。
晴れ舞台が,誰にも欲しいもの。


2006年08月15日(火) 伸びない生徒をどう支えるか
2005年08月15日(月) 子供たちとの関わりで
2004年08月15日(日) 終戦記念の日


2007年08月15日(水)



 思い出の場所で

8月5日の表彰式の模様が,ようやくUPされる。
さあ,これで当時の生徒達にも報告できる!

午前中は,息子の自由研究を。
物が転がる速さに関わる要素は,意外に複雑で面白い。
松下の研究助成をいただいたときに見せてもらった,
1/30秒の動画を1/60秒のコマに分離する手法を知りたいもの。
1/60秒で撮影できるデジカメを買っておくべきだった。
動画を見たところでは,長さの目盛りの読み取りが難しい。
10cmおきに付けた目盛りを読むのが精一杯。

昼は,母,義妹家族,弟家族を招いて,昼食会。
全部で16人・・だったかな?
義母が元気だった頃,
ここで何度も昼食を食べた思い出の場所。








子ども達が多く楽しい会に。


楽しすぎて,周りには迷惑を掛けてしまったけれど。

午後は,読書を少しだけ。
多く先生方が薦めておられた「一斉授業の復権」を
1/3ほど読み進める。
このごろの自分を含めた実践で危惧するのは,
データ化できる部分は伸びているけれど,
それで本当に人として成長させているのかということ。
「凛々しい個別化」
「ゆたかな交流」
という言葉にもなるほど。
佐藤学氏との違いも,明確にされていて面白い。
算数の授業が,後半紹介されているとうれしいのだが,
さあどうだろうか。
当然のことながら,
多くの方から学ぶことがまだまだある。
そんな機会を持てる長期休業の有り難さ。

自分のやりたいことが,ずいぶん明確になってきた。
創造的な力,発想する力,統合的にとらえる力
この力の育成を,計算処理能力と同じような頻度で育てたい。
そのための手法も,具体化している。
しかし今,そのことに時間をきちんと割いていない。
データをきちんとまとめなくては。


2006年08月14日(月) 決断を迫られて迷う
2005年08月14日(日) いつもの川へ
2004年08月14日(土) アクアマリンのライブ


2007年08月14日(火)



 長期ビジョンと具体目標

息子の自由研究を本格的に。
テープの転がる速さを,様々なもので比較する。
デジカメでの動画撮影は面白い。
クイックタイムでコマ送りして,
データを読み込む作業はすぐにできるようになるが,
結果からどう考察して,次はどんな実験をしていくのかを,
考え出すのは難しい。
「何を明らかにしたいのか」を,何度も確認しつつ
進めているのだが,
長期的にビジョンと,目の前の具体目標をつなげる思考力が,
まだまだ育っていない。
これも,マンツーマンだから指導できるが,
40人いる生徒を相手に同じことをやろうというのは
かなり無理がある。
総合的な学習の大変さを改めて感じる。

春口氏の本を読む。

17日の発表原稿に手を付ける。
3年間分の実践があるのだということに気づく。
どこを切り取って,何を話せばいいのか。
締め切りが見えているのに,やるべきことが進まないのは,
子どもだけではない。



2006年08月13日(日) ほっと一息の休日
2005年08月13日(土) 久しぶりの部活始動
2004年08月13日(金) 悩みながら


2007年08月13日(月)



 いい結果が出るとわかっていても

娘はバスでディズニーランドへ。
この暑さと渋滞の中,出かけられる若さは立派。
でも,遊んでいて大丈夫かな。
今日も午前中に子ども達が来て,賑やかな我が家。
原田氏の本を一気読みする。
何でもそうなのだろうが,
書かせるためのノウハウが必要で,
やはり根気強く相対していくことが肝要。
「こうすればいい結果が出るとわかっていても,
 人はやらない。」
今の自分にも当てはまる言葉。
そう,そこを乗り越えられないから失敗していく。
大人達は,それを「なぜ?」と問うが,
そのなぜに答えられるようなら,苦労はしない。
習慣になってしまえば,問題はないが,
そこまでのハードルは高い。
でもそれを乗り越えれば,人は大きく飛躍できる。

いろいろな生徒が気になり始める。

夕方,部活の生徒から報告の電話が続く。
いい話も,ダメな話も,しっかり聞いて次を考える。
約2時間のことだが,実に意味のある時間。
残念ながら心配な2名からは連絡がない。
名簿が学校で,こちらから連絡が取れないのが残念。
こういう生徒こそ,連絡が必要なのだが。

2006年08月12日(土) 数学の世界の厳しさと美しさに
2005年08月12日(金) 修行が足りない
2004年08月12日(木) ほっと一息の中で考えたこと


2007年08月12日(日)



 幸せな人生を送るために

ようやく休日。
母を駅に送り,はがきを投函。
昨日の検診で,体調が良くない。

「コーチ・カーター」のDVDを見る。
最初から生徒達と契約を交わし,
チームが強くなろうと,ぶれないカーター氏。
学校が為すべきことが何なのか,
子ども達が幸せな人生を送るために,
何が大事なのかを,きちんと示していく。
現実を自分で考えられるようになる生徒達。
キーとなる生徒に繰り返される「最大の恐怖とは?」
という問いかけが伏線として出されるが,良くつかめず残念。
著作を読まないとダメかな?

義姉の子ども達や,弟の娘が来て,
一日中賑やかに。




2006年08月11日(金) 話し手にとって当然なことも
2005年08月11日(木) 率直な手紙に
2004年08月11日(水) T^3Japan年会2日目


2007年08月11日(土)



 ここまで読んでくれて

人間ドック検診へ。
見えているものが何なのか,
その場で説明があるといいなあと思いつつ。
合間の時間で「あなたの話はなぜ通じないのか」を完読。
なるほどと思うが部分が次々と。
まずは,自分というメディアを高めること。
そのためにまずは相手の意見をしっかり聞くこと。
決めが必要なこと。
1論点,2自分の意見,3根拠,4話の構成,5人・時間・お金
相手を意識して話をするということが,
具体的な事例で示されていて,とてもわかりやすい。
相手が求めている者は,何がどうしてダメなのかではなく,
どうすればいいのかということ。
クレームに対しての返事一つで,その後の展開が大きく違うこと。
本音で卑屈にならず共感できるところから・・・というところは,
その昔,クレームに相対したことを思い出す。
「考える力」とは,問が立つこと,いろんな角度から,問の配列。

共感を入り口に・・というところも自分には欠けていること。
最終ページの「ここまで読んでくれてありがとう
の一言にも,はっとさせられた。
山田ズーニー氏の本をもう少し読んでみたい。

帰りがけ,偶然クラスの保護者とお会いする。
生徒が大きな怪我をしたとのこと。
さっそく電話。
こういう場で何を聞き出せるのか。
まだまだ,上手い対応ができない自分。
この機会だからできることがあるはずだと励ますが,
それは,なかなか難しいこと。

クラスの生徒に暑中見舞いを作成。



2006年08月10日(木) 分かるだけでは足りない
2005年08月10日(水) 市教課研夏季研
2004年08月10日(火) T^3Japan年会1日目


2007年08月10日(金)



 思いの幅を広げること

62年前,長崎に原爆が落とされた日。
こうして今を生きることの幸せをどこまで感じているのか。

部活前に,畑に散水。
雑草を取ってしまった分だけ,水が必要になる。
虫にも狙われることだろう。

練習前に,チェックシートの書き方を説明。
夢を描かなければ,それ以上の結果は出ない。
思いの幅を広げることが第一歩。
そして,それに向けて現状を振り返ること。
具体的に書けない生徒はいるが,まあそれも必要なこと。
心技体の全てを磨かなくては,強くはなれない。
あとは,毎週日曜日の夕方,5分おきに報告させる時間を決める。
何となく書かせるよりも,はるかに意味のあることを感じる。

練習は,基本的な打突のみ。
今までの基本が,どう変化したのかも見てみたいところ。

帰宅後,早速届いたコーチングの本を読み始める。
まずは「図解 ビジネスコーチング入門」から。

明日の検診のための,問診票書きなど。

2006年08月09日(水) 集団を見るだけでは足りないもの
2005年08月09日(火) 対応に追われる
2004年08月09日(月) 出番の多い一日


2007年08月09日(木)



 久しぶりの登校

久しぶりの登校。
時間まで,畑の草取り。
埋没していた枝豆が見えてくる。
久しぶりの部活。
体を動かすのが久しぶりの生徒もいて,
暑さもあってバテてている者も。
新チームになり,主将は意識して声を掛けるが,
他の生徒はもう一息。
基本に立ち返り,素振りや切り返しを中心に。
我慢しての面打ちは,どこまでできるようになっているのか。

他の部活も新チームになり,
2年生の陽に焼けた表情は,意欲と自信に満ちている。
やることが明確になると,人は動き出す。

クラスの生徒に連絡を入れる。

明日で練習も終了になる。
大会までの2週間を
充実して過ごすためのシートを作成。


2006年08月08日(火) 健闘を祈りつつ
2005年08月08日(月) 松下財団成果報告会
2004年08月08日(日) 日本科学教育学会3日目


2007年08月08日(水)



 できることがある

昨日よりも早めの出発。
静岡ICまでの道が混雑していて,焦る。
なんとか時間には間に合う。

先生方のやりたいことを聞いてサポート。
関数では,グラフ電卓よりも,Grapesの方ができることが多い。
一人一台の環境をつくりやすいと言っても,
自分のように科研費で揃えられる方はそういるわけではなく,
借りることはできても,
そこまで踏み出せる方は,なかなかいない。
今ある授業を,どう変えていくのかを求めているのだから,
この研修も,見せることに特化すべきなのかもしれない。
高校数学をずいぶん忘れている。
どこかで学び直したいとも思う。
この研修会について,詰めて話しをしたいと思うが,
それは自分のエリアではないのかもしれない。

今日も,センターの久米先生から
コーチングについて教えていただけラッキー。

帰宅し,早速ネットで本を注文。
ついでにコーチカーターのDVDも。
2年ほど前,松虫中の陸上部で一躍有名になった,
原田隆史氏のサイトもいくつか見てみる。
授業でも,部活でも,
まだまだできることがあるような気がしてきた。

2006年08月07日(月) 大草原の小さな家
2005年08月07日(日) 気持ちを切り替えて
2004年08月07日(土) 日本科学教育学会2日目


2007年08月07日(火)



 共に創り出す中で

早朝に起床。
今日は,数学科授業づくり研修
‐IT機器を利用した授業づくり(グラフ電卓の活用を通して)‐
講義や演習の後,授業を考えるという大胆な企画。
午後の大半の時間をいただいて,
グラフ電卓Voyage200の活用事例を説明する。
高校の先生方の方が多いとのこと。
いろいろ迷ったが,今年は対数の話をすることに。
印刷して,車であすなろへ。

今年は欲張って,数式・図形・関数の3つを取り上げる。
どんなところで授業を改善したいと思われているのか,
それぞれの思いは,必ずあるはず。
それを引き出すだけの余裕が,あるといいのだが。
「どんな授業が理想ですか?」を書いていただく。
ビジョンが明確になれば,結果もついてくる。
それがわかるまでに,自分はとても時間が掛かった。

限られた時間の中で,ICTをどう使うのか。
提示用なのか,生徒が操作するのかによっても大きく変わる。
提示用ならば,図形ならGCやCabri,関数ならばGrapesの方がいい。
何がいいのかという選択は,これからも必要になってくる。

紙を折って放物線をデータ化し,
グラフ電卓に入れグラフで近似するのは面白い。
このシリーズは,1年から学べるもののはず。

終了後,久米先生からコーチングについて教えていただく。
きちんと資格を取られたとのこと。
何度も繰り返された「ドライ」という言葉が,
今の自分には必要なのかもしれない。

慌てて帰宅し,飲み会へ。
5名の先生方から,今日の校内研修の話しを断片的に。
今回も充実した会だったことを聞き,ありがたい限り。
学ぶということは,誰かから一方的に授けられるものではなく,
共に創り出す中で,見出すものであることを感じる。
参加できなかったことがとても残念。
自分の話を聞いた方は,どこまでの思いになっているだろうか。

珍しく二次会へ。

2006年08月06日(日) 考えるには
2005年08月06日(土) 日数教長野大会2日目
2004年08月06日(金) 日本科学教育学会1日目


2007年08月06日(月)



 十年経っても苗木

今日は東京へ。
日本教育工学振興会の
第10回コンピュータ教育実践アイディア賞の表彰式
3年前の生徒達にプレゼントしてもらったネクタイで。
陰山先生が発起人となっている教育再興連盟のイベント,
教育夏祭り2007「子どもを伸ばす「授業」大集合!」
の中で行われるとのこと。
いろいろな組織が,企業が,教育に絡んで動いている。
とはいえ,このイベントとは直接絡んでいない感じで,
ちょっぴり残念。

表彰式では副賞として,
パナソニックからワイヤレスプロジェクタをいただけるとのこと。
2年前にモニターとしてお借りしたときには
画像が暗く,ファンの音が気になったことを思い出した。
2年間でどう変化しているのか楽しみ。
そして,mimioとの相性も。

場所を移して,小さい教室でのプレゼン。
何度目かのプレゼンになるが,10分間があっという間。
でも,思いは伝わったはず。

文部科学大臣賞の先生の実践は,なるほど。
歩幅の速度測定をグラフ化する具体的な実践。
データに基づいて生徒が納得し,自分の能力を高めていく
科学的な研究だった。
こんなことを部活動でもやってみたいもの。

審査委員長の山極先生からは,
教科は数学なのだが,物理の落体の実験。
y=4.9t^2であることを,
学校の校舎や廊下を使ってのダイナミックな実験。
アメリカなら数学実験がある。
実感を持って数学を理解させる,新しい数学だった。

と,講評していただく。
会長の坂元先生からも,「楽しい授業ですね」と
直接お言葉をいただく。

最後の名誉会長の宮島龍興先生のお話に撃たれた。
・アイディア集を出すことを初めて15回,賞を出して10回。果たして今までのような考えで続けていっていいのかと思った。アイディア集を見ると非常に面白いが。
・アイディアは苗木だと思う。でも,十年経っても苗木じゃないかという気がする。苗木が育って森林になっている気がしない。アイディアという言葉が良くなかったかな?アイディア・・思いつきみたいな感じ。思いついた人は上手いことをやっているが,人の真似をしたらダメみたいな。
・思い出すのは,二宮金次郎の話。前は小学校に薪を背負っての石像があった。でもどうもそういう人ではなかったらしい。その小説の中に,殿様から金を引き出して,それを下級武士に貸した。利子を取って。下級武士は内職をして日々過ごしている。そういう人に,保証なしに金を貸した。内職をするとき,最初にいい道具や材料を買って能率が上がる。それでちゃんと返してもらえた。担保は取らずに十分に下級武士の生活が潤った。
・昨年のバングラディシュのノーベル賞を取った,経済学の方。恵むのではなく,担保なしに困ってあれば有効な金を貸して,生活が自立できるようなものをしたら・・女の人の人権が認められていない国で。自分のものもない。仕事をするのに必要な資金がない。そういう人に,わずかな金を貸して,そういう人が絶えず連絡し合って,貸した側も指導をして,わずかな金が生きて,そこから年に10%の利子が払えるぐらいの貧乏を克服したとのこと。
・私たちがアイディア集を考えたのはそういうもの。働く意欲はあるけれど金がない。担保もない。そんな人に金を恵むのではなく,それが十分生かされるようなシステムを作って・・・という貧困は世界各地にある。日本にもある。今でも。その貧困の在り方は違うけれど,貧困をなくす方法を考えた場合に,マイクロクレジットという考え方で,それがノーベル賞だった。金治郎が生きていれば,彼だったんじゃないか。芽だけで終わらずに,
・金次郎は今から一世紀前の人。今,教育の面で新しい工夫をされている。でも,それを大きく成長されるようなアイディアは何だろう。恵むのではなく,それが生きるようなものに皆さんを誘い出していくものは何だろう。去年のこの会でも,兵庫県の方が,海でいろんな小動物がどんなはたらきをして環境を浄化しているのか,浅瀬,干潟で生物がどんな生活をして環境浄化になっているのか。そういうのをコンピュータで調べた。生徒がみんなで。それを里山では,どうなるのか。ぐたいてきにどれがどんな役割で,おいしい水にしてきているのか。微生物たちが・・・と考えれば海での研究が山の研究になる。それぞれのアイディアを出した人が,他に生きる。みんながそれを認める。先生も教育の効果がある。それが,教育界に広まることで,教育そのものが面白いやりがいのある仕事になるんじゃないかと思う。学問の世界では学会がある。論文を出す。教育現場でも,実際新しいアイディアを出して,それが,誰がやったより,子どもが変われば満足だろうけど,教育というところに波紋を広げる方がいいこと。苗木ではなく森を育てることだ。
・気になったのは,誰のアイディアを使って・・・という引用がないこと。新しいのはいいが,見かけだけ新しいのがいいのではない。良いものを使うことが,立派なアイディアとなる。一発のアイディアで終わるのではなく,それが浸透することが大事ではないか。その手始めとして,ある先生がいいアイディアを出して面白い授業をされたら,そのアイディアをくんで,他の先生がどこまで実施されたのか。それが広く伝えられたら,アイディア賞の対象になるんではないかと思っている。学校の中で,アイディア集の中で,掲載された仕事をされたことが,その後どう発展したか,学校としてのアイディアに対する努力を学校賞として考えている。その考えを小冊子にした。もっと大きく発展させることを皆様に考えていただきたい。


ITを活用した授業がなかなか広がらないことを,
半ばあきらめていたが,
こういうことをメインに研究助成を受けてみようと思う。
それなら,お手伝いできるのではないかと思う。

副賞の賞金は,
宮島先生個人のポケットマネーによるものとのこと。
帰宅して,さっそくどんな方なのかを調べ,
ご著書をネットで購入する。

さあ,明日からはあすなろで
「グラフ電卓を活用した授業づくり研修」だ。

2006年08月05日(土) 迷っていては進まない
2005年08月05日(金) 日数教長野大会初日
2004年08月05日(木) 論がない


2007年08月05日(日)



 グラフ電卓以前

三宮からJRで芦屋へ。
芦屋駅前のバス停で,釜山大学の金先生にお会いする。
こんなすごい方でありながら,
握手で迎えていただけるのが何ともうれしい。
甲南高校までのバスの中で,いろいろ話しをする。
学長選挙で見事当選されたとのこと。
夢を実現するためには,ポジションが必要。
自分は,どう生きるべきなのか。
ボール落下の授業実践が表彰されるので,
明日の金先生の御講演を聴けないことや,
韓国でのことを,数学教育9月号に投稿したことを話す。

甲南高校では,公庄先生にも握手で迎えていただく。
残念ながら,S先生は来ていなかった。
もっと連絡を取らなくては。

11回目を迎えたT^3Japan年会,今年の目玉は授業を3連続で。
参加してくれる高校生がいることがありがたい。
限られた時間。
どうやって,生徒をつかむのか。
名前も知らない生徒達。
ステージから客席の生徒に授業をすること。
生徒が主役なのか,教師が主役なのか。
グラフ電卓以前の部分で,気になることがいくつか。
授業の在り方を話し合うことの難しさ。
初めて参加された高校の先生方がどう思われたのかや,
生徒達がどんな感想を持ったのかを知りたかった。

自分の発表は,今年の実践から。
感動する話しが出なかったことを感じる。
わざわざ自分の発表を聞きに来てくださった方がいて,
有り難い限り。
ボール落下の授業もやってみたとのこと。
広がらないと思っていたが,どこかで広がるもの。

明日の東京行きのために,
残念ながら懇親会に参加せずに帰路へ。
久しぶりに我が家へ。



2006年08月04日(金) Voyageを活用した授業づくり研修 2
2005年08月04日(木) 長野へ
2004年08月04日(水) 青空が眩しい夏の日


2007年08月04日(土)



 何とか兵庫へ

高知3日目の朝。
まだJR土讃線は運行していないとのこと。
とりあえず,当初の予定通りN先生の講演会へ。
しかし・・・・
前日,O先生が予言しておられたようにこれは失敗。
時間が1時間と限られていることもあったが,
何より以前のような勢いがない。
大事なのは,過去の実績ではないのだ。
その時の勢いがなければ,相手の心を動かさないことを痛感。

はりまや橋を経由して,あてもなく歩いて高知駅へ。
時間に余裕はあるが,
この荷物を持って,台風の中,どこかへ行く元気はない。
昼になってもまだJRは動いていないとのこと。
代行バスに飛び乗って,阿波池田駅へ。
高速道はとても順調。
近くにできた大型総合スーパーのためか,駅前商店街は閑散。
初めて来た街なのに,なぜかいつか来たことがあるような思いに。

そこから鈍行列車に揺られていると,
動き出した特急に抜かれる。
慌てて動いたことが失敗か。
それでも,せっかくだからイレギュラーな旅を楽しむ。
琴平で途中下車し,讃岐うどんをいただく。
金比羅さんまでは行く時間もなく,ちょとだけ街を散策。
よさこいや阿波踊りも,一度は見てみたいもの。
年に一度,街が一変するのだろう。

そこからは順調に岡山へ。さらに新幹線で新神戸へ。
ホテル着は19時過ぎ。
5日のプレゼンに再度手を入れる。
さすがに疲れが出て,早めに就寝することに。


2006年08月03日(木) Voyageを活用した授業づくり研修
2005年08月03日(水) わかることは尊い
2004年08月03日(火) 体験入学へ


2007年08月03日(金)



 発表を通して見えるもの

風は強いが,朝は雨が止んでラッキー。
プレゼンの写真をチェックして,
一昨年と昨年のスタンドアップの様子に違いを発見。
立っている生徒が少なくなり,
教える側と教わる側の目線の高さが
同じになっているのは,とてもいい。
いい言い方をすれば,より自然になってきている。
悪い言い方をすると,慣れてきている。
これは,危うさと隣り合わせでもある。

ちょっと早めにホテルを出て歩いて高知附属中へ。
さすがに南国,教室は冷房が入っている。
体育館では,Naocoの中澤さんがさっそく展示中。
いろいろなの教科書関連会社の教材が配付されていたが,
台風がどうなるのかわからない中では,
安易にいただく気になれない。

今回の発表は2番目。
日数教での発表もこれで3年目。
自分の発表の時に,
ギャラリーが増えるようになったのはうれしいもの。
3年前の情けなさを思い出す。
昨年に続いて,スタンドアップをPR。
発表時間の20分を,動画を含めてきっちり使い切る。
今年も,動画の音声を出力できず残念。
それでも受け止めてもらえる方がいる強さ。
その後の質問や指導助言も,
これからを示唆していただける内容でありがたい。
・教師は何ができるのか?何をするのか?
・学級(授業の場)作りのために,前提となっているものは?
・どんな場面で使うことが有効か?
・どんな力が伸びたのか?数学的コミュニケーション能力?
それが検証できれば
・私的なもみゅにケーションで,オフィシャルな表現は育つのか?

など,なるほどと思えるもの。
明治図書の数学教育での執筆と対比して,
そこから一歩進んでいることを認めてくださったのもうれしい。
自分もそんな人にならなくては。

愛知県,特に名古屋市からの発表が多い。
組織で活動している証拠。
静岡も,そんな体制にしたいものだと思う。

とはいえ,実践を研究として人に示すことの難しさ。
主語と述語が一致しなかったり,
テーマと結論がつながっていなかったり・・・・。
研究の成果をどう検証するのかも同様。

結論ありきの研究が多いのは,
本当に研究したいと思っていないからか。
大きな舞台では,借り物の理論を提示したくなるが,
それを本当に理解している訳ではないことも見え隠れ。
何のことはない,少し前に自分を見ているようだ。
雰囲気や思いこみと,事実の差。
少し客観的に見えてくると,その違いが明らかなのだが,
研究を始めたばかりに方には,どれも難しいところ。
研究のために授業をしているわけではないのだから。
でも,多くの方に,そこを乗り越えてもらいたいと思う。

それ以外にも,気になる発表がいくつか。
先行事例を知っているとなおのこと。
とはいえ,現実世界をもっと数学すべきだと感じる。

途中風雨が強まり,JRも飛行機も橋も全てSTOPとの放送が。
いつの間に,グランドのサッカーゴールや
バスケットゴールが横に倒されている。
それでも,関係なく会が進むのは,さすがは高知。

帰りには,風は残るが雨もほとんど止む。
ラッキーなことに岡山の先生方の車に同乗させていただく。

約束の夕食時間まで2時間。
本当ならここで少しは観光と思うところだが,
台風の中では外出する気にもならない。
コインランドリーで洗濯をしつつ,6日からの研修を再考する。

夜は,川上先生はじめ岡山の先生方と,酔鯨亭でクジラ三昧。
給食に出ていた昔は,
こんなに有り難がって食べることになるとは思わなかった。
なかなか濃厚な,でも癖になる味を堪能。

どんなに優れた方法であっても,「これなら誰でもうまくいく」
という言い方はしない方がいいという忠告をいただく。
ありがたいこと。
部活と同じで,心技体が揃わなくては,いい授業にはならない。
とはいえ今の自分もまだまだ,その域には達していないが。
徹底的に数学教育のみを考え,語れる時間があることが,
今の自分には何より大事なのだと思う。
日常の中では,できることとできないことがある。
こんな贅沢な時間を許してくれる今の環境・家族に感謝。

それにしても猛烈な風で,傘をさすことは到底できない。
満潮時刻と重なって,近くを流れる河も水位が高い。
明日は,どうなるのか?

2006年08月02日(水) 新チームのスタート
2005年08月02日(火) 「る・く・る」で科学する 
2004年08月02日(月) 備品整理で


2007年08月02日(木)



 高知1日目

早朝から駅へ。
名古屋でのぞみに乗り換えて岡山へ。
そこから初の土讃線。
瀬戸大橋は,美しいのどかな光景と
日本を支える工業地域のサンドイッチ。
大歩危小歩危付近は,まるで伊那線。
キーボードをを打っていると思わず酔いそうになる。
約6時間掛かってようやく高知へ。
愛知の小林さんにお会いし,少しだけ話しをする。
明日は発表時間帯が重なって残念。
静大の熊倉先生にもお会いし,一緒に昼食。
さらにはシンポジウム会場へ。

まとまりはしないものの,
これだけの論客を集めての話は面白い。
小学校・中学校の先生もさすがに優秀論文賞をいただいた方。
ご自身の論文をベースに,論を展開。
焼津の先生の論文は,一度見ておきたい。
指導要領改訂を前にして,
大学教授は自分の専門分野を何とか入れようと考える。
・習得した知識技能を活用し考える力を育成する教育課程を
・論より数字,勘より統計
・離散数学的な題材を活用して「言葉で論証する」を実践しよう

など。

数学を「自由に考える」と「お作法に従う」に二分しよう
コンピュータの利用を前提に「参加できる数学」の世界を広げよう

などは,自分の思いと重なるもの。
フロアーからは,「塾なしでも本当にできるのか。」と
こういった研究に対する反論も出される。
ここで,発言すべきだったか。
日本を動かす思いを,もっと強く持ちたい。

明日からは台風直撃で,高知城付近を散歩するも,
荷物が重く石段を登る元気が出ず,ホテルへ。
ホテル近くで高専の先生方ともお会いする。

明日のプレゼンに再度手を入れる。


2006年08月01日(火) 日数教東京大会2日目
2005年08月01日(月) 本気でできるようになりたいか
2004年08月01日(日) OFFの日


2007年08月01日(水)
目次