Just for today !
re-invention



 制服セミナー

11月も最終日。
欠席者もちょっと増えてきた感じ。
影の長さの授業は,まだまだ続く。


今日は,エクセルで表を提示。
生徒はどこまで表が見えているのか。
エクセルにしておくと,計算式を入れておけば,
街灯や人の高さの数値を入れると,
一気に数値が出てしまうのはありがたい。
ここでは影の長さの話というより,
表の変化と・数式・グラフの関係をまとめる話に。


後半クラスでは,授業展開も洗練される。
街灯や影の高さの数値を自由に変化させるのではなく,
意見を出させて,全体で同じものを追求させる。
その方が,関わり合って確かめることができる。
またdbook化したプリントをプロジェクターで映して,
再度影の長さについて確認しておくのも,必要なこと。


遅れているクラス。
どこで進度を詰めようか。
今年も残り3週間の授業になる。
年末の区切りまで,どうやって授業を進めるのか,計算が必要。

午後は,
3年生の制服セミナーのお手伝い。
学年部との段取りができていなく,
ちょっとあわてる。

わざわざ,自校用にプレゼンをつくってきて下さり,ありがたい。
講師の石永さんは,日本毛織(株)所属の大阪のスクールユニフォームのデザイナーさん。
話をするのは苦手で・・とおっしゃるが,そのぎこちなさが,生徒には新鮮に伝わる。

中田英寿氏を例に
ONとOFFを
切り換えることのかっこよさで,
まずは生徒を惹きつける。

ご自身の失敗談は,もう少し聞きたかったところ。

制服は,
学校で勉強するため。
体操服は
運動するためのもの。
第一印象は6秒で決まり,
それはなかなか消えない。

当たり前のことだが,
振り返ってみると忘れている側面。身だしなみ・ふるまい・話し方など保護者にも教員にも聞かせたい話。

女子生徒の足をすっきり見せるために・・という部分は,
数字と事例を示してとてもわかりやすい例示。
実際に生徒の着こなしを示す時間があったのもいい。
これで生徒の服装が少しは変わるかな?
欲を言えば,本職のデザインについての話を,
もう少しして欲しかった。


2004年11月30日(火) 乾いた心に潤いを
2003年11月30日(日) 雨の休日


2005年11月30日(水)



 ワードの表を使って

朝の遅刻者が増え始めている。

授業は5つ。フル回転の1日。

グラフを書かせるのは,案外時間がかかるもの。
ましてや線を引いて影の長さを求めてからだと
40分ぐらいの時間はあっという間。


比例かどうかの判定に関しては,
本当に理解されていない。
とはいえ,単に説明するだけでは,きっと忘れてしまうだろう。
一次関数とセットで学ばないとダメだろうと感じる。



一番進んでいるクラスでは,グラフも含めて関係を見つける授業に。


バラバラにある関係を統合的に見ていくのは,面白い。
しかしまだ,比の関係と比例定数の関係にはたどり着かない。
どこで決着させるか。

ワードで書いた表の枠に,そのまま数値を打ち込んで表示。
こういう使い方は初めて。
色を瞬間的に変えられるのもいい。
書き込んだことがそのまま残るので,続き番組の授業としては好都合。

放課後は先日聞いた白石三郎氏の講演に手を入れて印刷・配布。
教員のしたことについて,教員が自分で答えを言っていないだろうか。「自分はこうやってます」なんて言う必要はないはずだ。答えを出すのは生徒。勝負で勝つことだけではないが,教員のしたことは,生徒が答えを出しているはずだ。
など,改めて反省することが多い。



2004年11月29日(月) 進路説明会
2003年11月29日(土) 一流の人に逢う


2005年11月29日(火)



 先鋭な問い・広がる問い

ちょっと疲れの残る月曜日。
影の長さの授業を2種類。
生徒の問いを引き出すもの。

黒板のスペースがなくなり,
久しぶりに黒板に投影。
・街灯と人の高さの比を同じにしたまま変化させたらなど,
具体的な問いを持てる生徒がいて,すごい!
そんな発想の素晴らしさを賞賛することはできるが,
そんな発想を持てる生徒を育てることはできるのか。


このクラスでは,
前回の失敗を受けて
追求を絞り込んで行う。
比をこちらが出してしまったのは,
失敗かな?
スタンドアップで,確認しつつ行うが
5種類も書かせたのは多すぎ?
授業が週3時間なので,
1話完結でない授業の難しさを感じる。


最後のクラスでは,問いがさらに先鋭に。
・人の位置を変えずに,高さだけを変えたらどうなるか
・人の位置や高さを変化させて,影の長さを変えないようにできるか

しかし,ここまで広がってしまうと,どこまで追求できるのか。
時間との勝負になる。

テストノートの採点はようやく1クラス。
やりたいことはまだまだある。
制服セミナーの担当者から連絡を頂くが,
せっかく頂いたPPTの資料もまだ見ていない。

夜は分会長会議に。人事異動希望を提出。

「メディつき」の新たなプランとして,
「CFを読む」なんてのもできるかなと思った。
どこかで見た様な気もするけれど。

2004年11月28日(日) 穏やかな秋の日
2003年11月28日(金) なかなかいい感じ


2005年11月28日(月)



 メディつきの真髄にふれる

ちょっと早起きして,バスで静岡駅。
東京銀座の喫茶店の一室へ。
堀田先生主催のメディつきの学習会。
短時間ながら,濃密な2時間。
曖昧な発言に対しては,すかさず
「端的に言うと?」「それじゃあ伝わらない」
自分なら,どちらもありで決着させると思う場面でも,
「それは違う」と断言。
情報モラルだけではない,新しい分野として
「メディつき」を育てていこうとする堀田先生の強い意志を感じた。
「情報の発信者と受け手の両方を経験することで,
 発信者の意図や,受け手として読み取るべきことを学ぶこと。」
「先に分析してから,やらせるのではなく,
 まずは自分で経験して,それから振り返るスタイルに。」

文字にしてしまうと,これまで繰り返し聞いてきた内容だが,
パッケージを検討する中で聞くと,
その意味がひしひしと伝わってくる。
漠然と見てきた,メディつきの真髄にふれた感じ。
「心の問題とメディア理解」
全体をとらえた上で,今の仕事をはっきりさせていく。
今はコメントすることしかできない自分だが,
どこかで,何かを創り出せたらと思う。
その後のランチも楽しいひととき。
厳しくも暖かく,メンバーを大事に育てていこうとする
堀田先生の思い,お人柄に,人が集まるのだろう。

銀座をちょっとだけ歩いて帰宅へ。
帰りの新幹線では,藤原正彦氏の「国家の品格」を一気読み。
論理の限界,民主主義や西洋社会の限界を激しく説く。

義母の調子は小康状態とのこと。
油断はできないけれど。

そして,娘の誕生日。
このところ恒例の,
ストロベリーのマスターの
オリジナルケーキを堪能。
一瞬の楽しいひとときを見事に演出。
あったかい思い,幸せを運ぶ仕事。
感謝と感動を,
娘はどこまで感じているのかな。


2004年11月27日(土) 勝つことだけじゃない
2003年11月27日(木) 機能し始めたかな?


2005年11月27日(日)



 様々な人生の裏側

午前中は部活動。
コーチが同僚を伴い,いつも以上に解説が多い練習に。
生徒にとっては大柄な方だが,
警察の競技者の中では小柄に入るのだろう。
釣り手の工夫は人一倍。
穏和な人柄の裏側に,負けまいと工夫してきた戦歴が伺える。
気になる話もいくつか。
ハートを育てることの難しさ。
ハードルをどう設定するのか。

午後は明日のメディつきの会に向けて予習。
作者の意図を読み取れるもの,読み切れないもの。

夜はスキーのイベントへ。
思いがけず,新任の頃お世話になった
技術科の先生だった方に久しぶりにお会いする。
スキーの一級,準指,正指導員の資格を取った方。
さらに東京で弱色を治して,
渡米し,ヘリコプターのパイロット資格を取得!
颯爽と教員を辞めていった方。
今は何をしているのかと聞くと,
何と何と,今年,税理士の資格を取得したとのこと。
多様な人生を歩めるのは,勉強熱心であるから。
自分にはとても真似のできない生き方。

ゲストの木村公宣&粟野利信氏のトークと抽選会を楽しむ。
デモで有名な粟野氏が,実はアルペンの選手だったとは。
その道の達人も,実は苦労を重ねて今がある。
「アルペンからデモの道に進もうと思った契機は?」
「競技をしていた時と,指導者になった今のスキー観の違いは?」
何となく聞いていた自分だったが,
一流選手のスキー観に迫る質問を次々される方もいて脱帽。

義母の具合が良くなく,妻は実家へ。
心配な日々。

2004年11月26日(金) 何が大事なのか
2003年11月26日(水) 活性化する手立て


2005年11月26日(土)



 条件替えを任せたが

今朝の朝礼は,表彰がメイン。
今年の2年生は活躍する部活が多く,表彰も多い。
表彰の仕方も部によっていろいろ。
顧問の考え方,指導がよく見える。

影の長さの2時間目。

点と点の間を詳しく調べるところで終了。
別のクラスでは,
変化の割合が一定であることと直線になることを
繋げて言える生徒がいて嬉しい驚き。
偶然ではなく,必然になるようなセンサーで生徒をつかみ,
もっと生徒の言葉で言わせたいと思う。

影の長さの1時間目。










スタンドアップで,表やグラフを確認する。
このあたりは,上手く機能する。

4時間目のクラスでは,
電灯や人の高さの条件換えを自由にやらせたところ,
全くうまくいかない。
中途半端な長さでも,整数値に読み取ってしまう生徒が多い。
2時間前の内容とはいえ,
図から影を読み取れない生徒もまだいる。
以前やったから,できているつもりではいけない。
これでは問いや気づきも生まれない。
Voyageを使うことも含めて,再検討したい。
いずれにしても制限を加えるべきだったか。

午後は,いくつかの対応が必要になる。
夕方にかけても電話での対応など。
もっと攻めの指導をしたい。
後追いになってもいいことはできない。


2004年11月25日(木) 発想する力を育てる
2003年11月25日(火) TI92を使った授業は快調


2005年11月25日(金)



 自分の授業は・・・

ちょっと疲れが残る木曜日。

影の長さの授業を3つ。

ワークシートをdbookで映してしまうと,
グラフ黒板を使わなくて済むようになる。
これはなかなかいいかもしれない。

気がついたことをまとめていく。
表の見方が3つあるのは面白いが,
いろいろな関数を扱わずに,
一つだけの例から比例をまとめているのは気になるところ。
関数は,何でも比例に思えてしまう恐れ有り。
それでも直線のグラフの意味を
感覚的につかんでもらえただろうか。

復唱法を真似して使ってみる。
生徒は言葉を考えて使っている。
批判するのは簡単だが,教師主導の授業をしている自分。
中途半端な理解で復唱法を行うことによって,
教師が何を求めているのかを,生徒が探る授業になる気もした。

高橋尚子さんのポスターを印刷・掲示。
元気が出るいい笑顔。
でも,笑顔の裏側にある世界も感じ取って欲しいもの

午後から,いくつかの電話での対応。
諸機関があることで,ずいぶん助かっているが,
だとすると,学校の果たすべき役割は何なのか。

掃除時間に
何ができるのか。
外掃除を中心に
校内を
見て回っているが,
全体を見る機会は,
自分だけで
いいのか。
多くの先生に,
全校を見て,
生徒の実態を
感じてもらった方が
いいのかもしれない。

放課後は,生徒指導便りを作って発行。
出し始めると,いくらでも内容はあるもの。

2004年11月24日(水) 命を考える
2003年11月24日(月) 連休最終日


2005年11月24日(木)



 富士山を見に

勤労感謝の日。
熊本の武田先生と,いくつかの話。
昨日の授業については,もっと知りたいことがたくさん。
また,スタンドアップについても問われるが,
きちんとした答えができなかった。
いくつかのルールを積み重ねてきて,
変化すること,成長することが大事だと感じているが,
もう少しわかりやすくまとめておくべきだと感じた。

朝食後,富士山を見に富士ICから西富士道路へ。
10年後のことが話題になるが,今の自分からは想像もできない。
ちょっと前は,そんなことが気になっていたが,
今の自分は,それを余り考えていない。
もっといい授業ができないだろうかということで精一杯。
先のことは,分からないと割り切っている感じ。

富士に近づくほどに富士山は姿を雲に隠し,
朝霧あたりでは,ほとんど見えなくなり,
河口湖付近では全く見えない。
しかたがなく,久保田一竹美術館へ。
繊細さと大胆さが
心をくすぐる
美術館。

紅葉は盛りを
過ぎているけれど,
いい感じの庭園。












とはいえ,

二人の息子には

ちょっと

上級コース




まあ,
そんな体験も
たまにはいいかな?









お昼は富士吉田のうどんやへ。
民家で食べるちょっと変わった感じ。
讃岐うどんとは,また違った味わい。

帰りにようやく富士が顔を覗かせ,ほっとする。

武田先生を静岡駅までお送りしてお別れ。
熊本の阿蘇山を是非とも見てみたいと思った。
来年の教育工学学会に行けるようになるのかな?
これから先の出会いにも,大いに期待。

夜は,玄関ポスターの作成。
今回は,もちろん高橋尚子さんのレース後のコメントから。
全文が載っているサイトを見つけラッキー。
さらに,「子どもを叱れない大人たちへ」という
落語家 桂才賀師匠の講演記録を見つけ,
これも教員向けに印刷できるスタイルにしてワードで出力。

そうこうしていると,何とこの日記が
光ヶ丘中のHPでリンク紹介されていて,びっくり。
玉置先生に,早速お礼のメール。

2004年11月23日(火) 勤労感謝の日
2003年11月23日(日) 久しぶりのOFF


2005年11月23日(水)



 光ヶ丘中へ

わくわくして早起き。
リンク西奈へ常葉大生を迎えに行き,
S先生のアルファードで一路小牧市立光ヶ丘中へ。

朝一番校長室に迎えられると,大西さんから,
「スタンドアップ方式は意思表明なんだ」
「どこかで,あれ,話していい?」
びっくりだけど嬉しい言葉。
距離は離れているけれど,つながっている不思議な感覚。
なぜか相馬先生にもスタンドアップ方式を説明することに。
持っていったデジカメの動画を見ていただく方がよかったか。

お土産にもと思ってたくさんいただいた挨拶カードは,
あっという間になくなる。
カード一枚ながら,見知らぬ来客と関わりができる,
不思議な感じ。でもお互いにいい気持ち。
子どもたちの明るさが,なんともいい。

公開授業を少しずつ6つ見させていただく。
プラズマの60インチは,さすがに迫力がある。
タッチパネルで操作している先生は,さしずめハリーポッターの気分かな。
気軽に多くの方が使われているのは,うらやましい。
生徒が操作するようになると,もっと授業が楽しいはず。
普通の教室には置けないサイズ。
数学専用教室があれば欲しいなあ。

授業をする側にとっては当たり前になってしまうことも,
見させてもらうと,気がつくことがあるもの。
外角にせよ,音の振動数にせよ,反比例の形にせよ,
表面的な知識は,既に持っている生徒達。
そこからどうやって,背伸びとジャンプをさせるのか。
小さな問いが生まれる瞬間がたくさんある。
本当に分かるとはどういうことなのか。
どう予測し,どう拾うのか。授業の難しさと面白さ。

GCを使わない石川先生と,使った玉置先生の比較授業は,
生徒にとって高いハードル。






















だから面白いけれど,授業者としては苦しいところ。
それでも授業にしていくのはさすが。
「いつも以上に一生懸命表現して欲しい。一生懸命察知するから。」
という言葉通り,
アンテナの高さ,鋭さはには脱帽。
おそらく自分なら,
聞き逃してしまったであろうやりとりや,
生徒の言葉を拾って,最後はそこから攻めていく。





検討会も,面白いけれど難しい。
こんな時,川上さんならどんなことを言うのかなと思う。
本質を見抜くという本題には行かなかったけれど,
互いにたくさんの課題・宿題が出て,次回が楽しみ。

こんな場を提供してくださった玉置先生はじめ,
光ヶ丘中の先生方,保護者,生徒の皆さん,
大西さん飯島先生はじめ,スタッフの方々に感謝。

帰りは,熊本の武田先生と静岡へ。

2004年11月22日(月) 疲れを残して月曜日
2003年11月22日(土) 奈良へ


2005年11月22日(火)



 Voyageは使えず

授業は3つ。
テストを返すクラスが1つ。

影の長さの1時間目のクラス。

案外,スムーズに流れて,
気がついたことや感想を書く時間がたくさんとれた。

影の長さの3時間目のクラスでは,
疑問やさらに追求したいことをまとめてみる。

①もっと遠くに行ったらどうなるか
②もっと細かく調べたらどうなるか
③街灯や人の高さを変えたらどうなるか
④なぜ,同じように増えるのか
といったところ。
②を調べるために,Voyageを使おうとファイルを用意し,
さらにプロジェクターを2台用意して臨むが,
①についてGCで見せたところ,
残り時間が10分ほどになり,②も同様に見せてしまう。
面白さはないが,まあしかたがない。
ワークシート上で
もっと書かせたいという気持ちの方が強い。

昼から対応あり。
何を受け止めるべきで,何に壁となるのか。
迷いは尽きない。
気になることは他にもあったようで,
できることに真摯に対応しようと思う。
明日のお願いをして,
生徒指導便りを久々に発行。

玄関ポスターを高橋尚子に換えようと思うが,
サーバーのトラブルとのことで,
ネットにつながらない。断念。

MLに玉置先生・石川先生の公開授業の指導案が流れる。
さあ,光ヶ丘中で何が学べるのか。
楽しみになってきた。


2004年11月21日(日) 論文発表会2日目
2003年11月21日(金) いい天気


2005年11月21日(月)



 影の長さをVoyageで

母を車で送り,溜まっている仕事をいくつか。
板書写真をプリントアウトしてノートに。
メモをきちんと取りたい。
影の長さの問題を,
Voyageで作成。
街灯の最大が3cm程度。
これはしかたがないか。
高さを動かすのに,
0.5刻みで変化させたいが,
手でつかんで動かすと,
思うような数値にならない。
結局,数値を貼り付ける形に変えてみる。
これだと,操作が難しい。
どうなるのか試してみようと思う。

思いがけないことが起きて,
27日に東京で行われる,
メデつき関係の学習会に参加できることに。
こちらの勉強もしなくては。

2004年11月20日(土) 論文発表会1日目
2003年11月20日(木) 研究発表会


2005年11月20日(日)



 デジカメ活用の技

午前中は,部活動に。
久しぶりに,校内での練習。
悪くはないが,覇気がほしいもの。

宮崎 靖先生のプログで,デジカメを使った技が紹介されていた。
机間巡視でノートを接写し、プロジェクタでスクリーンに映す
という方法・・・・なるほど!
これは是非ともやってみたいものだ。
複数の考えを,一度に並べられないのは難点だが,
切り替えて見せればいいことも,多いはず。
ズームアップできたり,色も自在。時間的にもこれは有効。

夜は,柔道部の保護者懇親会に。
楽しいひととき。

2004年11月19日(金) 京都教育大附属京都中の発表
2003年11月19日(水) なんだろうなあ・・・


2005年11月19日(土)



 影の長さを,ITを使って

テスト返しを2クラス。
影の長さの授業を2クラス。


どうなるのか,予想がつきにくい課題は楽しい。
まずは,GCを使って変化を見せて,予想させ,
そこから作図して,表やグラフに。
dbookを使うと,ワークシートとの親和性も高く,
誤解する生徒は少ない。
途中,スタンドアップを使って,全員にグラフまで書かせる。
最後は気がついたことや,問いを書かせて終わったが,
「距離がもっと遠くなっても同じ変化なのか」や,
「点と点の間はどうなるのか」という問いが多かった。
その問いの追求に,
Voyageを使う展開に切り替えようかと思う。
これってなかなかいいかも!
あるクラスで生徒から「先生は電子情報ボードは使わないの?」
と聞かれて,びっくり!(何で知っているんだろう??)
後から聞いてみると,朝のNHKの番組で紹介されたとのこと。
飯島先生のMLでもその情報が流れる。

午後は,教育相談部会。
きちんとした話にできていない。
疲労があり,頭も痛い。
放課後は,宿題忘れの生徒を集めて指導。
その間にも電話や卒業生が来校して,あわただしい。

久々に,Voyageを20台持ち帰る。

気がつくと,この日記のカウンターが2万に。
このところ,毎日記入できず苦しいけれど,
見ていただいていると思うと,励みになり続くもの。
いつもご覧下さっている皆様に感謝致します。
ありがとうございます。

2004年11月18日(木) 市内で一番いい学校
2003年11月18日(火) 目の前の生徒に向き合っているか


2005年11月18日(金)



 dbookでテスト解説

気になることがあると,思考の幅が狭くなる。
こういう時にどう解決するのかは,なかなか難しい。

授業はテスト返し。
模範解答をdbookで映して説明。
生徒が顔を上げるので,表情が見えるのがいい。

解説は20分程度にして,残りはテストノート作りの時間に。
できない問題でも,分からないわけではないので,
いつもより食いつきがいい感じ。

午後は,電話の対応をいくつか。
動けないでいることがたくさんある。
少しだけ,久しぶりの生徒指導便りを打つ。

総合では,主任の話。
サントリーからはペットボトルのお茶が2種類発売されている。
「俺は葉っぱで・・・」というコピーもなるほど。
ペットボトルのお茶一つをとっても,
その時の時流や,マーケティングの読み,
コンセプトが見えてくるもの。
「なぜ,・・・?」
という問いを持てるかどうかが,
探求心をもって追求できる生徒につながる。
数学教育を通して,何を育てるのか。
人間教育にどう貢献できるのか。


2004年11月17日(水) 思うようにはいかない
2003年11月17日(月) やること・考えることいろいろ


2005年11月17日(木)



 やればできることを

後期テスト。
いろいろなことがあり,心配な一日。

午後から,出張。
前半の講演会は,白石三郎氏。
花園出場12回と,静岡のラグビー界をリードされた方。
怪我をされた息子さんとの話は,道徳の副読本にも。
あふれるように出てくる言葉が,
生徒にきちんと向き合って,生徒を育ててきたことを物語る。
先に生まれた者が継承すべきことを継承したい。かたくなに。先に生まれた人間が果たすべきことを果たしていこう。教員というのは,そういう歯止めにならなくてはならない。時代のせいにしていたら,楽にはなるが,それではいけない。そんな感覚で教員が生徒達に接したら,日本は変わるんじゃないか。それは大変なことだが,根負けしないようにしていこう。
今の若い者は・・・と言われるが,昔も今も変わらない。表面的には違うけれど。教員をしていなかったら,そう思わなかったかもしれないが,根っこは変わらない。根っこに行くまでが時間がかかるようになってはいるが。今の子は過剰包装をされている感じ。だからなかなか根っこに行かない。でも,それをしていくのが教員の仕事。時間を掛けて,一枚ずつ剥がしていけば,根っこを見ることができるのは変わらない。そうしているのは大人。
育ちの違いによって,多種多様なからを被されている。でも,それを取るとびっくりするほど純な姿を見ることができる。

後半は,中高の連絡会。
話ができるようでいて,話ができないもの。
それでも,互いに感じていることは同じ。

帰校して,校長・主任と,卒業生の父のお通夜へ。
懐かしい顔や,思いがけない方にもお会いする。
本人,母親にも会える。
健気な笑顔が,何とも痛い。
これからどうなっていくのか,
心配は尽きないが,何を語ればいいのか。
ご冥福をお祈りして,帰校。

テストの採点を3クラス。
文字で表すところが,本当にできていない。
何とかしたいと思って取り組んでいたはずなのに,
あまりのできなさに愕然。
分かった気になってしまうけれど,
でも分からないところか。
積み重ねることを,全部生徒に任せるのではなく,
積極的に宿題として出すべきなのだろう。
方程式計算と応用はまずまず健闘。
間違っていても,わかっていないわけではない。
まだまだ,やるべきことはある。
やればできることをやっていないのは,自分なのだろう。


2004年11月16日(火) 支えてくれる人
2003年11月16日(日) 気持ちが大事だなあ


2005年11月16日(水)



 慢心してはいけない

主任が特休ということを知るのが遅れ,朝からバタバタ。

授業は3種類。

章のまとめの問題の続きのクラス。

章のまとめを1時間で行ったクラス。
じっくり取り組むことで,わかるようになる生徒は増える。
できる生徒は,変わらないかもしれない。
でも,あきらめる生徒は確実に減っている。
生徒の感想をデジカメで。



わかたことを書かせると,
生徒なりの知見が見えてくる。
こういう短いコメントを書く力も育てたいもの。

影の長さの2時間目の授業。

こちらの手探りだが,さあ!と思っていると,
生徒の反応が今一つ。
スタンドアップでは,待っていてもなんとかなる。
構えが受け身になっている生徒もいたということ。
こちらとの思いの差に,思わず途中で授業を止める。
慢心していてはいけない。
比例については,毎年のことながら誤った認識の生徒達。
一方が増えるともう一方も増えることや,
変化の割合が一定なことととらえている生徒がほとんど。

放課後は,下校指導。
こういうシーンもデジカメで撮っておくべきだった。
ご一緒した先生とお話しができたのが最大の収穫か。

ここから気になる対応があり悩む。
指導のあり方を,突き詰めていくと
当然,教師の人間性に。
人として,さらに自分を磨かなくては。
テストを印刷して帰宅。

2004年11月15日(月) 定期テストも楽しむ
2003年11月15日(土) あせりながら


2005年11月15日(火)



 「影の長さ」を導入で

やろうと思ったことができずに迎えた月曜日。
宿題を忘れた生徒の心境。
気になる報道もあり,さらに気になるコメントもあり。

最初の授業は,章のまとめの問題。

みんなに頑張らせることができるのはいい。
とはいえこれで,どこまでテストができるのか。
期待半分,不安も半分。
前回見つけた生徒の感想をデジカメで。
詳細はここの後半にUP。
ノートを見る時間に,デジカメを持つ習慣を付けよう。

関数の単元にいよいよ入るクラスも。
悩んだ末,「影の長さ」の問題を導入で。


グラフ黒板も活用するとなると,板書のスペースも工夫が必要。

生徒の問いを,どこまで拾えるのか。
集団追求する授業スタイルも上手くなりたいもの。

欠席された担任の代わりに,学級活動。
とっさの判断で,昨年の水谷先生のビデオを見せる。
真剣に,ハンカチを握りしめて見る生徒。
本気で迫る教師に,自分の姿勢にも刃が突き刺さる。
どんなことを感想に書いたのかは,気になるところ。

いくつかの対応。後追いになっている自分。

2004年11月14日(日) 秋の休日
2003年11月14日(金) 授業の小技をまとめる必要性


2005年11月14日(月)



 健全育成大会に

早朝から,青少年健全育成大会の準備に。
定刻よりずいぶん早く集まる方々に頭が下がる。
とはいえ,この会については考えてしまうことが多い。
中高生の参加がほとんどない大会。
PRもしていなかったし,今までの自分も参加していなかった。
本当にこんな会でいいのだろうか。
地域と一緒に,クリーン作戦でもやった方が,
まだいいのではないかと思う。
心配な生徒達の姿が頭に浮かぶ。
こういう取り組みで,どこまで何が変わるのか?といえば,
おそらく何も変わらないだろう。
大会だけでなく,通常の会に参加していなければ,
結局変える力に自分がならないと改めて思う。
後半は,吹奏楽部の演奏と,西山琴恵さんのミニコンサート。
澄んだ声の響きはさすが。
ラスト前の「believe」で,
どうしてなのか感極まられて,声にならない歌。
何だか不思議なコンサートに。
それにしても,
世界中の希望のせて この地球はまわっている
という歌詞は凄い。
そんな感性を持っている杉本竜一さんという人に会いたくなった。

2004年11月13日(土) 誰もが参加できるために
2003年11月13日(木) ちょっといい日


2005年11月13日(日)



 頭ではわかっていても

午前中は部活動。4週連続の練習試合。
きちんとした練習を積み重ねているK中学校。
ギャグを入れながらも,きちんとした指導はさすが。
1年生にとっては厳しい練習で,残念ながら参加者が少ない。
ここを乗り切れると,強くなれるのだが,
頭では分かっていても,実行するのは難しい。
2年生の頑張りは光る。

午後は,いくつかのメール。
早くも来年夏の予約が昨日入り,楽しみ。
でも,来年は自分は何をしているのだろうか。

夜は,妻の実家へ。
帰宅した義母を見舞い,三姉妹と食事。
身内ながら,実に人柄のいい家族。
暖かい空気が流れる。



2004年11月12日(金) 根っこは同じ
2003年11月12日(水) 何だかうまくかみ合わない


2005年11月12日(土)



 つきあい方・つきあわせ方

早朝,今日の保護者会のプレゼンに手を入れるが,
上手くまとまらないまま。

授業は,今日も快調に。

まとめの授業。
前半をdbookで教科書書き込みで。
簡単に示せて行えるのがいい。
もちろん後半の文章題は,
いつものスタンドアップで。
じっくり説明しあうことが,
これほどいいとは思わなかった。


次のクラスは,遅れているので,授業をもらって2時間連続で。
それでも頑張る生徒達。
目標タイムを示して
スタンドアップで行うと,
生徒が飽き難い感じがする。
相手がいるから気を抜けない。
ただボールを投げるのと,
バッターや審判がいるところへ
ボールを投げるのは
同じようでいて,全然違う。

何とかまとめに入ってほっと一息。


第5時は保護者の授業参観。
ところが,突然の停電!!こんなこともあるものか。
プロジェクターが使えず,
いつもの授業をお見せできないのは残念。
プロジェクターがあると,前時の板書を見せての復習や,
教科書の内容もdbookで,きちんと提示できるので,
見ている側も,安心して内容を把握できたはず。
まあ仕方がない。
それでも,
スタンドアップ方式をPRして,
家庭での復習を
きちんとするようにお願いする。
以前は,
ただ見られているだけの
授業でしかなかったが,
最近は,見ていただくだけでなく,
それをどう生かそうかと考えて,
きちんと保護者に
PRする自分になってきた。
そんな余裕があるのは,
生徒がきちんと取り組んでいるから。
でも,満足せずに,
ここから先の展開を考えたい。
関数をどうするのかさえ,まだまだ思案中。

終了後,体育館へ保護者も生徒も集めて,
メディアとのつきあい方,
つきあわわせ方について約20分話す。
ネットや携帯の影について,
保護者にこれだけ話したのは初めて。
聞く側とのやりとりや,
駆け引きが,まだまだうまくない。
それでも思いは伝わったかな。
便利だから幸せになれるのではない。
難しい時代だと思う。

夜は,組合の会合へ。
こちらも,流れにどう身を任せるべきなのか。
判断に難しい話題が多い。

大きな事件が起きていたことが,ニュースになる。
これもきっと,ネットがらみではないかと感じているのは,
自分だけではないはず。
そして,こんな記事を読んで,
こういう面での紹介が足りなかったことを反省。

2004年11月11日(木) 思いが交錯する中で
2003年11月11日(火) 残念なこと


2005年11月11日(金)



 数学のすごさ

朝の打ち合わせで,今週仕入れた情報を話したところ,
さっそくそういう生徒が出て,なんとも。

授業は,今日も快調。

目標タイムを記入して,
取り組むようにしたのはいい。
明確な何かがあると,
説明する生徒も時間内で
何とかしようとするもの。
それでも時間がかかって,
黒板に書かせた生徒に
なかなか説明させる機会は作れない。

センターに
スクリーンのあるクラスの板書は,
ちょっと違って面白い。
慣れればこれが
一番使いやすいのかもしれない。





このクラスで,
前回の感想を見ていると,
こんなものがあり,驚く。
無限にある連続する整数を,
文字で表すすごさを,
感じている生徒は少ない。
こういう言葉を
広げていきたいもの。
意識していないと,
時間的余裕があっても,
きちんと扱わない話になる。
さらに振り返ってみると,一年生の段階では,連続する偶数や,
十の位と一の位のような問題も扱っていない。
まあ,連立方程式じゃないからそんなものか。

テストのための勉強ガイドを作成。
さらに明日の保護者会の資料を印刷。
プレゼンはまだまだ,迷いの中。

夜は遅れて,久しぶりに同好会へ。
それぞれの方々が,自信を持って授業を語る。
特に,土屋先生の定理地図は,
これまでの実践の積み重ねの上にあるだけに,面白い。
公準から生徒に考えさせてしまうことは,
ユークリッドと同じ土俵に生徒を立たせる経験になる。
どのぐらいの生徒が,この議論についていっているのか。
どうやって論点を絞るのか,
普通の生徒や教師では,とてもできない授業だろうが,
上手く回転していけば,
ユークリッドのすごさを肌で感じられて,面白いことだろう。


2004年11月10日(水) 心に潤いを
2003年11月10日(月) 中間テスト


2005年11月10日(木)



 心に届くか

授業は,方程式のまとめの授業に入るクラスが増える。
一番進んでいるクラスは,余裕があり前回の続きを。

前回の続きというのは,案外時間がかかるもの。
それでも,
「そうかー」
「わかたー」
の声が飛ぶのは
嬉しいもの。
わかるということだけで
満足なのかと,
言われてしまうかもしれないが,
今の自分には,
それなくしては,おもしろい授業もありえない。
また,今回のテストはいつも以上に期待できそうな予感。
ホントかな?
残りの時間は,テスト勉強の時間に。


遅れているクラスは,速さの3時間目。
速さの問題も,授業と授業の間があいていないとありがたい。
一当たりの量の表を書かせて,
1年生の段階でここまできちんと指導したのは初めて。


まとめの1時間目のクラス。
何が分からないかを,自分が説明してしまったが,
本当はそれを読み取れるかどうかが鍵になる。
どこまで指導すべきなのか。

午後は生徒大会の間に,電話でのやりとりをいくつか。
気になる話も多く,さあ,これからが本番か。
さらに,日本毛織のSさんを招いて,
制服着こなしセミナーの事前打ち合わせ。
ただ「シャツを入れてきちんと着なさい」と言うだけでは
生徒の心に届かない。
デザイナーさんを派遣してくださるとのこと。
どんな話が聞けるのか,楽しみ。
生徒の着こなし具合を見ていただく。
いつもは気になる生徒ばかりが目についてしまうが,
こうして全体を見ると,そんなに悪くない。
先生方の毎日の声掛けに感謝。

金曜日の保護者会のために,あわてていくつかのサイトを巡る。
説明もいいけれど,きちんと授業しなくてはダメだろうと感じる。



2004年11月09日(火) 数学的な美しさ
2003年11月09日(日) 日記スタート


2005年11月09日(水)



 心まで

飯島先生のMLでの話題がさらにヒートアップ。
残念ながら,それについて行けない今の自分だが,
そんな今の自分から,新たな何かが生まれるのを待とう。
上滑りしていても,仕方がないのだから。

授業が楽しい毎日なのがありがたい。
そろそろ次の単元展開を考えなくてはと焦る。


授業に進度差があり,気になるところ。
このクラスでは,ほとんど終了。
章末の問題を全部こなしたのも,久しぶりではないかと思う。
「わかる」ということが,こんなに生徒を変えていくのか。
数学を学ぶ価値や意義を生徒が感じていないのは,
教える内容が問題なのではなく,
分からないことが主な原因ではないのか。

生徒の書いた感想を読んでいると,
もっと生徒を刺激をしたいと思う。
今はノートに書かせているが,これを蓄積する手段が欲しい。
自分が中学生のころ,カーボン紙を配って,
それに書かせていた恩師のすごさを改めて感じる。
同じようなことを真似してみようかとも思う。


遅れているクラスは,速さの2時間目。
こうやって,多様な解き方を経験させることもいい。
来週のテストが,どのぐらいできるのか,
楽しみになってきた。

午後からは,東京混声合唱団を招いての鑑賞教室。
さすがはプロ中のプロ。
しっかり生徒を惹きつけて放さない。
この経験が,これからに生きていくことだろう。
若き日の感動は,お金をいくら積んでも・・という言葉がよみがえる。
心までが浄化されていく様なここちに。

放課後は,さらにいくつかの対応や面談。
学校ができることの限界を感じつつも,
学校としてもっと積極的に動かなくてはと思う。


帰宅後,電話を入れ替えるが,これが大仕事に。
懸念していた雑音が消えない。
ネットに接続し,ドアフォンにもつながっていることもあって
なかなか大変な目に。
不安視していたケーブルを取り替えるが,
それが要因ではないことが判明。
最後はドアフォンまで鳴らなくなり・・・
何とも悲しい話に。
さあ,どうすべきか。

2004年11月08日(月) 卵のカーブ


2005年11月08日(火)



 学ぶべきは

飯島先生のMLで,
またまた熱の入った論議が始まる。
加わりたいけれど,加われずにいる自分が残念。

欠席がちょっと多い月曜日。
今日から時間割のサイクルが大きく変更。
教師も生徒も互いにとまどいが見える。
ベルト方式で授業を実施している学校は,
そんな心配ががないのだろうか。


このクラスは,速さの問題の2時間目。
今まで,教科書の例題をじっくり取り上げることがなかったが,
教科書の例題は,問題以上によく錬られていることが多い。
問題との連携もよく考えられている。
一当たりの量の表を示して,3つの解法で解かせてみる。
自分が気になる生徒に付いてしまうと,全体に目が行き届かない。
なんとなくフラフラする生徒が出てしまい,
スタンドアップで初めて,生徒を強く指導する。
目的やビジョンをきちんと示さないと,人は動かない。
変化を付けることを忘れてはいけない。

反省を生かして,次の授業からは,
なぜ説明するのか・教えるのかの目的を説いてから。

章末の問題も,
見事にクリヤーしていく。
全員がやる気になれば,
何とかなる。
もちろん
自力で解ける生徒は
限られているが,
しかし,
章の最後であっても,
全員があきらめず,
一応は理解するところに
到達できるのは
何とも気持ちがいい。
数学的には,深くはないだろうし,
新たな問いを誘発することもできていない。
けれど,それでもいいと思えるものがある。
満足していてはいけないが,
これをステップに新たなものを生み出そうと思う。

午後から,警察を交えての生徒指導主事の会議。
暴走族対策室の課長さんからの話から始まる。
人は誰でも輝きたいもの。
暴走族に子どもたちを追いやっているのは,
学校かもしれないという思いがひしひしと。
モグラたたきのように,その場その場をたたくのではなく,
根本的な部分で,生徒と対峙する学舎でありたい。
流してくれたビデオは,このサイトで既に視聴済みのもの。
(知っている方は,果たしてどのぐらいいたのか。)
チェーンメールについての話や,
しずおか2ちゃんねるの困った話題も出されたが,
本質的なことを理解している方が
どれだけいるのか。これもまた危うさを感じる。
最も学ぶべきは,教員だろうと感じる。
今週の保護者会での話題を,さらに考えたい。
情報交換をいくつか。

終了後,帰校し面談に加わる。
できることを積み上げていくしかないが,
それぞれの判断に勝算や見通しがどこまであるのか。
心配は尽きない。

2004年11月07日(日) 弟を見送る


2005年11月07日(月)



 思い悩んでいるよりも

早朝,母を駅へ送る。
この年でも,生き生きと働く場があるのはすごいこと。
自分はどんな年のとり方をしていくのだろうか。

いくつかのメールを受ける。
今一つエネルギーが沸いてこない感じ。
今週の保護者会で,トラブルが起き始めている,
携帯・インターネットの話をしようと思い,
7月に作成しかけていた文書を仕上げる。
しかし・・・話だけでいいのか。
きちんと情報モラルの授業を取り入れていく必要性を感じる。
どこで提案するのか。
思い悩んでいて何もせずに終わるより,
ゲリラ的にでも,実行すべきか。

やろうと思ったことは,半分ぐらいか。
休日を充実させるのは,ホント難しい。



2004年11月06日(土) 弟の来日


2005年11月06日(日)



 生きていてくれて

部活動は,他校に合同練習に。
2年生が3人のチームでは,校内よりも校外での練習がいい。
いくつかの試合をこなす中で,生徒が怪我。
とりあえず病院を探してもらって,連れて行くと,
思いの外,大きな怪我であることが分かる。
総合病院を紹介され,搬送。
保護者とも何とか連絡が付き,引き渡す。
通常の試合の中での事故。
怪我はつきものと,ご理解いただいているにしても,
何とも心が痛い。

帰宅後,しばらく横になる。

夜は息子をサッカーに送り,自校の生徒にも声を掛ける。
さらに母の電話機が調子が悪く,
大型量販店に見に行くが,驚くほど高い。
静岡なら,この価格で売れると思われているのだろう。
オークションで落札することに。

主任から,水谷先生のTVをやると連絡を受ける。
生きていてくれて、ありがとう
 ~夜回り先生・水谷修のメッセージ2~

ビデオに録画しながら見る。
今年も,自分を反省。
できることに,もっと積極的に取り組まなくては。

2004年11月05日(金) 多くの方の支えで


2005年11月05日(土)



 光を届けているか

11月22日の申し込みをFAXで。
静岡からは今のところ7名。
主任が復帰して,肩の荷がずいぶん下りる。
とはいえ,やり残してきたことはたくさん。
がんばろう。

授業は2種類。

速さの問題の2時間目。
同じ問題を,3つのな解法全てで取り組ませる。
何をχにするかで3通りと思っていたが,
複雑にはなるが,
文字で表すところでまだ別な方法があることを,生徒から教わる。
取り上げるべきかどうかちょっと迷うが,
そんな余裕はなく却下してしまう。


もう一種類は,速さの3時間目。
「表を書くとわかりやすい」という声も何度か飛ぶが,
全員がゴールとは行かず,時間切れで2人ほど残してしまう。
今までだったら当たり前のことも,
今となっては納得がいかない。
生徒の頑張りと,教師のフォロー。
その加減の難しさ。

途中いくつかの対応も。
さらに思いがけずに大きな話が入る。
冷静的確に対処を考えているS先生。
いつもながら経験の差を感じる。
それにしても・・・
普通に幸せに生きることの難しさ。
苦しんでいるのは目だつ生徒だけではない。
どの生徒にも,十分な光を届けられていない
今の体制を変えたい。

後からのいくつかの会議でも同様のことを感じる。
こども達に罪がないことばかり。
叱るだけでは,何も解決しない。
まずは聞くこと。受け止めること。
大人として分かり合うことからはじめよう。


2004年11月04日(木) 感動と不思議さは学びの原動力


2005年11月04日(金)



 仕事の休日

ようやく休日に。

息子や母をそれぞれ送り,
気になっていた方へいくつかのメール。
UPが遅れ気味のこの日記も
ようやく追いつく。
数学教育の校正を受け,画像を手直し。
(でも難しいかな?)
さらに,いくつかの仕事をこなし,
一日の大半をパソコンに向き合って過ごす。


2004年11月03日(水) もの(事象)を見る眼が変わる


2005年11月03日(木)



 速さの問題もなんとか

今日の授業も,速さの問題。
昨日の問題を,別な解法でもう一度行う。

昨日の扱いが違うので,同じ授業でも少しずつ違う展開。

一つの解法を説明したクラスでは,
残りの2つを考えさせる。
表の説明をしている分だけ,表を有効に活用していた。
前時は失敗した展開だと思ったが,そうでもないことが分かる。
前時に扱った問題でも,
まだ何をしていいのか,
わからない生徒もかなりいて,
まずは,逆スタンドアップ方式で
ヒントをもらいに行かせる。
どこまで聞いてくるのか,
どこまで分かれば
これなら自分でできると思うのか。

しばらくすると,
席に着き始め,
自分で解き始める生徒が増えてくる。
しばらくこんな感じに。
そのうちにできた生徒が
少しずつ立ち始める。

そして,
後半はやはりスタンドアップで,
わからない生徒を囲い込んで,
理解させるように,
頑張らせる授業になる。

じっくり取り組ませることの
大切さ・必要性を感じる。


次のクラスは,
前回自分で何をχとするか選ばせたクラス。
それぞれの解法で,
表を埋めさせてみる。
逆スタンドアップで行ってみたが,
勘違いしている生徒が多かった。
ここは自分が押さえるべきだと反省。
しかし,その後は快調で,
3つの解法の理解に,
ほとんど全ての生徒がたどり着く。


このクラスは,
速さの概念を理解していない生徒がいて,
3通りの解法を
板書で確認させるに至らなかった。
しかし,普段は見過ごしてしまいがちな
ところにまで遡って
きちんと指導できるのはいい。
板書したからわかるわけではない。
『板書はおまけ』と割り切ろう。
「わからない」と言えるようになっている生徒達に感謝。

昨日から,授業の最後に,
「感想」だけでなく「分かったこと」を書かせ始めた。
「知見」と呼べるものが書けるようになってほしいもの。
どんなことを書いているのか,気になるところだが,
今日は個別になったところで,
逆スタンドアップをさせてから始めているので,
それも確認できない。
今まで通りノートに書かせるのがいいのか,
それとも,別紙に書かせる方がいいのか,迷い始めている。

学年部会。
主任との安定感の差は,先を見通す力の差。
まだまだ,その場しのぎの自分を痛感。
途中いくつかの対応が入る。

疲れがピーク。明日の休みがありがたい。

2004年11月02日(火) 「遊び心」は数学の原点!?


2005年11月02日(水)



 速さの問題の難しさ

朝の登校状況はまずまず。

今日は授業満載の火曜日。
速さの問題に入り,ここからが本当の勝負所。
迷いながらの授業で,行った3クラスとも,
少しずつ展開が違う。

このクラスでは,これまでの復習から。
わからないものの1つをχとし,
残りのわからないものをχを使って表していたことを示す。
(この話は,もっと早い段階で使うべきだった。)
さらに配布した一当たりの量の表を教科書に貼らせ,
その説明をし,一つの解法を示す。
その上で,他のものをχとした場合を考えさせる。
説明が長いし,問題を解く面白さは半減か。
それでも頑張る生徒達に支えられてなんとかゴール。


次のクラスからは,説明を半減させ,
一当たりの量の表もあえて,教科書に貼らせるだけで扱わないことに。
わからないもの3つを挙げるだけで,
どれをχにするかは生徒個々に任せ,問題を解かせる。
当然何をしていいのかすら分からない生徒も多い。
自力でできた生徒も本当に少ない。
スタンドアップで,どこまでできるか頑張らせるが,
教える側が少ないと,あきらめ始める生徒も出てしまい,
何度か全体に声を掛ける。
一人で考えて,どうしていいのかわからない時間が5分を過ぎると,
多くの生徒が思考停止になってしまう。
こちらもキーになる生徒を支援・指導して,
苦しいけれど,なんとかゴールにたどり着く。


次のクラスでは,前半の展開は同じにして,
問題を解かせる場面で,久しぶりの逆スタンドアップを使う。
分からない生徒を立たせて,分かる生徒にヒントをもらい,
できそうになったら,戻って自分で頑張るスタイル。
これでなんとか,いい感じの授業になる。

速さの問題が生徒にとって難しい理由を整理してみる。
1)「速さ」の意味を理解させない指導がなされていること。
  (「み・は・じ」などで指導されていることの弊害)
2)文字が入ることで意味が読み取れなくなること
今までは,この2点は理解していた。これに加えて,
3)分からないものが,多いこと。
並べてみると,それまでの問題は,
・縦の長さ,横の長さ
・生徒の人数,画用紙の枚数
・部屋の数,生徒の人数
と2つしかなかった。
だから,一つをχとして,残りをχで表そうと意識しなくても,
条件を読み取れば自然と式化できた。
それが,教科書の例題程度の速さの問題でも,
・歩きの時間,自転車の時間,歩きの距離,自転車の距離
と,なんと4つに増えている。
だから,式をイメージすることすら難しいのだ。
関係をきちんと整理しなくては,とても問題を解くことはできない。


遅れているクラスでは,部屋の問題を。
読み取りをじっくりさせることが,文章題を解く鍵だと
分かっていながら,
結果としてそうしていなかった従来の自分の授業との差は大きい。
どのぐらいの生徒ができるようになるのか,テストも楽しみだ。

昼休みに,宿題を提出していない生徒を見る。
「先生,わからない」
こんな言葉を自由に言える雰囲気がいい。

放課後は,道徳について,お二人の先生にレクチャー。
これまでの自分の道徳授業をいくつか示し,
基本型とモラルジレンマを説明。
「道徳教育」についても,
今のうちに,きちんとどこかで発表したいもの。
担任であれば,必ず関わる時間。
数学教育よりも,影響力は大きい。

さらに,保護者と面談。
顔を合わせて話をすることの大切さを,
今年は何度も経験する。電話では,伝わらないことが多い。
(ましてやメールでは・・・!)
午後から,主任が現場に復帰。
本当にうれしい。

2004年11月01日(月) 曲がる下敷きも放物線?


2005年11月01日(火)
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