Just for today !
re-invention



 準備不足を反省

4月も終わり。
授業も,式の展開のラスト。
気合を入れて,授業に臨む。
多項式÷単項式の問題は,
何をしているのかがイメージできない分,
正答率が低いように感じる。
この問題だけならまだいいが,いろいろ混ざってくると
さらにできないだろうなと思う。

第5時は,保護者会。
資料をプロジェクターで見せようと思ったが,
普通の字を見せるのは難しく,結局あきらめる。
伝えるべきことが盛りだくさんなのに
前振りが長くなってしまい,締まらない内容。
その場で勝負できるほどの力がないことを痛感。
準備不足を反省する。


2004年04月30日(金)



 人を動かす力

朝,陰山校長のドキュメンタリーの続きをビデオで見る。
風光,オーラとでもいうのか,
人を感化し動かすには,エネルギーが必要。
こうありたいという願いが画面から伝わってくる。
もちろん,
子供のよさを引き出す部分との使い分けも大事。

明日の保護者会のための資料印刷・製本に学校へ。
主任と話ができてよかった。
日程が,少しは見えてくる。

そのうちにトラブルの電話。
問題がなさそうに見えても,やはりそうではない。

柔道全日本選手権を見る。
情熱大陸で見た鈴木桂治が優勝。
願う気持ちの強さが,勝利を引き寄せたのか。

やることは山積。
休日は,気持ちを切り替えてOFFにしていきたいが,
なかなかできない。


2004年04月29日(木)



 母校のPTA総会で

朝,実行委員会。保護者会のリハーサル。
生徒はよくやっているが,会を自分がリードしている。
もっと生徒の力を信じて,委ねていかないと。

欠席1名・・・ウム。

長方形のパズルの授業。
時間が短かったけれど,楽しんでいた。
「なぜ?」「どうしたら?」といった方向に
どれだけの生徒の気持ちが動いたのか,
さあ次回が楽しみだ。
20問を2分のクラスでは,その意味を語る。
緊張感に負けない強さを身に付けてほしい。
気持ちが伝わると,生徒はさらに燃える。

今年の選択教科の基本が定まる。
M先生にずいぶん助けてもらった。

学年部会は,内容盛りだくさん。
いかに自分が先を見通していないのかが見えた。
仕事の力点を,変えなければいけない。
また,一枚岩に思えたこの学年も,
そうではない部分もあることを知る。
人と人が組み合わさっているのだから当然か。

夜,娘の中学のPTA総会へ。
これまで関わってきた先生方も多い。
久しぶりに歌う母校の校歌。
中学時代の思いが詰まっているので,
なんとも懐かしく,涙が出そうになる。
自分はいい中学時代を送らせていただいたのだと
改めて思う。
総会の後は,今年赴任された長田校長の講演。
以前,市の道徳部でお世話になった方,
わずか20名足らずの小さな会でも,気を抜かず,
時流を捉えた何かしらの話題を準備し,提供してくださった方。
今回もいい話を聞かせていただいた。
願いを持って,子供たちと関わり続けている方の言葉は
聴く者の心を動かす。

どの子も認められたいという願いを持っている。
それが反発につながることもある。
こどもはみんな,いいことをやる。光る瞬間がある。
そのとき,認めてやれるかどうか,
認めてやれると子供はさらに光る。
中学生になって,親と少し距離ができる。
でも,離れるだけに小学校のとき以上に
そういった愛情の眼で見ることが必要なのかもしれない。
昔は,生きることがいかに大変かということを,
親の背中を見て,なんとなく感じ取れた。
でも,今は違う。
それを意図的に見せる工夫をしなければいけない時代だ。


帰りがけに,お母さんたちが
「いい話だったね,みんなに聞かせたかった」
と話しているのを聞く。
こんな話ができるような,生き方をしなければと改めて思う。






2004年04月28日(水)



 意志の力

朝,百マス計算で有名な陰山校長のビデオを半分見る。
できるようになろうとすること,
本気になること,気持ちを強く持つこと,
こういう気持ちの揺さぶりがあって,
初めて百マス計算も価値があるのだということを改めて知る。
プリントをただやればいいのではない。
校長に,公募でなったことも知る。
一つのことを実現させるには,意志の力が必要。

欠席1名
20問を2分で行なうスピード勝負の授業では,
自分の限界に挑戦すること,
力は必ず伸びるのだということを訴える。
できるようになることを,生徒も望んでいる。
進んでいるクラスの授業は,式の展開のラスト。
乗法公式に比べ出来が悪い,多項式÷単項式の問題。
教科書では,最初にある内容。
やらせてみると,できない。
ここまでの出来がいいので,ちょっと油断していた。

総合は,修学旅行の班コースづくり。
コースづくりから,人と会う旅になるように
はやく方向を切り替えさせたい。

「進路だよりNO.1」を作成する。
よく見てくれる校長でありがたい。
まだまだやるべきことは多い。


2004年04月27日(火)



 不器用でもいい

あるクラスでのこと。
塾の宿題がわからないという生徒から質問。
4a^4+b^4 を因数分解せよというもの。
最初は,てっきり4a^4-b^4の間違いかと思っていたら,
そうではない。
見てみると高等学校で扱うであろう因数分解の問題が,
ずらりと並ぶ塾の問題集。
確かにできる生徒だし,できる生徒のクラスなのだろう。
使っている原理も,中学で学ぶものだから問題ないのか?
高校の内容を先取りして学んでいくことが,今の時流なのだろう。
中高一貫や少人数習熟度という制度の本当の目的は
こんなところになるのだろうか。
こんなことは,首都圏なら当たり前なのだろうな。
先取りしてもいいけれど,
小手先だけの知識を習得させよとしているような気がして,
心に重くのしかかった。

こんな言葉を思い出した。
<法隆寺薬師寺の棟梁だった故西岡常一氏の言葉>
初めは,器用な人はどんどん前へ進むんです。驚くほど速く覚える人がおります。だけども本当のことを掴まんうちに進んでしまうこともあるわけです。不器用な人は,進むのは遅いですが,とことんやらなかったら気がすまん。得心がいくまでやるということが多いんです。こういう人が大器晩成です。結局は器用に先にどんどん進んだ人を追い越します。職人は頭が切れたり,器用な人よりも,鈍感で誠実な方がよろしいですな。


自分も,効率や要領だけを追ってしまうところがある。
結果が全てという言葉もある。
でも,それだけでは何かが欠ける。
納得がいかない。
根っこを育てるような,教育・授業をしたいと思う。
人を育てることを,基本にしたい。


2004年04月26日(月)



 充実感のある休日

午前中は部活。
夜勤明けのコーチが来てからは,練習も一気に盛り上がる。
見事なくらい,生徒の持ち味を引き出していく。
大学生・高校生のOBも来て,さらにいいムード。

距離センサーについての資料を印刷していると,
I先生が来て,2年生についての話に。
「本当にできないやつらに対して,どうしたら・・」
という教員としての原点を大事にしている姿勢に共感。
「いいやつらなんだが・・・」
そこから先の言葉に,去年の自分を重ねるが,
いいアドバイスができない。

週末の保護者会の資料が印刷されている。
今年の主任は,仕事が速く的確。
進路についての資料も早く出さなければと思いつつ,
学級通信を仕上げる。

帰宅後,授業づくり徹底講座というサイトを見る。
この中で,陰山校長についてのドキュメント番組
「せんせー、できたっ!」~ カリスマ校長の百ます革命 ~
が深夜放送されることを知り,早速ビデオを予約。
明日が楽しみだ。

科研費内定に関して,お祝いのメールがたくさん届く。
科研費は減額されるのが当たり前であることや,
なかなかもらえないものだとか・・
初めてのTRYでいただける自分の幸運を噛締める。
減額された中で,どのように使うべきか再考。
Voyage200を何とか20台購入できそうな見通し。


2004年04月25日(日)



 科研費に内定!

久しぶりに4月らしい気温。

午前中は,息子のサッカーの送迎をしつつ,
今日のおかもと塾で発表する原稿をまとめる。
この日記の検索のおかげで,短時間でまとめができた。

前回学年部の旅行で欠席したので,久しぶりのおかもと塾。
少人数のゼミのようなこの会が,最初は苦痛だったが,
回を重ねるごとに,何と有難い会なのかがわかってきた。
本気で数学授業研究に取り組んでいる方々との話は新鮮。
今回も,多くのことを学ばせていただいた。
岡本先生の指摘は,的確でブレがない。
数学はもちろん,数学教育を常に究めようとしている方だけに
言葉一つをとっても,妥協がない。
自分の発表は「影の長さの授業」について。
1年必修と2年選択で,生徒の問いをもとに,
授業が深められていった様子を発表した。
発表してみて,「自からの問い」なしに,
きれいなところだけ紹介してしまったのが悔やまれた。
「うまくいきました」だけでは,本物じゃない。
奇麗ごとを並べているのでは,この会に参加する価値が半減する。
次回はもっと,悩んでいるところを持って行こうと思う。
また今回は,岡本先生が若かりし日にNHKの数学講座で,
番組に出演されていたビデオを見せていただく。
「変化とグラフ」の授業。
グラフから,現象を読みとる授業を,
この当時からされていたことに感動。

帰宅すると,科研費の内定通知が届く。
減額されていたものの,なんとラッキーな。
さっそくお礼のメールを打ち始めると,
これまたかなりの数に。
当然のことながら,多くの方のおかげで今日の自分がある。
感謝して,いい研究になるよう考えていこうと思う。

よし,がんばるぞ!


2004年04月24日(土)



 市教研の授業者に

任命式の前に,学年委員を集めて,気合の入った返事の練習。
こういうことを楽しめるのがいい。

市教研全体会のため,授業は3時間。
「カッコが3つの場合の式の展開はどうなるのか?」
という生徒の感想を取り上げて,やってみる。
こういうおまけの部分も必要だと思う。
問を持つことのよさ,面白さを感じさせていきたい。

午後から市教研全体会。
サブテーマのキーワードが「支援のあり方」に。
子供に視点を置いて,授業を研究する方向にという意図か。
M先生と授業研の授業者を引き受け,3時前には終了。
面白い授業ができるといい。
小中合同になって三年目。
来年度は清水地区とも一緒になるらしい。

ついでに教育センターの資料室を見てくる。
小中の教科書は各社とも全てそろっていたが,
さすがに指導書はない。高校の教科書もない。
算数関連の図書は増えていたが,数学は変わらず。
もっとも,この部屋の存在を知っている人は少ない。
利用したことがある人は,さらに少ないだろう。

学校に戻り,来週の授業準備と学級通信を作成。
ちょっと仕事が進み,うれしい。
来週の保護者会のための資料を読み込む。
久しぶりに早めの帰宅。
4月になって初めて平日に夕食を家族と一緒にとる。


2004年04月23日(金)



 老舗の誠実さ

一番進んでいるクラスの授業は,展開の計算練習。
テスト形式で2分に限定で簡単な問題20問を解かせる。
これを2回。2回目には合格者が6名から10名にUPする。
さらに,いろいろな種類の問題のテストを2回。
集団にやる気があるので,何をやっても食いつきがいい。

今日の生活ノート(生徒の日記)は,昨日の
命についての道徳についてのことが大半だった。
これまで作ってきた「命シリーズ」の道徳授業を
思い切りやっていこうと思う。
本音でぶつかれる生徒たちに感謝。

第6時終了後,中体連顧問者会に行こうとしていると,
京都の老舗の老松から電話あり。
生徒が体験をお願いしていたようだが,
先週のお菓子教室で食中毒を起こし,営業停止だったので,
留守電になっていたこと。
明日から営業を再開するが,そんな事情なので,
保護者の方や学校として,再度判断してほしい。
キャンセルされても一向に構わないし,
それでもよろければ,喜んでお受けしますが・・という内容。
そんなことは,全く知らなかっただけに,誠実さに頭が下がる。
さすが老舗といったところか。

松下教育財団から,プロジェクターが届く。
思っていたよりも小型で軽い。
さすが2000ルーメン,台形補正つき。
式の展開では活用しようがないが,
早速どこかで使ってみようと思う。
うれしさの反面,責任の重さもちょっぴり感じる。
ただより高いものは・・・といったところか。
そういえば科研費はどうなるのだろうか。
そろそろ発表があるはず。


夜,PTA総会。
決算の残高と,予算の前年度からの繰入金が違って,
ちょっともめる。(単純な転記ミス)


2004年04月22日(木)



 今年初の道徳授業

授業は,乗法公式Ⅱ・Ⅲのクラスから,
計算方法の理由を考えるクラスまで,3時間の時間差。
計算練習では「もっと量を解かせたい」というM先生。
前向きにがんばる生徒達だから,それも可能。
もう一時間かけて,量をこなして
スピードを磨くことをやってみようかと思う。

今年初めての道徳の授業。
「命」についての第一弾。
アザラシ・牛・ハエを人が殺すことの是非を答う授業。
盛り上がってくると,雑談するかのように,
それぞれが話し出す。
これをうまく利用したいと思う。
今年は道徳担当ではないので,
学年で取り組む感じにできないのがちょっと残念。

久しぶりの欠席0
修学旅行に向けて,班での活動が進む。
電話でのアポとりも,1・2年での蓄積のおかげで,
自信を持って取り組めるのがいい。



2004年04月21日(水)



 自分のやりたいことは・・・

昨日の雨が嘘のような天気。
残念ながら八重桜は一気に散ってピンクのジュータンに。
新緑がまぶしい。
日記をつけていると,俳句に季語を入れる理由がわかる気がする。

授業は,式の展開の計算練習と乗法公式。
集中して,取り組む生徒たち。ホントによくやっている。
TTのM先生からの意見は,なかなか厳しい。
単位となるタイルにこだわる自分の意図をうまく伝えられなかった。
次数と係数,同類項などの意味が,わからない生徒にとっては,
一度に感覚的につかめるはずだと思うのだが。
批判されると冷静に対処できない自分なのかもしれない。

松本工房へ以前伺ったときの話を学級通信に載せ,
出逢いのある修学旅行になるよう刺激する。
探究活動先との電話連絡も始まり,
いよいよ班コースづくりが本格化する。
学級通信といえば,
タイトルを募集していたところ,保護者からも案をいただき感激!

修学旅行の日程と共に,進路だよりにも手を着ける。
以前から入っていた「進路力を育てるネットワークML」から
Web上で参考になる進路だよりを教えていただく。
いいものは,どんどん真似させてもらおう。
また,生き方に関するWebも増えてきた気がする。
最近見つけたものは,著名人インタビュー
ここで見つけた奈良在住の書家・紫舟さんの言葉。
『自分のやりたいことは、結局、自分の内側に聞くしかない。
だからこそ、一生に1回くらい、
そんな機会を設けてもいいと思います』

転職するに当たり,「コレだ!」とすぐに決めるのは、けっこうラクなことだと思ったんです。せっかく“立ち止まった”のに、そんなに簡単に答えを出してはいけない。反対にいつまでも「考え続けている」のも“違う”。海外へ「自分探しの旅に出る」のも“違う”と感じました。
だから、考える期間は“3カ月”、「ひたすら自分の道を考える」に集中したわけです。

どこかで紹介したい話だ。


2004年04月20日(火)



 発想が豊かな生徒たち

仕事が片付かないまま迎える月曜日。
宿題をやっていない生徒の心境。
月曜日をさわやかに迎えられるようになりたい。

授業は,「多項式の展開を式だけで計算するには・・・」
発想が豊かな生徒が多い。
それまでの図の利用を,巧みに取り入れたもの,
筆算のように計算するものなど,面白い意見が拾えた。
さあ,次は計算ができるように練習だ。

気になる生徒が早退。
少しだけ話ができたのは収穫。

修学旅行関係は,自分絡みの仕事が滞っている。
なんとか,全体をリードしなくては。

久しぶりの雨。しかもかなりの雨量。





2004年04月19日(月)



 柔道祭中部大会

柔道祭中部大会
練習を見ても,強豪との差は歴然。
同じリーグなのに,対戦しない学校がある組み合わせ。
結局シード校のみの対戦で決まっていくということ。
男子はリーグ戦全勝ながら,リーグを抜けられない。
負けが込んでいたチームだから,これが自信につながるといい。
女子は,エースが完敗。
階級も上の生徒が相手だが,
ここまで完膚なきまでに投げられるのは久しぶりか。
勝つのも負けるのも,本気でやればいい経験。

帰りは,蓮花寺池公園への駐車場待ち渋滞で,
時間がかかる。
いい天気,藤の季節も近い。

タイヤをようやく交換する。
換えてみるとスタッドレスがいかに柔らかいかがわかる。
同じ車とは思えない。


2004年04月18日(日)



 メールが届く

自分が始めた算数数学教育のMLのs-math
県外から参加したいとのメールが届く。
県外の方はこれで2人目になる。
メンバーは少しずつ広がり始めているこのMLだが,
このことろ,情報量が減っている。
積極的に情報を流して,価値あるMLに育てていきたい。

飯島先生からメール。
楽しい企画にお誘いいただき,あり難い限り。
とはいえ,約束の仕事ができていないのが心苦しい。

午前中は部活。
昨日見せたビデオのおかげで,
今日の「打ち込み」は本気でぶつかり迫力が出る。
明日が大会なので,いつもとは違ったメニュー。
怪我や体調不良の者がやはりいる。
三年生が男子3人女子1人なので,苦しいところ。

来週の出張命令簿や,提出書類をまとめ,帰宅。
修学旅行の日程をつめる。
考えていくと,まだまだ穴がありそうだ。

以前,同じ学年部だったTさんから,
修学旅行に関することや,当番日誌についてメールが届く。
今年のクラスは,隣のW先生のシステムを採用し,
初めて当番そのものをなくし,全て係で対応している。
(合理的だけど,ちょっぴり寂しい気もしている。)
実は,こんな小さなことも校内で話し合う場がほしいものだ。
学年部に若手が何人かいると,
こんなことを紹介し合うムードが生まれる。
でも,今のように全てが経験10年20年という方ばかりだと,
意外にも,手の内を隠されているような気がする。


2004年04月17日(土)



 本物を見せる機会

朝5時に起きて,道徳授業指導書の原稿を仕上げる。
締め切りに追われての仕事を何とか間に合わせる。

学年集会。
昨年の数学3問計算テストの発表の評価表を改良して,
学年委員の集会でのスピーチを評価する。
項目は以下の五項目
・姿勢・アイコンタクト
・声の大きさ
・話すスピード・間
・話の内容
・気持ちを伝えようとしているか
全体の前で,きちんと話ができるということは,
リーダーとして成長するのは必要なこと。

授業は式の展開。
がんばるムードのある生徒たちで,なかなか面白いが,
慣れないことから,
「こんな授業でいいのか」と不安に思う生徒もいる。
自分自身も見られていると,まだやり難い。
少しずつM先生の授業観とぶつかりつつある。
その中で,いいものを作っていこうと思う。

放課後の学年委員会の後に,部活の生徒に
先週の情熱大陸「鈴木桂治」を見せる。
ほんの数秒流れた,練習風景に釘付けになる。
いいものを見せる機会を大事にしたい。

夜は沙山亭(さざんてい)で学年部の出発式。
カクテルの名前が「いとしのエリー」と「栞のテーマ」。
聞いてみれば,大将がサザンオールスターの大ファンとのこと。
さっぱりとしたいいムードのお店で,ファンになりそうだ。

疲れも仕事も溜まっている。そのままダウン。


2004年04月16日(金)



 授業で目指すもの

リーダー訓練3日目。
繰り返していくことで,自信をつけていき,
大きな声が出るようになってくる。
教師主導ではなく,
生徒会本部が,企画運営するところがなんとも面白い。

欠席1名。
今日一番話を聞きたかった生徒だけになんとも・・・

授業はクラスによってかなりの時間差が生じる。
「長方形の面積は,なぜ「縦×横」で求められるのか?」
の第1時で,1時間を費やすクラスも。
その中で,数学的な価値ある発想が出てくるが,
その面白さを,全ての生徒が感じるまでにはいかない。
「ここは計算ができればいい」と思っていると,
何やっているんだと思われることだろう。
自分はかなり好き勝手にやっているので,
フツーの人の授業で目指すもとの差は,大きいだろうな。

式の展開をタイル図で表していく三時間目に入るクラスでは,
多項式を展開することの意味をしっかり考えて,
自分なりに文字や図で表現できる生徒たちがいていい。
まだまだお互いにTTに慣れていない。
じっくり時間を取れないのも気になるが,
自分のスタイルの授業を進めて行こうと思う。

連絡網に自分のメールアドレスを入れたところ,
早速生徒から相談のメールあり。
こういう情報手段があることの価値を改めて感じる。


2004年04月15日(木)



 生徒の願いを引き出す姿勢

リーダー訓練2日目。
自分たちでという動きが,少しずつ見えるように。
自信を持って,リーダーが動けるようにしたい。

久しぶりに全員登校。

式の展開を面積図で。
生徒も戸惑っていて,反応をつかめない自分。
X^2の項と,Xの項の違いが,理解されただろうか。

クラスの中でも,気になっていることが表面化。
さあ,ここから学級作りがはじまる。

事件の事情を聴く。
根底にある生徒の願いを,もっと聞きだすようにしたい。
思いがあって,人は動くのだから。

修学旅行関連や,特活の仕事で今日も遅くなる。


2004年04月14日(水)



 授業スタート

ソメイヨシノは花吹雪,八重桜が満開に。
欠席2名。
朝,事件ありの連絡を受ける。

授業がいよいよスタート。
今日は,到達度調査を返却するのがメイン。
一緒にTTを組むM先生の素顔が見えてくる。
笑いの中にも緊張感のある空間を作っておられて,なるほどと思う。
生徒との距離も近く,学ばせていただくことが多そうだ。
自分のスタイルにしていくのは,時間がかかりそう。
生徒の名前をまずは覚えなかれば。

修学旅行の学級コース決定。
放課後の学年部会で,旅行のアウトラインも見えてくる。

保護者来校,事情を伺う。

あわただしい中,こまごまとした事務処理。
家庭訪問の日程を決めていると,事件解決との連絡。
事情は明日聞くとして,ともかく安堵。


2004年04月13日(火)



 見通しの甘さ

欠席1名。

学年集会は,リーダーの生徒ががんばる。
その気持ちが,学年全体に伝わるのがいい。

保護者参観の授業は,進路について。
生徒の反応が重く,見通しの甘さを感じる。
先生方に出したプランでは,授業にならない。
申し訳ない。
進路選択の基準に,生徒と保護者では,
かなりの違いがあることに焦点を当て,
その理由を考えることで,何とか格好をつける。

その後の懇談では,なかなか役員が決まらず
こちらも苦戦。
気を利かせて動いてくださる本部役員の方が2名いて,
助かる。

遅くまで残るが,まだまだ手をつけなければいけないこと多し。
終われる毎日から脱出したい。


2004年04月12日(月)



 余裕のない日曜日

午前中は部活。
寝技パターンの確認に重点を置いた練習。
わかっているつもりでいて,
実際,やってみると自分のものになっていない生徒も。
見てもらう中で,何度も繰り返すしかない。
いよいよ来週から大会が始まる。
怪我人がいるのは気になるところ。

抱えている仕事が多く,終われる毎日。
進路についてのアンケートを集計し,
道徳指導書の2つ目の原稿に手をつける。
生徒には,計画的になどと言うものの,これではいけない。
余裕のなさを気力で補うしかない。


2004年04月11日(日)



 基本が大事

朝,登校すると,もう東芝の方が見えていた。
ネットワークについてのSOSに対して,
お休みのところを来ていただいた。
結局,cmdcomからIPを指定しPing通すという,
考えてみればごく当然のことをして,原因を探る。
基本が大事だと,改めて感じる。
原因は結局何だかわからないが,
ハブに問題があったのかもしれないとのこと。
ともかく,ネット上のプリンターが使えるようになって
うれしい限りだ。

エクセルでVLOOKUPを利用して,
出席番号を入力するだけで簡単に連絡網が作れるシートを作る。
でも自分だけで使うのでは,あまり意味がない。
ちょっと広めていこう。

午後は,息子の送迎の合間に昨日のテストの採点。
できている生徒が多いわけではないが,
できない生徒が少ないのは,しっかり授業をしている証拠。

休日でも,まだまだやることばかり。
そういうときに限って,興味深いサイトを見つけてしまい
遅くまで見入ってしまう。


2004年04月10日(土)



 やっぱり特活はおもしろい

欠席2名。ちょっと気になるところ。

数学到達度調査あり。生徒のできはどうだろうか。
採点は面倒だが,これにより生徒の実態が見える。

修学旅行の学級コースについて考える学級活動。
生徒も,そうわかっているわけではないので,
こちらがもっとリードする必要あり。
とはいえ3年生になる心の準備ができていなかったので,
最新情報の収集を怠っていた。

放課後,学年委員会。
特活担当は,久しぶりで血が騒ぐ!?
決めることがたくさんある中,「リーダー論」を語る。
自分も中学時代に,増田先生からずいぶん教えていただいた。
毎回10分でいい。これを継続していこうと思う。
生徒のやる気もかなり見え,面白いことになりそうだ。


夜は歓迎会あり。


2004年04月09日(金)



 人間関係づくり

桜吹雪の中の写真撮影。

専門委員,給食当番,清掃分担,次々に係りが決まっていく。
気を遣う生徒が結構いて,かなりいい集団だ。
班づくりでも,すんなり班はできたが,
子供同士の人間関係を作ることの難しさを年々感じる。

昼は,近くの河川敷でお弁当。
開放的な中で,学年の人間関係も少し見えてくる。
学年部の先生は,気になる生徒にちゃんと関わっている。
地道な働きかけが,学年のムードを支えているのを感じる。
風も強く寒い。風邪を引かないといいが。
雲行きが怪しいが何とか雨は降らず助かる。
気になる事件も発生。
学年集会では,そのことが気になって明るい話ができず残念。

教科係会・昨年度のクラスの生徒保護者と面談
コンピュータサポーター来校と,放課後も忙しい。

私学入試の日程がわかる。
理解するために日程をエクセルに書き出していく。
2年前の入試改革以来,手続きが複雑に。
授業を満足にやっていられないことが予想される。
誰のための,何のための改革なのか。


2004年04月08日(木)



 仕事は多いが・・・

新学級での2日目。
落ち着いた中にも明るい雰囲気のある生徒たち。
身体測定も,静かに整然と。
視力の悪い生徒が目立ち,気になる。

軽くゲームを行なった後,1分間スピーチの自己紹介。
最後まで緊張感とあったかい拍手が持続し,いい感じ。
原稿を考えてきた生徒も多いが,自分を開示できない生徒も数人。
自分も苦手だったので,気持ちはわかるが,
少しずつ変えていきたいと思う。
H先生にも参加していただく。

学級委員長に立候補する生徒が五人。
自分にとって最高記録かも!
教科係も,全体のことを考えて選ぶ生徒がいて,
すんなり決まる。
いいクラスになりそうだ。

対面式は,これまでにない企画。
プレゼンとともに,多くの生徒が,生徒会活動だけでなく
学習や部活での自分の思いを語り,中学校生活を紹介する。
生徒はもちろんのこと,M先生のすごさが垣間見られた。

放課後,山積の仕事に手をつける。
進路指導の年間計画を学年主任と検討。
当然のことだが,
担任が楽になるようにするには,自分の仕事が増える。
これからのことを考えると,頭が痛い。

学級通信を作成する。
進路だよりと,学級通信のバランスも難しい。
両立できるのか??


2004年04月07日(水)



 決意を新たに

新任式・始業式の後,担当学年の発表。
いよいよ3年部へ。
あったかい雰囲気を持った生徒たち。
緊張と不安と期待もあって,いい目をしている。
離れてしまう2年生のことは心配だが,
今年はこの生徒達と,感動できる卒業式を迎えられるよう
全力を尽くそうと,決意も新たに。

主役の3年生に「なるのだ」という話をして,学級開き。
生徒の名前を早く覚えなければ。
あっという間に入学式準備の時間。
弁当で「一人ぼっちになる人がいないようにしよう」と言うと,
「先生が一人ぼっちにならないようにしなくちゃ」
と言い出す生徒がいて,7人ほどの生徒に囲まれる。
うれしいものだ。

進路のことを再度自分の中で検討。
日程的なことを,固めたい。

高校から希望で中学に来られたH先生とも話をする。
チームワークがあって,はじめてできるこの仕事。
関わり合いを作っていこうと思う。


2004年04月06日(火)



 いよいよ明日から

いよいよ明日から新年度が始まる。
確認のための職員会議。
分担の確認や,方法のマニュアル的なものが山盛り。
一度に全部はわからないだろうが,提案者は思いを込めて語る。
2時間半もの会議で授業改善についての話はもちろんない。
そんな余裕はないのだが,ここが問題なのだろう。

何とか職員室の様子を探ろうという生徒たち。
生徒たちも,ドキドキして明日を迎える。
黄金の一週間を大事にしたい。

過去の進路関係の書類をかなり捨てる。
「次の人が使えるように」という視点で整理されていないので,
蓄積があっても,おそらくは活かされない。
データ管理は活用できるかどうかが大事。
忙しい中だけど,次に活用できるものを蓄積したい。

学級通信を作成。
相変わらず,職員室内のLANがうまくつながらない。
困ったときに頼れる人がほしい。

数学授業のTTについての確認をM先生とする。
最初は自分が授業をすることに。
年度当初から,さらに忙しくなるけれど,
よく知らない生徒たちを知る意味では,ありがたい。


2004年04月05日(月)



 最終日に大雪

雨の中を清里へ。サンメドウズの最終日。
須玉を過ぎても雨なので,駄目だと思いながらも,
せっかくただ券が当たったからと車を走らせる。
ところがドッコイ,清里に近づくにつれて雪に!
今シーズン一番の大雪かもしれない。
10cm以上の新雪,視界も悪く,
5歳の息子は新雪に埋もれて,板が何度も外れ悪戦苦闘。
これもいい経験。
おかげで昼まで楽しむ。

帰りに,このところ定番のくのぱん
八ヶ岳ロイヤルHのお風呂に立ち寄る。
さすがに今シーズンはこれでおしまいかな。


2004年04月04日(日)



 よさを伝えること

思うように仕事が進まないのは甘え?

午後から修学旅行の打ち合わせ。
基本的なスタンスが,今ひとつわからないので,
「企画・立案する」というよりも,
「わからないところを教えていただく」という方が正しい。
嫌なを顔せずに丁寧に対応して下さるW先生に感謝。

帰りにお通夜へ。
人生には限りがある。今を大事にしなければ。
久しぶりに小林さん・大澤先生に会う。

21世紀ビジネス塾を見ながら,学級通信を作る。
「いいものを作るだけでなく,そのよさをいかに伝えるか」
という,とある中小企業のデフレ打開策に納得。
いいものを求めて,努力するだけでなく,
自校の教育,授業のよさをきちんと伝えることも,
今は求められている。


2004年04月03日(土)



 情報を発信していこう

分掌部会。
進路については,例年ほとんど提案されていない。
結構大切なことなのに,報告もほとんどなく,
3年部にならないとわからない常態であることに気づく。
おたよりなのか,会議がいいのかは検討するにしても,
情報を学校全体に発信していこうと思う。

学年部会では修学旅行について話がある。
思ったよりも話が進んでいない。
それぞれの先生方は,経験も力もある方々なので,
ちょっと誘いをかければすっと動き出す。
言葉の端々に,生徒のがんばりを信じているところも,
この学年のすごいところ。
まだまだ自分だけが迷いの中。


2004年04月02日(金)



 4月スタート

今日から正式に3年部に所属となる。
学年主任は,かなり先が見える力のある方。
勉強させてもらおう。
分掌は3年ぶりの進路指導主事。
結構好きなポジション。
担任兼務なので,無理はできないが,
それでも自分なりの味を出していこうと思う。
(それはいつものことか?)
さらに,学年委員会の担当。
特活を担当するのは,かなり久しぶり。
面白い一年になるのかもしれない。


2004年04月01日(木)
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