GARTERGUNS’雑記帳

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2004年は何をしていたか
2004年12月31日(金)

去年の12月末に「来年の目標」を書いて一年が過ぎたわけですが、一体どれほどの事が実行に移せたのか。

☆頂いているお題に心血を注ぐ
…ごめんなさい。本当にごめんなさい。

☆リュー十周年を祝う
ガルデン登場話を中心に来年三月まで継続中。

☆アデュガル十周年を祝う
合同本が出来た、出来たよママン!!

☆裏サイトも作る
変な館は出来ましたが。

☆シュテルのノーマル・邪竜形態・ルーンナイト・ダークロード・ミストロットコレクションのパケ絵に描かれている豪華パワーアップバージョンなどを、何も見ないでも描けるようにする
ダークロードとルーンナイトは描けなかった…

☆「異邦人」シリーズを書く
100のお題で書いたに留まった…

☆「WORLD RESET」完結させる
ごめんなさい。

☆大学教授×女子高生も書く
これは書いた。

☆というかもう今まで以上に闇騎士モテモテの方向で
来年も継続。

☆さしあたってはハグハグ×ガルデンに真剣チャレンジ
これも継続…

―――――

何だか凄いムラのある結果になってしまいましたが、出来たところも出来ていないところも来年も引き続き頑張ろうと思います。
とにかくアデュガル合同本が出せる事が嬉しかった!!!
執筆してくださった方、御協力くださった方、励ましてくださった方、本当に有難う御座いました。

―――――

昨夜〜今朝はK様と今年最後のメッセをごにょごにょと楽しんでしまいました。(有難う御座いました!)
そこで来年書きたいものもじわりと決まったので此処に書いておこうと思います。

★ガルデンふたなり
★腹筋弾けるラリラリ漫画ガルデン×シュテル



このサイトは何処へ行こうとしているのか。

―――――

全て引包めて振り返ってみるに、シュテル大躍進の年だった、と……
(去年も同じ事を書いた気がする)


年末のリュー達
2004年12月30日(木)

12月30日。
ヒトもエルフもそれ以外も皆忙しい寒い夜、
やはり忙しい乗り手に構ってもらえないリュー達が、
誘蛾灯に誘われる蛾の様にオールナイト営業のカラオケボックスに集まってくる。

「ちょっと!あんた何吉川晃司とか入れてるのよ!!やめてよ似合わない!!!」
「黙れ!貴様こそ南野陽子などリクエストしおって、自分の歳を考えろ!!!」


青春時代のほぼ全てを主に捧げたシュテル&マジドーラ、
歌えるのは八十年代前半の曲だけである。


―――――

ベストテン2004を見ていたのが丸判りのネタでこんばんは、TALK-Gです。
私の中ではこの二人は33、4歳〜くらいです。
働き盛りの同い年。
昔から相性が良くなく、その関係は年々悪化の一途を辿っています。
過去のしがらみや根本からの性質の違いなど理由は色々ありますが、一番の原因は自分の主萌えというお互いの下僕体質からくる近親憎悪だと思います。
リューの中でも若手の爆烈丸は、水と油の二人に頭を痛めています。

そんな爆烈丸の乗り手はイオリちゃんとモモチさんの所へ里帰り(と言う名の年末年始の勤労奉仕)をしています。
シュテルの乗り手はホワイトドラゴンの元へ年末年始のごちそうとお年玉をせびりに行きました。
マジドーラの乗り手は新年を迎える儀式の準備で大忙しです。
爆烈丸もシュテルもマジドーラも、呼んでくれれば乗り手を手伝ったり世話をしたり出来るのに呼んでくれないので所在なさげにしています。
他のリューもそんな感じです。


ゼファーだけは遠距離恋愛中の彼女に会いにシャドゥームへ行きました。
それを知ったリュー達から、携帯に「空気読め」「裏切り者」といったメールがどっさり来ている事を彼は未だ知りません。(シャドゥームは圏外だから)


ようこそ此処へ/GSの予感
2004年12月29日(水)

まずは本日の更新。
TOP変更。「青い鳥」

39話と言うより44話っぽい気がする。(覇王になるという目的を失った、と認めるシーンがあるのは44話だもんなあ)
それでは、また後ほど。

―――――

東京には初雪が降ったそうで……
お風邪など引かれませぬように……!

大阪も実に実に冷え込みました。この冬はコート要らないかと思っていた頃が懐かしい。
そんな寒い北風ぴーぷー吹く中で、今日は友人とプチ忘年会(と言うか一年の反省会とコミックシティの打ち合わせ)をしてきました。
カラオケ(密談に使用)でも焼き鳥屋(やはり密談に使用)でも恐ろしくバカな話ばかりしていました。
今年はシュテルばかり書いていた気がするとか何とか。
ああ。

そんな訳で、素敵アデュガル合同本入稿以来少し気が抜けてしまっていたのですが其処をぐっとギアチェンジして、個人誌を出すべく1月9日まで足掻いてみようと思います。
今回の個人誌は、当サイト取り扱いの中で唯一本を作っていない「漫画版ガルデン」をメインに。
頑張れば夢はかなうと(それも邪な夢ほどよくかなうと)知ったので頑張ります。

―――――

今日、書店で見かけた本。
日本語訳版でしたが、これの何が恐ろしいかって、二匹とも一人称が「ぼく」であるところ。
素敵なお話でじーんとくるのですが、私の様な汚れた脳内フィルターを持つ者には……

これを機に頭の大掃除をしろと、私に残る最後の良心が囁いている気がしました。


雨ニモ負ケズ
2004年12月28日(火)

雨ニモ負ケズ

風ニモ負ケズ

東京ビッグサイトヲ練リ歩キ(以下略)


冬コミ参加の皆様、どうぞお気をつけて行ってらっしゃいませ!



モテモテ39話
2004年12月27日(月)

パズー=アデュー
シータ=ガルデン
塔でゴリアテの砲撃にブチ抜かれるロボット兵=シュテル

ムスカ=ガルデンのダブルキャストでも良い。(無茶な)
ラピュタには、ムスカ大佐と健気なロボット兵と美味そげな食べ物見たさに何度だってかぶりついてしまいます。こんばんは、TALK-Gです。

さて、クリスマスの話やWING108様で先日催されました熱く激しい年忘れチャット大会などなど書きたい事が沢山あるのですが、それは日を改めてじっくりどっぷり書かせて頂くことに致しまして(…書いてもいいのだろうか?)、今日は多くの方の運命を変えた(であろう)リューナイトTV39話の感想をさわりだけ。

39話を見ていてついウフフとなってしまうのが、あのやたらとイチャイチャしている邪竜族兄貴カップルの片割れ・ギメル(コイン占いが好きなムキムキの奴)とガルデンのシーン。
「其処のお前、イドロに聞いた話だが…」とか言いながら、邪竜族の血を引くよしみで俺の手のコインが表か裏か当てる事が出来たら見逃してやる、なんてガルデンを誘うシーンです。
44話で見られるアドリアの「ガルデンを邪竜軍へとスカウト事件」もそうですが、ガルデンがこんな風に邪竜族に誘われる度に、こう……ガルデンモテモテ派としては何とも言えない幸せな気持ちになるのでありました。
邪竜族って懐広いですね。役立たずにはとことん冷たいのに、強ければ例え純粋な邪竜族でなくとも(同族殺しであろうとも)、自分達の元に引っ張り込もうとするんですね。

いや、甘い言葉で誘っておいて、実際は「不当に低い扱い&上司からの無理難題&セクハラの嵐」みたいな劣悪な労働環境に置かれてしまうのかも知れませんが。
そう…例えば漫画版ガルデンの様な。
ほいほい誘いに乗っていたら、きっと今ごろ皇帝陛下に献上された挙句王子(キルガイン)→将軍(アイザック)→直属の部下(ナイル、リムシン)→各部隊長(リゲルやアドリア)→その部下(ギメル、ドアン、ギルラ)ときて最後には最下級のドラゴンタイプ邪竜族に払い下げだぜ。
甘い言葉に騙されて変な兄貴や痴女についていかなくて良かったな……
ついていかなかったらいかなかったで過酷な運命が待ち構えている訳ですが。ホワイトドラゴンに頭弄られるとか。(全部バッドエンド)

そう言えば、38話でイドロが「皇帝陛下に進言してそれなりの地位につけることも出来たのに」みたいな事を言っていましたが、それなりの地位ってどんなのでしょうね。それよりもまず、イドロに皇帝陛下に進言する様な力があるのだろうか。昔の「あたしもワルだった」的な栄光にすがりつく女の悲しさか?あと、イドロはリゲルとデキてたと思う。今はリゲルはアドリアとデキてるっぽいが。(何処までどろどろにするんだ此処らの関係)

更に38話つながりで。
戦っている最中、シュテルもドアン(イドロを殺した片眼鏡データオタクの邪竜族)の目にとまり「珍しいからデータに加えてやろう」とか言われていましたね。シュテルも研究対象としてはモテモテなのか。そうなのか。生意気な。
この回のシュテルも、崖の上から登場するわ精霊石は暴走させるわ飛べないリューの癖にありえない空中戦を繰り広げるわOVA2でアデューの意に反してソフィーを攻撃できなかったゼファーと違い、何の躊躇もなく主の育ての親であるイドロを殺そうとするわ(もしガルデンがイドロを自分の手で殺してしまったら、彼がどれだけのダメージを負うか位判るだろ……鬼畜!恐ろしい子!)大変ハッスルしていてキモかったです。

最後、何かシュテルの話になっていますが、まずは此処まで。

―――――

掲示板のお返事は明日に必ず!
書きすぎて読み辛くなったので推敲しています…(ションボリ)


クリスマス小話・羅刹の家
2004年12月24日(金)



時は聖夜、多くの者が喜びを分かち合い笑顔で過ごす星の夜―――――
それなのにシュテルのご主人様は、輝く街にも出ず、着飾りもせず、ただ憂鬱そうに窓の外ばかり眺めている。

「……ふう……」

綺麗な唇から零れ落ちる溜息。
その愁いを帯びた横顔に見蕩れながら、シュテルもまた胸中でそっと溜息をつく。

(……ガルデン様……ここ数日ずっと塞ぎこんでおられる……。
 やはりイドロを失った事が痛手なのか……)

例え己を傀儡にしようとした魔女であっても、やはり育ての親。
そんな彼女を先日、突然に失った事が、強気に見えて実は繊細で純粋でナイーブ(注:シュテル観)な主の心に、暗い影を落としている様だ。

……何とかしてその暗雲を取り払い、少しでも明るい気持ちになって頂く事はできないだろうか。

差し出た真似だと思いながらも、イドロ亡き今このお方に一番近しいのは自分なのだから、という妙な責任感と優越感と晴れがましさを以って、シュテルはそっと主に声をかける。

「ガルデン様……」
「……」
「どうかそんな悲しそうなお顔をなさらないで下さい」

その言葉に、主は微かに首を傾げ、シュテルを見つめてきた。

「悲しそう……?私が……?」

問うその声にも力はなく、シュテルを切なくも愛しい気持ちにさせるのに十分な色を帯びていた。
ああ、あなた様は御自分で判っておられないのですか……と膝を着き、図々しくもその手を取るシュテル。

「ガルデン様のその様なお顔を、わたしは見た事がありませぬ」
「……シュテル……」
「ガルデン様が満たされ、笑顔を見せて下さるのなら、わたしはどんな事でも致します。
 何かお望みはありませんか?欲しいものや、したい事、やらせたい事は?
 何でも叶えて見せます、あなた様の希望ならひとつ残さず実現させて御覧にいれます。
 だからどうか、そんな暗いお顔で溜息をつかれるのは」

必死に訴えるシュテルに気圧されたか、主は目を瞬き、何かを考え、それからぽつりと呟いた。

「……食事がしたい」
「食事……?」
「無理か?」
「いえ!」

シュテルは首を振った。
どうして「食事」を望むのかは判らなかったが、それで彼の心が満たされるのならば是非も無い。
案外あっさりと要望が聞き出せた事に、早くも勝利を確信しながらシュテルは、殊更優しく穏やかに主にものを問うた。

「どんな料理を御希望ですか?」

聖夜らしくローストチキン?
甘いワインやシャンパンをあけて、フルーツと粉砂糖で飾ったケーキも作りましょうか。
それとも珍しい大陸風料理にしましょうか?
フカヒレとアワビの姿煮、芝海老の老酒炒め、この時期なら蟹の卵炒めも良いかもしれません。
あっさりとしたものがお望みなら、日の出国風のものは如何ですか?
海の幸山の幸をふんだんに使った鍋物など、寒い夜には最適です。
米から作った酒もまろやかで、きっとお好みに合う筈……

色々と並べ立ててみるが、主はふるふると首を横に振るばかり。
少し困ってしまったが、しかし主がどんな料理をオーダーしようと、無駄に器用・無為に万能な下僕にとっては造作も無い事。気を取り直して、「それではどんなものが宜しいですか」と問いを重ねる。
すると、

「……煮魚」

主は小さな声で、しかしはっきりとオーダーを始めた。

「煮魚が食べたい」
「は……」

意外なセレクトに戸惑いつつ、シュテルは「それでは旬のアンコウでも……」と料理の算段を始めようとしたが。

「アンコウなんて食べたくない、鯖か鰯が良い」

と言われてまたも困惑、立ち上がりかけた膝を再び着いて、主に意見をしてみた。

「さ、鯖……?何もわざわざそんな安い魚を……」
「お前の意見なんて聞いていない、私は鯖の味噌煮や鰯の梅干し煮が食べたいのだ!」

「も、申し訳ありません!」

震え上がった下僕に、更なるオーダー。

「……それと肉じゃが」
「に、肉じゃが……?」
「白いご飯と豆腐の味噌汁、漬物、納豆、ひじきの煮物、五目豆に焼き海苔……
 飲み物は熱いほうじ茶」
「……あの、ガルデン様、それはどういう……」
「何となく食べたくなっただけだ、いいから早く作れ!!」

「は、はいっ!!」


言われるままに大急ぎで作った料理はどれも何だか醤油色、聖夜の食卓に並ぶものとしては余りに地味であり塩分高そうであった。
それらをほんのり嬉しそうにしながら食べている主を見詰めていたシュテルは、ハッと息を呑みその場に凍りついた。
突然、恐ろしい事に思い当たったのである。

(ガルデン様が作れと言った料理はどれもこれも、あの魔女が好んで作りそうなものばかりではないか……!!)

それを裏付ける様に満腹になった主は、シュテルに微笑んで「何だかほっとした」と仰った。
ねぎらいのつもりでかけた言葉であろうが、シュテルにとっては痛烈な感想である。

例え裏切りや死別といった事件があろうと、主に染み付いた「おばあちゃんっ子属性」はそう簡単に消えはしないという事実を目の当たりにし、イドロを失った主に今一番接近しているのは己だという甘い幻想まで打ち砕かれ、

(畜生、畜生、あのババア!!
 死んだ後もガルデン様の御心を縛り付けるとは……!!!)


と聖夜にひとり台所の床を殴りながら、悔し泣きに泣き伏すシュテルであった。



―――――

無理やりクリスマスとTV38話テイストを混ぜてみました。(凄い力技)
シュテルとイドロの関係が、旦那(ガルデン)を挟んでの嫁と姑の関係みたいだったら良いなあと思いました。
そしてガルデンはマザコンと言うかババコンと言うかおばあちゃんっ子だと決め付けています。イドロを殺そうとしていたけど、実際に目の前でイドロがドアンに消された時には、呆然と「イ…イドロ……」だし。きっと後でとても悲しく寂しくなっただろうと思います。
シュテルはイドロが死んでも悲しまないね。むしろ「ガルデン様を縛る邪魔者が消えた!ドアンとかいう邪竜族グッドジョブ!!」と喜んでいるね。主と二人きりで築く、これからの甘い生活に早くも夢を馳せているね。

その直後に主を別の男に寝取られる羽目になるとも知らず。


ショウタイム
2004年12月21日(火)

HGJ17話感想:
昨日(今日?)ヘロヘロと帰ってきてTVつけたら、いきなりぶっ壊れ状態のクレアたんがチンピラに襲われてて吃驚した。んでそれを助けたジョバ。やつれていて髪もぼさぼさで荒んだ男の色気がむんむんで格好いいと思うより先に、どうしてお前さんはそんなにも、クレアのシャツを着せつけるのに手馴れているんだいとのけぞってしまった。
ダイもジョバも幾度となくピンチに見舞われ、展開も大変シリアスな話なのに、ジョバとクレアが潜伏していた部屋にはベッドが一つしかなかったとか、パン踏まれすぎとか、ジョバの過去語りのシーンになるといきなりギターを弾きだすキアとかもう何処から突っ込んだら良いやら。
ジョバがクレアを庇って抱きかかえたり、ダイがジョバのシャツの襟首を掴んで引っ張り戻したり、ジョバが「宿賃だ」と大事な切り札をダイに渡したりするシーンは素直に萌えました。「やっぱ強えや、おっさん」も。ジョバもジェイの事が好きなんだ、ね…!
壊れた主人と健気に尽くす下僕、というのも大好きな当方にとって、こんなにもお腹一杯盛りだくさんなジョバクレ話を見られるなんて、また私は変な電波を受信しているのか、と思いましたがなるみ忍様の日記を拝見してそれが夢でないと判り、胸を撫で下ろしたという事でした。
あと、本部長は今回もダイに振られたりキョウコに退かれたりと大変キモくて良かった。


明日は半休を取れたので、お手紙やお返事をじっくりもっくり書かせて頂こうと思います。萌えは最高のビタミンであり亜鉛であるぜ。


ウワー
2004年12月19日(日)

オンオフでいろんな方に誕生日のお祝いの声を掛けていただいた……!
しかもプレゼントに…物凄いものを頂いてしまった……!!
更にそれは今のところ、私だけが見る事が出来るものなのだ。
おお何ということ……!!!
この萌えの行き場は何処に!
穴を掘って叫びたい。

本当に有難う御座います。
萌え尽きかけた心に染みるまるで一杯の酒のようだ!!
ねっちりとお礼のお手紙を書かせて頂きますので暫しお待ちを!!ハァハァ。(獣?)

―――――

*ご報告*
アデュガル本ついに編集完了、入稿しました。表紙。
実際はタイトル部分は金の箔押しになります。

印刷所に送ったデータが大きかった→此処に載せる為物凄いjpg圧縮→アデューのマントなどが無残になっています。すまんアデュー。
現品はこんな荒れは出ませんので(出たら怖い)!!


ダークロードメイカー
2004年12月14日(火)

ダークロードメイカー


概要:

悪い魔女の呪いによって5歳くらいにまで縮んでしまったガルデン(特典CD3巻アデューの状態)。非力な状態になってしまった彼を、元の姿に戻るまでの期間、プレイヤー(デフォルトではアデュー)が父親代わりになって育てるシミュレーションゲーム。要するにプリメ。
育て方(習い事やアルバイトによる能力値の伸ばし方や、数々のイベントの結果)によって、どんな「元の姿」に戻るかが変わるマルチエンディング。


ゲームの流れ:

ゲームスタート
 ↓
日常フェイズ
(ガルデンやシュテル、友人との会話・町へ買い物・ガルデンの現在のステータス確認・セーブ&ロードなどが可能)
 ↓
スケジュール作成
(ガルデンのスケジュール…習い事・アルバイト・休養など
 アデューのスケジュール…ガルデンの付き添い、働きに行く、休養など
 幾つかの選択肢を組み合わせて作成)
 ↓
スケジュール実行
(突発的にイベントが発生する事も)
 ↓
日常フェイズ(以下繰り返し)
 ↓
規定の期間を過ごす(または一定の条件を満たす)
 ↓
エンディング


メインキャラクター:

ガルデン
本編の主人公。最初はお目目の大きな可愛い子供だが、プレイヤーの教育やイベントなどによって様々な成長をしてゆく。
可憐にも精悍にも純粋にも偏屈にも穏やかにも激情型にも善人にも悪党にもなり得る。
「覇王様になりたい」という夢を持っている様だが……。

アデュー
プレイヤーの分身(の一人)。
友人が多く、健康かつ健全そのものの心身をもつ明るい少年(ないし青年)。
しかしプレイ次第でとんでもない人でなしと化す事も。

シュテル
ゲーム本編のアドバイザー兼進行役。
ガルデンの目付け役の、意思をもつ機械騎士。
生活・教育・戦闘と何でも頼れるが、ガルデンに甘くプレイヤーに対し小言が多いのが玉に瑕。


サブキャラクター:
アデューの友人たち。彼ら彼女らにガルデンを預け、「習い事」を受けさせる事が出来る。
「習い事」によって上がる能力値は様々。

パッフィー
気立て優しく、気品に溢れたお姫様。彼女と過ごす時間が多いとおっとりと上品に育つかも。
知力・魔法技術などを訓練してくれる。
社交技術の上がりも中々。

サルトビ
現実的でシニカルな性だがお人よしの忍者。共に過ごす時間が長いとしっかりした真面目な人物に育つかも。
体力・戦闘技術などを訓練してくれる。
また、モラル(道徳心)の上がりも良い。

イズミ
思慮深く信仰心厚い僧侶。共に過ごす時間の長さによっては、落ち着いた信心深い性格に育つかも。
信仰心・魔法技術などを訓練してくれる。
ただし酒や女、女装といった因業深いものまで教えてくれる可能性も…。

グラチェス
自然と共に生きる武闘家一族の長。彼に物事を習う機会が多いと、しなやか且つ鮮やかな身のこなしが身に付くかも。
社交技術(話術・礼儀作法等)・戦闘技術などを訓練してくれる。
場合によっては家庭技術(料理・洗濯など)まで上げてくれる事も……。

月心
豪快さと冷静さを併せ持つサムライ。その精神に触れる機会を多く作れば、己の研鑚を弛まない心の持ち主になるかも。
モラル・戦闘技術などを訓練してくれる。
また、古来の礼法に則って気品や礼儀作法を訓練してくれる事も。

カッツェ
明るくがめつい元・武器商人。現在は孤児院を経営している彼女と長く一緒に居ると、いつの間にか子供の遊び相手も勤められる根性が染み付いているかも。
家庭技術・社交技術などを訓練してくれる。
その他、感受性や知力、体力など上がる能力値が多い。

ヒッテル
クールだが心優しいガンマン。カッツェの兄である寡黙な彼と語り合う事が出来れば、物事の真実を見抜く目が養われるかも。
感受性・戦闘技術などを訓練してくれる。
また、モラルの訓練も非常に効果が高い。



イベントキャラクター:
ゲーム内で一定の条件を満たすと発生する、様々なイベントに登場するキャラクター。

ナジー
齢千歳を超える大賢者。普段はそんな素振りのかけらも見せぬ色ボケっぷりを晒しているが、その所有する知識や様々なアイテムはどれも確かなものばかり。
いざというときに頼りになる存在。

ホワイトドラゴン
遥か古の時代から生きてきた竜。気に入ったものへの庇護や協力は惜しまない。
今は失われた魔法科学を操る偉大な存在だが、年寄りすぎる所為か頑固一徹な所がある。
ガルデンに掛けられた呪いに関しても何か知っているようだ。

キルガイン
アースティアとは違う世界に住む邪竜族の王子。
剣の腕は「勇者」と称されるほど素晴らしいが、血の気の多さでいつも損をしている。
アデューをライバル視している。

デスローザ
キルガインの恋人の美しい魔女。
芯が強く、健気。邪竜族の呪術や魔法に詳しい。

イドロ
ガルデンの夢に時折出てくる不気味な老婆。
彼を「覇王」へ導こうとしている様だが……。

黒騎士
シュテルに良く似た機械騎士を従えた謎の男。
莫大な力を持ち、気に入ったものにはその一部を分け与えてやる事も。
言葉巧みにガルデンを闇に誘おうとする。



―――――

で、体力やら知力やら戦闘技術やらの「目に見えるパラメータ」の他に、「キャラクター別親密度(どのキャラクターとどれだけ仲が良いかというアレ)」「カルマ値(罪深さ)」「属性値(闇とか光とか水とか風とか)」「人脈(コネ…例えばパッフィーやイズミと仲良くしていると、パフリシア王国への人脈が高くなるとか)」などの「目に見えないパラメータ」もあり。

それら幾つものパラメータとゲーム内の春夏秋冬、更にランダムの要素が組み合わさって萌えイベントが激発。
例えば「アデューの誕生日にガルデンがプレゼントを」「体力の低い状態で冬を迎えたらガルデンが風邪に」「習い事の先生から抜き打ちテストやプレゼント」などなど。

場合によってはバッドエンド直行の鬱イベントも発生。
「金を稼ぐ為に、ガルデンとの触れ合いの時間も惜しんで働かせてばかりいたら、何時の間にかすっかり愛想を尽かされてしまい家出されてしまうor過労で倒れてしまうor残業で遅くなった所を悪い奴に襲われてしまう」とか、

「ガルデンが疲れや寂しさを訴えているのを放置する→シュテルに警告される→それでも無視する→次第に何も言わなくなるシュテル→ある日突然ブチ切れたシュテル、主を連れて家を出て行くor寂しさの余りガルデンがシュテルとデキてしまう(どうやって…?)or過度のストレスの余り錯乱したガルデンに刺される、シュテルは見殺し」とか。

そんなハプニングを乗り越え、立派な大人(元の姿)に育て上げた暁には、パフリシアに仕官したりサルトビの弟子になったり出家して僧侶になったり大自然の番人になったり孤児院の先生になったり流浪の侍になったり稀代の勇者になったり育ての親の嫁になったり。

そんなゲーム。
勿論18金!!







夢を見るだけならば只だ。


テレ朝の忠臣蔵(最終回)/不退転
2004年12月13日(月)

テレビ朝日の忠臣蔵の最終回二時間スペシャルを見ました。

感想:
それはひょっとして
ギャグでやっているのか?

(c)クロ高

それでは、また後ほど。

―――――

2005年1月9日のCOMIC CITY大阪52のサークルチケットが届きました。

3号館Q−20a
「GARTERGUNS」


アデュガル10周年記念合同本「A*G MANIA」
(作家総数6名(!)・44Pフルカラーオフセット)発行します。


その他にも何か持っていけたら。
詳しい事はまたおいおい書かせて頂きます。
まずはご報告まで。


絶叫・下僕節
2004年12月11日(土)

そうですよね!!!

いきなり意味不明な叫びで失礼致します、こんばんはTALK-Gです。
何度見たってジョバクレ・ダイジェイ・ミシェルイアンが15話の三本柱と訴えたい。

さて、リューナイトという「王道モノ」がお好きな皆々様におかれましては、やはり「王道」をふんだんに盛り込んだ「時代劇」というジャンルに目を光らせておられる事も珍しくは無いかと思われます。

なので此処で尋ねてみたいのですが、どなたか昨夜九時からNHKで放映されていた「最後の忠臣蔵」最終回を御覧になった方はいらっしゃいませんか?

昨夜は久しぶりに早めに帰って来れたのを良い事に、ぽちりとTVをつけつつまったり食事をしていたのですが、そこで流れてきたのが上記のドラマでして。

このドラマは『四十七士の討ち入り後、大石内蔵助から「生きてこの争いの事実を後世に伝えてくれ」と頼まれた男の数奇な人生を描いたもの』なのですが。
詳しい事は公式サイトを参照して頂くとして、……これがね!!
凄く凄い伏兵が隠されていましてね!!!
ボーっと鍋を突付いていた手も止まろうと言うものでした。

その伏兵の名は瀬尾孫左衛門。外見はやや鋭い&厳つい系。
彼は、主人公と同じ「事情あって、討ち入りに参加できず生き残ったサムライ」なのですが…
その「事情」と言うのがまず凄い。
「大石内蔵助とその愛人との間に出来た子を密かにお守りし、立派な大人に育てるよう蔵助から命令を受けた為」ですぜ。
主君のお子様を大事に大事に育てながら、耐え難きを耐え忍び難きを忍んで生きる男。
もうこの設定の時点でかなり高レベルの下僕オーラが感じられるではありませんか。

で、この孫左衛門と主人公、孫左衛門のお守りしている「可音(かね)」(女の子!お姫様!!)の繰り広げるドラマがまた凄い。
ネタバレ含みの要約で書き出しますと……

……大石内蔵助の17回忌を目前に控えたある日。
或るデカい商家の跡取息子(属性・純情で大人しく礼儀正しい)が、ある時偶然見かけた可音を見初めます。で、それは大石内蔵助の忘れ形見の娘ではないかと主人公が教えると、そりゃあ申し分ないお家の出、ぜひぜひ嫁にしたいと考える。
「可音は町のもの(≠サムライ)に嫁がせたい」との大石内蔵助の遺言もあって、主人公はその縁談の仲立ちをする事になるのですが。

可音を預かり養育している瀬尾孫左衛門のもと(山ン中の庵)へと主人公が行ってみると、そこでなんとも凛として美しく成長した彼女を見かけます。
これはきっといい話に纏まるぞと喜びつつ、家の方で薪割をしている孫左衛門に声をかけに行く主人公。
孫左衛門は、突然の主人公の訪問をいぶかしみ、更に「大きな商家の跡取息子との縁談」に眉を寄せます。
「素性の知れぬ娘を、どうしてそんな大家の息子が見初めるものか……
 ……貴様、もしや可音様が大石内蔵助のお子様であると、相手に漏らしたのか」
主人公が肯定すると、孫左衛門はブチ切れて薪割用のナタを振り上げて襲い掛かってきます。
「可音様の素性は決して漏らしてはならぬとの約束であったではないか!!」
主人公、逃げ回りながら訴えます。「しかし素性を明かしたからこそ、こんな良い縁談が舞い込んだのではないか!」「黙れ裏切り者!!!」
その余りのブチ切れ様に、主人公はもしやと思い当たります。

「お前、もしや可音様に懸想しているのではあるまいな?」

……「だ、黙れ黙れ!馬鹿な事を!!」と狼狽えまくりながら尚もナタを振り上げる孫左衛門。主人公大ピンチ。
その前に件の可音が、ばっと立ちふさがります。
「何をしている、一体どうしたと言うのだ孫左(まござ)……!!」
可音にきっと見つめられ、更にその呼び掛けに、孫左衛門はウッと膝をつき、漢泣きに泣き伏します。
ナタ取り落とします。地面を掻いてます。主人公も可音も沈痛の面持ちです。もはや誰が主人公なんだか判りやしません。

…数日後。
商家の旦那から「縁談が纏まりました」とホクホク笑顔で礼を言われ、主人公はえっと驚きます。
旦那の話によると、孫左衛門自らその商家に出向き、縁談を喜んで受ける旨を述べたとの事。
益々驚く主人公、その時の孫左衛門の様子を尋ねてみると、「いちいち理にかなって礼儀正しく、落ち着いていて、実に立派な御仁であった」との事……
主人公などはそりゃあ良かったと喜びます。

……ここでその旦那の回想シーンが挟まれるのですが。
日暮れ頃なのか、セピアな風景の中で、きちっとした居住まいで座っている孫左衛門。
その目が(視聴者の当方から見れば)完全に死んでしまっているんです。
何と言うんでしょうか。物腰も表情も穏やかで、不穏な雰囲気は全く無いのですが、こう……
目に光が無いと言うか……虚脱状態というか……!!!
繰り返しになりますが、全く激したところ無く凄く穏やかで淡々とした調子の回想シーンなのです。だから余計に孫左衛門の言葉やら何やらが痛々しく見えるのでありました。

……で、孫左衛門はその縁談に、幾つか条件を出してきたそうで。
一つは、お嫁入りの祝宴を大石内蔵助の17回忌に行う事。
それは何故かと考えた末、妾の子ゆえ(だったかな)、おおっぴらに父親の命日を悼む事も出来ぬ可音の為なのだと、旦那(と後でその話を聞いた主人公たち)は感動します。
更にもう一つ、やはり大っぴらに大石内蔵助の娘と名乗れぬ可音のために、立派な「義理の親」を見つけてつけてやって欲しいとの事。
旦那は孫左衛門の深慮に感じ入り、必ずその約束を果たすと誓います。
そして、孫左衛門自身も可音の後見人として、一緒に商家に入ってくれないかと誘います。
しかし孫左衛門、これを承諾しません。
諦め切れない旦那、「貴方は目利きが出来るから、それでうちの仕事を手伝ってくれれば」と頼みますが、孫左衛門は「私は独りになりたいのです」。
……主人公の言葉で、自分の心が何時の間にか捻じ曲がっていた事を知り、そんな己と向かい合う為、独りで静かに暮らしたい、と、穏やかに淡々と語り、旦那の申し出を辞退します。

さて、それから暫くして、可音にも良い「父親」が見つかります。
彼は大石内蔵助の縁のもので、懐深く、実に立派な人物。
いよいよお嫁入りだというその日、孫左衛門はこれまで大事にお育てしてきた可音へと、あるものを贈ります。
それは、可音と一緒に孫左衛門が預かった、可音の母親が大石内蔵助の為にあつらえた一着の着物。
これを嫁入り道具にして下さい、と差し出す孫左衛門に、可音は感動し、「今までお世話になりました」と指をつき別れの挨拶をします。

籠に可音を乗せ、先頭に正装をした孫左衛門を据えて、夕方の道をお嫁入りの行列が行きます。
其処に、大石内蔵助の17回忌の法事を終えた主人公やら、元・赤穂のサムライ達やらが駆けつけ、このめでたき日にぜひ自分も、と合流します。
その心に感謝する可音と孫左衛門。

婚礼の儀も進み、祝いの席の傍らで両家の親は、「花嫁の育ての親である孫左衛門にも是非、父親として出てもらおう」と相談します。
そこで主人公は「孫左衛門にこの事を伝えてくれ」との頼みを受け、快諾して、盛り上がる宴の中に彼の姿を探します。
が、探せど呼べど、孫左衛門は見つかりません。
その頃、何かを感じたのか、白無垢姿でふっと宙を見つめる花嫁―――――

不安になった主人公は、孫左衛門と可音が暮らしたあの庵へと駆け参じます。
灯りが点っているので中に入ってみると、大石内蔵助への手向けの灯の前にしんと座する、孫左衛門の後姿が。
ほっとした主人公、「祝言の宴から黙っていなくなるなんて」とその肩を叩きます―――――

その腕の中へ、ぐらりと倒れこむ孫左衛門。
驚く主人公に、瀕死の孫左衛門は「腹を切った」と告げます。
その言葉を証明する様に、主人公の手にはべっとりと血が。着物をはだけさせると、白い布を巻いた腹には生々しい鮮血が。
号泣しながら孫左衛門を叱る主人公。孫左衛門は掠れた声で、「思えば長い生涯であった」と呟き、息を引き取るのでした。




気が付いたら、鍋はすっかり冷め、具のうどんはふやけてどろどろになっていました。
この後も主人公の後日談などが入るのですが、ほとんど印象に残っていません。
……何なんでしょうかこの一週間は。
ヤマザキ・冬の下僕祭りでしょうか。(シールを集めて白い大きな下僕が貰えるよ!)
下僕大豊作なのは大変喜ばしいのですが、何も今、この時期に重ならなくたって。

因みに、上のドラマを見ている間は
主人公=ゼファー
可音=ガルデン
孫左衛門=シュテル
に思いっきり脳内変換していました。
可音が凛としたお姫様、孫左衛門は苛烈な人なのに姫には従順な下僕だったのがツボでした。
おお。国営放送+時代劇の恐ろしさよ。
忠臣蔵は(前にも書きましたが)吉良氏ばかり悪者みたいなのが好きじゃなかったのですが、このドラマは凄く良かった……。


―――――

<自分メモ>

K様大絶賛・西洋骨董〜の千影(未見の4巻を買うこと)
HGJ9・12・13巻
ボアンさんお勧め・島田×土方
ケーキ屋「エルフ」物語
稀少カプ同盟


35話の触手事件には敢えて触れない方向で/HGJ15話感想
2004年12月07日(火)

本日の滑り込み更新。
「シュテルの館」に小説「愛しのゲヘナ」をUP。
TV36話直後の話です。

それでは、また後ほど。

―――――

ヒートガイジェイ15話感想(少しネタバレ)

……これ、主従萌えの余りなんか変な電波受信しちゃって私だけが見た妄想とかじゃないですよね……?
だ、誰か答えて……!!教えてください!!!(白い病室の壁を叩きながら)


……あ…あ…う……とにかく「クレア」と呼び捨て&漢泣き&「ヴァンパイアほど頭は良くねえが鼻は利きますよ」「ファミリーなんてどうでもいい」「(ネタバレ割愛)の情けかよ、有難く貰っとくぜ」「バカですから」「そんな奴の為に(ネタバレ割愛)って言うのかよォ!!」「あんたは輝けるんだ」「俺は月」等等の怒涛の名台詞連発が物凄いと思いました……そしてダイスケとクレアはそれぞれモテモテ過ぎだと思いました……あとエジムンドさんは本当にサルトビでした(こちらのサイト様の日記参照)……ジェイは相変わらずとっても可愛かったです……


おお……ちょ、ちょっと、少し頭冷やしてきます……
アニメでこんなに打ちのめされたのは久しぶりで(それこそリュー以来か)どうしたら良いか判らないよ助けてアウローラ……!!


皆様、本当に「アデュガルマニア」で宜しいのですか?
2004年12月03日(金)

WING108さまが冬コミで発行する御本に

有難くもゲストで御呼ばれして

下僕をいっぱい描いたんだ

下僕の服のトーンがなくなった以外は

そう大したこともなく

「やっぱり呪いなんてすべて気のせいなのかなあ」

と思いながら完成させたんだ

ギリギリながらも原稿をお送りして

それが到着したってお知らせも貰って

ほっと一息ついたその夜

残業帰りだったけれど

星がとても綺麗な寒い夜だったので

たまにはいいだろう、と

普段使わない道を選んだんだ

そしたら路地から飛び出してきた郵便屋のバイクに轢かれかけ

怪我はないですか、いやありませんから、本当ですか、と捕まっている間に

一時間に3本のバスに乗り損ねた

















お前もうほんといい加減にしろよ。>下僕

シュテガル風味の原稿を描いている時は何もなくて、さあこれからアデュガル本の詰めに入るぞーとルンルンしてたらこんな事が起きるのかよ。嫌でも呪いの存在を信じるっちゅうねん。

アデュガル本が日の目を見るまでは意地でも這い蹲ってでも生き延びてやろう、という意志を固めた、つい1時間ほど前の出来事。



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