doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 トップページに掲載した作品 Vol. 44 - 2/2

クラフトワークの未CD化の1st〜3rdアルバム『Kraftwerk』(1970年)、『Kraftwerk 2』(1972年)、『Ralf & Florian』(1973年)。2004年に初期3作品が発売されるかもしれないとの情報(『CD Journal』2004年6月9日付)があったものの、実現せず。メンバーは初期3作品をCD化する考えはなく、封印する意向なのだろうと思っていたが、唯一のオリジナル・メンバーであるラルフ・ヒュッター(Ralf Hutter)が、8CDボックス・セット『The Catalogue』の発売に伴い、「Pitchfork:Interviews:Kraftwerk」で語ったところによると、将来的には初期3作品を発売するつもりらしい。『matsu & take』2009年11月10日付)で知った。

ジェイムズ・ブラウン(1933-2006)が1967年5月に発表したライヴ盤に未発表トラック&新ミックス音源を追加した5,000枚限定の2CD Expanded Editionで、1967年1月15日(?)の米国ニュージャージー州チェリーヒルのラテン・カジノ公演(+擬似ライヴ)を収録した『Live At The Garden Expanded Edition』(9月にHip-O Selectから発売, 試聴, YouTube:Disc1-Tr.5「Hip Bag '67」の1967年パリ公演版)
Ricardo Villalobosと双璧をなすミニマル/クリック・ハウスの代表的アーティスト、Lucianoの2ndアルバムとなるCD+DVD『Tribute To The Sun』(10/20発売のドイツ盤, Cadenza, DVD:NTSC&南米ツアーのドキュメンタリー映像を52分収録, 試聴, YouTube
DJ Spooky That Subliminal KidのCD+DVD『The Secret Song』[10/6にThirsty Earから発売, CD:Thurston Moore、Rob Swiftなど参加&レッド・ツェッペリンのカヴァー2曲ほか収録, DVD:ロシア出身の映画監督ジガ・ヴェルトフ(Dziga Vertov)のサイレント映画(1924年作)にDJ Spookyが音楽をつけた『Kino-Glaz』(約87分)を収録, MySpace]
ザ・ローリング・ストーンズの1969年11月27&28日のNYマディソン・スクエア・ガーデン公演を中心に収録したライヴ盤の40周年記念盤で、3CD+DVDからなる通常版『Get Yer Ya-Ya's Out! 40th Anniversary Deluxe Box Set』(11/3発売のUS盤, Abkco, 3CD:オリジナル・ライヴ盤のリマスター+ストーンズの未発表ライヴ音源5曲+前座のB.B.キングとアイク&ティナ・ターナーの未発表ライヴ音源収録, DVD:本公演などのドキュメンタリー映像約28分収録&日本語を含む5か国語の字幕付き, 動画
ニルヴァーナの1992年8月30日の英国Reading Festivalでのライヴを収録したCD+DVD『Live At Reading』(11/3発売のUS盤, Geffen Records, CD:78分, DVD:約97分収録&NTSC Region All, YouTube
ジョン・フォックス(John Foxx)の3rdアルバム『The Golden Section』発表に伴うツアーの2CD Definitive Editionで、1983年10月21日&12月11日のロンドン公演から収録された『In The Glow』[10/19発売のEU盤, Demon/Edsel, 同一公演収録の2002年発表作(ディスク1)の拡大版, MySpace, YouTube]

「ブラジル音楽史を代表する女性歌手」、エリゼッチ・カルドーゾ(Elizete Cardoso, 1920-1990)のキャリア初期のSP音源を中心とした編集盤で、1950年から1958年作の全23曲を収録した『サンバ歌謡の女王 A Divina』(11/1発売の日本盤, ライス・レコード独自制作&リマスター盤, YouTube: 12
「女カエターノ」ことブラジル南部出身の個性派シンガーソングライター、アドリアーナ・カルカニョット(Adriana Calcanhotto)が幼少の頃の愛称「パルチンピン」名義で発表した子供向け変名プロジェクトの2作目、Adriana Partimpim『Partimpim 2』(10/21?発売のブラジル盤, Sony/BMG, YouTube:Tr.9のPV)
スペイン北西部のケルト文化圏に属するガリシア地方出身のガイタ(バグパイプ)奏者、カルロス・ヌニェス(Carlos Nunez)がブラジルを代表する音楽家たちとコラボレーションした『Alborada Do Brasil』(8/25?発売のスペイン盤, Sony Music, MySpace, YouTube:2009年のライヴ映像)
フランスのアヴァン・シャンソン歌手、ブリジット・フォンテーヌBrigitte Fontaine)の新作『Prohibition』(10/5発売のフランス盤, Universal Music France, Grace Jonesなど参加, YouTube:12
西アフリカ・カメルーン出身のベーシスト/ヴォーカリスト/マルチプレイヤー、リチャード・ボナ(Richard Bona)の約4年ぶりのスタジオ録音作『The Ten Shades Of Blues』(10/27?にUniversal Music Franceから発売のEU盤, 2010年2月来日公演, MySpace, YouTube
ノルウェーの完全即興演奏グループ、Supersilentの約2年ぶりの新作『9』(ノルウェーのRune Grammofonから10/5発売, 試聴

クラフトワーク(Kraftwerk)の8CDリマスター盤ボックス・セットのドイツ語ヴァージョンで、4作目『Autobahn』(1974年)から『Tour De France Soundtracks』(2003年)までの8作を収納した『Der Katalog』(11/6発売のドイツ盤, EMI/Klingklang, LPサイズのブックレット8冊付き, 未CD化の1st〜3rdアルバムは今回も正規発売されず, MySpace, YouTube:12
ディーター・メビウス、コニー・プランク、マニ・ノイマイヤーの3人組が1983年に発表したテクノの先駆け的な傑作のリイシュー盤、Moebius-Plank-Neumeierの『Zero Set』(11/6発売のドイツ盤, Bureau B, 試聴
Peter Brotzmann(as, ts, bass-s, tarogato, b-flat-cl, 12月に来日公演)、Ken Vandermark(ts, bs, b-flat-cl, bass-cl)、Mats Gustafsson(ts, bs, flutophone)のReed奏者3人によるユニット、Sonoreの3作目で、2008年12月12日のドイツ・ケルンのLoftでのライヴ(ディスク1)+翌日のスタジオ録音(ディスク2)からなる2CD『Call Before You Dig』(11/3?発売のUS盤, Okka Disk, 約74+58分, 試聴
マヌ・チャオ(Manu Chao)の2CD+DVDからなるライヴ盤で、2008年7月30日のフランス・バイヨンヌ公演を収録した『Baionarena』(11/17?発売のUS盤, Nacional Records, DVD:約143分&NTSC Region All, MySpace, YouTube:同一公演の視聴)
西アフリカ・マリ出身の歌手、サリフ・ケイタSalif Keita, 1949-)がアフリカのアルビノ(先天性白皮症)を患う人たちに捧げた新作『La Difference』(11/16発売のフランス盤, Universal Music France, Tr.5&9:produced by Joe Henry, AFPBB News 11/20, YouTube

2009年11月30日(月)



 トップページに掲載した作品 Vol. 44 - 1/2

Jim O'Rourkeの約8年ぶりのオリジナル・アルバムで、全1曲・オーバーダブなし・全楽器演奏のインスト・アルバム『The Visitor』(9/8発売のUS盤, Drag City)
ミッジ・ユーロ率いる第2期ウルトラヴォックスの1984年発表作のボーナス・ディスク付きRemastered Definitive Editionで、英国シングル・チャート3位となったTr.3収録&ウォーレン・カン(ds)在籍時のラスト・アルバム『Lament』(9/7発売のEU盤, EMI/Chrysalis, YouTube:Tr.23のPV, 1986年発表の『U-Vox』も同時発売)
ジョン・フォックスの「映像化に向けた一企画」とされるソロ名義作で、John FoxxのピアノとJustin Burtonの朗読からなる『The Quiet Man』(8/25発売の直輸入盤, Vinyl Japan/Metamatic Records, MySpace
ゲイリー・ニューマン(Gary Numan)の1979年発表作のボーナス・ディスク付き30th Anniversary Editionで、同年発表の前作『Replicas』に続いて英国アルバム・チャート1位となった『The Pleasure Principle』(9/21発売のEU盤, Beggars Banquet, YouTube:Tr.2のライヴ&9のPV)
クラスター(Cluster)の2人(ディーター・メビウスとハンス・ヨアキム・ローデリウス)とノイ!(Neu!)のミヒャエル・ローターによる3人組ユニット、ハルモニア(Harmonia)が1976年にブライアン・イーノと共作したお蔵入り作品集(のち1997年に発売)の新装再発盤、Harmonia & Eno '76の『Tracks And Traces』(10/6発売のUS盤, High Wire Music, 未発表音源3曲追加)

作曲家&九州大学大学院芸術工学院教授、藤枝 守(1955-)の1980年代初頭の作品集で、1980年発表作の2ヴァージョンと1981年作の「フーガの技法」(バッハ作曲)の7ヴァージョンを収録した『ラジエーテッド・フォーリング 日本の電子音楽 Vol. 11  Radiated Falling  Obscure Tape Music Of Japan Vol. 11』(9/18にOmega Pointから発売, 藤枝 守が出演したNHKのTV番組のページ
2008年4月27日に旧東京音楽学校奏楽堂で開催された「奏楽堂の響き 2」を収録したライヴ盤で、奏楽堂にゆかりのある作曲家たちの吹奏楽作品を取り上げた『奏楽堂の響き 2』(9/19にThree Shellsから発売, 演奏:リベラ・ウインド・シンフォニー, 指揮:福田 滋, 約78分)
ジョン・コルトレーンのグループにエリック・ドルフィーが参加した時のライヴ盤で、ニューヨーク・バードランドにおける1962年2月9日と発掘音源となる2月16日の公演をラジオ放送用音源から約70分収録した、John Coltrane Quintet With Eric Dolphyの『The Complete 1962 Birdland Broadcasts』(9/8発売のEU盤, Gambit Records, 試聴
キング・クリムゾンの1973年11月15日のスイス・チューリッヒ公演を収録したKing Crimson Collectors Club 第41弾で、1974年発表作『Starless And Bible Black』収録の「The Mincer」(ヴォーカルを除く)と4CDライヴ・ボックス・セット『The Great Deceiver』1992年発売)で一部発表済みの同公演の2CD完全版『Live In Zurich』(9月?にDiscipline Global Mobileから発売, 約41+59分, 『The Great Deceiver』未収録のディスク2‐Tr.2はオーディエンス録音で補完)
Omar Rodriguez Lopez『Xenophanes』(9/28発売のEU盤, 試聴, MySpace, 動画

デヴィッド・ボウイが1969年11月に英国Philipsから『David Bowie』のタイトルで発表(1972年に改題)した2ndアルバムのボーナス・ディスク付き40th Anniversary Edition『Space Oddity』(10/12発売のEU盤, EMI, 初CD化音源8トラック収録, 試聴
キング・クリムゾンのデビュー40周年記念エディションの第1弾で、1974年に発表した7thアルバムのCD+DVD Audio『Red 40th Anniversary Edition』(10/20発売のUS盤, CD:未発表トラック2曲+既発1曲追加, DVD Audio:5.1ch音源&1974年3月22日のフランスのTV局でのスタジオ・ライヴ映像を29分収録)
マレーシアの歌姫、シティ・ヌールハリザ(Dato' Siti Nurhaliza, 「Dato'」=称号)の今年2枚目となる新作スタジオ録音アルバム『タハジュッド・チンタ〜愛の祈り Tahajjud Cinta』(10/11発売の直輸入盤, ライス・レコード/Siti Nurhaliza Productions, YouTube:Tr.7のPVTr.5
南仏オクシタニアのバンド、Dupain(デュパン, 解散or活動停止中?)のSam Karpieniaが発表したソロ・プロジェクト作『Extatic Malanconi』 (9/14発売のフランス盤, D-Fragment Music, MySpace, YouTube:Tr.5)
カリブ海のフランス領マルチニーク島で生まれたダンス音楽であるビギンの復刻盤、ロベール・マヴーンズィ(cl, ss)とアラン・ジャン・マリー(p)のコンビを中心とするオルケストル・トラディショネル・ドゥ・ラ・グアドループ(Orchestre Traditionnel De La Guadeloupe)の1966年録音作『黄金のビギン Album D'Or De La Biguine Guadeloupe Musique D'Autrefois』(9/20発売の直輸入盤, オルターポップ/Fremeaux, ヴァイオリン奏者のエリー・コロジェ率いるアンサンブル・ド・カドリーユ・グアドルーペアンの1972年録音の4曲追加, 試聴
アフリカ音楽最大の巨人、フランコ(1938‐1989, コンゴ=旧ザイール出身)の1980年代作を全13曲・約148分収録した2CD編集盤、フランコ&TPOKジャズ(Franco & Le TPOK Jazz)の『Francophonic Vol.2 1980-1989 フランコフォニック 第2集』(10/11にライス・レコードから発売の直輸入盤, Sterns Music, ブックレットの日本語訳付き, 試聴, YouTube:1987年ライヴ)

2009年11月29日(日)



 体調不良

音楽とは無関係で投稿がためらわれる内容でもあるが、当Web日記の番外編として記しておこう。

去年(2008年)7月、右足首の辺りが突然むくむ。捻挫(ねんざ)、打撲などの思い当たる節はなく、痛みや熱はない。ネットで調べたところ、症状が似ていることから深部静脈血栓症ではないかと思われた。局所的なむくみ(浮腫)は内臓の病気のサインでもあるようだし、気にはなっていたものの、病院に行かず、ずるずると放置。先月下旬、むくみのある右足首の辺りが5日間くらい初めて赤くなった(→その時の画像)。

11月中頃、むくみの発症から1年4か月くらい経ってようやく病院に行き、循環器科を受診。特別な血液検査を経ての診断結果は、血栓性静脈炎とのこと。血液の塊(かたまり)が静脈の中に生じ、静脈が詰まって炎症を起こしているらしい。診断に用いられた、血栓性疾患の指標となるTAT複合体は、基準値「3.0以下」ng/mlに対し、「34.1」ng/mlで「H」。基準値上限の11倍を超える測定値だ。

血液検査の結果から、他にも肝臓と腎臓が悪いと医者は言う。右足首のむくみとは関係ないらしい。酒は飲まない(1日3合は無理なく飲める)。煙草は吸わない。食事は栄養バランスと低カロリーを心掛けているし、(真冬の環境下でも汗をかくくらいの)運動は3日に2日のペースで平均1時間半はしている。肥満度の指標であるBMI(標準値22.0)は、大体18.5〜18.8の範囲内で問題なし。それなのに、肝臓と腎臓も悪いとは思いも寄らない結果である。2年くらい前からある倦怠感が、今年9月からひどくなり、疲れてしょうがないのはこのせいか? 「顔色が悪い」「手が黄色いけど、どうしたの?」と2〜3か月前から言われることがあるのは、肝臓が悪いため?

医者から話はなかったが、会社の健康診断でここ何年か基準値外となっている鉄欠乏性貧血(軽度)も相変わらず。BNP値が「H」と高いことから、軽度の心疾患も疑われる。自己診断ながら、約2年半前から消化器系の明らかな異常もある(消化管疾患&出血?、鉄欠乏性貧血の原因?)。これでは普段からの節制の甲斐もなく、数年後にはこの世にいなかったりして。

血栓性静脈炎は様子見で、現状では食事の制限や運動を控えるなどの注意事項は特になく、普段通りの生活を送って構わないとのこと。ただし、患部に熱や痛みなどが生じたら、すぐに病院に来るようにと言われた。医者の勧めに従い、来年(2010年)3月頃に再び血栓性の疾患を調べる血液検査を受けるつもりでいる。

2009年11月28日(土)
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