doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 トップページに掲載した作品 Vol. 20

DJ Shadowの『The Outsider』(9/19発売のUS盤, DVD付き限定盤はこちら, 試聴
ジョージ・ハリスンの『Living In The Material World』(1973年発表作, 9/27発売の日本盤&DVD付き限定盤, 試聴
ザ・ビーチ・ボーイズの『Pet Sounds 40th Anniversary』(9/27発売のDVD&日本語字幕付き通常盤, 全世界50,000枚限定のデラックス・パッケージ仕様は、DVDに日本語字幕なし)
リトル・リチャードの1957&58年作のカップリング『HERE'S LITTLE RICHARD and LITTLE RICHARD 』(9/19発売のUS盤, SACDハイブリッド・ディスク, 試聴
服部良一生誕100周年記念、笠置シヅ子の復刻3CD『ブギの女王』(9/27発売, 2曲追加収録, 試聴
グナワ・ディフュージョンの来日記念盤『スーク・システム』(9/24発売の日本盤, 2003年発表作に同年のライヴ映像[約6分]を追加収録, 歌詞の日本語訳付き, 試聴

Matthew ShippJohn Medeski、William Parker、Nasheet Waits、DJ Oliveらを擁するScotty Hardの『Scotty Hard's Radical Reconstructive Surgery』(10/10発売のUS盤, Thirsty EarレーベルのThe Blue Series, 試聴
ニューオーリンズのファンク・バンド、ギャラクティックの凄腕ドラマー、スタントン・ムーアの3rdソロ・アルバム『Ⅲ』(9/26発売のUS盤, 試聴
スクエアプッシャーの『Hello Everything』(10/11発売の日本盤, 初回限定盤2CD, 試聴
ペダル・スティール・ギター奏者、ロバート・ランドルフ&ザ・ファミリー・バンドの『Colorblind』(10/10発売のUS盤, 試聴
コンラッド・シュニッツラーの1978年発表作『Con』(8/20発売の日本盤, 1,000枚限定プレス, 2006年リマスター, ボーナス・トラック3曲追加, 試聴
尺八奏者・中村明一『虚無僧尺八の世界 東北の尺八 霊慕』10/11発売, 『読売新聞』10/16付インタビュー記事, 試聴

ジョン・レジェンドの『Once Again』(10/24発売のUS盤, Sony Music Online
ボサノヴァを代表する名盤の一つ、セルジオ・メンデス&ブラジル'65のライヴ盤『In Person At El Matador』(8/27発売の日本盤, 新マスタリング, 初回完全限定盤, 試聴
Bill Brufordの1979年3月のオックスフォード公演を収録したDVD『BBC Rock Goes To College』10/10発売, 41分40秒収録, リージョン・フリー)
マイク・パットン(voice)、トレヴァー・ダン(b)、ジョーイ・バロン(ds)を擁する、ジョン・ゾーン(conceived, composed, arranged&conducted)のプロジェクト作の第2弾『Astronome』(9/19発売のUS盤, 試聴
在仏アルジェリア人歌手、ラシッド・タハ『Diwan 2』(10/29発売の直輸入盤, DVD付き限定盤はこちら, 試聴

2006年10月30日(月)



 D.ボウイ紙ジャケ/『Onqoto』/グナワ・ディフュージョン/ルウ・ロンドン

『BowieNet』の「10.24.2006 NEWS: EMI JAPAN'S 17 MINI-SLEEVE CDS RELEASE SCHEDULE」によると、東芝EMIはデヴィッド・ボウイの『Space Oddity』から『Tin Machine』までの17作品を、2007年1月8日から3回に分けて紙ジャケット仕様で発売する予定。

『LATINA WEB SITE』からのメールによると、カエターノ・ヴェローゾの2005年作『Onqoto』が、今週前半に再入荷するらしい。早速送金しておいたので、今週中にはCD『Onqoto』を入手出来そう。

10月にイスラム圏の音楽家たちによる「フェスティバル コンダ・ロータ2006 ラマダンの夜」で来日した、グナワ・ディフュージョンのCD『バベル・ウェッド・キングストン(Bab El Oued Kingston)』(1999年, 廃盤)のデッドストック&直輸入国内盤が、タワーレコード渋谷店の店頭に数枚置かれていた。各方面で絶賛&買い逃していたので買う。


「LEW LONDON ルウ・ロンドンのアコースティック・スウィングの歴史的名盤『Swingtime in Springtime』が遂に米国CD化!!」(『diskunion 新宿ルーツ&トラディショナル館ストアブログ』8/15付)
どこかで読んだ記事では、リマスタリングもされているという。すでに持っている国内盤CD(EM Recordsから2002年発売)から最新US盤に買い直すつもりだったが、『disk union - ROCK WEB SHOP』によるとCD-R(!)。購入を見送った。


“最後の瞽女(ごぜ)小林ハルさんと琵琶盲僧・永田法順師に言及している章があるとのことで、宗教学者・山折哲雄 著の『「歌」の精神史』(中公叢書, 2006年8月)をようやく買った。

2006年10月29日(日)



 ジミ・ヘンドリックスのCD『Message From Nine To The Universe』

ジョン・マクラフリンやデイヴ・ホランド、ラリー・ヤングといったジャズ系のミュージシャンなどとのセッションを通じ、ジミ・ヘンドリックスが新たな方向性を模索していた時期のスタジオ・ジャム・セッション集『Nine To The Universe』(1980年発表, 未CD化)の改訂版が発売された。
ジミ・ヘンドリックスのCD『Message From Nine To The Universe』(RECD1012)がそれ。1969年3~5月および同年秋?に録音されたラリー・ヤングやバディ・マイルスなどとのスタジオ・ジャム・セッションから5トラック収録の『Nine To The Universe』をオリジナル・アルバムのまま復刻し、ボーナス・トラックとして1970年3月?録音の5曲を追加。タイトルとジャケットを改め、マイケル・ジェフリー・エステートからライセンスを得て?制作され(故マイケル・ジェフリーはジミの元マネージャー)、国内盤は10/25にMSIから発売された(本CDは限りなくブートに近い怪しい商品で、ジミの遺族が管理・運営するExperience Hendrixの作品ではない)。
長らくアナログ・プレーヤーは聴けない環境にあるうえ、かつての愛聴盤ながら未CD化ゆえ聴けなかったアルバム『Nine To The Universe』がいつでも聴けるようになり、嬉しい(オリジナルとは異なるジャケットに違和感あり)。

冒頭に書いたジョン・マクラフリンとのセッション音源は、未収録である。演奏の出来に納得していないマクラフリンが公式発表を拒んでいるため、オフィシャル化は今後も無理だろう。デイヴ・ホランドとのセッションも未収録。クレジットなどには、デイヴ・ホランドが本CDに参加していると書かれているが、誤り(意図的?)。
ボーナス・トラックは蛇足でしかない。1970年3月?録音の5曲が追加収録されたことにより、アルバムとしての焦点がぼやけてしまっている。音質は良くない。

『Nine To The Universe』の各トラックの未編集完全版は、ブートCDで聴ける。それらを聴くと、冗長な部分もあるジミのスタジオ・ジャム・セッションを公式発表するにあたり、アラン・ダグラスが短く妥当な編集を施し、仕上げているのがわかる。『Crash Landing』(1975年)や『Midnight Lightning』(1975年)制作での悪評高い過ちを、アラン・ダグラスは、彼の手掛けたジミの3作目『Nine To The Universe』(1980年)では犯していない。

2006年10月27日(金)



 カエターノ・ヴェローゾの幻の2005年作『Onqoto』

『LATINA WEB SITE』の10/10付の記事に驚く。
CDとして発売されているとは思わなかったカエターノ・ヴェローゾの2005年作『Onqoto』が、『LATINA WEB SITE』で数量限定ながら販売された。

「Caetano Velosoの2005年作『Onqoto』数量限定で入荷!→売切」(『LATINA WEB SITE』トップページの「ラティーナからのお知らせ」10/10付より)。

値段は3,675円と高いが、他店でも販売されているのかよく調べないまま、『LATINA WEB SITE』に注文しておいた。ちなみに『Onqoto』は、カエターノ・ヴェローゾのHPにおいて2005年9月に全曲アップされ、フル試聴できる。

ルー・リードが、1973年発表の名作『Berlin』の再現ライヴを行う。
Arts at St. Ann’s and the Sydney Festival Present the world premiere of LOU REED'S BERLIN,
DECEMBER 14, 15, 16, 17 AT ST. ANN’S WAREHOUSE
JANUARY 18, 19, 20 IN SYDNEY, AUSTRALIA」(『LouReed.com』10/6付より)

この情報は、すでに『NME.COM』(8/30付)や『The Rock And Roll Animal Web Page』(8/31付)、『ミュージック・マガジン』10月号などで報じられていたが、10/6にルー・リードのオフィシャルHP『LouReed.com』で正式に発表された。
今さら何で?という気もするが、個人的にはルーのソロ・アルバムの中では特に思い入れの強い作品であるだけに、ぜひ日本でもやって欲しい。

セシル・テイラーの来日公演が決定した(『e+』『チケットぴあ』より)。

公演名: ニューイヤー・ジャズ・コンサート 2007 セシル・テイラー&山下洋輔デュオ・コンサート
公演日時: 2007年1月10日(水) 19:00開演
会場: 東京オペラシティコンサートホール
出演: セシル・テイラー(p)/ 山下洋輔(p)
[→12/22追記] 「セシル・テイラーの手術・静養加療のため2007年1月10日(水)→2月21日(水)に公演延期」とのこと(『e+』の12/22付メールより)。

宮崎県延岡市にある琵琶盲僧・永田法順師の浄満寺が、9/17(日)に台風13号に伴う竜巻によって、大変な被害を受けたらしい。10月初めにあるブログで知った。それによると、永田法順師と奥さんは無事で、怪我もされていないという。

延岡市のHPで調べたところ、延岡市では、台風13号で被災された方々への義援金を受け入れているとのこと。本日(10/12)郵便局まで出向き、僅かながら送金した。

台風13号:宮崎・延岡で竜巻(その1) 1分半、がれきの山 目前で車1回転(『毎日新聞』2006年9月18日 東京朝刊)
台風13号の竜巻被害は国内最大級 日中で人的被害拡大台風13号フォトギャラリー(『asahi.com』2006年09月28日)

2006年10月12日(木)



 「阿寒のアイヌの歌と踊り」、11/16 於: 東京・けやきホール

「阿寒のアイヌの歌と踊り」が、11/16(木)に東京・代々木上原のけやきホール(古賀政男音楽博物館)で行われる(イスラム圏の音楽家たちによる「フェスティバル コンダ・ロータ2006 ラマダンの夜」を観に行った時にもらったチラシより)。入場無料。

東京音楽大学付属民族音楽研究所主催の公開講座で、プログラムは「トノト ソロパ(酒こしの踊り)」、「ウコウク(座り歌)」、「ク リムセ(弓の舞い)」、「サロルン リムセ(鶴の舞い)」、「シッチョチョイ(種まきの踊り)」、「フッタレチュイ(松の木が風に揺れる踊り)」、「エムシ リムセ(刀の踊り)」、ムックリ(アイヌ民族の口琴)演奏、トンコリ(樺太アイヌの弦楽器)演奏など。阿寒のアイヌに伝わる代表的な歌と踊りを始めとして、目に触れる機会の少ないものまで紹介されるらしい。

歌と踊りを披露するのは、北海道釧路市阿寒の何という名称の団体あるいは個人なのかよくわからないが、チラシの裏に書かれていることから推測すると、「阿寒湖アイヌコタン」(コタン:集落の意)の方々(阿寒アイヌ民族文化保存会 or 阿寒アイヌ工芸協同組合?)および「阿寒口琴の会」の方たちと思われる。
ちなみに、チラシの写真には、アイヌ民族の口琴・ムックリの名手として知られる弟子(てし)シギ子さんや、床みどりさん(アイヌの歌い手・床絵美の母)とみられる方が写っている。

北海道釧路市の春採アイヌ古式舞踊釧路リムセ保存会によるアイヌ民族舞踊(国指定重要無形民俗文化財)が、10/21(土)に東京国際フォーラムホールCで開催される『アイヌ文化フェスティバル 2006』で披露される。入場無料。申し込みの締め切りは、10/13(金)とのこと。

2006年10月06日(金)
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