が降っている。 明日の研究会用のポスターを 別の建屋の2階まで印刷しに行く。 試みてから数時間。 なんとか間に合いそうだ。 と、出来上がったポスターを抱え かさを片手に外の階段を下りて 実験室に戻ろうとしたら
ガンゴロダンダン。
建屋の人がみんな出てきて 「何?かみなり?何か落ちたの?」 と口々に。 階段の下で半ばうずくまっている自分。
「わ、私が落ちました・・・。」
結構痛いし印刷しなおし。 なんていうか、痛いが一番。
2時をまわろうかという頃 眠さというよりかはむしろ煮詰まった頭をかかえながら 吸い込まれるように首都高にのった。 流れ行くテールランプを追いかけ いまだこうこうと明かりを灯す東京タワーを横目に 家路に急ぐ。 FMから流れるなんとかという曲が お台場の頭上ではなんとも不自然で パーソナリティーのコメントも 耳から耳へと素通りして行く。 あと数時間でまた朝が来る。 それでもひと時の眠りを求めて 車を走らした。
|