TOM's Diary
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さて、第4回では、燃費をよくするためには、ゆっくり加速する 必要があるとは言え、効率を考えると、2500rpm程度までは エンジンを回してやったほうが良いこと、それによって、空走時間 長くした方がよいことを説明した。
では、実際の街中においてはどのような点を心がけたらよいだろうか。
以下は私のやっている方法だ。 ちなみに私のクルマは4速のAT車である。
まず、信号が赤の状況で停止している状態から説明する。 信号が赤で停止しているときには、手持ち無沙汰で、タバコに火を付けたり オーディオやナビを操作していることが多いと思う。先頭に立っていれば じっと目の前の信号を見つめているかもしれない。しかし、これでは高燃費 運転を目指すことはできない。
赤信号で停止している際には、できるだけ遠くの信号を見て赤や青に変わる タイミングを掴んでおく必要がある。その状況によって、目の前の信号が 青になった後にどのような運転をすれば、できるだけ停止しないで走り続ける ことができるかをイメージしておくことが重要である。
さて、そこで信号が青になったとしよう。
1)フットブレーキを離し、意識してクリープでクルマが動き出すのを待つ。
これは、平地や下り坂の場合で、もっとも燃料を消費するゼロ発進時 の燃費消費を極力抑えるためでもあるが、気休め程度だと思う。 どちらかと言うと、同乗者がいる場合のためにできるだけ滑らかな 発進をする習慣をつけるために行っていると考えて欲しい。 ちなみに上り坂の場合も、最初の動き始めは軽くアクセルを踏み込み、 クルマが動き出すのを待っている。
2)クルマが動き出したら、アクセルを3分の1程度まで踏み込む。
これはクルマやエンジンの種類によって変える必要があるが、 要はエンジンが軽く吹け上がったときに2500rpm程度に なるくらいのアクセル開度にすればよいと理解してもらいたい。
3)その道路の制限速度の10キロ程度上になるまでその状態を維持する。
これは、道路状況にもよるので、注意してもらいたい。 たとえば制限速度が30キロの道で、道幅が狭く、自転車や歩行者(特に 子供)が多いようなら、30キロ程度までに抑えるのが良い場合もあるし、 大きな道路で、全体の流れがかなり速いようならもう少し多く加速した 場合が良い場合もある。 逆に、次の信号が赤信号で停まらざるを得ない状況であったり、もうすぐ 赤になることがわかっている場合(赤信号で停止中に観察していれば 予測できる場合が多いはずだ)は、制限速度に達するまえに加速を取り止め た方が絶対にいい。 とにかく、安全重視、かつ、周りの状況を充分認識しておくことが重要で ある。
なお、制限速度をオーバーすることを薦めているわけではない。 実際にはこのあとアクセルを戻せばすぐに制限速度以下に減速するし、 周囲の状況を考慮した場合、制限速度より10キロ程度上になるまで 加速しておいた方が良い場合が多いというだけである。
4)アクセルを戻し、一定速運転に入る。
このときアクセルは完全には戻さない。 後続のクルマはまだ加速を続けているかも知れないので、アクセルを完全に 戻して、減速状態に入るのは危険である。パーシャル状態にして周囲の状況 を確認して、アクセルを完全に戻すか判断をする。
5)周囲の状況を判断する。
この段階では、まず、周囲の状況をよく確認する。特に前方をよく確認し、 できるだけ遠くの交差点の信号の状況を見ておく。青信号の交差点に歩行 者用信号があれば、それも見ておく。しばらく一定速走行が出来そうなら そのままアクセルを維持する。
6)減速にはいる。
もし、赤信号の交差点で停まらざるを得ない状況となるようなら、早めに アクセルを完全に戻してエンジンブレーキを利かせる。状況によっては 積極的にシフトダウンを行う。減速時は回転数が高いほうが燃料カットが 働くので燃費が良くなる。できるだけ燃料カットが働く状況で減速するのが よい。 理想的には、停止直前にすこしだけフットブレーキを使うだけで済むように なるのがベストである。 なお、古いクルマでは燃料カットしない場合もあるが、理想は同じである。 ただし、最新型のクルマでは、シフトダウンを意識しなくてもコンピュータ が自動的にアクセルを戻したときの燃費を考慮した燃料の噴射をしてくれる 場合もあり、特にトヨタのハイブリット車の場合はフットブレーキを踏んだ 場合でも回生ブレーキが使用されて、機械的なブレーキは停止直前しか作動 しないように制御されているので、各自のクルマの特徴に合わせた停止方法 を探って欲しい。
なお、早めに減速すると後方のクルマの迷惑になる場合もあるので、 周囲の状況には充分注意してもらいたい。
7)停止する。
普通に停止するだけであるが、私の場合は、同乗者がいた場合に不快になら ないような停止の仕方をこころがけている。すなわちカックンブレーキに ならないよう、停止の瞬間ブレーキを緩めるのである。 そのためには、すこし手前で停止するくらいのつもりで早めに減速しなければ ならず、結果として燃費にも良い影響を与えているのではないかと思っている。
ただし、過去に完全に停止する直前にブレーキを緩め、停止したのを確認して しっかりとブレーキを踏みなおそうとした瞬間、わき見運転をしていた後続の クルマにノーブレーキで突っ込まれ、玉突き状態で前のクルマに追突してしま ったことがある。あと1秒遅ければ、しっかりとブレーキを踏み込んでいた はずで、玉突きにならなかったに違いないのだが、そんなこと言っても後の 祭りである。
停止する際には充分に周囲、特に後方の状況を確認してもらいたい。
次回に続く
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今日は、次回に繋げるために、第2回ですこし触れた、 加速の仕方についておさらい。
基本的にスピードを出せば出すほど燃費は悪くなる。 とは言え、必ずしもそうとも言えない場合がある。
たとえば、あるクルマで、 時速20キロで5速 800rpmで走行した場合と 時速80キロで5速2500rpmで走行した場合で 比較すれば、エンジンが効率よく廻る2500rpm 前後を(クルマやエンジンの種類によって回転数は異なる) 利用している時速80キロの方が燃費が良いかもしれない。
もちろん、上記の想定は、ギアレシオなどから言って ありえない場合もあるかも知れないし、実際の運転では、 無意識に無駄な負荷がかからないように調整するはず だが、それらを無視した極端な場合を想定していることを 理解して欲しい。 さらに言えば、上記の状態におけるアクセル開度や、 道路が上り坂か下り坂かなどによっても変化するし、 すべてを考慮すると違った結果が出る場合があることも 理解して欲しい。
ではなにが言いたいかと言うと、エンジンがもっとも効率 よく廻る回転数を使うのが一番燃費が良いと言う事だ。
加速する場合でも同じである。 一般に早めにシフトアップするのが良いと言っている のは、パワーは出るけど効率の悪くなる3000rpm 以上をできるだけ使わないようにしなさいと言う意味で あり、2000rpm以下のエンジン効率の悪い回転数 を多用するようでは、意味がない。 また、ゆっくり加速しなさいとも言われるがこれも 同じことである。効率が悪くなりはじめる3000rpm 以上の回転数を使うなと言う意味であって、効率が良くなる 前の2000rpm以下の回転数を多用するのは、まわりの 迷惑になるばかりか、燃費にも悪いのである。
もっとも効率よく廻る2500rpm前後(クルマや エンジンの種類によって効率の良い回転数は異なる) を利用して加速すると、結構な勢いで加速していく。 目の前に、ゆっくりと加速しているクルマがいると 邪魔に思えるほどである。「燃費のためにはゆっくり 加速したほうが良い」と聞かされたあとでは、いかにも 燃費に悪そうな勢いだ。
しかしよく考えて欲しい。 エンジンの効率が良いと言う事は少ないガソリンで もっとも力を出しているという意味だ。 しかもすばやく加速するので、アクセルを開けている 時間が短い。言い換えれば、ガソリンを使っている 時間が短いのだ。回転数が高いので、加速中はガソ リンをたくさん消費しているものの、短時間で加速を 終えてしまえば、加速を終えるまでのガソリンの 消費量は、ほんとにゆっくりと加速したときとさほど 変わらないのである。 (第2回で紹介した「理屈でおぼえる燃費向上ドライビング」 の実験結果によると、むしろ燃料消費は少ないくらいである)
むしろ、次の信号までの間の空走時間が増える分だけ 燃費が良いことになるのだ。
つまり、無謀ではない程度に、速やかに加速し、できるだけ 空送(もしくはパーシャル走行)時間を長く取ったほうが 燃費には良いのだ。
では、次回は、実際の走行ではどのようにすれば、速やかに 加速し、できるだけ空送(もしくはパーシャル走行)時間を 長く取ることができるかについて述べていくことにする。
次回へ続く (参考になったと言う方は「投票ボタン」を押してください。)
正直言ってテクニックと言えるものはこれ以上ない。 なので、このシリーズはこれで終わり。
・・・などと言うことはなく、続いてしまう。
テクニックではないが、まだまだノウハウはたくさんある。 今日は高速道路での走行について。
当たり前のことだが、120キロで走るよりは80キロで 走った方が燃費が良いに決まっている。 いや、あくまで一般車の話で、もちろん、120キロで 走ったときにもっとも効率よく走るように設計された クルマがあれば話は別だが。
100キロ走行ではリッター10キロをやっと超える私の クルマだが、80キロ走行なら、12キロを超えること さえある。 大きなトラックの後ろについて80キロを維持できれば、 13キロ近くまで行くことさえある。
【注意!】 トラックの直後を走ることは大変危険です。50m くらい車間距離をとっていても充分効果はあります。 F1などのレースでは、ぴったり後ろに張付いて 走ったりしますが、一般道では危険を冒してまで、最大限 の効果を求めるよりも、安全を確保した上で、少しでも 低燃費走行のための努力をする方が良いのではないかと 私は思います。
問題はどうやって80キロを維持するか。
今日はゆっくり行こうと思っても、乱暴に追い越されたり、 あおられたり、周りのペースが速いだけでも、ついつい 吊られてしまう。
そんなことがないようにするには、やっぱり深夜に走行 するのがよい。なにしろ交通量が少ないから、周りに 吊られてしまう機会が少ない。
だけど、道が空いていると、前が空いていると、やっぱり アクセルを踏みたくなってしまう。 そんなことがないようにするには、まったりした音楽に 変えてみるのもよいだろう。やっぱりテンポの速いロックは、 右足に元気を与えてしまう。
潔癖主義の人は、「今日は80キロ以上出さずにどこまで いけるか!」チャレンジをしてみるのも良いかもしれない。 80キロ以上だしたら自分は汚れてしまうなんて思えば、 意地でも80キロ以下で走りたくなるに違いない。
だれかと、競争してみるのも良いだろう。 一回の給油でどっちが高燃費を出せるか競争すれば、 絶対燃費向上に繋がるだろう。
究極的には、高燃費を出すこと趣味にしてしまってもよい。 私などは最近、自分を燃費フェチだと思っていた。 常に、燃費を意識して、燃費マネージャーの表示に一喜一憂 しながら運転していると、ドライブの楽しみもまた増える。
スピードから得られる快感は、結局はエンジンの性能や サスペンションの状態、道路の状況に左右される。 が、燃費走行はドライバーのテクニックに寄るところが 大きく、目標とする燃費を達成したときの快感は、スピード から得られるもの並に大きい。
ちなみに私は、最近燃費フェチではなくなってしまった。 やっぱりスピード出すのは楽しい(笑) でも、同じスピードでも、やみくもにスピード出して いたときよりも、燃費テクニックを身に付けた今の方が、 燃費が良いに違いないと自分に思い込ませようとしている 自分がとても悲しい・・・(笑)
信号の多い都市部で燃費が悪くなると言うよりも、 信号の少ない郊外の方が燃費がよいと言った方がよいかも知れない。 なぜって、私は信号の多い道を使って通勤しているから。
あるときから、仕事が変わり、深夜まで会社にいることが 多くなった。すると、あることに気がついた。 信号が多い都市部でも、深夜の空いている時間帯ばかり 走行していれば、そんなに燃費が悪くないように思えるのだ。
信号で停まる回数は渋滞していようが、していまいが、 あまり変わらない気がする。でも、停まっている時間が 短ければ絶対に燃費は良いはずだ。
さっそく実験である。
そうは言っても通勤するのに、朝だけ、深夜だけしかクルマに 乗らないなんて不可能である。 うちの会社は幸い夏休みがお盆時期とはずれている。 そこで、道が空いているお盆時期を実験期間とした。 さすがにお盆時期とは言え、深夜ほど空いてはいないが、渋滞は していない。
さて、お盆週間が終わった。この期間の燃費を普段の燃費と比べてみる。 あんまり変わらない気がする。 数値としては普段リッター8キロ程度しか走らないものが、8.5キロ 程度まで上がっているもの、私としては9キロくらいまで行っても 良いのではないかと思っていたのだが。
ここで、じっくり考えてみる。
普段の朝、渋滞が何箇所もある。燃費にはあきらかに悪そうだ。 だが、渋滞していない区間もあるが、それでも時速40〜50キロくらい しか出せない状態である。 それが、お盆時期は平均速度が高くなっている。制限速度の60キロを 超える速度で流れていることすらある。しかも信号では朝と同じくらい 停められている。
つまり、お盆時期でも、発進・停止の回数はさほど変わらず、出している スピードはむしろ速い・・・逆に言うと運動エネルギーをブレーキを使って 熱エネルギーに変換している量が多いのだ。
夜、こちらも、同じである。 お盆休みとは言え、信号が青のままなどと言うことはない。 挙句にゆったり走る大型トラックの台数だってすくないので、スピードも 速いのだ。 結局朝と変わらないのだ。
だったら、普段の方が燃費が良いのかと言えばそうではない。 前述のように燃費はあまり変わっていないのだ。 これは、純粋に渋滞のせいで停まっている時間が長い分だけ無駄にガソリンを 消費しているからであろう。
では、当たり前のことだが、信号にできるだけ停まらないようにしたらどうか。 信号の少ない郊外の道を走ったときに燃費が良いのと同じである。 ただし、郊外の道のように一定速度で走り続けられるわけではない。
信号で停まらないでよいように、早めに減速開始したり、場合によっては すこし加速して赤信号直前に交差点を通過するなど、しなければならない。 つまり、停止しないで済んだとしても、それに近い加減速はしなければ ならない。
実際にやってみる。
まず、スピード。 とりあえず、制限速度で走ってみる。 制限速度で走ってみると、意外に周りのクルマも制限速度で走って いることに気がつく。いままで邪魔だなと思っていた遅いクルマ、 実は制限速度で走っていたのね。そして、そんな私を追い越していく クルマ、思ったより少ない。 「深夜に制限速度守って走っているクルマなんてほとんどいない!」 なんて言葉をよく耳にするけど、制限速度を守ってみると、意外にも 少数派は速度オーバーしているクルマのほうだったりすることに 気がつく。
ちょっと話がそれたが、制限速度より速い速度で走っていると、 次の交差点で赤信号にひっかかってしまう。やっと青になって 発進しようとすると、さっきの交差点で横に並んでいたクルマが すこし減速しただけで、ノンストップ通過していくなんてことが 頻繁にあった。
「あれは、きっと制限速度を守っているクルマに違いない」
そう思った私は、とりあえず制限速度を守ってみることにしたのだ。
だが、それだけでは中々、赤信号を避けられない。 やっぱり飛ばすときは飛ばしたほうが良い場合もある。 特に通勤に使っている道なら、普通に走っていても青信号が続いて いる場所なども把握できている。そんなところは普通に走るに限る。 制限速度を気にしてばかりだと、ストレスだってたまるしね。
逆に、絶対赤信号になってしまうような場所もある。 手前の交差点で先頭に立ったときに、一気に加速して一気に駆け 抜けでもしない限り、必ず赤信号になるようなところでは、 先頭にたったとき以外はあまりスピードは出さずに、減速も早めに 行うに限る。
ちょっと話はそれるが、エンジンにはもっともトルクが出る回転数、 もっともパワーが出る回転数と言うのがある。加速に効くのはトルク であるが、もっとも効率よく加速するにはもっともトルクが出る 回転数を使うのがもっとも効率が良い。 もっとも、エンジンにはもっともガソリン消費が少なく廻る回転数 と言うのもあるが、必ずしも、その回転数がもっとも効率よく加速 できる回転数とは限らない。
なんだか、”もっとも”だらけになってしまった。
もっともトルクが出る回転数と言うのは、カタログにも載っているが アクセルを踏んで加速するときに、軽く回転数が上がるあたり、 一般のクルマであれば、概ね3000回転あたりである。
よく、急加速をしないのが効率がよいと思われている人もいるようだが、 (人によって、どのくらいから急加速と言うか違いはあるが) 実際には、ある程度踏み込んであげた方が良い。 具体的には3000回転くらいまではまわしてあげたほうが効率が よいわけだ。
そんな訳で、次の交差点で必ず赤信号にひっかかると判っていても 加速はしっかり、ただし、スピードは控めにした方がよいのだ。 実は、これ、エンジンの効率ばかりか、アクセルを開いている時間を 短くする効果もある。 当たり前のことだが、惰性で走っているときが一番燃費が良い。 なにしろガソリンをあんまり使わないで走り続けるのだから、悪い はずがない。もちろん、加速時にガソリンをたくさん使ってしまって は意味がないが、上記のように効率よく加速しておいてあとは惰性で 走って、できるだけブレーキを使って運動エネルギーを熱エネルギー に変換する量を減らすのがよいのだ。
詳細はここ「理屈でおぼえる燃費向上ドライビング」に 詳しく書かれているので、参考に見てもらいたい。
さて、残るは、赤信号になるか青信号になるか判らない交差点。 これは、もう、前を良く見ているしかない。 歩行者用の信号をチェックするのはもちろん、二つ先三つ先の信号やら、 とにかくチェックするポイントは多い。 さらに、すでに赤信号になっている信号も、交差する道路の方の信号が 見えれば、青になるタイミングを推測することもできる。 もちろん交差する道路の信号など普通は見えないが、左右の商店の ガラスへの写りこみなんかを参考にするのだ(これは、目の前に大型 トラックがいて、前方が見えない場合にも使えるテクニックである)。
また、赤信号ばかりがブレーキを踏む要因ではない。 信号のない交差点で、目の前のクルマが右折するかも知れないし、 コンビニの駐車場から頭を出してくるクルマが現れるかもしれない。 それらも予測して運転することも必要である。
では、赤信号にできるだけ引っかからない運転の仕方の効果は いかがなものか? 実は、前のクルマに乗っていた頃は満足な効果が出せなかった。 燃費が良くなることは、判ったが、周囲のクルマに迷惑をかける ような運転は出来ないし、もともとスピードを出すのが好きだった 私がイキナリ制限速度で走るなんて言うのも、とても難しいテク ニックに感じられた(笑)
そんなわけで、実際にこれらのテクニックを拾得を拾得できたと 感じたのは今のクルマに買い換えて、燃費マネージャーを 取り付けてからだった。 燃費マネージャーの瞬間燃費計はとにかく、効果的である。 加速するときはともかく、定速運転に入ってからは、瞬間燃費との 戦いである。気が付いたら制限速度をはるかに下回っていて あわてて加速するなんてことすらある。一番難しかった制限速度を 守ると言うテクニックの拾得にはもっとも貢献してくれたアイテム であろう。
例によって、燃費マネージャーを10分ごとの平均燃費を棒グラフで 表示するモードに切り替える。 すると普通に走っているときは、ほぼ、リッター当たり6〜7キロの 連続であるのに対し、信号に停まらない走りをすると、大きな交差点で やむを得ず長時間停止した時間帯は6〜7キロまで落ちるものの、 ほぼ10キロ前後は行くようになった。 さすがに信号のない郊外の道と比べると、加減速はたくさんしなければ ならないので、まだまだ開きはあるが、完全に停止しないようにする だけでも、充分効果があることがわかった。
そんな訳で、どんなに空いている道でも信号に停まってしまっては 燃費向上に繋がらないと言うことが判ったのであった。
次回へ続く(たぶん)
第1回と書いたけど、はたして第何回まで続くのやら・・
みなさん、渋滞にはまると燃費悪くなりませんか? 信号の多い都市部だけ走っていると燃費悪くなりませんか? 高速道路や信号のない田舎道を走ると燃費良くなりませんか?
そこまで気づいている人は、かなり燃費の達人です。 いや、ほとんどの人は気づいていますよね。 気づいていてもそう簡単には低燃費走行には辿り着けません。 でも、大きなヒントに気づいていることは間違いありません。 私はそこから一所懸命考えました。夜も寝ないで昼間寝て、 ご飯ものどを通らないからビールで流し込みながら考えました。
ところで、私が燃費を気にし始めたのは、一つ前の愛車、 ルシーダに乗っていた頃のことです(HPを参照)。 当時は、ガソリンも今ほど高くなく、独身だったことも あって、あまり気にしていなかったのだけど、ガソリンを いれる際には、必ず走行距離を記録して、平均燃費を だしていました。まぁ、そういう習慣だったと言うだけで 意味はありませんでした。
ところがある時からガソリンスタンドに行く周期が 短くなっているような気がしたのです。 そこで、記録してあった燃費データをエクセルの表に 入力してみました。するとどうでしょう。徐々にですが、 平均燃費が下がっていました。う〜む、なぜだろう? 運転のスタイルは変わっていません。
心当たりがあるとしたら、走行距離です。 10万キロにはまだ達していないものの、10万キロを 意識し始める頃でした。そろそろいろんなところがヘタ って来たのかな? そんなわけで、いろいろ実験してみることにしました。
まずは、「渋滞にはまると燃費が悪くなる」を検証して みました。 すると、どうでしょう。 燃費が悪くなるときもあれば、良くなるときもあります。
悪くなるとき・・・これは、都心の一般道や、首都高で 渋滞にはまったときです。当時、私は千葉県にあるらら ぽーとのあたりから東京の西の端、青梅付近までクルマで 往復する日々でした。朝も夜も、大渋滞にはまってしまう なんてことを三日も続けると、ガソリンは空っぽです。 でも、世間が夏休みに入ると都心は朝も夜もガラガラ。 三日経ってもガソリンは残っています。まぁ、当たり前 ですね。
逆に良くなるとき・・・これは行楽シーズンに遠出を した帰りに、高速道路で何十キロもの渋滞にはまった ときです。あぁ、ガソリンが・・・などと思うのだけど 意外にも予想したほど燃費に影響ありません。
この違い、実は渋滞の質が違ったのです。 悪くなるときは大体、ストップアンドゴーの繰り返し です。でも、良くなるときは自然渋滞で、20キロ以下 の速度でずっと走り続けているような渋滞のときです。 つまり、ブレーキの出番が少ないときです。
これはあとで、クルマを買い換え、燃費マネージャーを 取り付けたときに数値で確認できましたが、トロトロと 走っているときは、意外にも瞬間燃費はリッター当たり、 20キロくらいを維持し続けています。
悪くなるときは、減速するときは99.9(燃料カット されている状態)のときもあるものの、加速するときは 2、3キロ、停まっているときは(当たり前ですが) 0キロ。 燃費マネージャーには、過去2時間に渡って10分刻み 平均燃費を棒グラフにして表示する機能があるのですが、 それを見ても、良くなるときは10キロ前後が続くのに 対して、悪くなるときは5キロ以下が続きます。
ちなみに渋滞していない一般道を走ったときにはどうか と言うと、悪くなるときと同じように、瞬間燃費は状況に よって変化するものの、一定速度で走る際には、17、8 キロを維持しているため、前記の棒グラフをみると、概ね 5〜6キロ、停止している時間が短ければ、10キロを 超える場合もあります。
つまり、高速道路で20キロ以下でストップアンドゴーが ないときには一般道を走るより、燃費が良いと言う訳です。
それ以来、私は、高速道路がどんなに混んでいても、一般 道に逃げることはしなくなりました。もっとも、そんな ときには一般道も混んでいることがほとんどなので、その ことに気づく以前から、一般道に逃げることはほとんど ありませんでしたけどね(^^)
次回へ続く
最近のガソリン代の高騰には閉口する。 だからと言って入れないわけにはいかないし、 一度入れて満タンにしちゃうと、すっかり ガソリン代のことを忘れてしまう。 なんとか低燃費運転を心がけねばと思ってはいるが、 最近、燃費は低下の一途をたどっている。
そんな私が燃費運転云々言っても説得力がないが、 こう見えても、我アルファード、納車以来3年間で 6万キロ走行した平均燃費は9弱。高速走行の 比率が高いとは言え、東京で通勤にも使用しての 燃費である。10・15モード燃費が9.7で あることを考えると結構良い数字だと思っています。 同じアルファード仲間(2.4L仕様は少ないけれど) の中では必ず驚かれる値である。さすがにハイブリット には敵わないけど、そんな私の低燃費走行のコツを 公開してみようと思う。
さて、まず最初に私の使用している低燃費グッズを 紹介する。 世の中にはいろいろな低燃費グッズが売られている。 オイルやガソリンに添加するケミカル用品や、 吸気パイプや燃料パイプに巻きつける磁石のような もの、バッテリーに繋ぐコンデンサーのようなもの、 さらに、アーシングやらトルマリンやら、どれも 効果があるのかないのか、ブラシーボ効果なんて 言う言葉を始めて聞いたのもこの燃費グッズに 関連してと言うくらいで、どうも疑わしい。 もちろん効果が皆無と言うわけではないだろうが、 グッズによって、効果が強く現れる走行条件があって それにどんぴしゃと当てはまる走行をしている人には 効果があって、そうでない人に効果があるのではないか。 もっと言えば、どれが私の走行条件に合うのかさっぱり 判らない。と、言うわけでそれらのグッズは使って いない。
唯一使っているのは、ブラシーボ効果をより強力に するであろう、燃費マネージャー。つまりリアルタイム で瞬間燃費が表示される機械だ。 要するに、単なるメーターであって、低燃費グッズ と言うには、語弊があるかも知れないが、お店に 行くと上記のグッズなどと一緒に紹介されていること が多いので、まぁ良いだろう。
しかもこれ、私の低燃費走行テクニックがある程度 完成された段階で、確認のために購入したようなもの。 つまり、このグッズでなにか効果があったかと聞かれ ても、ノーとしか答えようがない。
そんなわけで、グッズに興味のある方は、このシリーズ をお読みになってもあまり意味がないと思う。
いや、前置きが長くなってしまったが、本題は明日の 日記から始めたい。 なお、質問・意見・要望のあるかたは、下記のBBS ボタンを押して、掲示板へ。 また、参考になったと思われた方は、投票ボタンを押し てください(変なボタン押すと、なにか変な起こるので はないかと、不安になるかもしれませんが、私へ投票 ボタンが押されたことが知らされるだけですのでご安心 ください)。
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