1980年01月27日(日) |
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抗生物質 β−ラクタム系 作用機序:細胞壁ペプチドグリカン合成阻害 副作用:ペニシリン系 アレルギー症状(ペニシリンショック) セフェム系 アレルギー症状 腎障害(利尿薬、アミノグリコシド系で副作用アップ) カルバペネム系 アレルギー症状 中枢神経障害
アミノグリコシド系(アミノサイクリトール) 作用機序:最近の70sリボソームに結合してタンパク合成を阻害 副作用:腎障害 第8脳神経障害(TDM) 耐性:薬剤への就職による不活化(a)水酸基のリン酸化(b)水酸基のアデニル化(c)アミノ基のアセチル化
テトラサイクリン系 作用機序:70sリボソームの30sサブユニットに結合してタンパク合成を阻害。 副作用:歯牙着色(小児や胎児)→原則として小児以下と妊婦には禁忌 耐性:プラスミド耐性遺伝子による細胞外への薬剤能動排出機構
マクロライド系 作用機序:50sサブユニットに結合してタンパク合成を阻害 副作用:MICが小さいので少ない 耐性:50sサブユニットの薬剤親和性または感受性の低下・リンコマイシンと交差耐性
グリコペプチド系(バンコマイシンとテイコプラニン) 作用機序:(主にMRSAにしか使わない)細胞壁合成阻害 副作用:急速静注でRedneck症候群 耐性:作用点が変化した事による薬剤結合性低下
クロラムフェニコール(腸チフス・パラチフス) 作用機序:リボソーム50sサブユニットに結合してタンパク合成阻害 副作用:再生不良性貧血(造血器障害) 新生児でグレイ症候群 耐性:アセチル化による薬剤不活化
リンコマイシン(サルモネラ) 作用機序:50sサブユニットに結合してタンパク合成阻害 副作用:すくない 耐性:マクロライドと交差耐性
ホスホマイシン 作用機序:細胞壁合成阻害 副作用:すくない 多剤耐性MRSAや緑膿菌にも効果あり
リファンピシン REP (結核)(アンサマイシン系) 作用機序:RNAポリメラーゼ阻害 副作用:肝毒性(黄疸) イソニアジドとエタンブトールと共に結核の治療に用いる。
サルファ剤 作用機序:PABAと拮抗してジヒドロ葉酸生合成阻害 副作用:少ないが血液障害と皮膚障害 AIDSや白血病患者のカリニ肺炎の呼ぼうと治療に使う。 上気道及び尿路感染症で他の薬剤が無効か使用不能の時に使う。
キノロン系(ピリドンカルボン酸系) 作用機序:DNAジャイレース及びトポイソメラーゼ4に直接作用し、DNA復性を阻害 副作用:一部でGABA受容体阻害作用があり、痙攣を起こす(一過性)光毒性 テオフィリン代謝阻害
結核薬 最近→リファンピシン+イソニアジド+エタンブトール(ストレプトマイシン) 長期間投与→結核菌は(a)細胞壁に脂質が多い(薬剤が浸透しにくい)(b)主にマクロファージに感染(細胞内寄生性)(c)増殖速度が遅い。
ポリエンマクロライド系(アムホテリシンB) 作用機序:真菌のエルゴステロールに結合する事に細胞膜の構造、機能を障害(選択毒性が低い) 副作用:避けられない腎障害
アゾール系(イミダゾール系 トリアゾール系) 作用機序:真菌のエルゴステロール生合成を阻害し、細胞膜機能障害を起こす。 副作用:少ない(CYP3A4を強く阻害)
対ヘルペス(DNAウィルス) 薬剤 アシクロビル ビダラビン(DNA複製阻害)
対インフルエンザ(RNAウィルス) 薬剤 アマンタジン(A型) M2タンパクに結合して機能をブロック リン酸オセルタナビル(A型B型)ノイラミニダーゼ阻害(経口) ザナミビル(A型B型)ノイラミニダーゼ阻害(吸入)
対HIV(RNAウィルス) 薬剤 逆転写酵素阻害 ジドブジン(AZT) ジダノシン(ddI) ザルシタビン(ddc) プロテアーゼ阻害 インジナビル リトナビル
質量偏差試験 1錠中のほとんどが主薬のとき 製剤の質量の偏差を含量の偏差とみなし、製剤の主薬含量の均一性を推定し、試験する方法 含量均一試験を適用した場合は適用しない 適用製剤は、カプセル剤、軟カプセル剤、顆粒剤(分包)、坐剤、シロップ剤(分包)、散剤(分包)、錠剤、注射剤(用時溶解又は懸濁しているもの)、トローチ剤
含量均一試験 主薬が1錠中に占める割合が小さい ここの製剤の主薬の含量を医薬品各条に規定する方法で定量する事により、製剤の含量の均一性を試験する方法 適用製剤 カプセル剤、顆粒剤、散剤、錠剤、坐剤、シロップ剤、注射剤(用時溶解又は懸濁しているもの)、トローチ剤
崩壊試験法 溶けやすい薬物 崩壊性又は抵抗性を試験する方法 適用製剤 錠剤、適当なコーティング剤で剤皮を施した錠剤、丸剤、カプセル剤、顆粒及び腸溶性の製剤はそれぞれ次に示す試験に適合。タダし、直径20mm以上の大きさの製剤、徐放性の製剤及び溶出試験の適用を受ける場合は適用しない
溶出試験法 溶けにくい薬物 内容固形製剤からの主成分の溶出を試験する方法。内容固形製剤の品質を一定水準に確保し、併せて著しい生物学的非同等性を防ぐ事を目的とする。
注射剤 調製、充てん、密封及び滅菌に至る操作は8時間以内。濃度を%で表す 超ろ過で製した注射用水は、予め過熱により滅菌して用いる。加熱方により滅菌する場合はこの限りではない。
静脈注射 組織に対して刺激のある薬物 動脈内注射 ある特定の臓器だけ高濃度に晒したい 肝動注(抗がん剤)→静注にすると全身が同一濃度になる。 造影剤 硬膜内 関節くう内 腫瘍部位
溶剤 水性溶剤…注射用水を用いる。 皮内、皮下及び筋肉内投与のみに用いるものを除き、別に規定するものの他、エンドトキシン試験法に適合。 10mlを超えて充てんされた水性溶剤で、エンドトキシン試験法の適用が困難な場合は、発熱性物質試験法を用いる事が出来る。 安全性、薬物吸収の面から、非水性溶剤よりも優れている。 水性溶剤に用いるのは化学的微生物学的に純粋である事
非水性溶剤…溶剤は植物油を用いる。 10度で澄明で、敗油性の臭い、及び味がなく、酸価0.56以下、ヨウ素価79-137、けん化価185-200のもので鉱油試験法に適合する 植物油(常温で液体。変敗しにくい。体内で代謝される) 水に難溶性で脂溶性の薬物を溶解あるいは加水分解しやすい薬物を溶解。 毒性や刺激を生じない。
懸濁性注射液
2003年度後期薬剤2の勉強
軟膏剤 通例、適当なちょうどの全質均等な半固形に製した、皮膚に塗布する外用剤。 添加剤を原料 そのまま基剤にする 乳化したものを基剤にする(クリーム)
具備すべき条件 1 硬度や刺激性 2 均一性 3 安定性 期間を保つ必要がある。薬品側で酸化・還元・加水分解・光分解や結晶化、基剤側で固化、軟化、分離、腐敗を考える。 4 安全性 保存剤、界面活性剤、抗酸化剤を入れる時は感作や刺激性に留意 5 基剤の選択 水分吸収力、主薬との混合性や放出力、皮膚への浸透圧の違いなど(皮膚表面にとどめたいなら油状) 6 汚染
薬剤の分類と特徴 1 油脂性基剤 鉱物性 ワセリン パラフィン プラスチベース シリコン 白色軟膏 動植物性 植物油 ろう 長所 皮膚刺激性小さい 皮膚保護作用がある。 皮膚なんか作用 肉芽形成作用 短所 皮膚に対して浸透圧が悪い 皮膚分泌物の吸収が悪い(分泌物が汚染源になる可能性がある。) 洗浄困難 動植物性は変敗しやすい 水が混ざらない
2 乳剤性基剤 o/w型 親水軟膏 w/o型 親水ワセリン 精製ラノリン 吸水軟膏 加水ラノリン 長所 基剤として安定(特に非イオン界面活性剤を加えたw/o型) →油性水性どちらの薬剤も配合可能 皮膚分泌物の吸水良好 →w/o型、o/w型とも乾燥型皮膚疾患に適用 クリームの中にはいくらでも水が入る クリーム内の水が飛ぶ事で皮膚冷却性↑、浸透性がよい (薬物の皮膚への吸収が大きい) 可洗性がよい 短所 クリームの中にはいくらでも水が入る。 →水がずっと残り、分泌されずに残るので、自身が汚染源になる可能性 水層があるので、カビ、細菌が繁殖する事がある。 →保存剤を加える
3 水溶性基剤 マクロゴール類 長所 薬物溶解性、混合性がよい 化学的に不活性で、薬物と反応しない。 酸敗しない 可洗性が極めてよい→分泌物を良く吸収する 短所 吸湿性が高い 皮膚との接触性が悪い
添加剤 1 乳化剤:非イオン界面活性剤 w/o型とo/w型 Span類 w/o型 疎水性基>親水性基 ソルビタンモノ脂肪酸エステル グリセリンモノステアレート Tween類 o/w型 疎水性基<親水性基 ソルビタンモノ脂肪酸エステル ボリソルベート80 2 保存剤 a)防腐剤 パラオキシ安息香酸エステル(パラベン) 化学的に安定 2種類以上併用すると効果up 側鎖のアルキル基が長いもののほうが効果大で、毒性小 Tween類との併用で効果低下 b)安定剤(抗酸化) VEとVCなど
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