航宙日誌
『革命戦記』と輝&Ark☆の珍道中?

2011年10月30日(日) 乙女座のO型

 舞台『隠蔽捜査』東京公演千秋楽☆ 輝が行ったのは楽日ではなかったけど、ともかくの『果断・隠蔽捜査2』──観て参りました♪
 久々の舞台観劇でしたが、たまには良いもんですなぁ^^ 奮発のS席とはいえ、滑り込み購入だったので、ちょーっと後ろの方でした。やっぱり、もちっと前の方なら尚良かったかな。

 さての物語ですが、警察物をどう舞台化するのか(パンフにも珍しいとあった)が気になるところで。何せ、事件発生! するわけですから。現場での犯人逮捕やらの活劇はどうするのか? と興味津々でしたが──さすがにプロ☆ 巧いこと展開するもんです。
 それでも、原作未読な観客にはストーリィを追っかけるのも結構、大変だったかもしれないなぁ。既読派は勿論、十分に楽しめましたが。
 場面展開などは原作とは時系列を入れ替え、回想のようにしたり、台詞も基本は原作からで、多少はアレンジしてあったり──たまにオリジナル要素も組み込んでいたり……時たま、ギャグ要素が入るのは舞台のお約束なんスかね?(伊丹さんは忙しくても吉本の板尾を知っている…;;; 板尾さんも出てるんですよ。厳しい監察官役で) その影響もあってか、何人か、キャラ変わってる人がチラホラと……。
 我らが?竜崎署長からして、少し大人しめのような印象でした。演じ手の上川隆也さんのイメージもあるからなのかなぁ。

 主役な竜崎=上川さんと、幼馴染みで同期の伊丹刑事部長=中村扇雀さん、語りも兼ねている戸高刑事こと小林十市さん、他竜崎一家は共通キャストですが、残りのキャストは『隠蔽捜査』と『果断』とでは演じている役が違っています。
 まぁ、輝は『隠蔽捜査』は観ていないのですが、『隠蔽捜査』では竜崎課長に忠実な部下の谷岡広報室長だった近江谷太朗さんが『果断』では竜崎署長に文句をつけに来る、本人曰く、相性最悪な野間崎管理官になってるとか……その演じ分けも楽しみどころなんでしょう。
 あぁ、『隠蔽捜査』も観たかったなぁ──つーわけで、この舞台もDVD化されるということなので、予約してしまいました。最初は少し悩みましたが、一般販売はされないので、観た後に「これなら惜しくはないかな、やっぱり1も観たいし☆」と。
 発送は来年一月予定……待ち遠しいです。その頃には文庫化も進んでいるといいなぁ。正直、3は微妙だけど、3.5と4は好きだな。でも、竜崎署長な上川さんは3を絶賛の上、演りたいらしい^^;;; パンフの原作者な今野敏さんとの対談より。
 原作者な方といえば、「登場人物の具体的な外見描写はしていない」とのことでしたが──それでも、ある種の描写はあるわけで。竜崎に関する限りはこの一文で十分、語っちゃってますよ。
「要するに冴えない中年なのだが」と……上川さんのイメージじゃないとよなぁ、との印象は全てこの一文にあります。

 ところで、『乙女座のO型』らしいです……我らが竜崎署長は。野間崎管理官に相性最悪と言われたけど、血液型はともかく、ちゃんと自分の誕生星座を知っていることにちょっと、驚いた。絶対、関心なさそうだもんなぁ。きっと、奥さんから聞いたことがあって、覚えていただけだと思う。記憶力は良いから^^;
 それに、獅子座な自分の相性をちゃんと把握しているらしい某管理官は、もっとビックリだった。 ところで、この設定は公式なんかね?

 そんなこんなでのド久々な舞台『果断・隠蔽捜査2』──良かった良かった。帰りの電車の中も「終わっちゃったー」と思いつつ、気分良かったし。まだ、東京以外ではこれからの上演もあるので、チェック♪
 因みに東京公演は北千住の『THEATER1010』にて。1010は千住にかけてあるらしい…。駅を降りた瞬間、なんとなーく見覚えがあるような気がしたと思ったら、随分と前に、ダム・ファンで飲むので集まったのが多分、北千住……丸井の中も何か、妙に懐かしさを覚えたりしたもんだ。



2011年10月23日(日) 未開の地へと──隠蔽捜査☆

 輝が警察物やミステリーも好きなのは随分、前に日誌で語ったことがありますが、最近、読んだ今野敏氏作『隠蔽捜査』シリーズ──警察小説として、とっくに超有名作品なのですが、手に取ったのはある種の偶然でした。
 『彩雲国物語』完結で、めっきり新刊買いが『レギオス』くらいになってしまい、何か手を出そうかなぁ、とか前に日誌で、こぼしたものの、結局、未開拓のままでした。
 それでも、本屋をふらつくことは多く、最新刊単行本のコーナーに、平積みされていたのが今野敏氏の『隠蔽捜査』と佐々木譲氏の『警官の条件』 新潮社の警察小説フェア?のチラシもあり、まず、それを一読してみた。

 特に目を引いたのが『隠蔽捜査』の粗筋や人物相関図。警察官僚《キャリア》が主人公? そこからして、異色。キャリアといえば、数ある警察ドラマや小説では憎まれ役やら厄介者扱い揃い。話の解るキャリアなんて、そう何人もいない。
 それが主役で、どんな話なんだ? と興味が湧くのは当然。しかも、相関図には幼馴染みの同期がいたり、主人公からして、元は警察庁勤めだったのに、最新刊では所轄の署長になってるなんて、何があったんだ!?
 とまぁ、チラシだけで、興味津々。二巻までは文庫化されているので、即、新潮文庫棚に直行。で、一巻の冒頭を──何ですか、この人、本当に主役なんか!? 第一印象の竜崎伸也は偏見の固まりのような官僚で、いけ好かない奴だった……。
 尤も、それがある種のミス・リードだということは直ぐに見えてくる。同じ台詞でも、竜崎と他の官僚とでは根差すものが違うために、持つ意味合いも全く違うのだということも解ってくる。
 気が付けば、竜崎が次にどういう行動を取るのかが、もう気になって仕方がない始末。
 
 で、結局、文庫化済み二巻を揃えてしまったと……。
 今野氏といえば、昔から名前はよく見るし、多作だし、『ハンチョウ』な『安積班」シリーズは気になるけど、冊数が多くて、揃える踏ん切りがつかないままだったけど、『隠蔽捜査』は現時点で、まだ五冊だから、丁度いいかな、と。
 ただ、この『隠蔽捜査』というタイトルに何となく、覚えもありました。他の書店で、舞台化の帯が付いてるのを見て、思い出した☆ ドラマ『遺留捜査』に公演のテロップが流れていたなぁ、と。主演が同じ上川隆也さんだからか。10月公演て、もうすぐじゃないかと。
 サイトをチェックしてみたら、もうチケットは売り切れ……と輝は思ってしまった。いや、そんな文があったんだよー。
 残念、と思いつつ、十日ほどが経ち、舞台も既に始まった先日、『相棒』を見ていたら、『隠蔽捜査』舞台のテロップが! チケットセンターの番号まで。「え、完売じゃなかったのか!?」と疑いつつ、改めて、調べ直してみると、一般では残ってる日がまだある!!(どうやら、先行販売辺りが売り切れ、ということだったらしい?)
 ともかく、これはチャ〜ンス♪ と即行で電話、チケットGET☆ それも殊に傑作といわれる『果断 隠蔽捜査2』──ダブル受賞作だけのことはある、輝もシリーズ中では一番、好きな話。ここは奮発して、S席にしてしまった^^;
 舞台自体、十年以上、見てなかったし、楽しみな限り☆

 そんなこんなで、今頃な新開拓『隠蔽捜査』 単行本最新刊が出たんだから、次は三巻の文庫化か──っても、アレはちょい微妙な話かもしれない;;; 四巻との落差が激しすぎる★



2011年10月06日(木) ☆十周年到達〜☆

 何と、十周年です…。嘘みたいですが、サイトを始めてから、十年経過〜〜あり得ないですねぇ★ という時間が経ってしまいました。
 最初は『ガンダム』既刊本からの小説一本と日誌だけでスタート……いう小さな家が何やら建て増し建て増しの上、別宅やら離れやらがポンポン建っての他ジャンル・サイトと化しました。
 まぁ、一寸書きたくなったら、同人ではなく、サイトにというのが実に便利で、こんなことに……その実、完結していない作品も何本かあるわけで、毎年、開設記念日になると、「これじゃいかんな」とか決心しても果たせたのは僅かという有様……。本当にマズいっすよネ。
 何とか、頑張って、せめて『了』マークくらいは付けたいもんです。

 その一方では更に新しい作品やらにもハマっていくわけで──只今、現在進行形なのはやっぱり、『プリンセス・トヨトミ』(原作小説)及び『プリンセストヨトミ』(映画)ですね。十周年記念作品も見事?めでたくも『プリトヨ』と相成りました♪
 後書きだかフリートークだか判らん解説にもあるように、実は元々は拍手ネタでした。それも「幸一さんが松平さんに、医者のリストを渡す」シーンだけ……。何せ、銃で撃たれた傷なんスから!! 普通に病院行ったら、即通報されます。
 ところが、幸一さんの心情とかチョイチョイ加えていったら──拍手ネタとしちゃ、長い;;; ま、『with SP』ほどじゃないけど。
 折りも折り、記念日も近付いており、記念作を用意しなけりゃならない──なら、これで、いいんじゃん☆ と^^
 改めて、構成も少し練り直して、書いたら、中々な中編になった次第です。
 今回は松平さんの心情は断定したくなかったので、視点は極力、外しました。全て、真田さんの類推という表現になります。なので、その内、松平さん視点でも書けたらいいなぁ♪ とか漠然と考えたりもしてます。

 ところで、この話を書いている間に、現実世界で、会計検査院がニュースに登場していました。沖縄での工事関係で──ニュースに載るってことはつまり、その経理に何らかの問題ありというわけで──複雑な気分になりますね。

 さておきの十周年☆ ちまちま続けながらも、覗きに来てくださる方もいるので、どうやら、まだ頑張っていけそうです。ちょこちょこ、マイ・ペースながらにも書いていきますので、励ましがてらの感想なぞ、たまにでも戴けたら、本当に励みになりますので──これからも『革命戦記』を、どうぞヨロシク^^
 ……ところで、Ark☆は……もう廃業???


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