航宙日誌
『革命戦記』と輝&Ark☆の珍道中?

2004年04月30日(金) まさか!?

 一年ぶりだったとは……^^;;;
 やーっとこ『蒼の領域』の続きをUPしたが、改めて前章のチェックで、そのUP日を見たところ──をひをひ、ほぼ一年前かいっ★
 そりゃ、かなりの久しぶりだってのは承知しとったが、よもや……結構、自分に愕然としていたりする。

 そいつはともかくの続編では、またもや、ブライトの影が薄(い、まで書くまでもないほどじゃ)…。どーしようもないくらいに、相棒に食われてしまった。
 ま、スノーが出張ったばかりか、ジャニスまで出てきたのは、多分に遠雲さん版の影響のためだろうなぁ。前半のJC13コンビとのシーンはゲスト作を頂く前に書いてあったが。
 元々、この二人の夫婦としての会話なんてものも、殆ど書いたことがなかったので、いい機会かも、と思った次第☆
 んが、どーにも艶っぽいには遠いかも? 所詮、輝だしなぁ^^;
 とはいえ、最初は考えてなかった方向に話が転がっていった感じもある。さて、スノーに何をさせようかな(爆 とりあえず、ロアン少佐も絡んでくる予定ではあったんだがねー。
 それに、レオンも出したいぞ♪ やはし、ブライト&スノー・コンビと話させたいね☆

 しかし、ホンマにスノーは良いキャラに成長してくれたのう。



2004年04月27日(火) 感動のフィナーレ☆

 遠雲さん版スノーの物語『愴海に眠れ』──エピローグをもって、終幕☆ 心温まるシーンによるエピソードでした。
 その揺蕩う流れに通うのは、人と人の思いと交流。
 父と娘、夫と妻、友人たち──様々な係わり合いを生む人生の物語。そう! 正に素晴らしきかな人生!!
 そんな気分になるエピソードですな。

 輝版とも入江さん版とも異なる道をいく彼ら──きっと、強く幸せに生きていくことだろう。
 重ねて、大感謝を捧げます。Ark☆のチャレンジは中々、進みませんが、まだ諦めてませんので、お待ちを♪



2004年04月24日(土) 早売りGA

 いつもなら、早売りGA・Get情報は発売日までは日誌にも上げないが(最近はサボってばかりで、書かないことも多いが^^;)今回はちょいと、事情が違う!!

祝☆GAME'S MSVに
『ホワイト・ディンゴ』隊仕様GM登場

 それだけが書きたかったんだ♪ 意外と早くに『荒野の迅雷ヴィッシュ・ドナヒュー専用ゲルググ』が取り上げられてから、いつかは!! と待ち望んでいたが、遂にっ☆
 ……本当に、それだけ書くので十分か。おまいは^^;

 とはいえ、急遽挟んだだろう特別ページもあった。安彦&大河原氏による『横山光輝先生追悼ページ』
 安彦さんが是非に、ということで組まれたようだが、さすがに時間がキツかったのか、1ページに細かい字でビッシリと……。
 本当に、『巨星』『巨人』と呼ばれるべき方だったと。余りにも衝撃的な最期だったのだと、改めて知らされとも思う。

 他の感想はナシかい? あ、さいですか^^;;;



2004年04月22日(木) 追悼

 『鉄人28号』の原作者である横山光輝先生が不慮の事故により、死去されてから早一週間が過ぎた。多くは語らない。ただ、静かに御冥福を祈るばかりである。
 その追悼というものではないだろうが、暫くはこの作品を見るにつけ、何やら神妙な気分になってしまうのも仕方がない。(何しろ、先週の第2話放送の翌朝に、火災事故に遭われたのもある)
 大して関係ないが、今回のことで明らかになった横山先生の住所は輝がいつもお願いしている印刷所さんの近所だった。御本人はともかく、ご家族の方とすれ違ったりは──してないかな??

 先週放送・第2話『28号対27号』
 後に『鉄人』と呼ばれる鉄人28号が東京に飛来し、ゴジラ宜しく暴れ回る。(いや、特に暴れているのでもない。ただ、あんなデカブツが目的地に一直線に進めば、ただでは済まないってこと)
 その最中、正太郎はその『怪物』の正体が亡父・金田博士が作ったロボットであり、生まれることのなかった(と思っていた)息子の如く愛情を注いだものなのだと知る。
 だが、『正太郎』は正しく兵器だった。町を蹂躙し、止めるために起動した敷島博士の27号もまるで敵わず、忽ちの内に破壊される。
 余りの強力さに、師の技術力を改めて知った敷島博士は我を忘れて、語る

「決して倒れる事もなく、死ぬ事もなく、ただひたすら
操縦者の意のままに戦い続ける、不死身の兵士。
勝利する事のみを目的とした完全な兵器、鉄人」

 戸惑う正太郎の前に踊り出たのは、28号に弟分を殺され、更に兵器を憎む村雨健次!! だが、彼の放ったダイナマイトも勿論、傷一つつけることはできない。それでも、村雨は『怪物』に叫ぶ。

「冗談じゃねぇ。そんなものが何になる。
今さら、出てきて何になる。答えてみろ!」

 無論、そんな声が兵器たる『怪物』に届くはずもなく、今正に巨大な足が踏み下ろされそうになった瞬間、兄の竜作が三輪トラックで特攻をかける!
 弟を助けるために、彼は落命してしまう。
 慟哭する村雨の姿に、益々、混乱する正太郎は操縦器を停止させ、28号を止める。

「確かにお前は兵器として、作られた。
でも、もうお前の戦う相手はいない。
もうお前の役目は終わっている。
お前が必要だった時代は終わっているんだ」

 生まれたばかりのお前は何も判らない──だから、止める。一人で動くことはない。
 それは彼が操縦器を預けられるようになることへの伏線だろうか。
 だが、正太郎は不安や不審を隠せない。
 父が作ったロボットは、だが、戦うために、全てを破壊するために作られた兵器《もの》だというのが明らかだったからだ。これが、第三話へと引き継がれていく。

 因みに村雨さんは、多分、兄や弟分の遺体を置いていけなかったからだろう。一人だけ取り残され、反発する気力すら失ってしまったのかもしれない。その場を離れず、大人しく警察に引っ立てられてしまう。が、そのままで終わるはずがない!! ……はず^^
 しかし、クールでニヒルと見えた村雨さんは実は情に厚く、特に家族や仲間への思い入れが半端ではないようだ。弟分が死に、突っ走ってしまうのが意外や熱血ぶりだった。
 ……熱血な幹本さんの演技も、スンゲェ珍しい。叫びまくるのなんて、聞いたことないぞ。(ガル・デュカットが瞬間的に沸騰するくらいかな) 「兄さん!」を連発し、兄貴の特攻→死亡シーンだけで、9回も叫んでいた。
 さてさて、今後はどうなることやら──当面はまだまだ、正太郎君たちと敵対しそうだな。より兵器を、特に28号を憎むようになっているだろうし。
 それでも、彼がその『情』を正太郎君にも向けるようになる時がくるのだろう。いつかは──その時には正太郎君の方も「村雨!」なんて、呼び捨てではなく、「村雨さん」と呼ぶようになるといいなぁ☆

 第3話については、また後日☆



2004年04月20日(火) そして。終幕

 遠雲さん渾身の力作『愴海に眠れ』の後編UPにつき、堂々の完結☆ とにもかくにも、遠雲さん、ありがとうございました。

 『戦場の片隅での細やかな叛乱劇。しかし、時既に遅し──彼らは地獄へと突き進んでいた』

 多くを説明する必要はないでしょう。とにかく、読んで下さい。これを読まないなんて、勿体ない!! 輝も漠然と考えていた『拘束劇』だが、最早『愴海に眠れ』以外にはあり得ない★
 キーリングなどは一応、名前だけは輝のオリ・キャラだが、実像は既にローラたち同様、遠雲さんのものといっても過言ではないだろうし。こいつが又、堂のいった悪党振りで^^ その実、小心なんだが、虚栄心の方が強すぎる。
 隊長という抑えをなくしたのが、そもそもの不運なのか、はたまた、軍人になったことそのものが不運なのか?
 しかし、公にされなかった→罰せられたのか?→とはいえ、出世コースは外れたな→無茶苦茶、スノーを恨んでるだろうな→???
 困った。何か、色々と思いついてしまいそうだ。

 主役たるスノーについては──輝も想像していた以上の傷を残したのは慕っていた上官の死、そして、その上官の戦法が実は全ての原因だったのだと気付いてしまったからだった。ラストの一連の描写を篤と御覧あれ☆
 そんなスノーは地球で、やがて、ブライトに会う。その時、彼の指揮官としての姿勢に、亡くした上官の面影を見るのだろうか?

 脇を固めたキャラたちも生き生きとしていた。特にローラは──いい娘だよ。ただし、お互いに恋愛感情みたいなものはなかったようで、やはり、彼らも『相棒』だったのだろう。
 エピローグも考えられているとのこと。まだまだ、お楽しみは続きまっせ♪

 尚、後書にも触れたが、本作品は遠雲さんのサイト『遠雲妄想録』さまで展開中の『巡洋艦ボリバルの物語』の前哨戦が語られている。第一話『艦長』ともリンクしており、そちらも一読すれば、更に背景が見えて、味わい深くなること請合い☆ 後編にリンクも貼ってあるので、是非とも、堪能して頂きたい。



2004年04月13日(火) 星の海へ

 いざ、出撃!! 遠雲さん『愴海に眠れ』の中編をUP★ いや、仕事が速い。当初は前後編の見込みが予想通り!? 前中後編に発展。物語りは急展開☆
 上官の危ないまでの横暴ぶりにスノーは切れかかっているが、どうにか踏み止まってはいるのも仮にも軍人だからか。それでも、『劣等生』故にか、反発を繰り返すスノー。
 一方で、ある意味、追い詰められているのがその横暴なる上官たるキーリング自身かもしれない。自ら、首を締めている感もなくはない。実はこの辺が後編への重要な視点かもしれない。

 草稿を頂いた後、輝としては然程、気になる点もなかったものの、手直しをしたいという遠雲さんよりの申し出があり、かなりの改稿を経て、生まれ変わったといっても過言ではなかった中編。
 展開の大きな流れは変わることはないものの、積み重ねられたシーンとキャラ描写に厚みが出たといえる。
 そして、キャラといえば──皆さん、気にかかってるだろうなぁ。青いノーマルスーツの金髪さん(爆)とか、縮れ髪のメカニックマンとか──さてさて、彼らは何者なのかっ!?
 全ては後編に答えがあるっっ☆

 いよいよ、軍人にとっては大事件な『上官拘束』の真相が明らかに! 彼らはその戦場でどう動くのか? どう切り抜けていくのか? そして──……。
 つーわけで、お楽しみに♪



2004年04月08日(木) 戦後という世の中で

 新『鉄人28号』いよいよ、スタート☆
 あのモノクロ版の純正たるリメイクといえる今回のアニメ。勿論、技術的には比べものにはならないに決まっているが、稚拙な技術を補って余りある『勢い』を何よりも踏襲して貰いたい。……っても、全26話は既に出来上がって(アフレコまで終わって)いるそうだが^^
 かつてのモノクロ版は(少なくとも、輝が欠かさず見るようになった後半は)2〜4話完結の連作だったが、今回はさて、どうだろうか? ストーリィ運びも重要だろう。さすがに勢いだけってわけにもいかんだろうからなぁ。

 さぁ! 輝がこの人を語らなければ始まらない!! な『新・村雨健次』──Bパートより登場。ただし、一家な兄貴と弟分の会話には出てたな。『さすがは元陸軍諜報部員・村雨健次の情報網』とか何とか。……どうしても、笑える。諜報員って……レオン^^;;;
 さておき、少年探偵に追い詰められた(何故、逃げる?)村雨一家の竜作と辰。どうも、一家とかいっても、三人だけのようなんだが、そこへ閃く一条の光! ナイフが落としたのはバナナ★
 ナイフの使い手、村雨健次登場。OPにも1カットあるのが単純に嬉しい♪ 相っ変わらず!? クールでニヒルなイメージ。
 旧作も初期は余り見てなかったので、何とも言えんが、こんな感じで、正太郎君に対してたのかなぁ。やはし、敵対しつつもというか、別口とやりあうので、渋々協力するようになって、最後は心配担当になってたが。
 この幹本=村雨さんがそーなるとは、とても思えないのが第一印象。どっちかってーと、意地悪?
 この辺は『Gロボ』の監督さんによる、ということからの当然の影響かね。そのせいか、超人エキスパートでも不死身でもないはずなのに、やっぱり、タフというか、人並外れた身体能力を持ってるとしか思えんかったぞ。正太郎君もね。
 何にせよ、第1話の引きとしては申し分なかった。(エリ8のように、中途半端にならないことを祈る。てか、アレは短すぎたよな)

 OP&EDも実は豪華。『六本木男声合唱団』による新録。この『合唱団』とにかく、いわゆる有名人の巣窟(大分、違う:::)で、旧作リアル世代が多いらしい。
 ただし、聞いている分には歌詞は新たに起こしたものの様子。微妙に異なるが、ニュアンスは同じようなものか。それに『正太郎マーチ』を懐かしい★ とか思ってしまう輝ってば^^ リズムはしっかり覚えてしまってたからさ。

 毎週水曜の夜が楽しみだ──オマケに、テレ埼ではFGまでが始まったぞえ。



2004年04月05日(月) 螺旋を描く運命

 よくよく、『運命』という言葉が使われるのが松本アニメ。『銀河鉄道物語』もまた、例外ではない。しかし、この『運命』とは何か? という問いかけほど、難しいものもないのではないか。

 その出会いが、別れが、過去が現在が、そして、未来が──必然なのか、偶然なのか。見方によっても、受け取り方によっても、全く違ってくるだろう。
 そういったもの全てを包括したものとでもいうのだろうか。答えなどはない、のかもしれない。
 また、『運命』は変えられる──そんなテーマさえもある。過酷な『運命』に立ち向かい、乗り越えていく。『銀鉄』主人公、有紀学に課せられた正に『運命』でもある。
 それは彼自身の歩むべき道に、人生に、同時に自身に関わる人々の──家族に、友人に、仲間達の待ち構えている厳しい現実そのものか。自分だけではない、周囲の人々を襲う『運命』にまた、彼は翻弄され、傷付きながらも前に進むことを求められている(ように見える)。
 父や兄が死に赴くのを止めようもなく見送り、友人の凶行に涙し、仲間の唐突な死を受け止めざるを得ない……。
 輝は妙に理想主義に走るが、その根幹が今一、明瞭でなかったがために、青臭いどころか、偽善者にすら見えなかったシリーズ当初の有紀学という主人公には全く好感も共感も持てなかった。(銃を撃たない主義にしても、何故か、には触れられているとはいえない。単に『人を救う仕事に銃は要らない』では説得力に欠ける。多分に父や兄の死が引鉄だろうか、という推測ぐらいしかない)
 それでも、任務を通して、様々なことを学んでいる(かな???)様子はまぁ、伝わらないでもなかった。

 そんなこんな(ブルースの墓前で、あんなに号泣したことだし^^;;;)で、もう少し好意的に見てやってもいいかなー★くらいには思うようになり、その辺の心理的変化と、とにかく最悪だったブルースとの関係改善話を目指してみるつもりになった。
 BS本放送は最終回を残すのみ──やはし、このくらいまで見て、キャラを掴むなり何なりしないと書けないもんでもあるのだろう。
 最初はブルース視点で進めるつもりだったが、敢えて、学の視点から語ることにしたのも、その心理を探ってみたかったからでもある。
 因みに舞台は第10話『分岐点』直後からのストーリー。見てない方のために、くどくならない程度の状況説明だけは入れたが、あんなもので解るだろうか?(一寸、心配;;;)

 タイトル『施条の軌道』は又しても意味不明?でもないつもりだが^^
 『施条』は『ライフル』──ライフル銃の銃身内に刻まれた螺旋状の溝。故にライフル銃は施条銃とも。螺旋状だから、『らせん』と読ませるが、それなら、『螺旋の軌道』でもいいじゃないか!? という声も聞こえてきそうだな。
 ご尤も、単に輝の趣味です★
 『軌道』はまぁ、『銀鉄』だから☆ 『銀遥』にも出てくるしね。一方では弾丸の弾道も暗示しているつもり。

 さて、続き物がまた増えてしまったなー。ガンバッ☆



2004年04月01日(木) 果てしない海に

 ちょいマジメなタイトル。口にすると、恥ずかしい気もするが。

 遠雲さんよりの頂き物小説『愴海に眠れ(前編)』を堂々UP☆ 小説メイン・サイトのはずなのに、久々の小説がゲスト様の作品とは──反省★
 成行きとは恐ろしいもので、BBSでのやり取りからこの企画?は始まった。元々、遠雲さんは『ジオン派』とでもいうべき方で、作中でのメインはジオン。その敵対者としての連邦がある。勿論、一方だけでは『物語』とはならないので、連邦には連邦のドラマが生じる。
 とりあえず、そのやり取りを会話風にすると、こんな感じ。

「(軍医さんの話題から)マサキを登場させますか」と多分に冗談?な遠雲さん。
「それなら、WBを出さなきゃなりませんよ。いっそ、連邦メインの話でも」と輝。
「では、PARTNERSの題材より、スノーによる上官拘束事件の下りとか」
「え、本当に!?」と言ってる傍から、
「ためしに冒頭書いてみましたー」と草稿が送られてくる。

 後はもう、トントン拍子。ウソみたいに速いスピードで、『前編』UPに漕ぎつける。
 そこではまだ『事件』は起きていない。ただ、その温床となるような状況は語られている。如何にして、『事件』は発生するのか? 『後編』が待たれる。
 また、遠雲さんは軍事関係(軍組織から作戦行動やら武器兵器まで)の知識が豊富な方。小説にも如実に現れている。よりハードな物語を楽しめる。……だから、『後編』待ってまっせ☆


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