ともまるのCM日記
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| 2005年12月30日(金) |
National、FF式温風暖房機のその後。 |
前回の日記に、ナショナル製の石油ファンヒーターについて書いた(FF式温風暖房機、と呼ぶらしい)。日記を書いてから、web上で情報を検索したり友人と話したりしてみた。友人が教えてくれたのだが、ウィキペディアの「松下電器」の項目は、比較的情報が整理されているようだ。伝聞・推測が含まれるのが難点であるが。ウィキペディアに、このような現在進行形の情報がアップされていくとは知らず、その意味でも勉強になった。
さて。今,長野県の実家に帰省している。今日もテレビでは「重ねてお願い申し上げます」とのナレーションでこの製品の回収のお願いのCMが繰り返し流れていた。
前回の日記では、こんな周知の方法で大丈夫だろうかという疑問が拭えなかった。それは、13年以上もこの古い製品を大切に使い続ける家庭はNHKしか見ない家庭ではないか、そして、そこには情報が伝わらない可能性が高いだろうと思ったからだ。
もちろん、今日見たCMだって民放で流れているのだから、その懸念は変わりないのだが、それでも今日見た「重ねて・・・」バージョンは少し変わっていた。当該製品を使用している場合には「直ちに使用を中止して」というアナウンスも入っていたし、連絡先電話番号も、画面下方を使って長い時間提示されていた。製品ひとつひとつの拡大画像も折り込まれていた。少しはCMについても改善されつつあるようだ。
松下関係者は、社員自身の親戚関係、友人関係など、使える人的資源を最大限に使って、地道な周知徹底をするよう努力している、とも聞いた。さて、今後、どうなっていくだろうか。
付記: 前回の日記で、ご実家に当該製品があり(ともまるの仮説通り)ご実家のご家族はNHKしか見ない、という友人。この年末に帰省したところ、自室と妹さんの部屋にあったヒーター2台はしっかり撤去・回収されていたそうだ。そのことを伝えてくれた友人のメールは、長年自室を暖めてくれた製品だけに、なにやらさみしげな様子だった。
| 2005年12月22日(木) |
National、石油ファンヒーター。 |
このところナショナルが特別なCMを打っている。
余談:ここで「打つ」というのは、広辞苑では6番目の意味「《打》転じて、あることを行う意。」。その中でも4番目の「ある方策を行う。手段を講ずる。」の意味で、例文に「広告を打つ」が挙げられている。
十数年前に発売された石油ファンヒーターの欠陥を知らせるCMで、発売年代、型番などが示される。そして、製品の特徴として「給排気筒」があることが図解で伝えられる。このような製品を使用している人はナショナルに一報を、ということである。難点は、型番などの情報の提示時間が短いこと、ナショナルへの連絡先電話番号などの提示時間も短いことがあるだろう。きちんと情報を認知できるだろうか。
さて。ともまるが思うには。CM自体の作りとしての難点もさることながら。このような製品を15年から20年近くに渡って使い続けている人・家庭があるとすれば。古い製品を大切に長く使い続ける人。それは「民放を見ず、日頃からほとんどNHKを見て過ごしている人々・家庭」ではないだろうか。もしくは「テレビというメディアに接しない人々」かもしれない。だから、ナショナルが一生懸命に各局のCMの時間を使い、様々な時間帯にCMを繰り返し打ち呼びかけても、そのような人々に届くのは難しい部分もあるのではないか。
このようなともまるなりの仮説を持って、しばらくこのナショナルのCMを見ていたこの頃。つい先日、高校の同期生と話していた時、実家でどのような暖房器具を使っているかという話になった。双方とも実家は長野県である。我が家では石油ファンヒーターが各部屋にある、と言うと「それ、ナショナルのあれじゃないの?」と冗談まじりに言われた。「あー!」とこのCMの話になったついでに、実家ではこの製品ではないことを伝えると同時に、上記の自説を披露してみた。すると、彼の実家はまさにそうだ、という話に。まさに給排気筒付きのあのナショナルの石油ファンヒーターが家にあり、かつ、ほぼNHKしか見ない、という。ご家族は当然、民放で流れているCMによって知ったのではなく、街の電気屋によって、だそうだ。
たった一例とはいえ、自説があてはまった話を聞くと嬉しい。と同時に、ナショナルはこの情報を周知するための他の手段を持っているのか、講じているのか、ということが非常に心配になってくる。そもそも、この製品の事故で一酸化炭素中毒により命を落とされた方がいるというところに端を発するようだ。これ以上の事故が起こらないことを祈りたい。
今年はCMで大活躍、引っ張りだこの「ひろみちお兄さん」こと、佐藤弘通さんであるが、今は一体いくつのCMに出演しているのか?
・グリコ:リカルデント・ガム「かむかむ体操」 ・OCN:光ブロードバンド「光体操第一」 ・パンパース「のびのびウォーカー」 ・シオノギ製薬:ポポンS
あとはなんだったっけ…。まだ他にもあった気がする。
でも、ポポンSは衝撃だったなぁ。なんといっても、このCM日記を書き始めた頃からキャストはずっと小林聡美で、彼女らしさが炸裂するCM名作揃いだったからなぁ。ここに来て小林聡美のキャスティングが変わるなんて。それだけでもびっくりなのに、後任がひろみちお兄さんだなんて。
やっぱり、小林聡美のイメージが強くて、ひろみちお兄さんは嫌いじゃないけど、なんだかまだ馴染めない…。
| 2005年12月03日(土) |
ピザーラ・カニマヨ。 |
ピザーラのピザのCM。夏には海老マヨが。そして冬の今はカニマヨが売りのようである。女の子たちが、海老やカニをかたどったコスチュームをつけてあのメロディーに合わせてダンスする。海老マヨの時の、紅白シマシマ水着とか、エビ浮き輪とか、彼女たちにはほんと似合っててかわいかった。
で。今のカニマヨのCMには、男性2名が加わってます。し・か・も!その2名は、オリエンタル・ラジオの2人。オリエンタル・ラジオというのは若手お笑い芸人であり、「武勇伝!武勇伝!武勇伝デンデデンデン」というネタでおなじみ。CMでは一番奥に控えめに小さくいて、あまり目立たないのだが、知ってる人には「!」インパクトあり。
そして、別バージョンでは、オリエンタル・ラジオがメインにフューチャリング(←言葉遣い合ってますか?)。「武勇伝!」もやってた。まだ数回しか観ていないので詳細は把握していないが、これもまたインパクトあり。
だれがキャスティングしたのかなぁ。とにかく、彼等のリズム感のよさ、動きのよさ、これは、あの女の子たちにも負けていないのです。いや、ええんやないでしょうか。ええと思いますよ。
| 2005年12月02日(金) |
ユニデンの新液晶テレビ。 |
ユニデンという会社の新液晶テレビ。 薄型の液晶テレビ。 何が売りって、そのお値段らしい。
で、CMを綾小路きみまろがやっている。 いつものスタイルで、いつものように扇子持って。
でもさ、なんできみまろなのよ。 その心を聞きたいのだ、私は。
きみまろがいうセリフといえば、 商品名とそのお値段、「奥様のへそくりでも買えますよ」。 そしてフリーダイヤルの番号くらいか。
きみまろらしさがないじゃん!
安さが売りなのはわかるけど、きみまろを使うメリットがない。 「奥様のへそくりでも」って、その一言くらいじゃぁね。
どうせなら 「わたくしのこんなにえげつない芸風も美しく映る液晶テレビ」 くらいの一言を言わせてはどうか。
ま、安すぎる液晶テレビで、画質を売りにできないのかもね。
| 2005年12月01日(木) |
日立グループ「つくろう。」。 |
日立グループのCMがある。「世界ふしぎ発見!」の提供は日立で、おそらくそこでのみ見ることが可能なCM。もちろん日立といえば「♪この〜木なんの木 気になる木〜♪」もあるが、それ以外にもいろいろとある。そのなかに「つくろう。」という新しいシリーズがある。シリーズのうち、個々の製品を取り上げて、子どもたちの出演で構成されているものがいくつかある。最先端の製品の開発、製造の様子を、工作で表現している。でも、リアル。子どもたちは生き生きしているし、新しい製品の生まれて来る躍動感や、その開発に掛けられてきた情熱、想いもなんとなく雰囲気として伝わってくる。
ところで。ここで書きたいのは、その子どもたちの方ではない。黒沢明監督が映像で登場する方の「つくろう。」CM。ナレーターが「日立グループ30万人のつくるもの。ご期待ください。」と力を込めて広告する。
あの、あのさ。このナレーターって、まさかレイザーラモン住谷じゃないよね?「フォーーー!」が流行語大賞になった、いわゆる、HG、じゃないよね?声としゃべり方がすごく似てるんです。気になるんです。
…そう思って、でもちょっと期待して日立のHP見たら違った…しょぼん。
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