ウ タ こ と ば
理想としてはちょうど頭上すれすれに 水面があるくらいの深さで静かに静かに潜っていたいな水が目を覆うから全てはガラス細工のように 見えるはず水が耳を塞ぐから全ては靄がかかったように 聞えてくるはずクリアな物は 時に 胸を抓るでしょうわたしはいつだって 臆病で情けない誰かが地上で 笑いかける酸素の味が 恋しくてたまらない涙は水に 溶けて流れるぜんぶぜんぶ 溶けて流れてもうなにも 出なくなったら物干しの上で 乾くまで居よう