京のいけず日記

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2007年09月13日(木) 大政奉還

参院選後の政局を大政奉還に例えて言ったTVのコメンテイターがいた。

さしずめ昨日の突然の総理辞任は敗色濃い中大阪城から出陣と見せかけて、
臣下を残し、持ち場を放棄し江戸へ夜逃げした将軍様か。

一国のトップに圧し掛かる責任感、重圧、気鬱など想像もつかないが。
四面楚歌の中、辞めないと子どもじみた駄々をこねるなら、引き摺り下ろされるまで、最後まで意地を通せないものか。

まぁ。維新だ、改革だ、すわ一大事と大騒ぎしても。
今も昔も下々の庶民には常に直接身に降りかかることのみ敏感で、政局には無関心、無責任だけれど、ね。

そう。今日も頑張って働かねば。 あぁ… どっこいしょ。と。

らくがき絵


2007年09月05日(水) 言いわけ人生

ふぇ…。9月になっても相変わらずの毎日です。いや。少々、更年期ウツかも。

もう長年続けて下さっている妙齢の生徒さんとの会話。
暑いですねぇー → 夏はビールだ、の話題となって。

「いやぁ、大好きなんですよ、ビールが」 毎日軽く5,6本はいくそうです。
  (◎o◎) →ちなみに私はあまり飲めません。強い人が羨ましいなぁ。

彼女曰く。
仕事から帰ってきて、まずビールでしょ。で、風呂上りにもビールでしょ。
夜はお父さん(ご主人)と仲良く晩酌します。
もし体調を悪くしてドクターストップが掛かっても、
私は飲めない一年の寿命より、飲んで一ヶ月の人生をとりますよ。

などと笑いながらおっしゃる。
息子さんからもキッチンドリンカーにはなるなよとメールが来るそうな。

既にアル中だったりして…などと心の中で毒づかないのは。
もう長い間、仕事をしながら年老いた母の看護や、定年のご主人のお守やら、懸命にやっておられる人柄を知っているからかもしれません。

例え、どんなに好きなことであっても。いつかはその気持ちも、欲も萎えて、
体そのものが受け付けなくなることを知っているからかもしれません。

「…いいんじゃないですか。
 好きでやめられないことが一つや二つあったって」

酒好きだった父も。煙草が手放せかった母も。
あれほど80過ぎまで横着人生だった両親も最後には体の声に従順だった。

欲しくない…。
好きなものでつなぎ止め、自分達が安心しようとした目論見も外れた。


らくがき絵…いいんじゃないですか。

元気なうちは。
現実逃避であろうと、なかろうと。
くだらぬことであろうと。
少々体に良くないことであろうと。
意欲も、体力も、早くもすり減ってきた今、
好きなものがあるのは欲があるのは
幸せな事だと思うのです。


Sako