京のいけず日記

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2005年08月31日(水) 1/20 SCALE のお馬鹿なツーショット

歳三と龍馬のフィギュア先日行った龍馬展の売店で、
「幕末維新シリーズ」という人物フィギュアが売っていたので、何気に買ってしまった。480円

箱を開けたら、当の坂本龍馬だった。
お気に入りの歳三人形の横に並べてみる。

ずんぐりむっくり、馬ヅラの歳三@五稜郭と、
シリアス、スレンダーな龍馬。

ちなみに同シリーズに土方のもあるらしい。

本棚の前のお二人さん。いつのまにか、まる子ちゃんがおもちゃの椅子の上に乗せてくれてました。



子どもの頃の話ですが、紙で出来た着せ替え人形で、よく遊んだ。

男の子も女の子も紙で出来ており、やはり紙で作った服や、靴や、カバンなどのアイテムを、ツメ(引っかかるように折る)を使って人形に着せて遊ぶ。

知っている人も、もう少ないかもしれない。

小学生の頃には、かのリカちゃん人形も誕生していたが、
紙と鉛筆さえあれば、自分でも作って遊べる、この着せ替え人形が好きだった。

たぶん、買ってもらえなかったせいもあるかもしれない。

ヘタをすると、今でも、
本気で歳三の着せ替え人形を作ってしまいかねない自分に気づき、苦笑い。

いや。まさか。そんなこと。しませんて……。


2005年08月30日(火) このおじさん達は幾つになるんだ?

 手習い中の歳三さん
テキストベースの講習を受けるのは
随分久しぶり。

ER図…? あぁ。昔やったよな…。

はるか忘却のかなた。
言葉がどこか遠いところで踊ってる。

お昼からは眠たいこと。眠たいこと。

眠ってはいけない時に 
睡魔に襲われる この快感…。

もう一日。

← 手習い中の歳三さん♪


長年見ている、好きなテレビ番組がある。

NHK教育でやっている 「フルハウス」 (今は再放送)

何度見てもつい見てしまう。
私だけかと思っていたら、高校生の長女もそうらしい。

ちなみに高1の長女も、中1のまる子ちゃんも、
未だ忍たまやら、天テレやら、アニメやら、NHK教育テレビの御用達族。

「フルハウス」は30分枠の番組で。
昔でいうと「奥様は魔女」とか「それいけスマート」とか、そういった系。

ちょっと堅物の父親をはじめ、3人のプリティなおじさん達と、子ども達。
ミシェルという赤ちゃんや、しっかり者のお姉ちゃん、ちゃっかり者の妹ら、
そんな家族が登場するコメディードラマ。

あぁ、この子達がこんなに大きくなったんだ。
などと、ご近所のおばさんのごとく、優しい幸せな気分になれるのです。

何が特徴的といって、この家族には現実、日常を持ち込む母親がいない。
3人のステキなおじさま達の、無器用、かつ、一生懸命な家族物語。

テレビの中でしか存在しないような幻想ファミリー。
だからこそ、いつまでも、ずっと大切に置いておきたい…。
長らく続いていた理由かなぁ。

…まぁ。これはこれ。うちはうちやで、お姉ちゃん。文句あっか!?


で。

ミシェル達は大きくなったなぁ…、と感心するばかりだけど。
このおじさま達は幾つに…。 と、ふと現実に (-_-;)

年齢にプラスになることを忘れて、子どもの年を数えてる。あー。親ですねえ。


2005年08月29日(月) さっそく実行ってわけじゃないけれど

柄本明ひとり芝居のパンフ優柔不断で機を逃す前に。

高校時代は元演劇部の黒一点、
その甥っ子が所用で行けないということで、
本日、代わりにホイホイ行って来ました。

柄本明氏のひとり人芝居。

レンガ色の建物が瀟洒な某大学の
コミニュティホール。

視力の悪い私でも顔の表情が分かるという、
前から数えて何番目のすごくいい席でした。
チケットを回してくれた姉に感謝!


一人芝居…どころか。
そもそも演劇自体をあまり見たことがない私。

押したり、引いたりの、柄本さんの笑撃的なテンションに笑いぱなし。
最後には、この恐妻家の小心者の教授に心惹かれているのでありました。

何でも行ってみるもんだな。
自分の中で後生大事に計画を温めて、ボツになっちまわないうちに実行だ。



【今週の予定…】

・火、水は、スキルアップの為の二日間講習受けに行ってきまーす。

・金曜は、嬉し、恥ずかし、日本画のおけいこ事始…♪

 久々に画材屋さんでスケッチブックと練りケシを買いました。
 付き合った姉が言うことにゃ、あんたは何でも道具からやね、と冷たい目。

・夜、仕事に出ると、ダンナの機嫌が悪いのはどうしたもんでしょう。

何やら結構忙しい。でも、一番こたえるのは…。
日がな一日らくがきで遊べない事と、夏休みが終わり、5時起き弁当復活だ!

そうだ。明日、早いんだ。 \(◎o◎)/


2005年08月27日(土) 龍馬展にいく

蛇雲を見た金曜日。ようやく京都国立博物館でやっている、
「龍馬の翔けた時代」 ーその生涯と激動の幕末ー 展に行って来ました。

行きたいとか、やりたいとか思ったら、無理にでも予定を入れてしまわないと
よくボツにしてしまいます。原因の多くは優柔不断だったりするわけですが。


京都国立博物館の龍馬展の入り口好きなものは「あと」に大事にとっておく…
そういう性格もあるのかな。

なんちゅーか。
例えば好きな本なら読み惜しみをしてしまう。

残りのページが少なくなると、淋しくなる。
一気に読めるのに、栞をはさんだりする。

…しぶちんなのか。

贅沢に時間を確保したいから先送りして、
結局、あとがなくなってコケタり。

あとに残して、お腹が膨れてしまったり…。


(↑) 同年配の、この二人。果たしてどちらのタイプかな。

どちらも、そんな辛気臭いことはせずに、先に食う…?
…いや。案外、誰かさんの方はせこく、じじくさく、残しておくタイプだったりして。

うちんちは、二女のまる子ちゃんは、私、似。
ダンナと、長女は、逆のタイプで、おりこうさん。
で。時々、最後にとっておいた好物を、二人にさらわれるのだわ。


○龍馬の翔けた時代 特別展覧会 坂本龍馬生誕170年記念

龍馬個人に関する資料ばかりではなく、彼が生きた時代の、背景がよく分かる展示物…。絵画や、絵巻、瓦版、資料等、数多く、嬉しかったです。

永倉新八の浪士文久報国記事も出ていました。
京の焼け出された町の様子とか、鳥羽伏見戦災図等の絵巻物に目を奪われたり…。ペルリの肖像画なんてほんまに天狗そっくりで。青い目、高い鼻の外国人はこんなイメージがあったんでしょうね。

龍馬に関しては、やはり手紙…。展示数も多かったし、そのバラエティに飛んだ内容もすごい。お姉さんの乙女さんや、身内宛ての、優しさと、ユーモアあふれる手紙にほのぼのしていると、真摯な手紙にハッとさせられたり。

書き間違ったところを黒く塗りつぶしたり、無頓着に、誤魔化したりしているのも龍馬らしいのかな…?

髪がぼうぼうで、よれよれの袴をだらしなく着ているけれど…。
考える事が大きくて、枠からはみだしてしまう、人間味のある面白い人。
龍馬さん。…誰かさんとはえらい違いだにゃ。


大昔、歴史読本という雑誌で、龍馬ファンの男性と知り合って。
歳三さんの生家や、お墓の写真を、わざわざ撮って送ってくれた優しい人。
霊山護国神社の龍馬の墓まで一緒にお墓参りに行きましたっけ。

あれから30年近く経ちますが…。
憧れの龍馬のような、でっかい男の人になれましたか?
しまりのないオバチャン同様、くたびれたオッチャンになっているのかな。

私は今でも歳三が好きです。


2005年08月26日(金) 昇天する蛇に思うこと

蛇を踏んずけてしまった経緯については、昨日の日記の通りです。
今日、通勤途中、なにげに空を見上げたら、こんな雲が流れていました。

空に浮かぶ蛇の形をした雲の写真


青空を伸びやかに天に向かっていく蛇… を見つけた瞬間です。

可哀想な蛇は、確かに、あのあとまだ生きていました。
それでも、どこかで気になっていたんでしょう。
空のキャンバスの中に蛇の姿を見つけた時、嬉しくなって写真を撮りました。


もし私が、昨日、あのような出来事に遭遇していなければ。
この雲はきっと別の形に見えたのかもしれません。
それとも単なる雲であって、何の感慨もなく見過ごしたでしょう。

過ぎないものに意味を持たせ、別の名を名付ける。気持ちを代弁させる。

意味のない。愚かなことでしょうか。


…不思議だなぁと思います。

天に昇っていくかと見えるこの雲は、私が蛇だと思った瞬間に、昨日の蛇の化身のように、私の心の中に確かに存在するのです。

目に見える「雲」という物理的な存在とは別に。


上昇する空気の塊。水蒸気が凝結して…これが雲の始まり。
雲は雲であって自然現象に過ぎません。

それでも一つの雲の形に、どれほどの知らない世界があるのでしょうか。
一つの存在に、人は、どれほどの数の世界を見ているのでしょうか。

面白いと思う一方で、何やら全てが夢のような。
何一つとして存在しないような頼りない不安を覚えます。



私の乏しい言葉では、いったい何が言いたいのか…。
それさえ分からなくなってきました。

たぶん夢枕獏さんの「陰陽師」安倍晴明いうところの「呪」の入り口…。
そういったものかもしれません。

雲は単なる水蒸気の粒の塊…。
この方が単純明快で、心を迷わせる事はないのかもしれませんね。


この雲。あなたには何に見えますか。


2005年08月25日(木) 通勤絵日記 蛇を踏む

「…駅に行く途中の道で、蛇を踏んでしまった。」

川上弘美さんの小説「蛇を踏む」の話じゃありません。
今日、ほんまに蛇を…、チャリンコで踏んでしまったのです!!!

へび

こんな感じで道のど真ん中に伸びていた。



今日も夕方からの遅い出勤で、チャリンコで駅へ向かっていました。

道中、風を受けながら、今年初見のトンボを追いかけたり、アブラ蝉に混じるツクツクボウシの声を聞いたり。…あぁ、こうして少しずつ秋になっていくんだなぁ。などと、侘び寂びに浸っていたのです。

ペダルを漕いで15分。駅に着いて、野ざらしの駐輪場に自転車を止めようと、脇道へ入った時のことです。

目の下、前方に、灰黒いホースのような、厚みのものが横たわっていました。
ちょうど、チャリのタイヤチューブのような太さでした。ホースの先っぽは、止めてあったバイクのタイヤの陰に隠れていました。


邪魔だなぁ…。と、目の悪い私が思ったその時でした。
ゴミであるはずの、ホ、ホースが震えたのです。

…えっ!? へ、へびッ、だぁー!

辛うじて、チャリのハンドルを切った時には既に踏んづけていました。



…恐いものみたさで遠巻きに見ると、そいつは動きを止めて、死んだ振りのつもりか、じっとしたままです。

心配になって、しばらく見ていると、顔の見えない蛇は、するり、するりと、まるで店じまいでもするような鈍い動きで、残りの体を引きずっていきました。

蛇って泣くのかな…。
もしも蛇が泣くんだったら、どんな声でなくんだろう。
声を出すことも出来ないのなら可哀そうだな。

こちらも仰天したけれど、向こうはさぞやビックリしただろう。
突然のン十キログラム、プラス、自転車の重み。
その時の様子や、表情を浮かべて、申し訳ないやら、おかしいやら…。


今日はほんまにビビリました。

ホースの厚みぐらい弾力のある大きな蛇でした。
とぐろを巻かず、蒲焼のごとく、堂々と地面に伸びていた蛇でした。

何やら因縁めいて…。
小説のごとく蛇が女になって、「あなたのお母さんよ」と現れたらどうしましょう。


2005年08月24日(水) ゼイタクな時間 おふざけ絵「う」


「あ・い・う・え・お」 の 「う」

← ススム  モドル →

3コマ目

贅沢=果てしなく無駄に、阿呆になれる時間…。




仕事帰りの電車の中で忘れ物に気づいた。
蒸し暑くて脱いだ半袖の上着が、ホームのベンチに掛けたままだ。

次の駅で電車を降りて反対ホームへ。
PM10:30 だった時計の数字が、今は 11:00 を回っている。

今日はツイていない…。
唇を突き出し、しょげる一方で、視線が手許の本の上に落ちる。
余分な、この一往復のおかげで、読書時間が増えた。

「ごめん。今日はツイてへんかった」
心配顔で迎えに来てくれたダンナに、いかにも残念とペロリと舌を出す。


ちなみに読んだ小説は、木内昇さんの「幕末の青嵐」
他、辻真先の「土方歳三、参る!」も中々に…。感想はのちほどに。



【ゼイタクな時間その2】

一週間に2時間、自分のために、贅沢な時間を確保した。
ただ真っ白いスケッチブックに向かうための2時間。
誰にも、自分自身にも、気を咎めることも、邪魔されることもない無心な時間。
絵を、日本画を習ってみることにした。

どうやら最初のうちはデッサンばっかりだそうだ。
上達したら何が描きたい?などと問われて「人物」と答えそうで恐いなぁ。

夢。絵具を使えるようになったら、真っ先に誰かさんの肖像を描きたい。
半身じゃない、生身の人間の恐さが見える全身像のほうのヤツです。うふっ。


2005年08月23日(火) やもめ暮し78歳、パソコンを始める

ブータレそうぢ78歳になる実家の父がパソコンをしたいと言いだした。どうやら対戦囲碁がしたいんだとさ。

はい、はい、仰せの通りに。

姉に相談され、物色の結果、メーカーサイトのアウトレットで購入した。どうか粗大ごみになりませぬように。死んだオカンに笑われるぞ。


ご年配の生徒さんが言うことにゃ、娘が、息子が、ちっとも教えてくれないと。
優しく教えてあげればパソコンスクールなど要らないだろうに。

…といつつ。ふふん。そーいう私も身内には冷たいインストラクタだったりして。

何にせよ。パソコンでも、囲碁でも、ヤル気を持ってくれた事が嬉しい。


2005年08月22日(月) 時間の手綱  おふざけ絵「い」

めざせ 「あ・い・う・え・お」 の 「い」

← ススム  モドル →

2コマ目


こーいう遊びを日記でやるな? …す、すみません。




時間があろうとなかろうと計画を立て自分を律することの出来る人がいる。
自分では何一つ決めないで、主導権を時間に託し言い訳にしている人がいる。

私は後者であり、怠け者の典型だ。
駄目だなと思う一方で、開き直る自分がいる。
回りの時間が動き出し、背中を押してくれるのをただ待っている。

依頼心が強いのもある。
エゴが強いようで、からっぽだから、そういうことにもなるのだろう。

終日、家に居ると、私の回りの時間はみごとに止まったままだ。

子ども達が持ち込む時間や、予定というものがなければ、
朝も昼も夜もなく、非生産的な私という巨大な怠け者と対話することになる。

自分を追いたて仕事に逃げる。
手帳にスケジュールを入れ安心する。
また時間がないと嘆く。


時間に追われるストレスと、時間感覚の欠落した不気味なブラックホール。
何十年とその間を行ったり来たり。

時間という手綱を手に入れる方法はないものか。


こらっ。あるわけねえって。
貴重な時間を無駄にするなよ、怠けもん。

自分の中で時間の感覚がいかに欠落していようとも、外の世界は動いてる。
ぼちぼちエンジンかけて、目標を立てていきましょうや。



NHKの「中学生日記」を見ていたら、終了後、水野英子の「星のたてごと」の表紙が映った。『THE・少女マンガ』という番組。BSかぁ。あーぁ。見たいな。

「ハニーハニーの素敵な冒険」とか「白いトロイカ」あと「ファイヤー」とかね。
懐かしいなぁ!マンガの虫が疼いてきます。。


2005年08月21日(日) あほと馬鹿の妙 おふざけ絵「あ」

>そろそろアホはやめます。(前日の日記より)

それでやめられたら、それは「あほ」とは言いません。 

…ですよね (^^ゞ

あほ話1・川で魚を取る歳三さん

続く…。かな?


「おまえ馬鹿か」と言われるとムカツクが。

「あほやなぁ」と言われるとヘラっとしてしまう、言葉の妙。

関東人はまた逆の反応か? 

…ひとくくりには出来ないけれど。

「あほ」は褒めコトバと勘違いしてる、お馬鹿な関西人。

私だけでしょうか?


でも。誰かさんが、片頬を歪めて、「馬鹿」と苦笑いでもしたなら。
シチュエーションを浮かべるだけで幸せな気分になれます。

この ドあほ。 やん。


2005年08月19日(金) お茶の間劇場 D坂の殺人事件

こりゃ、カブキの隈取か?恐い歳三さん懲りずに今日も落書きしてます。

え? 学ラン、特攻服??
おちゃめですねえー。
ちゃいますよ。箱館時代の歳三。

涙袋を描きたいんだけど
描くと何やら変になっちまう。

色塗りも難しいなぁ。
錦絵、あんな風に描いてみたいです、いつか。



古い作品ですが、ビデオ「D坂の殺人事件」を見ました。
原作は江戸川乱歩。明智小五郎、初のご登場です。

えーっと。原作の雰囲気とは違い、かなりエロい…。
「R指定」の内容だから、良い子の皆さん、気をつけて下さいね。

以前、ダンナが借りてきたことあるから、見るのは2回目かな。
2回目をレンタルしてきたのは、エロ…じゃなくて、
真田広之扮する「贋作師」に惹かれたからです、ハイ。

明智小五郎役に嶋田久作さん。色っぽい小林少年も出てきます。。
監督は実相寺昭雄。この間見た「姑獲鳥の夏」と同じ監督さんですね。

古本屋。日本家屋。絵師。責め絵の雁作作り…。
和風エロティシズムにあふれた怪奇幻想的な絵になっています。

妖しくも異様な世界にとりつかれている絵師を熱演している、真田広之さん。
女装や、目の演技がすごいです。

後半、明智探偵登場以降は、嘘発見器などが出てきたり、スリリングな犯罪心理の解き明かしへと移るのですが…。

相変わらず、誰かさんは…。
異様な執念で絵を描きあげていく絵師に、これ又とりつかれておりました(笑)

贋作を二つ作って、本物は消す…。このネタ、他にも登場しますよね…??
何だったけ…。コナンだったりして。


真田広之。
若い頃の真田さんは、美形なのに、きちんと演技をするのに、
どこか大味な感じがして、あまり好きじゃなかったです。(すみません)
(麻雀放浪記は別。いい映画でしたね)

それが年を食うにしたがって、薄っぺらさが消え、嫌味が抜けてきました。
殺陣もすごいし、着物姿も似合うし、悪役!…も出来るし。

もう、ぎりぎりだけど…。 今なら間に合うぞ、土方歳三役! 

一度、この人の肝の据わった歳三が見たかったなぁ。
見たいっ。




-----今日はこれから仕事です♪ 

昨日、部活から帰ってきた、まる子ちゃんに、
「お母さん、また絵描いてるん?好きやなぁ」とホメられてしまいました。
そろそろアホはやめます。


2005年08月18日(木) 久々のお絵かき三昧 (注:重いです)

ただ今、夜中の4時です。頭の芯が冴えて眠れません。
お弁当用に予約してある炊飯器のタイマーが入りました。

たぶん暇にしているから色んなことを考えるのでしょう。
妻である私。母である私。職場での私。

でも今はただ絵が描きたい。上手く描けるようになりたい。
眠ることも、食べることも、淋しさを埋める会話も要らない。

ひとりで絵が描きたい。



むちゃ大きなサイズですみません。元はもっと大っきいんです。



こーんな感じ。土方の歳さんの若かりし頃♪


いつまでたっても想像で描くから、影ひとつ満足に付けられやしない。
写生や、観察力、デッサンが、やっぱり大切なんやろうね。

高校生の長女は、一応、国公立をめざす進学校に行っているのだけど、
そこは親子。昨年、受ける気はなかったものの、母子して憧れていたのが、
銅駝美術工芸高校(前身は明治に創立された画学校)という高校。

進路。娘が本気で行きたいのなら行かせるつもりでいたが、
結局、別の手段を取ったようで、まずモノになるよう大学へ行くという。

モノ=カネ、経済力のこと。
フツーの親としてホッとしたような、淋しいような、ないまぜ。

そんな話を、この間、娘としていたら、同じ高校に通うお友達で、
進学は専門科目の理系ではなく、芸大を目指す子がいるという。
もう少ししたら受験専門の絵画教室へ通うらしい。

「そんな子が、何で、また、こんなところへ来てはるん?」
と、率直な疑問を娘にぶつけたら、

「銅駝に行きたかったんやけど、親に反対されたんやって」

へー。親の気持ちもちょっぴり分かるな。
でも、その子が、ほんとに行きたい道なら、回り道にはなんないだろう。
そう思う。


うちんちの甥っ子も普通の高校から芸大へ進学した。
何がしたいか分からないまま3年間きて、大学受験の段になって決まった。

元々そういうことが好きやったんやろね。
高3の夏休みに絵画教室へ通いつめて受験。
もっとも建築デザインが専門やけど。

姉から聞かされた時はびっくりしたけど、工作とかが大好きだった甥っ子。
彼のために、本当は私よりもっと美術の高校へ行きたかった姉のために、
心から嬉しかった。

食べていくのがやっとな家だったのに、あまり貧乏だとは思わなかったのは、
たぶん姉が色々と苦労をしていたんだろうと思う。

お互い、多い少ないは別にして、毎月、決まって給料が入る家庭。
いい時代になったもんだ。


へたの横好きを地でいく私。
あーあぁ。一生懸命、他にすることは山とあるだろうに。


おっ。ごはんが炊けた。5時だ。朝だ。明けちまった。ひぇーーーー。


えー。働くべし。来週から仕事モードに切り替えます (…誰にいってんだか)


2005年08月17日(水) Sweet Pepper の逆襲

「Sweet Pepper」  ピーマンです。 なんと可愛い名前でしょう。

今日の晩ご飯は春巻きと、かぼちゃのたいたんと、ピーマンとモヤシの炒め物。

ちょっとヘタが黒くなっているピーマンを、サクッと2つに割ったところ…

うっ…わっ!! …と悲鳴をあげ、固まってしまいました。


おのれ怪しい奴。屯所までご同道願おう。

ピーマンの中にいたタバコガの幼虫

白丸の中に奴がいます。



キャベツに付いていた青虫や、なっぱに白菜…。
まな板の上にて、虫との遭遇は今までにもあったのですが、ピーマンは初めて。

あー。びっくりしたぁー。

りんごや、栗やら、外からは分からないものは、切った途端に叫び声っ!
う〜〜手足のない奴は苦手です。。

それでも。昔はアゲハチョウの幼虫(→これだけは平気なんですよ)を育てたり、白菜に付いていた幼虫を羽化させたことがある私。

悲鳴と共に流しのコーナーに投げ入れたピーマンを恐々つまんで、観察。

はて。コイツはどんな成虫になるんだろう?
好奇心がムクムク。

さっそく 「ピーマン」 「害虫」 で検索したところ、正体が分かりました。

じゃん! どーも タバコガ のようです。


虫、大丈夫、というアナタは、下記のサイトへどうぞ。

のうぎょうドットコム→「農業図鑑」→「害虫/ピーマン」→「タバコガ」

白×黒の筋、まさにコイツでした… (>_<) 
恐いもの見たさのアナタ、写真大写しになるんでご注意を。


残りのピーマンを念入りに洗ったことは言うまでもありません。



…え。その幼虫をどうしたかって?


ごめんなさい。成虫なら逃がすのですが。

目覚めて、夢中になって、食を取って。
訳の分からぬまま、外の光を見たかと思ったら、生ごみと一緒にゴミ箱へ。

もしかして前世は虫だったんじゃないかと時おり思う私は、
この甘ったれめと思いつつ、ちょこっと胸が痛いです。


2005年08月16日(火) 京都人のツボ??

右京区嵯峨鳥居本の鳥居形松明送り火
←嵯峨鳥居本の鳥居形松明送り火

家の近くの路上にてパチリ。
(白いものはどこかの看板の灯りです… 消せ)

上手に撮影できなくて、真っ暗ですが、
2005年 五山の送り火の一つ「鳥居形」


江戸末期頃には全部で十の山々で送り火があったそうな。
それが明治になり、10年間、祇園祭と大文字は禁止になったそうです。

維新後、近代国家を目指した日本。
こういった祭りごとも、意味のない風習、迷信の類にされたのでしょうか。

うーん。昔は十山の送り火だったのかぁ。知らんかった。
神仏迷信を信じなさそうな誰かさんも、一回ぐらいはその目で見たのかな…。 


土方はん。京都迷物「大文字焼き」どす。
どうぞ。お一つおあがりやす。


京都迷物?大文字焼き


ところで。
マスコミなんかに登場する「京都」は、うちらとは住んでいる所がちごて、
どこかのブランド品ぐらいに普段は思っている。

見てくれだけようて、高いだけで、ちっとも美味しくない京料理。
へんにプライドが高くて、よそ者に冷たい、いけずな京都人。

などと言われようとも…。
半分あたってるやんけ…、と、上品に思っている私。

ところが。

何度耳にしても慣れぬ、聞き捨てならない、癇に障る言葉がある。

それちゅーのが。
この「大文字焼き」です、ねん。

毎年のことながら。
仕事仲間の大阪人ならいざ知らず、それをテレビやら、サイトから見た日にゃ、
いけず回線がピキーーーーン。 伝送速度なんか 100Mbps!

えー「送り火」です。今川焼きでありません。
亡き人の精霊を送る京都のお盆の大切な行事の一つです。

もし、あなたのお近くに京都人が居れば、
「京都名物、大文字焼きって粒あんか?」と言って見てください。

怒らせて、うんちく言わせて、反応を楽しみましょう♪


2005年08月15日(月) おにくのために… 「笑の大学」


終戦記念日のこの日、我が家はお茶の間劇場で「笑の大学」を見ました。

国民一丸となって「お国のために」という時代背景の映画です。


土方さん、ほっておいていいんですか? アレ。

ボディビルダー!イサミ

日々の稽古はお肉のためだったんですね…(平目総司)




朝の間にお墓参り。そして、ようやく見たかった映画をレンタルしてきました。

「笑の大学」
 
原作・脚本/三谷幸喜  監督/星譲  出演/役所広司・稲垣吾郎

あの三谷さんの作品。戦時下、全てにおいて国のコントロール、検閲が入った時代。喜劇に情熱の全てを傾ける、若き座付き作家と、国の権威を背負い、
職務に忠実な検閲官、この二人の7日間の口舌バトル。

笑わぬ男、役所さん演じる検閲官が、最初から最後まで、絶妙の間と演技で、大いに笑わせてくれる。苦くて甘い、いい役者さんですねえ。

ゴロちゃんの方は最初ぎこちなく…、こっちが何となくノレないでいたんですが、途中から引き込まれてしまいました。

笑いを取るなと言われて、笑いを考えてしまう、喜劇作家のどうしようもないサガ、意地…、天の邪鬼な私は共感してしまいます。

それがこの間行った絵画展では「笑」の代わりに「絵」だったんですね。
そういえば展示してあった戦没画学生のハガキに「軍事葉書(…書簡?)」などの判が押してありました。

戦時中は出版物や、演劇や、映画はおろか、個人の郵便物までも検閲が入ったんでしょう。恐い時代やなぁ。

白ひげの老警官が登場するのですが、その姿、何となく、斉藤や、杉村翁らを彷彿させて、妙に絵が残ってます。

で。たくみな二人の会話に笑わされ、油断してハッピーエンドを待っていると、
ラストは、急降下、重い現実へと落とされてしまいます。

「お母さん。あの紙、本で見たことがあるで」

「お笑いかと思ったら、こんな難しい話やったんや」

見方によっては、こんな辛気臭いセリフ劇を、飽きることなく、お茶の間テレビの前から動かなかった子ども達(中高生)。

本当は夜中に一人で見るつもりだったんだけど、一緒に見て良かったなと思う。



もし、否応もなく、戦争のうねりの中に巻き込まれたとしたら…。
身近な人が、被害に、危機に晒されたらとしたら…。
明日のために、身近な人や、自分を守るために戦うのではないか。

戦争の意味が分からなくとも。置かれている状況が見えないとしても。
守るべきもののために戦うのではないか。

声高に謳う「お国のために」などではない。たいていの人はみな、心は、
「生きる糧のために」「身近な愛する人のために」出兵していったのだと思う。
「お国」のためではなく、それこそ「お肉」や「お国さん」のために。

そもそも戦争はどうして起きるのか。
力に正義はあるのか。
内政干渉の是非は。

力で納得させるような正義などあってたまるもんかと思う。

正義など怪しげな大義名分を持ち出してくるから、余計ややこしくなるんだろう。

何のために俺はこいつらを殺さなきゃいけないんだと思いながら、
前線で生死をかける。なんて残酷なことだろう。

それでも。残された者は何としてでも生き残ってくれる事を望むだろう。
理不尽だが、しょうがない、で、命を奪われてしまってはたまらない。

追い込むのも、追い込まれるのも、人間。それ以外に。
偶然や、時間や、…この世には訳の分からない怪物がいる。

気がつくと争いに巻き込まれていた。そういう状況に身を置いていた。
そんな他人まかせの責任逃れだけは嫌だ。

と、思うが。

難しいなぁ。

…ん? えっと。何を書きたかったんでしょう。あれ?

あ。そうか。

おにくのために 「笑の大学」 オススメです。
ビジュアル的にはアナログ的な作り方がたまりません、です。


2005年08月14日(日) When I'm Sixty-Four (USJ その2)


USJから帰ってきたら、UFJ(銀行)からDMが届いていました♪

「おい。タクシー! 島原まで頼む」

イエローキャブと歳三さん

歳三さんフィギュア@五稜郭売店 IN USJ
すっぽりと掌に収まる感触といい、馬面も可愛い。。


アトラクション「ジュラシック・パーク」のクライマックスは、
恐怖のスプラッシュ・ダウン! …いわゆる急流滑りってヤツです。

スパイダーマンに続いて、ライドの中で強張っていた私。
ジェットコースター、絶叫系は苦手やもん。

「…そやけど、これなぁ。子どもが一緒やから乗ってるけど、
 60ぐらいの人とか一人で乗ってへんやん。孫が一緒とか…」

「心臓にも悪いかも…」などとグジグジ話したあとで、少し後悔した。

チラリとダンナの顔を見る。
ジェットコースター系得意の夫は、早や五十路半ばなのだ。むむむ。


♪まだ何年も先の話だけど
 64歳になっても一緒に…ジェットコースターに乗れるかい?(もち替歌)


…いつか、この構図から子ども達が居なくなっても。
ダンナと私。元気に、仲良く、色んなところへ行けたらいいなぁ。


♪When I'm Sixty-Four  64歳になっても。
 ビートルズを聴いたり、歳三さん、なんて、馬鹿やってろよ。




子どもが自立し、お金のことを心配しなくてもいいようになってからは、
膝が痛い、腰が痛いと言いながら、よく旅行に行っていた、母。

「えー。また、行くん?」などと皮肉を言わずに、
もっと、いっぱい、好きなところへ行かせてあげれば良かったな。

もっとも。
「お父ちゃんと行ったって、面白くない」と言ってましたが… (^_^.)

明日はお墓参りに行ってきます。


2005年08月12日(金) 大殺界で結婚で

…という検索キーワードで来られた方がいたのだけれど…。

やっぱり気になるんですね。私もそうだったから。
でも、大丈夫。 占いはあくまで占い。 私はそれなりに幸せです。


占いといえば、この二人の相性やいかに?

いつものツーショット

三宅乱丈氏の「秘密の新選組」(マンガ)読みました。
いやー、もう…土方さん…泣き虫なんだから…可愛い…あはは。

もう、めっちゃくちゃなわりに、史実のツジツマをビミョーに合わせてくるのが憎い。

かなりエグイ…沖田さんはヒラメ顔でシリアスキャラ…シーンもありますが、
「新選組何でも来い組」は買いです。そそ、美形の原田さんが色ぺー。



結婚生活、約20年。
けしてバラ色の人生ではなかったにしろ、下り坂が待ち受けてるにしろ、
今のところは、平凡にして、身相応の幸せな結婚生活を送っています。

来るなら来い。大殺界。…などと。天の邪鬼な私。
もしかすると意地になったおかげで、実は…、恋愛体質ではない私にとって、
かなり大きな壁を越える、ふんぎりとなったのかもしれません。

もちろん。運気の浮き沈み、バイオリズムは、占いとは別に感じますけどね。

一番大切なことは、もし何かあったとしても、占いや他人のせいにしない。
最終選択は自分で下す。結果に、自分自身に対して、責任を持つ。
その自覚があれば大丈夫ですよ。たぶん。


早期流産してしまった赤ちゃんと、その後、娘二人に恵まれました。
そしてダンナのお父さん、昨年は私の母を彼岸へ送りました。

プラスマイナス=ゼロだとすれば。
このまま、お気楽にはいかないだろうな、という予感もします。

そして、それでも。
最後まで、平凡に、人生は終わるのだろうな、という予感がします。

あと30年。はてさて、どうなることやら。
不安と、期待と、あきらめと、覚悟。


2005年08月11日(木) トシゾーさん、USJへ行く♪

歳三さん、USJへ行く
大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン

人の多いところが苦手な私。
その内、行こう、行こうと思いつつ、
5年目ようやく行ってきました。

高1のお姉ちゃんはバスケの合宿なので、
ダンナと、まる子ちゃんと、私の3人。

京都と大阪。
仕事でも行く距離なのにホテルに1泊!
ちょっともったいないけれど…。
おかげで2Days 全て見尽くしてきました。

 (歳三さんのフィギュア@五稜郭売店)


アトラクションで良かったのは。
「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド」!!

動く3D映像というか、映像とライドを組み合わせた痛快アトラクション。
どこまでが映像なのか境目がなくて、ビルの谷間に落ちる感覚など最高でした。

ライドは結構揺れたり、回転したりするのですが、
ジェットコースター系の苦手な私でも大丈夫だったのでご安心を。

…実は、こーいう所は随分久しぶりだったので、
なんにも考えずにウキウキとライドの中に乗り込んでいた私。

安全バーが降りて、ハタとそのことに気がつき、顔が…。
「お母さん、大丈夫?」と、隣のまる子ちゃんに励まされるやら。

むむむ。いつのまにか立場が逆転。したり顔で、
子供向けのジェットコースターに恐がるまる子ちゃんを宥めて乗せたのは、
つい、この間のようね(笑)


ウッドペッカーや、セサミや、ピーナッツファミリーのお出迎え。
まる子も親と一緒じゃなきゃ、さぞや友達とキャーキャーやってんやろね。

お姉ちゃんが一緒じゃないと退屈かなと思い、温泉旅行ではなく、
まる子が遊べるところと思って、近場のUSJにしたのだけれど。

いやぁ。半分、逆かもなぁ。親に気を遣ってる。
子どもが付き合ってくれるのは、今がもう限界かな。


劇場型のターミネーターは綾小路麗華さんの前振り、喋りがオモロイ。
いかにも National Panasonic プレゼンツ? って感じのアトラクション。

水濡れ覚悟のウォーターワールドも、ショー前の客との掛け合いが面白く、
水上バイクなど迫力満点でした。

 (続く…かも)


2005年08月10日(水) 龍馬展の代わりに行った場所


無言館 残された絵画展のパンフ「いのちの証」に
絵を遺していった画学生達がいる。
いずれも享年20代から30代前半の若者だ。


京都文化博物館
「無言館 遺された絵画展」


感傷とか、戦争はいけない、とか、
そんなきれいなもんじゃない。

足が向いたのは、ただ。
遺品ではなく、絵が見たかったんだ。



夜仕事のある今日、早めに家を出て、本当は博物館でやっている、
「坂本龍馬生誕170年記念 特別展覧会」に行くつもりだった。

途中で気が変わったのは、最近のだるさのせいかもしれない。


描きたくて、その情熱のままに描かれた絵が見たかった。
戦争に赴く覚悟のはざまで、真摯に描かれた絵が見たかった。


展示パネルの一つには、
「ここにあるのは画学生達の絵だから上手くはないが、絵の原点がある」
のような事が記されてあった。

上手い、下手など、絵を習ったこともない私には分からないが。
油絵ではひとくくりに括れない。日本画では括れない。様々な58人の絵。
きっと戦地でも、土や、ノートや、頭の中に、絵を描いていたんだろうな。

異国の風景、戦友、故郷、家族。…夢。

志なかばで召集される無念さ、潔さ。戦死、享年の2文字が痛ましかった。




そして、思う。
…言ってはいけないことだ。

戦争を認める気はさらさらない。
あの時代に生まれたかったなどとは思わない。

けれど。

自由という不自由さの中で、その真摯さが羨ましくもある。


恵まれているんだろう。
彼らの3倍も、4倍も、生きていくのだから。


2005年08月08日(月) 夏の残骸

夏の空結局 私は何がしたいのかな。

こんなに重い体になって 
鈍くなった心を抱いて

まだ そんなことを言うのかと 
私が笑う。



猛暑の中、買い物に出た。
焼け付くような直射日光を避けて家に辿り着く。
ひんやりとした家の静けさが気持ちいい。

子ども達のいない夏の午後。
畳の上にゴロリと転がって目を閉じた。

忘れていた時間がそろりそろりと首をもたげる。

延々と続く無為な日々。
未だ途上。 どこまで途上。


あーあぁ。 笑ってろよ 最期まで。


 

・・・あばら家に 寝ていて暑し 夏の午後・・・盗作です(笑)・・・。 



2005年08月07日(日) こんな近藤さん見たことがないぞ? 丸々マンガ話

な、な、なんとビューちフルな! 見め麗しい近藤勇っ。

そっか。こーいう手があったのか。ギャグよりも、こりゃ。たまげたわ。

 「幕末恋華 新選組」 黒百合姫 宙(おおぞら)出版 @838+税

テレビで「機動新撰組 萌えよ剣」を見た時も、
「な、なんじゃ。こりゃ!?」と思わず呟いたのだけど…。

ダンナがHビデオを借りるがごとく…。
小難しいコンピュータ関係の本の間にそっと挟んで、レジに出しましたとさ。

あ、いやいや。このマンガがHビデオみたいじゃなくて、
いい年した、おばちゃんが、堂々と買うには、かなり恥ずかしいんだわ。


嬉し、恥ずかしついでに、ラクガキしちゃお♪

気取ってる、どっかのボン


感想ですが。 いやぁ、ほんま、近藤はん、ええ男はんどすなぁ… (^_^.)
土方、山南はじめ、あとのキャラ立ちは、まぁ、無難な予想の範囲。

野郎ばかりの屯所に咲いた一人の美少女隊士。
その美少女をめぐって繰り広げる恋愛バトルって感じなんでしょうかね。

ゲームの方は全然知らないので、最初は「え゛」なんてノレずに読んでました。
途中から、なんちゅうか、あけぴろげの恋愛バトルに、ほんわか。

どちらかというと、絵はもろ少女マンガで苦手なんですが。
何たって。近藤さんが土方顔負けの美形っていうのが笑えます。スンマヘン。

堅いもんから、柔らかいもんまで。
ほんま節操もへったくれもないのだけど。
組や、歳と名が出てくるなら、もう何だって嬉しいんだわ。うん。



えー。久々の少女マンガでしたが、最近のはほとんど知りません。
組ものなら、私の中では未だに木原どじえの「天」だったりするわけで。

そうそう。実家にあった和田慎二の「あさぎ色の伝説」が行方不明で悲しくて。
岩崎陽子の「無頼」( → これも、かなり恥ずかしかった)
あたりが、いそいそと買った最後ですかね。

あ。昨年ですか、初めて同人系アンソロも買いましたっけ。
怪しげにレジで目が泳いでいましたが…。
好きな人の、好きな人による、好きな人の為のマンガ… いいですねえ。


で。どちらかというと、昔から、少年、成人マンガの方が好きです。
組もの。最近、読んだのは、盛田賢司 の「月明星稀-さよなら新選組」。
同時期のマンガだと「新選組疾風伝」の池辺かつみ、の各最新刊。

そうそう。
「大漁!まちこ船」の作者、三宅 乱丈さんが新選組を描いてるそうな。

私は「大漁!まちこ船」ぐらいしか読んだ事がないのですが、
この方の画風、何とも不思議な感性、魅力のある絵で、ハマリます。

※ ビジュアル系、少女マンガ only の方には好き嫌いがあるかも。。

「秘密の新選組」抱腹ギャクものみたいですが。
この人の土方さん。…それだけでも笑える。早よ、買いにいこ。


んー。でも、やっぱり My Best 歳さんは、望月三起也、小島剛夕だぁー。


この頃、ピスメを、またせっせと読み始めた、まる子ちゃん。
隣で、もっと好きになれ〜 の オーラを送ってます。 馬鹿っ母。


2005年08月06日(土) 通勤文庫 地虫鳴く 木内昇

地虫鳴くの表紙夏の甲子園、高校野球が始まりました。
テレビの下半分に写ったコマーシャル。
あぁ、夏ですね。

ヒロシマ、ナガサキ、終戦記念日、大文字…。
暑い、暑いと言っている内に、
今年の夏がまた過ぎていきそうです。

こんな風に、あたりまえのように思えるのは、
あと何回ぐらいあるのでしょうね。

…恒例の子どもアニメ大会、
中学生のまる子ちゃんはまだ見ています。


通勤文庫 「地虫鳴く」 
著者/木内昇 河出書房新社 @2,000円(税別)



読み終えて、「地虫鳴く」のタイトルに納得した。
従来の新選組モノとも少し違う読後感。小説を読んだな…、と思った。

話の芯になっているのは、阿部(高野十郎)という元御陵衛士の一隊士。
彼の屈折した暗い内面をえぐる心理描写が秀逸だ。

何でこんなにひねくれているのか、やさぐれているのかと思ったが、
殻に閉じこもっていた若い頃を思い出し、私には共振する部分が多かった。

阿部同様に入れ替わり登場する、近藤や、土方、伊東を取り巻く脇の人々。
監察の尾形や、篠原、谷ら、…一人一人を拾うように丁寧に描いている。

伊東甲子太郎などは、この本で、初めて人となりを知った気がした。
時には伊東の危うさに苛立ちながらも、命運を共にすることに戸惑いながらも、彼を見守る盟友、篠原泰之進。そして伊東の実弟、三木三郎。
一人一人がそれぞれのものを求めて生きていた。

試衛館メンバーでは、とりわけ、阿部や、尾形に絡む斉藤一が魅力的だ。
醒めた感性、剣士としての不気味さ、独特の優しさが描かれている。
無垢の恐さを見せる沖田も絶妙。

とーぜん。土方も、脇として、随所に登場しています。
冷徹な副長像に加えて、垣間見せる「らしさ」がたまらなく愛しい。
中でも、源さんと居る時の、素を見せている土方が好きやなぁ。

印象に残ったのは「背中」

小説より引用----

羽織が同じような拍子を取って揺れている。昔、黒谷で見た背中だった。
背中はあの時となんら変わらぬものを放っている。
どこか泥臭く、ひどく異質だ。 
------------


監察、尾形から見た近藤、土方の二人の後姿の印象なのですが…。
一度目の描写は、優雅で品格のある伊東と並び、黒谷へ向かうシーンで。
二度目の描写は王政復古後の転げ落ちる坂道の途中で。

背中フェチ(笑) 私って、やっぱ。…変、なんでしょうか。 (^_^.)

冒頭の「羽織が同じような拍子を取って揺れている」で、ビビビッ。
「どこか泥臭く」(もう一方の描写では「どこか崩れており」)で、ズッキン。

胸が痛くなるぐらい。うーーん。後姿、想像するだけで切ないよう。痛い。


今、同作者の「幕末の青嵐」を読んでいますが、二作品を比べると、
(手法も違うのですが)こちらの「地虫鳴く」の方が好きです。

もしも、まれに読み始めて、「ん?」と違和感を持った方(→じつは私)は、
そのままもう少し読み進めて下さい。

きっと、この本を選んだことを後悔しないはずです。(…たぶん。ハイ)


2005年08月04日(木) カウントダウン1 そして乾杯っ!

俺は素浪人お疲れさま。

若い人に、年配の人、男に、女。
みんなが色んな事情を、夢を抱えてる。

良い仕事が見つかりますように。


…いや。

他人事じゃないな。

行き当たりばったりの出稼ぎ渡世。
いつまでも中途半端でいいのか、おまえ。

次の渡世は11月からの予定。
もう正月かぁ。どんな人達に会えるだろう。



最終日。予想もしていなかった受講生さん達の演出に思わずウルウル。
メッセージ入りの色紙など頂いて、まるで学校のお別れ会気分だった。


親睦会を兼ねた打ち上げは、先日、終わっていたが、
コーヒー、そして、誘われて近くの居酒屋へ繰り出した。


生ビール、何とかジョッキ1杯の後は、ウーロン茶、ジョッキ2杯…。
日本酒も、チューハイも、いっぺんグイグイやってみたいなぁ。


相変わらず飲めません。
横で楽しそうにグイグイやってる若い女の子達がうらやましい。


居酒屋ってオヤジのものかと思ってた私って、かなり古いんですね。
まわりをキョロキョロしたら女性グループの多いこと。
くたびれた背広のおっさん達に比べて、なんと元気で、にぎやかなこと。


若い時。お酒が飲めなかったから、酒席や、人付き合いを避けていた。
酒のノリや、みんなでワイワイするのも苦手だったもんな。

今も変わらないけれど、ちょっと、もったいないことしたなぁ…。
人間ウォッチング。いつもと違う顔に会えるから。



明日からは不規則勤務の古巣生活が始まります。
体は楽になるけれど、リズムをキープするのがまた大変だぁ。

よしっ。らくがき描いて、本を読むぞ。
ただ今の読書。木内さんの「幕末の青嵐」読んでいます。

おっと。その前に久々にお母さんしよう。夏休みなのだ。 (◎o◎;)


2005年08月02日(火) カウントダウン2 人形遊び

テレビの前に飾っていた歳三(フィギィア@五稜郭)さんがいない。
→ 仲間のキューピーも、プーさんもいるのに、一人でどこへ行ったんだ?

以前、カエルの置物が世界旅行をしたというのをテレビで見た。
映画「アメリ」では庭の小人が世界中を旅していた。

どこかへ行ってみたかったのかな。

…などとアホな事を思いつつ、畳の上に転げて落ちていた小さな人形を拾う。


円山公園の鴨と歳三さん円山公園内の鴨と歳三さん♪

なぁ、歳三さん。

宇宙空間には無理だけど。

ポケットに入れて、
壬生寺や、黒谷、島原へ
連れて行ってあげようか?

それとも北野の天神さん?
御所や二条城はいかが。



そして便りを送る相手はないけれど、せっせと記念写真も撮りましょう。

……うわぁ、やりかねんぞ、このおばちゃん。



朝の占い。オーバーワークは禁物だって。
うーん。今日は夜もある。行きたくないなぁ…。
出稼ぎ仕事はあと1日! シメていこう。


2005年08月01日(月) カウントダウン 3

やれやれ。今度の講習もあと3日で修了式。 終わったら何しよう?


お洗濯まずは、掃除、洗濯、
家の中を片付けよう。

(毎日やれよ)

それから京都国立博物館の龍馬展も行きたいな。

それから、らくがきで遊んで

それから、
いいかげんHPも何とかして

それから、
いろんな事を考えたり。

坂本龍馬と土方の歳さん、ともに1835年生まれ。私の122歳上だ \(◎o◎)/!


次の講習が始まる前に、やりたい事がたくさんある。 
やらないといけない事もたくさんある。

今日から8月。 ぼちぼちがんばろ。 時間はすぐに経ってしまう。


Sako