夢三昧
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2004年08月18日(水) ジーザス・クライスト=スーパースター

JCSジャポネスク・バージョン 四季劇場[秋]19:00開演 1階6列

【キャスト】
ジーザス・クライスト/柳瀬大輔 イスカリオテのユダ/吉原光夫 マグダラのマリア/金志賢
カヤパ/高井治 アンナス/喜納兼徳 司祭/長裕二 小林克人 増田守人
シモン/ジョン ユホン ペテロ/賀山祐介 ピラト/村俊英 ヘロデ王/大塚俊

(男性アンサンブル)
赤瀬賢二 阿川建一郎 香川大輔 田辺容 畠山典之 伊藤丈雄 木内宣輝
佐藤圭一 吉末高久 高榮彬 ユ チャンミン 田中彰孝 古野健 飯田洋輔

(女性アンサンブル)
磯津ひろみ 藤田晶子 イースンミン 大西奈穂 織笠里佳子 李京禧
李周映 ソン インミ チェ ウンシル チェ ミョンジン ミンジュ 孟甜

予感的中。
この週の大塚さんの出演は1日のみ。
これを予想していたので15日に行ってしまったのに、結局、どうしてももう一度観たいという気持ちを抑えることなど、できるはずがありませんでした。

ジャポ初めての1階席。
1階だと、白子さんはあまり目立たないのですね(笑)
本当はこれが当たり前なのかもしれませんが、ちょっと寂しかったです。

ところで、1階前方席に座ると、時々わたしは正しい判断が出来なくなることがあります。
魔法にかかるとでもいいましょうか(爆)
今回はそうだったかもしれません・・・・・。
2階席や遠方席から観たほうが、粗が目につきやすかったりしませんか?(苦爆)
舞台と席が近いと、どうしても視界は俳優さん個々の狭い範囲に絞られてしまいます。
音も大きいですし。
その結果、全体のバランスや出来(えらそうな言い方でスミマセン)はあまり気にならなくなって、個々の凄さと間近の迫力でいっぱいいっぱいになったりするのです。
まあ、そういう点もふまえつつ、以下を読んでいただければよろしいかと・・・(笑)

ということで、吉原さんから(爆)
気づけば、すっかり慣れていました(笑)
そして、やっぱり、、、多分ファンにはならないけど!?、嫌うことも出来ないキャラクターだと、つくづく思いました。
だって、面白いのですもの!(苦笑)
やたら身体が大きくて、なんともふてぶてしくて、なぜかガラが悪いユダ!!(爆)
でも、どうしても憎めないのです(大爆)
もう、笑うしかなくて・・・(ファンのかた、スミマセン!)
遠目では、こんなふうに思うことはできませんでした。
ただ、大声でのそのそしているクマのようにみえていました。
でも、近くで観たら、意外と意味不明な表情の変化もあったりして、できるものなら理解したくなりました(苦爆)
わからない、吉原さんのユダはさっぱりわからないのです(困)
だからこそ、気になる?????
こんなユダは初めてだけど、吉原さん流のユダを、完全に作ってしまったのだなと思うと、凄いかも!?!?!?と、妙に尊敬さえしてしまいそうになるのでした。
でも、どう考えても、恵まれた人です。
あの背丈で、好みはありますがあのルックスで、あれだけ歌えれば、なんにつけアンサンブルにはしておけないですもの。
バランスが取れません(爆)目立ち過ぎ!
ただ、声は、残念ながらどうしても好きにはなれませんでした。
また、足は、2階から観たほうがはるかに細く長くみえました!
なぜだぁ〜〜〜〜っ。

つづいて念願の金さんマリア。
やっとお会いすることができました。
わたしは地声がハスキーだったり渋めだったりする声にとても惹かれます。
だから金さんの歌声は、もともと大好きです。
ただ、マリアの歌は、易しいようで(スミマセン、素人考えです)実はとっっても難しいのだということを、今回つくづく考えさせられました。
また、佐渡さん、井上さん、金さんと観て、当然もともと一番この中で好きなのは金さんなので、金さんが一番好みのマリアではありましたが、絶賛出来るかというと、残念ながらそうではありませんでした。
わたしは、ねっとりと演じられるとひいてしまうことが多々あるので、金さんのある意味あっさりした素振りには品があると思いました。
あっさりだけど、声がとても艶っぽいので、かなり雰囲気のあるマリアです。
では、なぜ絶賛出来ないのか、、、、、理由はよくわかりませんでした。
果たしてマリアには、上品ではあって欲しいけど、高貴である必要は無いと思うし・・・・・。
やっぱり「歌」でしょうか。
なんとなく、金さんの力をまだまだ出し切っていないような気はしました。
金さんもまだ何か迷っているのか!?!?とも。
勝手な解釈ですが、金さんの中の迷いが消えた時、きっとわたしの理想のマリアになってくれるのかもしれません(期待☆)
またきっと、お会いできますように・・・・・。

と、これで終わろうと思ったのですが(爆)そうそう、ジョンさんシモンについて。
正直、初めて観た時は、このかたがシモンをされる意味が、よくわかりませんでした。
吉原さんとは違った意味で、なんとも騒々しいというか、落ち着きがないというか、ひょろひょろなのにバタバタしたシモンだな・・・と思いました。
ところがやっぱり側で観たら、熱かった!!!(笑)
凄い熱いかたでした、ジョンさんシモン。
わたしは、もう、あえて書くまでもなく大塚さん狂信者ですので比べるとおかしなことになるのですが、比べなければやっぱり、面白いシモンだな〜と普通に受け入れてしまったかもしれません。
とにかく必死な感じがするので、悪くない!?と思いました。
歌声は正直好きではありません(爆)
でも、やっぱりこれまた憎めないキャラだと思いました。

ということで、少し中途半端ですが、これにて終わりに致します。
次にジャポバージョンを観られるのはいつになるのかと思うとかなり淋しいですね・・・。
ホントは、下村さんジャポヘロデも、わたしは観ておくべきでしたが観られなかったことが非常に心残りです。
でも!大塚さんのヘロデ王をなんとか3回観られたので、じゅーーーーぶん幸せです。
2004年夏の想い出は、JCSシモン&ヘロデ一色になりました・・・・・★


2004年08月15日(日) ジーザス・クライスト=スーパースター

JCSジャポネスク・バージョン 四季劇場[秋]13:30開演 2階8列

【キャスト】
ジーザス・クライスト/柳瀬大輔 イスカリオテのユダ/吉原光夫 マグダラのマリア/井上智恵
カヤパ/高井治 アンナス/喜納兼徳 司祭/長裕二 小林克人 増田守人
シモン/ジョン ユホン ペテロ/賀山祐介 ピラト/村俊英 ヘロデ王/大塚俊

(男性アンサンブル)
赤瀬賢二 阿川建一郎 香川大輔 田辺容 畠山典之 伊藤丈雄 木内宣輝
佐藤圭一 吉末高久 高榮彬 ユ チャンミン 田中彰孝 古野健 飯田洋輔

(女性アンサンブル)
磯津ひろみ 佐藤夏木 藤田晶子 イースンミン 大西奈穂 織笠里佳子
李周映 ソン インミ チェ ウンシル チェ ミョンジン ミンジュ 孟甜

はじめて補助席を体験しました。
想像以上に快適!
何度も観られるなら、しかもヘロデなら、7割くらいは補助席でいいと思いました。
というか、補助席、最高かも・・・・・☆☆☆

双眼鏡は、ピント合わせに何度か覗きましたが、ヘロデまではほとんど使用せず。
それでもJCSは十分です。
わたしはこの演目が、やっぱりとっても好きなのだなぁと、しみじみ思いました。
なぜなら、こんなに遠い席でも、わたしの集中力は最初から最後まで途切れることがなかったのです。
むしろいつしか爛々と、目が輝いていたかもしれません(笑)
「ヘロデを待つ」ことだけが目的にはならなかったということ、これはもう、大収穫な補助席でした。
いやなに、もちろん、もの凄く待ってはいたのですけれど・・・(爆)

しかし、そうは言っても、やはり決してすべてを絶賛すべき今回のJCSではないはずでした(苦笑)
それなのにどうして、こうも後を引くのでしょう・・・・・。

多分、その理由の大部分は、ジーザスさまにあるのではないかと思いました。
ジーザスさまが、真ん中で、どっしりと厳かに立場を全うして下さるからこそ、舞台にゆとりさえできるのかもしれません。
彼がすべてを支え受け止めてくれるので、まわりは自由自在でも独りよがりでも、芯は決して崩れない・・・。
かえってそのまわりの自由奔放さが、ついには微笑ましくさえなってきて、不謹慎にも何度か吹き出しそうになりました。
な〜んだ、別に文句なんて、無いんじゃないの???(笑)

まあまあまあ、もうちょっと細かいことは最後のレポに書くとして。

一昨日ちょっと不安だった赤瀬さんと田辺さんは絶対に間違いないと確信できました(笑)
補助席なのに(爆)
でも、畠山さんだけが絶対にわからなくて残念。結論は、「いない」なのですが・・・。
他に間違いなくわかる男性は、阿川さんと香川さんだけ。
あとはチンプンカンプン(笑)

白子さんはスタッフさんではなく研究生?のかたらしいということを先日ご一緒したお友達に教えていただいて、そういえば前もそんなこと聞いたことがあったなとうっすらと思い出す呑気なわたし(笑)
OTCでチェスやってたスタッフさんたちじゃないんだ〜〜〜と、真面目にボケてしまいました。
確かに、そうではなかったみたいで、近くの席に白子さん目当てらしきお客さんがいらっしゃいました。
もうファンなのか、身内なのか???とても驚きましたが。
ちなみに、ヘロデの人力車を引っ張ってこられるあのお兄さんも、白子さんの一人なのですよね??
一昨日はそれどころではなくて気づかなかったのですが。
まさかアレが畠山さんだった・・・なんてことは無いですよね、非常に初々しい感じがしましたし!(笑)
でもまあ、そんな白子さんたちも、チェックしようと努力すれば出来そうな補助席☆☆
やっぱり、素晴らしいのではないでしょうか。
大きな見切れは、スーパースターのユダだけですので(足はみえます!)

肝心のヘロデは、下手スタンバイから登場〜暗転まで、視界をさえぎるものなど一切無しでかなり堪能できました。
しかし、中途半端になるので、やはり詳細は別途あらためます(苦笑)
もったいぶってますが、大したことは絶対に書けないので、そんな人はいないと思いますが、どうかあまり期待はしないで下さい・・・・・・・・・。


2004年08月13日(金) ジーザス・クライスト=スーパースター

JCSジャポネスク・バージョン 四季劇場[秋]14:30開演 2階1列

【キャスト】
ジーザス・クライスト/柳瀬大輔 イスカリオテのユダ/吉原光夫 マグダラのマリア/井上智恵
カヤパ/高井治 アンナス/喜納兼徳 司祭/長裕二 小林克人 増田守人
シモン/ジョン ユホン ペテロ/賀山祐介 ピラト/村俊英 ヘロデ王/大塚俊

(男性アンサンブル)
赤瀬賢二 阿川建一郎 香川大輔 田辺容 畠山典之 伊藤丈雄 木内宣輝
佐藤圭一 吉末高久 高榮彬 ユ チャンミン 田中彰孝 古野健 飯田洋輔

(女性アンサンブル)
磯津ひろみ 佐藤夏木 藤田晶子 イースンミン 大西奈穂 織笠里佳子
李周映 ソン インミ チェ ウンシル チェ ミョンジン ミンジュ 孟甜

まずは、とりあえず2階席から観ることにして正解でした。
大八車の動き、白子さんの動き、照明の美しさなど、舞台の重要な脇役の存在も十分に感じつつ全体を存分に味わうことができたので、JCSジャポネスクバージョンは四季の偉大な財産、宝物、芸術作品なのだ!!と、しみじみと感じることが出来ました。

過去に何度か観ているのですが、記憶は曖昧で・・・。
なんといっても、一番最初に観た四季の舞台がこのJCS白塗り版全国公演だったので、自分にとっては記念すべき演目でもあるのですが、それはあまりに昔過ぎて、ひたすら感動したことだけしか覚えていません。
ただひとつ、マリアが2階のようなところで熱唱したような気がしたのですが、それは完全な思い違いだったみたいで、その後も2階で唄うマリアには遭遇したことがありません・・・(苦爆)
今度こそ!と思っていたのですが、やっぱりそんな場面はありませんでした。
というか、多分、マリアが、、、野村さんだったのですけれど、もの凄く歌が上手くて、こんな歌の上手い人がこの世にいたんだ・・・・・というくらい印象的だったので、勝手に唄った場所が2階のような記憶を作りあげていたのかもしれません(って、どんな理屈???・汗)
わたしの記憶も、しれたもの・・・・・。

新ユダの吉原さんについて少しだけ。
でっかいでっかい(笑)
何もかもがBIGでした。
身体も、声も、態度も!(爆)
とりあえず、ボリュームだけ、もう少し下げて欲しいな・・・というのが吉原さんユダ初見の感想のすべてでした。
でも、後日観て少し印象が変わります。
その時詳しく書きますので、この回の分はこれだけにしておきます。

ジョンさんのシモンは・・・。
なぜか登場してすぐ判別がついてしまって、苦笑しました。
大塚さんのシモンとはあまりにタイプが違いましたが、他のシモンんとも違いました(笑)
独特ですね。
すごく細くて、ひょろひょろにみえたのですが、これも後日やや感想が変わりますので、その時書きます。
初見としては、すごくテンションの高い爆笑問題の太田さんにみえてみえて仕方がありませんでした(汗)
何分2階なもので、どうもすみませんでした・・・(平謝)

カヤパ様のスキンヘッドにメガネは驚きましたが、相変わらずの素敵すぎ悪党っぷりが、クセになりそうでした(笑)
高井さんは、素顔は貴族かお公家さまのようなお顔立ちなのに、悪役、いいですね〜〜〜♪
摺り足も上手い?!?!?♪♪

男前だったのが、小林さん。
まあ〜〜〜隈取りメイクがあまりにお似合いで、大塚さんのことがなかったら、惚れてしまうところでした(笑)
というか、かなり惚れましたけど(爆)


というわけで、ヘロデ以外に印象に残ったことを、ざっと書いてみました。
ヘロデについては、特別なことが書けるわけではないのですが、ここではなく多分大塚さんページに別途あらためます。(時間がかかりそうですが・・・・・)


2004年08月11日(水) 花よりタンゴ

こまつ座第七十四回公演「花よりタンゴ」紀伊國屋サザンシアター 13:30開演 10列

【キャスト】
長女 月岡蘭子/旺なつき 次女 藤子/三浦リカ 三女 桃子/鈴木ほのか 四女 梅子/占部房子
煙草売りの佐々木正子/田根楽子 郵便配達の近藤勇蔵/吉村直 ピアノ弾きの森川俊夫/朴勝哲
花売り娘/藤巻るも ヤミ成金の高山金太郎/小林勝也
【作】井上ひさし
【演出】栗山民也

ときは一九四七年。
ところは東京銀座の七丁目。

焼け跡の銀座は、危険がいっぱい。暗闇から強盗団、地下からは不発弾が現れる。
月岡家の四姉妹は戦争で全てを失った。
ここ銀座ラッキーダンスホールは、最後に残ったたった一つの、彼女たちの大切な城。
しかし、とうとうこのダンスホールにも魔の手が……
黒いサングラスのヤミ成金の男がズカズカと、札束を抱えて乗り込んできた!


あらすじはチラシより引用しました。
「人間合格」、「太鼓たたいて笛ふいて」に続いて、3度目のこまつ座。
今回は、元気だった頃ダンスが大好きだった母のためにチケットを取ったのですが、もちろん、わたし自身も、すごーく楽しみにしていました。

毎度ながら、井上さんのご本は、本当に楽しいです。
あんなに暗く悲惨な時代を、戦争の愚かさを、深い傷跡を、歌やダンスや笑いとともに、明るく元気に、しかししっかりと心に響くように伝えて下さるのです・・・。
人間、どんなに辛く哀しいことがあっても、どんなにどどん底に沈んでしまったときでも、こんなふうに生きられたら、なんとか乗り越えられるのかもしれない!?
とりあえず笑ってみようか!!??
そんな気持ちにさせられる、エネルギーに満ちた舞台でした。

キャストのみなさんは、全員が本当にピッッタリのはまり役!!!
素晴らしかったのひとことにつきます。

旺さんの立ち居振る舞いはいかにも宝塚ご出身のそれで、実は33歳の役なので何度もそれをネタに笑いをとっていましたが、なんとも身のこなしやチャイナドレスの着こなしや姿勢の美しい方だなぁと、うっとりいたしました。

鈴木ほのかさんは、サイゴンの初演の時に拝見して以来!?記憶にないのですが、わたし、何か観ているでしょうか?(笑)
こちらもなんと18歳の役(これはみえなくもなかったところが驚きです!)で、歌手を目指している役で!!歌はほとんど鈴木さんが唄われましたが、さすがにお上手でした。
鈴木さんだけ別宅の子!という設定も、もの凄く納得のいく雰囲気があり(要するに一人だけちょっと品が無かったのですが)そのキャラも非常にマッチしていました!?(苦笑)

三浦さんは、上品でキレイなかたでしたが、やや天然なキャラがとてもステキでした。

四女の占部さんは、おさげが髪が信じられないくらい似合うのに、ちょっと洋風なお顔立ちで、スタイルも良く、真っ赤なドレスもセーラー服も凄くお似合いの、とっても可愛いかたでした。
秀才で、学者を目指しているのですが、どこか子供っぽいところ、悪戯なところも持ち合わせたとってもチャーミングな少女を、元気に清々しく演じていらっしゃいました。

その他の脇を固める方々は、それはもうひとことで個性派&演技派だったなんてことではまとめられないくらい、天才的なみなさんでした(笑)
もう、笑ったのなんのって☆
例えば不発弾が見つかった大騒動の場面では、お腹がよじれて涙が出るくらい笑いました。
あとは、実は兄弟だったとやっっっと判明するきっかけとなった、煙草売りの正子さんと郵便配達の近藤さんとの「銀座数え歌」みたいな歌!!!!!
これも、もう、絶品で〜♪♪♪
覚えたかったけど、かなり長いし多いし?早口だしで、とても無理でした(笑)
でも、一番面白かったし驚かされたのは、一切口のきけない役だった花売り娘の藤巻さんかもしれません。
声が出ないから、身ぶり手ぶりでいろんなことを表現するのですが、その身体の柔らかいことと、愛嬌溢れる表情の変化に、あまり多くは無かった出番ですが、ついつい釘付けになりました。
今度は是非、声も聴かせていただきたいものです・・・♪

そうそう、忘れてはならないピアノ弾きの朴さんも、少しですがセリフもあり、ちゃんと役を演じながら演奏をされていました。
ほとんどが鈴木さんの伴奏という形でしたが、ジャズ、タンゴ、ワルツ、ブギウギと、興味深い演奏ばかりで、その部分もかなり楽しめました。

ということで、母は想像以上に興奮しまくりで喜んでくれました。
母たちの世代には懐かしくてたまらないジャズやタンゴの名曲が数々唄われたり演奏されたりしたことも嬉しかったようですが、その時代そのもの、使われている小道具やエピソードすべてが懐かしかったようです。
キャストのみなさん全員の好演にも、本当に、心から拍手を贈りたいと申しておりました。
喜んでもらえて、良かった・・・☆

わたしも、本当は身が引き裂かれるほど浜松町に行きたかったけれど、この舞台もどうしても観たかったので、悔いはありません(苦笑・大袈裟)
こまつ座最高!


2004年08月07日(土) 鈍獣/ライオンキング

パルコ・プロデュース公演「鈍獣〜DON−JU〜」 14:00開演 C列

【出演】生瀬勝久 池田成志 古田新太 西田尚美 乙葉 野波麻帆
【作】宮藤官九郎
【演出】河原雅彦

成志さんが大好きですし、生瀬さんも好きだし、西田さんも好き。
クドカンさんももちろん好きなので、当然観たかったのですが・・・・・。
チラシの時点でかなりテンションが下がり(笑)その後もなぜかテンションは上がらず・・・(苦笑)
そのまま観に行ったら、期待していなかった分意外と楽しめたけど、やっぱり凄く好きだと思える舞台ではありませんでした。
こんなこともありますよね・・・。

成志さんは、とにかく大変な役でした。
途中から、勝手に、あくまでもわたしが勝手に思っただけですが、なんだかお気の毒になってしまって・・・・・。
一人、凄く忙しいし、凄く格好悪いし(いい人なんですけど)、食べたり飲んだり吐き出したり着替えたりめまぐるしいし、汚れるしボロボロだしドロドロだし。
果たしてこれをやっていて、成志さんが楽しいのなら、それはもう仕方がないと思いましたが、ちょっとやりすぎだったのかなぁ・・・と思ってしまいました。
うーーーむ、これがクドカンさんなのでしょうか。
それとも河原さんの演出のせい!?(スミマセン、よくわからないのです)

生瀬さんは、一番得な役だったような(笑)
可愛かったです。最後ちょっぴり怖かったけど、そこまでは安心して観ていられました。

古田さんは、すっごく歌がうまくてビックリしました(笑)
本格ミュージカルに出るのは、成志さんより古田さんだったのか??と思ってしまいましたから!(爆)

乙葉ちゃん・・・・・。声がとっても可愛くて、見た目も結構可愛かったのですが、わたしはその声が、どーーーもダメでした。
でも、役としてはもの凄く健闘していたと思います。はまり役でした・・・・・!

野波さんは、カッコヨカッタです。

西田さんも、地味な役でしたが、熱演されていました。

2時間50分休憩無しのぶっ通しでしたが、長さを感じなかったのは流石です。
ホラーっぽいところもありましたが、わたしはそんな怖さはそれほど感じませんでした。
ただ、好き嫌いは別として、子供の頃の回想場面の設定も面白いし、途中からは、現在も1年〜数ヶ月前の回想とつなげながらの展開になるというテクニックが、お見事だなと思いました。
男3人が小中学校の同級生だったという設定もあり、忘れかけていた時代を思い出したりもしました。
あんなふうに、あだ名をつけたりつけられたり、しましたよね・・・。
子供同士の習慣やルールみたいなものも、ありましたよね・・・。
けど、笑わせることが目的のエピソードも、ふっと寂しかったり切なくなってしまったり、しました。
結局、好きになれなかった理由は多分、意味がわからなかったとか汚い場面が多かったとか以前に、友達にからかわれたり馬鹿にされたり仲間外れにされたりしていた子供のことが題材になっていたからかもしれません。
後味が悪かったです・・・・・。


ライオンキング 四季劇場[春]17:30開演 3階立見列

【キャスト】
ラフィキ/康理愛 ムファサ/新木啓介 ザズ/伊藤謙吉 スカー/野中万寿夫
ヤングシンバ/吉武怜朗 ヤングナラ/ジェイミー・マクドナルド
シェンジ/菅原こずゑ バンザイ/池田英治 エド/村瀬美音
ティモン/深見正博 プンバァ/川辺将大 シンバ/李涛 ナラ/上田亜希子 サラビ/森以鶴美
(男性アンサンブル)
布施陽由 福山弘 武智正光 井上隆司 小島良太 品川芳晃 孔大愚
四茂野勝都 長尾健吾 虎尾信弘 秋山光二 丸山田加賜 玉城任 三好徹哉
(女性アンサンブル)
岡本和子 池田祐実子 海田曉子 奥田久美子 加藤聖恵 西山愛由美
岸千恵子 小山ゆみ子 金寿恵 西林素子 佐藤知子 守谷好美
【オーケストラ指揮】上垣聡

李さんがシンバになって1ヶ月以上になるでしょうか。
やっと観ることができました☆
話せば長くなるので省きますが、非常に込み入った諸事情により、初の当日券(立見席)での観劇となってしまいました。
でも、思ったほどは疲れず(シマウマをまるごと食べられるくらいお腹はペコペコでしたが)十分楽しむことができました。
もっと若ければ、もっとやりたいですね、立ち見!(笑)
しかし、さすがにわたしの歳では、終わった直後は暑さと空腹もあり、もうこれで限界かなぁ・・・と、思いました(苦笑)
時間が経った今では、またやってもいいかな〜という気に、ちょっとはなっていますが・・・♪

その李さんシンバ。素晴らしかったです!
1幕終わりの登場は、あまりに李さんで(爆)シンバではなく李さんだぁぁぁ!と思ってしまったのですが、なんのなんの2幕は、素晴らしかったです。
細かい表情の変化やセリフの間は絶妙ですし、オリジナルな反応や表情もあり、双眼鏡でじいっと観ていてもまったく飽きないとても軽やかで魅力的なシンバでした。
セリフも、まったく問題ありませんでした。
1個所だけ、何とおっしゃったのかわからないところがありましたが、あれはただのうなり声だったのかもしれません♪♪
う゛ーーーとか、ぐーーーという言葉でした、多分(微笑)
歌に関しては・・・・・。
とっても堂々と、心を込めて歌っていらっしゃいました。
ただ、あえて申し上げておくならば、やっぱりわたしのベストライオンソングは、あくつさんなのだと確信しました。
これはもう、好みですよね・・・。
あくつさんのクセのある歌い方、声が、やっぱり大好きだと懐かしく想いました。
でも、歌以外は、李さんのほうが好きかもしれません(小声・笑)
ただ、李さんは、動きや肉体に関しては文句無しにシンバ(ライオン)そのものでしたが、双眼鏡越しにアップになったそのお顔は、かなり大人で(大爆)、わたしには非常に愛しく素敵なシンバにみえましたが、一般的にはやや大人び過ぎたシンバなのかもしれないな・・・とは思いました(再度小声)
けど、やっぱり李さんは、いいですね〜(爆照)
なんともまっすぐなお人柄が、役から滲み出ていました。
当然シンバだからなのでしょうけど!?(苦笑)
ですから、身体のキレや機敏な動作のわりには、全体のイメージとしては完全におっとりシンバでした☆
やはりお顔はともかくとして、かなりの適役に違いありません。
シンバはやっぱり天然キャラでないといけません(え!?違いますか?・汗)
そんなわけで、とりあえず「どんなシンバなのかチェック」はできましたので、いつか、大塚俊さんバンザイと共演して下さった時に、再び観られたら嬉しいなと切に思いました♪

あとは、野中さん、村瀬さん、池田祐実子さんなどに注目!
ボーーーッとしている暇はあまりなく、結構忙しかったです(笑)
久々野中さんはゲラゲラ笑うくらいコントなスカーで、かなり楽しんでしまいました。
村瀬さんは、なんだかわからないけどキャッキャ言ってるエドで、村瀬さんのイメージそのままでした(爆)
池田さんは、正直立ち見では判別が厳しかったです(泣)
でも、やっと観られただけ、良かったと思うことにしました。次回は是非近くで・・・☆


夢路 |MAIL