夢三昧
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2004年06月26日(土) |
ジーザス・クライスト=スーパースター |
エルサレム・バージョン 四季劇場[秋]初日13:30開演 1階11列
【キャスト】 ジーザス・クライスト/柳瀬大輔 イスカリオテのユダ/芝清道 マグダラのマリア/佐渡寧子 カヤパ/高井治 アンナス/喜納兼徳 司祭/長裕二 小林克人 増田守人 シモン/大塚俊 ペテロ/賀山祐介 ピラト/村俊英 ヘロデ王/下村尊則
(男性アンサンブル) 青山祐士 遠藤敏彦 赤瀬賢二 香川大輔 伊藤丈雄 木内宣輝 佐藤圭一 吉末高久 高榮彬 ジョン ユホン ユ チャンミン 中村啓士 田中彰孝 古野健
(女性アンサンブル) 藤田晶子 イースンミン 大西奈穂 大前さおり 織笠里佳子 李京禧 李周映 イ ジンヒ ソン インミ チェ ウンシル ミン ジュ 孟甜
※以下はまるまる大塚さんオンリーのつぶやきです。 異常ですので大塚さんファンの方以外はご注意下さい。
JCSは、何を隠そう(別に全然隠していませんが)わたしが初めて観た四季の演目です。 かれこれ簡単にさかのぼれないほど昔の地元公演で、その直後に四季の会に入りました。 いわば思い出の演目。 その後長年に渡り、四季の中で一番好きな演目でもありました。 そのJCSに、突然大塚さんが出演されました。 わたしの最も尊敬し応援する、一番大好きな俳優さんである大塚さんが、出演されたのです。 しかもシモンという大役で。 恥ずかしながら、まったくの盲点でした。 大塚さんファンとして、これがなんとも悔しいのです。 なぜ、大塚さんに出ていただきたいと、今まで一度も考えなかったのでしょうか。 なぜ、大塚さんとJCSを結びつけたことが、今まで一度もなかったのでしょうか。 悔しいです。 自分で頭をトンカチで殴りたいくらい、悔しいです・・・・・。
福岡でCFYを観た時、絶対にS&Dに出て欲しい人だとひらめきました。 本当に出てくれて、期待以上の大活躍をしてくれた時には、天にも昇るほど嬉しかった・・・。 その後もコンタクト、アイーダと、どんどん新作に意欲的にチャレンジされ成功される大塚さんの、次に目指すものがジーザスだったとは!?!? わたしも、ファンとして、まだまだというか、まったくダメというか、本当に大袈裟でみなさんおかしいでしょうけれど、気づくことが出来なかったこと、見抜くことが出来なかったことが、とってもショックでした・・・・・。
でも、、、なぜここまで悔しくてショックなのかというと、かれこれもう10年も四季で活躍されながら、ちっともジーザス畑で育ってこなかったにもかかわらず、大塚さんのシモンは、まさにシモン、これぞシモン、この人がシモンじゃなかったら一体誰がシモン?????というくらいに、凄い凄い、とんでもなく凄いシモン・・・・・だったのです。 それはわたしの想像を、遙かに超えていました。 凄いだろうと思っていたのに、そんな生易しいものではありませんでした・・・。 今までのシモンのかた、本当にごめんなさい。 多分言い過ぎだとは思うのですが、わたしが今まで観てきたシモンは、一体何だったのだろう・・・とまで、思ってしまったのですよね。 だから、当然このショックは、語りつくせないほどの大きな喜びも、もちろん伴ってはいるのです。 でも、やっぱり悔しい・・・・・(笑)
大塚さんシモンの歌声は、魂の叫びのように、客席にぐさりと突き刺さっていました。 わたしは心臓や血管すべてをやられ意識も朦朧としてしまいましたが、おそらくほとんどの観客のみなさんも、大塚さんシモンに圧倒され、どこかしらをやられたに違いありません。 そんな張りつめた空気が、劇場中を漂っていました・・・・・。
ということで、東京初日、かろうじてチケットを持っていて、本当に良かったです。 他のキャストのみなさんも、とても素晴らしかったので、本当に心に残る公演となりました。 しかしながら、初日のあまりにも大きな衝撃に免じて、他のかたのレポは省略させて下さい。 また観ることが出来た時には、がんばって書かせていただきます(怪)
ただひとつ、情けないのは、青山さんが全然わかりませんでした(汗) 遠藤さんさえ、最後の頃までわからなかった(大汗) 視力が悪くなったのかも・・・・・しれません・・・・・!?(逃)
後日このレポは、大塚さんページに移します(苦笑) 今だけお許しを。みなさま、本当に、久々にどうもすみません・・・・・。
猫のホテルプレゼンツ表現・さわやか『熱海→ラスベガス』 OFF・OFFシアター 14:00開演 自由席
キャスト:佐藤真弓 いけだしん 村上航 岩本靖輝 菅原永二 池田鉄洋 作・演出:池田鉄洋
コントオムニバスとのことで、一場面一場面のコントはそれなりに成立しているのですが、実は全部ストーリーとしてつながっている・・・・・!?という面白い構造のコントをほのぼのと楽しんで参りました(笑) 場面が過去に行ったり今に戻ったりしてたまにえっ??となりましたが、途中から、ふーーーんなるほど、そういうことかぁ〜と、理解できました。 というか、そんな難しい話しでは、ぜーーーんぜんないのですが(笑) ドリフのコントもかなり出てくる・・・というか半分はドリフがベース?という感じもしました(笑) かなり体当たりで、転けたり、倒れたり、床が抜けるんじゃないかと思いました(笑) 面白かったのですが、どちらかといえばストーリーとは関係ないところのほうがツボが多かったかもしれません。 女役の池鉄さんの衣裳やかつらとか、佐藤真弓さんの偽巨乳とか、フランス人刑事のいけだしんさんのしゃべりかたとか。 でも、タイムコントロールメンの菅原さんもかなり好きでした♪ みなさんが何役もされるのですが、時々ちょっと区別がつかない方々が若干いらっしゃいました(汗) 多分、いけださんと村上さんなのかな・・・・・。わからなくて、ちょっと残念でした。
ということで、池田鉄洋さんを追いかけて、とうとう猫のホテル(プレゼンツだけど・笑)にまでも足を踏み入れてしまいました・・・。 ファンのみなさん、お若いですね。 ちょっと場違い?というか、わたしが一番年上じゃないかと思うくらい(実際は違ったと信じたいけど)若い人が多かったです、男女とも。 でも、どちらかといえば男性は、女性よりはやや上かなという感じだったかもしれません・・・。
池鉄さんは、修学旅行中に失踪した高校生役以外は、すべて女性の役だったのですが、それはそれは素敵で、あんな女性たちなら、友達になりたいし側に居て欲しいし一緒に暮らしてみたいくらいだと思いました(爆) いかついのですよ。 かつらも変なのです。 でも、衣裳は似合っていました。 最初に外人女性の役だったとき、10cmくらいのヒールを履いていたのですが、それがどうやら痛いらしくてとっても辛そうでしたが(笑・ネタかもしれん)、その足の美しいことといったら☆ ノースリーブのワンピースも、二の腕が筋肉隆々でしたが、、不思議と気持ち悪くもなくむしろ素敵☆でした(笑・ちなみに脇のお手入れは完璧でした><*) OLのいかりやくんという役がわたしは一番好きだったのですが、この時の衣裳がまた、大変よくお似合いでした。あの服は、わたしも着たいです♪ 他の役者さんたちも、本当にみなさん芸達者ですし、濃いですし、クセモノ揃いだというのは十分よくわかったのですが、やはり池鉄さんの存在感は飛び抜けていました。 ちらっとでも出てきて下さっただけで、舞台が落ち着くというか、安定するというかシマルというか。 何よりわたし自身が、腰が痛かったりお尻が痛かったりしていたことも忘れてしまうくらいその都度嬉しくて嬉しくて、みとれてしまって・・・(大爆) 池鉄さんが去ると途端にまた痛みが襲ってくる!という不思議な現象の繰り返しでした・・・☆
表現・さわやかという意味は実は全然知らないのですが、なんとも毒が無いというかどぎつくもエッチでもなくて、でも結構こだわりがいっぱいでそこそこ可愛くマニアックという、なかなか好みのコントストーリーでした(ただしわたしはお腹をかかえるほどは一度も笑いませんでしたが)。
岩本さんとは、何度か素というかアドリブでおしゃべりする場面を多分わざと作っていたのだと思うのですが、そのおしゃべりも凄く好きでした(惚)
しかし窮屈な座席でした・・・・・。 座布団一個に一人座れと言われても、最初からその座布団が重ねて置いてあるのですもの、お隣の膝に座れというのかとツッコミたかったです(苦笑) 次回はもうちょっとゆったりスペースで、せめて背もたれだけはある劇場だと良いなぁ・・・と、既に次回の心配をしていたりして(笑) 次回公演はまだ未定ですが、必ずやって下さるそうです〜〜〜♪
2004年06月05日(土) |
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ/ダム・ウェイター |
ROCK MUSICAL HEDWIG AND THE ANGRY INCH PARCO劇場 16:00開演 G列
主演 三上博史
ROCK BAND "THE ANGRY INCH" エミ・エレオノーラ(イツァーク,Piano,Chorus) 横山英規(Bass) 中幸一郎(Drums) テラシィイ(Guitar) 近田潔人(Guitar)
翻訳・演出 青井陽治 音楽監督・編曲 横山英規
独特の世界です。 でも、三上博史さんがいかにスケールの大きい役者でありシンガーであるかということを思う存分に楽しめる、素晴らしい作品でした。
音は、LUNA SEA渋公やブリッツばり(笑・古いねぇ・・・)の大音量でしたので、センターブロック中程の席でも耳はきつかったです。 でも、バリバリロックもバラードロックも、ほんまもんでしたので文句無し。 熱い熱いライヴと、毒舌で激しいお芝居を堪能できる、とても贅沢な舞台でした。
それにしても三上さんは、なんて愛すべきハンサムなおかまさん。 もとがステキな人は、何をやってもステキなのだなと、どぎついお化粧や派手で下品な衣裳が不快ではない不思議さに浸ってしまいました(笑)
性転換手術の失敗・・・・・。 アングリーインチとは、股間の手術ミスの「怒りの1インチ」なのです!! ヘドウィグの人生は、笑っていないと泣いてしまうようなことや、泣いていないと笑うしかないようなことばかり。 でも、ヘドウィグはへこたれない。 ただひたすらに、ボロボロになっても愛を求め、叫び続ける。 淫らな言葉やしぐささえ、ひたすら切なく愛おしい・・・・・。
またしても青井さんは、オフ・ブロードウェイから凄いものを持ってきて下さいました。
そもそも、なぜ三上さんがヘドウィグだったのでしょう。 三上さんが歌えることを知らなかったわたしには、そこからして大きな疑問ではありましたが、青井さんの中では、きっと当たり前のように「ヘドウィグ=三上さん」だったのかなぁ・・・と思いました。 実際に、これを誰か他の人が????? それはなかなか難しいことではないでしょうか。 抜群の歌唱力を持ち、華があり、笑いも取れ、深く繊細な演技が出来る人・・・・・。 思い浮かびません。 三上さんは、とにかくドンピシャでした。
確かに濃い舞台です。 熱烈な支持者・・・信者?!?!(捧げ系)のようなかたがたもいらっしゃいました。 でも、可能なら、わたしももっとハマリたかったと思いました。
嫌いでは無い世界です。むしろ好き!な世界です。 曲も良かったです♪♪ バンドも良かったです(ややぎこちなくでも演技もされていました)。 エミ・エレオノーラさんには、いろんな意味でかなり驚かされましたし・・・!
男性が客席に少ないので、通路に近いところに男性(ヘドウィグはオヤジと呼んでいました・汗)が座っていらっしゃれば、大喜びでメチャメチャにサービス?して下さる場面もあったりして(爆) また、前方の席は何かと濡れる可能性のある危険性があったようです(苦爆・カッパが置かれていましたがわざと着ずに濡れていたかたがたがほとんどだったかも) そんな、とにかく「濃い」舞台でしたが、ヘドウィグには、最後には、しみじみと泣かされてしまいました・・・・・。
清純な貴方には、耐えられないかもしれないけど、若い人もたくさんいらっしゃいました。 当日券の抽選の時、少しおしゃべりした彼女たちは、当日券にはハズレたけど千穐楽のチケットは持っているという、おそらく10代後半か20歳そこそこくらいの2人組でした。 彼女たちの感想にちょっと興味有り! ファンクラブを作りたいくらい可愛い彼女たちだったということもあって・・・・・(爆爆)
最後になりましたが、当日券の抽選にハズレたわたしにチケットを譲ってくれたお友達に一生感謝致します。 心から、ありがとうございました☆☆☆
The Dumb Waiter Bヴァージョン シアタートラム 18:30開演 K列
キャスト ベン:浅野和之 ガス:高橋克実
作 ハロルド・ピンター 演出 鈴木勝秀
Aヴァージョンの演出は鈴木裕美さん。キャストは堤真一さんと村上淳さん。 観比べたかったのですが、どうしてもこの日のAのチケットが取れず、あきらめました。 うわさによると、同じ演目とは思えないくらい、AとBは違うものになっていたそうです。 でも、取れないものにいつまでもこだわらない方針なので(笑)、もともと観たかったBが観られて、結果的には十分でした。
上演時間は1時間。 なんとも言えない緊張感の漂う舞台なので、あっという間ではありますが、丁度良い長さのような気もしました。 あれ以上あの状態が続くのは、しんどいというか(苦笑) 自分も地下にいるような気持ちになり、息苦しくなりました。
しっかし、男前ヴァージョン(A)とおじんヴァージョン(B)という言い方には意義有りでした(笑) 浅野さんは、もともと素敵だと思っていますが、やっぱりとっても素敵でしたもの☆ かなり小作りで(爆)華奢で、もの凄く神経質そうでしたが、なんともいえない薄汚さが漂う高橋さんとのバランスがあまりに良いのが、なんともおかしくもあり、嬉しくもあり、、でした(笑) しかし高橋さんの演技にも、真面目に、妙に惹かれるものがあります。 返す返すも離風霊船の時、わたしは何を観ていたのやら・・・・・(悔)
美術は松井るみさん。実にシンプルでした! Aはそうではないらしいので、セットはチェックしてみたかったです。 後日何かで、チェックできますよね、、多分。
ということで、よくわからない話しでしたが、自分なりに消化はしました。 たとえそれが間違った解釈だとしても、わたしはこの舞台が面白かったので、それでいいと思っています。 たった1時間でも、トラムのイスは腰が痛くなりました。 でも、やっぱり大好きな劇場です。 小劇場はほんっっっとうに、贅沢ですね・・・・・☆
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