GRACE ROUGE 2000
(グレイス・ルージュ 2000)
勝沼 グレイスワイン(中央葡萄酒株式会社)
赤 フルボディ 1600円【コメント】
原料はカベルネ・ソーヴィニヨン。
ホワイトオークの小樽で熟成させた逸品です。
低温セラーで年月を重ねたワインならではの優雅さをお楽しみいただけます。
【感想】
ワタシと勝沼とのはじまり、それがこのワインです。
それまで国産ワインと言うと甘口だったりライトボディだったりと土産ワインと言うか葡萄酒と言うかそんなおこちゃま的なイメージしかなく、正直小ばかにしていました。
そんな先入観を持ちながら、旅の途中で立ち寄った勝沼でラベルに惹かれてこのワインをなんとなく手に取り飲んだ時のことを今でも覚えています。
衝撃的でした。国産でもこんなに薫り高く飲み応えのある赤ってあったんだなぁーと。
甲州種100%で作ったワインではないので国産らしからぬ美味しい味なのかもしれませんが。
口に含んですぐの印象は薄いのですが、その後少しづつ樽香やタンニンやプラムのような葡萄の深みが広がるのです。じっくり味わって楽しめるワインです。
ワタシを勝沼好きにさせてくれたグレイスルージュ。
1年ぶり位に飲んだのですが、やはり美味しいです。そして上品です。90点。
但し、ここのワイナリーはかなーり高飛車です。
OGIER LES COLLINES Blanc
(オジェ・レ・コリン・ブラン)
フランス 輸入元:重松貿易株式会社
白 辛口 580円(ネット販売)【コメント】
このテーブルワインは、ジャパン・インターナショナル・ワイン・チャレンジ2000においてローヌワインのトップに立ったクローズ・エルミタージュ・コント・ド・レイボワをつくる『オジェ社』がつくっています。
ユニ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブランのブレンドで作られており、ローヌの特徴がよく出たワインに仕上がっています。
【感想】
酸味と厚みとキレのバランスのとれたワインです。
辛口なのですが厚みのあるぶん、辛いだけの薄っぺらな味ではありません。
ほんのりワタシの苦手な白葡萄の味がしますが、酸味が後を追うので飲み易い味でした。
85点。
今回、ネット販売にて12本で6980円というなんともまあ低価格のフランステーブルワインセットを購入したのですが、白はどれも値段を上回る味でした。
赤はライトからミディアムがほとんどで、大ハズレが1本ありましたが、やはりこれも値段を考えれば上出来ではなかったでしょうか。
いずれにしろ日本のテーブルワインと比べるとはるかに出来が良かったと思います。
そして何よりの収穫は毎晩ご相伴したおかげで隊長がワインを好きになってきたことです。
家計費でワインを購入できる日も近くなったような気がします。
フランスのテーブルワインはこれでひとまず終了です。ご馳走様でした。
今月からはちょっとリッチに大好きな勝沼ワインを楽しみたいと思います。