5月から参加し始めた句会は、場所も公民館で年齢層も私よりも上の60代から70代の方が多い。 杖をついて来る方や車椅子で介護ヘルパーさんの付き添いでいらっしゃる方もいる。 私は句歴も年齢も一番若い若輩者だけど、皆さん、親切で色々と教えてくれる。 皆さんが創る句には、人生の経験や思考が詰まっていて、とても深い。 私はまだまだ薄っぺらいなぁ。もっと勉強しなくては、もっと思考を深めなければといつも刺激されていた。 その句会を取り仕切ってる方がいて、その方の作る句も私は大好きだったし尊敬もしてた。 その方が私に対してではなく、私の友人に対しての怒りを私にぶつけた。 分別もあるいい大人がだ。 うちの母親よりも年齢が高いのに、拷問のように私に詰め寄った。 この人は俳句は綺麗なのに心はちっとも綺麗ではない。 なんか、俳句って嘘っぱちだな。って思った。 それは8月の事で、私は大好きな句会に出るのをやめた。 最後の日に Sさんの車椅子を入り口まで押しながら、 来月から来ないです。色々教えて頂いて有難うございました。とさよならを伝えた。 近くでお話しするSさんは、 病気で身体が辛くて、もう死にたくなるくらい辛い日がある。と句会で言ってた時よりも悲しい目をしてた。
私が習ってる先生の句会はその口うるさいおばさんが全て牛耳ってる。 だから、全く違う句会を探した。 その句会がマスコミでも有名な先生の句会で場所も都内で人数も多い。 年齢も私よりも若い方が多くて俳句のタイプも鑑賞も斬新で句会のスピードも速い。
先生の添削もないし、選ばれなかった句は全く埋もれてしまう。 4句出した私の句は先生に一句だけとっていただけた。 すごく嬉しかった。 その日は創作意欲がすごくて、来月の兼題で句が10句できた。 でも、心にぽっかりとあいた穴はふさがらず、 Sさんはどうしてるかなぁ。
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