2018年03月25日(日) |
父の好きな よう焼いたもの |
日曜日になり、痛みはかなり薄くなってきた。
何が食べたいかなぁ。 そうだ、たこ焼きが食べたい。
父はたこ焼きが好きだった。おばあちゃんもたこ焼きが好きだった。 そんな事を考えてたら、ふと父がよく言ってた言葉を思い出した。
よう焼いてくれや。 お父さんはよう焼いたんが好きなんや。
あれ、父が好きなよく焼いたものはなんだったっけ。 たこ焼きではない。 パン、おもち、お肉 お魚 焼くものを色々と思い浮かべるがしっくりこない。 夕方、母に電話をして聞いてみた。 突拍子もない私の質問に母も⁇ 電話の向こうでわからないねぇ。と言いながらもあれこれと考えてくれてる様子。
あ、卵じゃないかしら。お父さん生卵嫌いだったし
そうだ。卵だ。目玉焼きだ。
私も卵は好きだけど、生卵は苦手だ。半熟卵とか温泉卵とか好きではないし、 すき焼きも卵をつけて食べない。 親子丼の卵もしっかりと火を通す。 目玉焼きも両面焼き。 子供の頃から卵かけご飯が食べられない。
いつもの日常では、そんなに父の事を思い出さないが、 今回の腰痛の痛みから父の事を色々と思い出した。
動けない間は家族にたくさん助けてもらった。
ゆっくりとだったら動けるので夕飯は自分で用意した。
豆ご飯を炊いてお味噌汁を作り、菜の花をオリーブオイルで炒めて、サラダを作り、買ってきたぶりのお刺身、納豆、冷凍の焼売をチンして
それだけの夕飯だけど、家族はみんな喜んで食べてくれた。
父は豆ご飯が大好きだった。
金曜日の鍼灸治療がよかったのかぎっくり腰になって5日目だからだろうか 土曜日の朝には痛みはだいぶ薄くなってきた。 まだ、歩くのはゆっくりとだし、身体をひねると痛みが走る。
火曜日の整骨院の施術 水曜日のカイロプラクティスで今回は悪化させてしまった気がする。 お風呂は身体が温まるがその後急激に冷えるので ぎっくり腰の時には入らない方がいいらしい。
いつも当たり前にできてた事ができない。何を食べても痛みがある時は美味しくない。 トイレに行くのも恐ろしく時間がかかる。 靴下も1人では履けない。 このまま、この痛みが永遠に続くのではと何度も思うくらい気持ちが落ち込んだ。 ワンコが具合悪くても抱っこできないから病院に連れていけない。
ガン闘病中だった父が痛みと闘ってるゆがんだ顔を思い出した。 お父さん 痛かったんやろうなぁ。
木曜日に初めて行った鍼灸院は、とても不思議な感じだった。 いつも通る場所なのに あれ?この場所にこんな建物あったっけ?
インターネットでみた鍼灸院の先生は写真よりも若くて、 あ、ちょっと選択を間違えたかもって一瞬思った。 にこりともせずに淡々と喋るけど仕事は丁寧な感じ。 正直に 火曜日に整体院に行き 水曜日にカイロプラクティスに行き 痛みが引かないので鍼治療に来た事を伝えた。
まず私の脈を測り冷えてますね。と それから、お腹に大きなお灸をどーんと そして、足と手に鍼を この鍼は少しヒビキますよ。と 痛いというより、ヒビクという表現がぴったりの刺激がきた。 私は注射が嫌いだから、鍼が刺さってる場所は見たくないけど、たぶんワンコの鍼治療のようにハリネズミのようになってるのだろうと目を閉じてハリネズミ状態の自分を想像した。 最初は仰向け 脚にもお灸をした。 次にうつ伏せ。でも、腰の辺りにはお灸も鍼治療もせず 足は鬱血解消のカプセルをつけた。 最後は立ったままで足と手の甲に鍼。 手の甲の鍼は見たくないと思ってもしっかり見てしまった。 結構長い鍼で、カイロの先生がここは腰のツボだぞ。と言ってたツボに鍼はいた。 最初は無口だった先生が私が双子出産の時にお花畑を見たという話にくいついた。 それからは、色んな話をしながら施術をしてもらい、リラックスできた。 施術が終わっても魔法のようにスッキリは良くはなってなかった。 たぶん、夜中にまた痛みが増すカモって思ったけど、翌日の金曜日の予約をいれた。 たぶん、先生の威圧的でない態度と施術室の空間がトトロの世界のようで、すごくほんわかしたのだ。 金曜日の朝、相変わらず痛みは引いていなかった。 でも、身体が木曜日の鍼治療以来ホカホカしてる。腰痛以外は身体の機能が良くなってるという実感がある。
でも、娘にちゃんと整形外科に行ってレントゲンを撮ってきなよ。と怒られたので 金曜日の朝は、病院に行った。 火曜日に整体に水曜日にカイロにと言った時点で先生が怒りだした。 そんなとこに行ったら余計にひどくなる。 本当だったら3日で治るのが1週間かかるよ。 捻挫を肉離れにしちゃったね。と その後低周波の治療を受けて歩けるようにはなったけど、やはり痛みはひかない。 そのまま、鍼治療に行き正直に腰の痛みは引いてない事を伝えた。 二回目なので、直接攻めましょうと腰にお灸や鍼治療を施してくれた。
二回目の鍼治療は手順も内容もわかってるので、かなりリラックスできた。 お灸の熱さも鍼のヒビキもしっかり感じて日記のネタにしようと。
火曜日は娘の卒業式だった。 ワンが体調悪かったので留守番を長時間させるのも躊躇したし、私もなんとなく腰痛になりそうで行くのに自信がなかったんだけど 娘が来なくてもいいよ。と言えば言うほど、来て欲しいと言ってるようにきこえた。 最後だし、行こうと決めたけど、この日はかなり、寒かった。 最寄りの駅からタクシーに乗ろうと思ったのにタクシーは捕まらず、雨の中30分バスを待ち、バスを降りてから坂道を20分くらい歩き、寒い体育館の冷たい椅子に2時間座って、ヒールの靴でまた坂を下り駅まで歩いた。 娘の晴れ姿は、親バカながら、とても綺麗で来て良かったと思ったけど、帰り道には、もう足がガクガクで腰が痛いのか足が痛いのか。 最寄りの駅まで車で来てよかったぁ。 そして、そのまま整体院へ。 腸腰筋のストレッチをしたり電気で腰を温めたり、首の辺りのマッサージをしたり帰り道は身体が楽になってるはずだった。コンビニで飲み物を買おうと車から降りた瞬間に激痛。 そのまま、家に帰るともう痛くて痛くて。 お風呂で温まって眠りについた。 寝れたけど、水曜日の早朝に激痛で目覚める。 これは、やっぱりあの神の手に頼るしかない。 幸いにも当日、診てもらう予約ができて、激痛の中運転して出かけた。 いつもは、腰に手を触れないで施術する先生が首と腰にえいっと 帰り道は普通に歩けるようになり、診てもらってよかった。とその時は思った。
だが、夜中に激痛。
木曜日はもう1人の娘の卒業式。とても行ける状態ではない。 長女が休みだったので、次女と2人で私の代わりに行ってくれた。 私はワンこと留守番。 ところがわんこが下痢をして、機嫌がいいのに体調は悪そうだ、 抱き上げる事が出来ないので病院に連れて行けない。 卒業式から帰ってきた長女が整体とかカイロじゃなくてちゃんと整形外科の病院で診てもらおうよ。と 確かにいつものぎっくり腰とは種類がちがう。 ワンこが鍼治療で良くなったので鍼灸院を探す。 インターネットで探し何件か電話をし、鍼灸院を決めた。 そして鍼治療で私は良くなるはずだった。
2月14日のバレンタインデーに私の不注意からワンの体調が悪くなった。 翌日の朝 横になるのも座るのも排泄するのも痛そうで、急いで今まで通ってた病院に連れて行ったが、院長先生は去年亡くなられて、代わりの先生に診てもらったが、納得のできる診断ではなかった。 土曜日に遠くの別の病院に連れていき、そこの院長先生の診断では1カ月かかるけど、きっと良くなりますよ。と 安静にして様子を見ていたら、だんだん良くなってきたような気がしてた。 後ろ脚が少しヨロヨロするけど普通の歩けるようになってきた。 翌週、同じ病院で診てもらったが、院長先生は不在で別の先生の診断では、 左足の反射反応が良くなくて、元通りのように元気にはなれないと思って下さいと。
同じジムに通う人から、その人のワンこはヘルニアで4本の脚で立てなくなってしまい、手術しないと治らないと言われていたのに、半年の鍼治療で普通に歩けるようになれたそうだ。
今、行ってる動物病院の先生は昔からお世話になってるし、病院を変えるのはどうだろうかと迷った。 でも、元のように歩けるようになれればと思い、紹介してもらった病院に行ってみた。
穏やかそうなその先生は 触診でエマの背骨や股関節を触り、ここだね。と背骨の一箇所を指差した。 そして、エマの背骨に沿って鍼を刺していった。 全身 鍼だらけになったけどエマはじーっとしてた。 鍼治療が終わって歩く姿はしっかりしてた。 帰りの車の中でひっくり返ってコロコロしてた。気持ちが良かったようだ。 4日後の2回目の治療の後は後ろ脚の反射も良くなってた。 そして帰りはやはりひっくり返ってコロコロしてた。 今日の3回目の治療の後、先生が次は2週間後でお散歩も軽めだったら、いいですよ。と 本当に感謝。先生ありがとうございます。
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