朝方、五時半に一度、目が覚めた。 娘たちは早く出かけるので、起きようと思いながら、また、眠ってしまった。
その時に夢を見た。 妹と二人で旅行をしている私。 海の近くのホテルで国はインドらしいが、私の持ってるインドの国のイメージではなくてどこかのリゾート地のような感じ。 砂浜を歩いてると、白い小さい貝がたくさん落ちている。 周りの人は、貝やら砂浜に落ちてる色々なものを拾っている。 私も白い貝を拾っていたら、日本のコインがたくさん落ちていた。 これって拾ってもいいのかなぁと思いながらコインを拾ってると 見知らぬ人にこの子を預かって欲しい。と赤ちゃんを渡された。 その赤ちゃんを連れてホテルに戻り、添乗員さんに赤ちゃんを渡して、お土産に大量のクッキーを買って部屋に戻ると 誰かがドアをノックする。
父と母だった。 「お父さん、亡くなったんじゃなかったけ?元気そうやね。」
「うん、調子ええぞ。」と父は笑ってた。
「なんで、ここに来たん?」
「お母さんをどこにも連れて行った事なかったから、お母さんを旅行に連れて行きたかったんや。」
父は髪もふさふさで顔色も表情も良くて、お別れした時の衰弱した父の姿ではなかった。 母も若い姿だったから、たぶん、私が生まれた頃の父と母だったにでは
父が亡くなってから、妹は何回も父の夢を見たそうだが、私は一度も見ていなかった。
四十九日の法要は先週末だったけど、四十九日目は今週末だった。
父の遺言で葬儀と四十九日は父の信仰していた宗教で、その後は任せる。という事だので、 色々と考え悩み先祖を祀っている宗教で供養する事になった。
弟が懇意にしてる住職様から素晴らしい戒名も頂き、父もやっと落ち着いたのだろう。
目が覚めたら、涙が止まらなかった。
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