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twilight shackles
枷夜(かや)



 私におめでとうを。

あの日、私は仕事がえりのあなたと
今となっては思い出の『あの店』で食事をして
そのままタクシーで連れていかれることがなければ
5年の思い出などかけらもなかった...

ちょうど夕方でした。

日が落ちていけば...夜になれば...
少しずつ辛くなるのかもしれない...
胸が痛いなぁ...

私には涙を受け止めてもらえる大きな器はない...
冷えた体を暖めてくれる大きな腕もない...

ただ、心を支えてくれる友人がいる
同じ痛みを抱える、分かりあえる友人がいる
何もかもを忘れて笑っていられる友人がいる

素敵なことだ。そう思う。

私は、私でいることを諦めずに生きようと思う。
枷夜として飼われた時間も確かにわたしなんだから。
いま、こうして日記をかく私も、私だ。

日が落ちる。
あの人から、駅についたと電話がなるのはもう少し後だ。

2006年08月24日(木)



 五年目であることは。

...忘れたくないのかもしれません。

明日で五歳になります。
4年と半年で止まってしまった時計ですが...
私が枷夜となって五年...それは変わらないと
思っているんですよ。

だって五年がなければ日記を書いていなかった
ホームページを作ることもなく...
オフ会をするなんて絶対に無いし。

やはり私が枷夜になれたこの日だけは
大切にしたいんだなぁ...







枷夜という名前、自分では気に入ってます。
漢字もそうですが音が好きなんですね。
呼ばれるの好きなんですよね〜。えへへ。

だから、『枷夜』でなくなることはしばらく無いかな。
日記は主従だとかSMだとか無縁になりそうですが(^-^;
ぽつりぽつり書いていこうかなぁ〜なんて。

五年の節目。
飼い犬として迎えられなかったことが
よいのかわるいのかいまのわたしにはわかりません。
今の私で居るしかないんだから、わたしなりに進みます。

私の環境は少しずつ変わってく...
きっと、あの人たちの環境も変わるだろう...
私の感情も少しずつ変わってく...
きっと、あの人たちの感情も変わるだろう...





でも、私の中の『ワタシ』を拾ってくれたこと
それだけは感謝しつづけるのだろうな。

2006年08月23日(水)
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