荒ぶる魂

2004年06月20日(日) PRIDE GP 2004 2nd ROUND by ニキ

(レビュアー:ニキ)

小川直也参戦に惹かれてプライドGPを見にさいたまスーパーアリーナへ。
プライドを生観戦するのは初めて。

早めに出たのに京浜東北線が人身事故で止ってしまいちょっとあせる。
何とか上野でうまく乗り継げたので開始には間に合った。
何と言っても第一試合が桜庭の復帰戦だから遅刻するわけにはいかないもんね。

小川直也応援シートなるものを買ったので、場所はなかなかいいところだった。
応援グッズとして黄色いビニール製のグローブが配られたので一生懸命空気を入れて
膨らます。

それにしてもすごい人!人!人!
たまアリの上の方まで人がびっしり。
1月のハッスルの時はあの辺は閉鎖されていたなあと思うとちょっと切ない。

さて以下試合の感想。

---------------------------------------------------------------------
▼第1試合 ○ 桜庭 和志(3R 判定 3−0)ニーノ・“エルビス”・シェンブリ ×

桜庭が入場時から足を引きずってるように見えたので何だかいやな予感。

その予感は的中して全くおもしろみのない試合になってしまった。
PPVでは高田が「サクは足を怪我していて本当なら戦える状態じゃない」なんて
言ってたけど、そんな選手をリングに上げるな!

いつもいつもそんなこと言って・・・。
完全に回復するまでは休ませればいいのに。
桜庭は責任感で出てるのかなあ。

桜庭がかわいそうで切なくなってしまいました。

最後の桜庭の「一本勝ちしたらハッスルポーズするつもりだった」っていう言葉も
虚しいばかり・・・。

お願いだから休ませてあげてほしいなあ。

---------------------------------------------------------------------
▼第2試合 ワンマッチ
○ クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン
(1R 7分32秒 パワーボム→KO)
ヒカルド・アローナ ×


小川直也応援シートの皆さんは、小川以外いまいち興味ない人も多いみたい。
隣に座ってた人は桜庭の試合から既に寝ていた。
たしかに眠い展開ではあったけど・・・。

しかし、その人も、さすがにこの試合のKOシーンで起きた激しい歓声には
びっくりして飛び起きてた。

いやあ、そりゃあ、すごい歓声も出るってもんだ。

ずっとアローナ有利の展開だったのに、ジャクソンが起死回生のパワーボム!
こんな豪快なパワーボムは見たことない。
その後あっという間にレフェリーがすぐに試合を止めた。

この時は、正直「もう止めちゃうの?」と思ったけど、PPVで見直してみたら、
たしかにパワーボムの後のアローナはやばいくらい虚ろな眼をしてた。

レフェリーってすごいなあ。
まさに体を張って試合を止めてたし。

---------------------------------------------------------------------
▼第3試合 PRIDE GP 2004 トーナメント2回戦
× セーム・シュルト(1R 9分19秒 TKO)セルゲイ・ハリトーノフ ○

トーナメント2回戦の中で私的には1番注目度の低かった試合。

すごい身長差なのでどうなることやらと思ったら、ハリトーノフが
鬼の形相でシュルトを殴り倒してレフェリーストップ。

小川が準決勝に勝ち進んだら、ヒョードルやノゲイラとあたるよりは
この試合の勝者と当った方がいいと思ってたけど、ハリトーノフも
そんなに簡単な相手じゃないみたい。

---------------------------------------------------------------------
▼第4試合 PRIDE GP 2004 トーナメント2回戦
○ 小川 直也(1R 3分29秒 マウントパンチ→KO)ジャイアント・シルバ ×

待ってました!
この試合を見に来たようなもの。
もちろん小川直也応援シートの皆さんも一気にヒートアップ。
後の方で、「これまで全部体が小さい方が勝ってるから小川も勝つよ」と
言ってる人もいて、「あー、皆小川を応援してるんだなあ」と連帯感を抱く。

でも、試合前の煽り映像でシルバの手のひらは30�僂發△襪覆鵑童世辰討襪里�
ちょっとたじろいでしまった。
30�僂覆鵑涜�の大きさとしてもでかいよ!
でかいにも程がある・・・。
あまりに体がでかいから、前回のミルコみたいにラッキーパンチをくらったら
小川でも危ないかも、なんてちょっと心配してみたり。

しかーし!
試合が始まってみればほとんど危なげない展開。
あっさりテイクダウンして、体がでかすぎてなかなか技はかからなかったものの
最後はマウントポジションからのパンチであっさりKO!

うーん、よかったあ。

そして恒例のハッスルタイム。
藤井軍鶏侍がすごく嬉しそうに側に立ってたのが微笑ましい。
そんなに変な名前にされても小川についていくのね。

小川も自分の応援団がいるとわかっているせいか、ハッスルポーズする時に
1番応援シート側を向いていたみたい。
皆も大喜びでそれに答えるしね。

決勝戦でも応援シートを買わなきゃ!

---------------------------------------------------------------------
▼休憩

トイレに行こうと思って途中まで向かったけれどあまりの人の多さに断念。
ああ、この観客がゼロワンにも(以下略)


---------------------------------------------------------------------
▼第5試合 ワンマッチ
○ 吉田 秀彦(1R 5分25秒 腕ひしぎ逆十字固め)マーク・ハント ×

休憩後の第1試合。
小川の試合で異様に盛り上がったせいか、小川直也応援シートの皆様は
脱力しきってる感じ。

せめて日本人の吉田くらい応援してあげようよ〜。

吉田ってテイクダウンがうまいなあ。
開始早々あっさりマーク・ハントを倒してしまい、すぐに決まるようにもみえた。

けれども、ハントも意外に寝技も研究してきていたようであまり攻撃は
出来ないまでも結構ディフェンスしていた。
めちゃくちゃ力が強いみたい。

それでも最後は吉田がきっちり腕ひしぎを決めてフィニッシュ。

どうやら吉田は肩を痛めてしまったみたい。
マイクの時は笑顔だったけど、退場時はかなり痛そうだった。


しかし、吉田の「僕は友達が少ないんですが」というマイクで観客が
誰も笑わなかったのはちょっとひどかったと思います。


かく言う私も「笑ってあげるべき?」と思いつつ笑えなかったわけですが。

---------------------------------------------------------------------
▼第6試合  PRIDE GP 2004 トーナメント2回戦
○ アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
(2R 0分30秒 スピニングチョークスリーパー)
ヒース・ヒーリング ×

何どとなく、「あ、これでノゲイラの勝ちだな」と思うのに、その度に
するする技をかわしてしまうヒーリング。

そのまま1Rが終了したので、ちょっと心配になったけど、2Rが始まってすぐに
出ました、横井くんをも葬ったスピニングチョークスリーパー!

やっぱりノゲイラはすごい!
小池栄子が惚れるはずだね。

しかし、ヒーリングはこんなに強いのに本当にイラクに行ってしまうのでしょうか?
現代戦争においては、いっくら肉体が強くたって何の役にも立たないし
本当にもったいない。

---------------------------------------------------------------------
▼第7試合  PRIDE GP 2004 トーナメント2回戦
○ エメリヤーエンコ・ヒョードル
(1R 1分33秒 アームロック)
ケビン・ランデルマン ×


今回は来場できなかったK氏に試合が終わるごとに「すごかった!こんなの
ありえない!」っていう感想メールを送っていたけれど、最後の最後に
最もありえない試合が待っていたとは。


試合開始直後のランデルマンのバックドロップ!
ヒョードルが脳天からマットにたたきつけられた瞬間
「やばい!死んじゃうかも・・・」と思ったのに!

あにはからんや、ヒョードルはノーダメージ。
あっさり体を入れ替えて上に乗ったヒョードルがしれっとアームロックで快勝!

マジでありえないよ〜。

こんなにすごい試合をしておきながら、試合後ニコニコしているヒョードルって
本当に得体が知れないや。

---------------------------------------------------------------------
▼まとめ

いやいや、本当に見に来たかいがありました。
第1試合以外は全部おもしろかった!

それにしても小川は勝ち進むことが出来るのかなあ。

何となく、小川が勝てるとしたらノゲイラかなって気がする。
小川がヒョードルに勝てるとは思えない。
でも、あのヒョードルに勝てるのはノゲイラしかいないと思う。

つまり小川とヒョードルとノゲイラはジャンケンと同じ関係にあるような。
じゃあ、ハリトーノフはどうかって言われるとまた難しいのよね。

とりあえず、8月15日は絶対に見に行きます!



2004年06月17日(木) 相手の弱点

6月13日夕方のNHK海外ニュースで
偶然だろうけど、女子の格闘技ネタが2件も。

一つは、カンボジアで女子のキックボクシング熱が盛んになっているということで
その大会の模様。
女子のKBといえば、タイが有名だけど
カンボジアの選手たちも相当なレベルで戦っていた。
内戦の続いていたカンボジアにあって
「こうやってキックボクシングが出来るのは平和だから」とのこと。
名前は忘れたけど、優勝した選手がインタビューで
「相手の弱点は顔だったから、顔をどんどん攻めた」と話していた。
5月23日の女子ボクシング大会でのことを思い出して興味深かった。
(ここを参照してね。5月25日女には向かないスポーツ?)

もう一つはアフガニスタンでの中・高校生くらいの柔道練習の風景。
タリバン政権下では女子は体育をすることを長らく禁じられていたが
今は格闘技である柔道にさえ参加できる。
たくさんの女の子たちが元気いっぱいに投げたり、投げられたりしていた。
一人の女の子がマイクに
「アフガンの女性は本当は強いんです」
(そうだ、そうだ〜!)
また「将来何になりたいですか」との問いに
「医者になりたい」
日本の女子高校生に尋ねたら、ほぼ出てこない答えかもと思った。


 < 過去  INDEX  未来 >


ポー [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加