2004年02月29日(日) |
ゼロワン両国国技館大会 by ニキ |
(レビュアー:ニキさん)
楽しみにしてた国技館大会。 セミとメインはダメだろうとは思ってたけど、他の試合はおもしろいはずと 期待してた。
確かに他の試合はおもしろかったけど・・・。
とりあえず感想を。
--------------------------------------------------------------------- ▼第1試合 Z-Spirits Mix スティーブ・コリノ,CW・アンダーソン,金村キンタロー,○黒田 哲広, 佐々木 義人 (ラリアット→片エビ固め) 高岩 竜一,星川 尚浩,葛西 純,明石 鯛我×,浪口 修 ×
誰の曲で入ってくるかなと思っていたら会場に流れたのは「ファイヤ〜♪」 コリノの曲なのか、と思ってたら途中からブリブラダンスに変更。 結局ブリブラダンスとコリノのテーマソングをミックスさせた曲でした。 コリノと哲ちゃんが入場時のコスチュームを交換してる上、コール時のポーズも お互いの真似をしてた。 よく見てるんだな〜。
対するゼロワン軍は偶然にも皆黒のコスチュームだったのでちょっと地味でした。
浪口君がいつも通り捕まる展開。明石はイマイチ出番なし。 もっとガンガンいかないと・・・。
人数が多いせいかドタバタしてたけど、オープニングマッチに相応しく 会場を温めた楽しい試合でした。
--------------------------------------------------------------------- ▼第2試合 昭和 ×枯れ○華麗 凄々記 藤原 喜明,×ドン・荒川 (横入り式エビ固め) 渕 正信○,栗栖 正伸
栗栖って初めて見たけどどこの選手なんでしょう?
今日も思いっきり荒川ワールド。 でもカンチョウ攻撃に悶絶する渕の動きがめっちゃツボだった。
この試合の途中で最前列に哀川翔がいかにもあっち系の格好したお付きの人と 共に登場。
--------------------------------------------------------------------- ▼第3試合 Fight It Out 〜1st ×ゼブラーマン,トム・ハワード (ジャーマンスープレックスホールド) 佐藤 耕平○,横井 宏考
前回ゼブラーマンになる!と宣言した小笠原先生。 どうなることかと心配していたけれど、まさにその心配が的中。 いつもとさっぱり変わらないムーブでした。 そういうところがいかにも先生っぽくて私は好きだけど。
しかし、あの先生の動き、哀川翔はどう思ったのかなあ。 トムが大技を出す度にかなり喜んでたので、心の中では 「あっちをゼブラーマンにしてほしい」なんて思ってたりして。
--------------------------------------------------------------------- ▼第4試合 NWA認定UNヘビー級選手権・『H』 ※特別ルール適用〜場外及び反則カウントなし 60分1本勝負 ○[王者] 田中 将斗 (ローリングエルボー→片エビ固め) [挑戦者] ザ・グラジエーター ×
ハードコアって痛そう・・・。 大谷と離れた田中、何かが吹っ切れたように激しく闘ってた。 個人的にはああいう風に凶器を使うスタイルは好きじゃないんだけど (痛そうだから)でもそれが田中のやりたいことならいいんじゃないかと思います。 デスマッチになったら絶対勘弁だけど。
しかし残念だったのは最後のフレッドのミスレフェリング。 フレッドっておもしろいけど、こういう大事な試合を裁かせるには技量が 足りないと思う。
あの疑惑のレフェリングのせいでせっかく盛り上がってた試合が 一気にブーイングに変わってしまって、田中もグラジエーターもかわいそうだった。
--------------------------------------------------------------------- ▼第5試合 US Delivery 〜World-1 vs TNA〜 NWAインターナショナルライトタッグ選手権 60分1本勝負 Lowki(W−1),○レオナルド・スパンキー(W−1) (スライスブレッドNo.2→片エビ固め) AJスタイルズ(TNA),フランキーTNA)×
本日のベストバウト。 もともとメインもセミも期待できないと思ってたし、この試合が心の中のメインと 思い定めていたけれど、まさにその通りこの試合がピークだった・・・。
ロウキーが元気になって本当によかった。 今回もスパークしてておもしろかった。 久しぶりに見るAJも相変わらずすごかった。もっと何回も来日してくれると 嬉しいけど、なかなか難しいのかな。
欲を言えば、ロウキーとAJの試合はタッグじゃなくってシングルで 見たかったな〜。
--------------------------------------------------------------------- ▼第6試合 Fighting Athletes ○ 大谷 晋二郎(ドラゴンスープレックスホールド)坂田 亘 ×
坂田が前回より髪を短くしてた。よかった、彼はあまり長髪は似合わないと思う。
試合は・・・ 正直う〜んって感じかなあ。 大谷ってもしかしてシングル苦手なのかな? 火祭り関係以外ではイマイチシングルで「いい!」と思った試合がない。
--------------------------------------------------------------------- ▼第7試合 Monsters World ハッスル2指名試合 タッグマッチ 30分1本勝負 小川 直也,ザ・プレデター○ (ダイビング・キングコングニー→体固め) ダスティー・ローデスJr.,ジャイアント・シルバ ×
シルバのあまりのでかさにびっくり。 プレデターが小さく見えるなんて・・・。
試合はプレデターが頑張ってるなって感じでした。 小川ももうちょっと試合がうまくなってくれるといいだけどな〜。 でもマイクは抜群にうまいんだよね。
中村さんが飛び込んできてレフェリング。 おもしろいんだけど、両国より後楽園でやった方がいいネタだよ〜。
それから、小川vsガファリも横アリでやるカードじゃないような・・・。
--------------------------------------------------------------------- ▼第8試合 Find 〜Something Left Behind ○ 武藤 敬司 19分10秒 (シャイニングウィザード→片エビ固め) 大森 隆男 ×
武藤・・・昔は好きだったのに・・・。
そして大森よ、お前はもう全日に骨を埋めてくれたまえ。 ゼロワンには戻ってこなくていい。 ていうか戻ってこないで。お願いだから。
ハッスル劇場で曲がりなりにも盛り上がった空気を一気に盛り下げたこの試合。 あまりのしょっぱさに、私語する人や眠っちゃう人急増。
覚悟はしてたつもりだったけど、ここまでひどいとは。
--------------------------------------------------------------------- ▼第9試合 Experience 〜生きざま〜 ○ 橋本 真也 11分08秒 (ミドルキック→片エビ固め) 長州 力 ×
何も語りたくない試合。
とりあえず、橋本、今度こそ手術して。 そして金輪際長州と関わらないで。
何で大事な3周年記念大会でこんなに観客が少なかったのか。 何で大事な3周年記念大会の締めでこんなにヤジがとぶのか。 何で大事な3周年記念大会でファンが哀しい気持ちで帰路につかなきゃならないのか。
「叱咤激励を素直に受け止める」と言うなら、ぜひともファンの気持ちを酌んでほしい。
団体のためどうしても手術は受けられないというのなら、百歩譲ってそれはよしとしよう。 でも、長州とだけは何があっても絶縁して!
あんなに負け方の汚い人間、恩を恩とも感じないような人間と関わり続けていたら 団体として大切なものを失うことになるよ。
大好きなゼロワンを見てこんなにどんよりとした気持ちになるなんて 本当に本当に残念です。
--------------------------------------------------------------------- ▼まとめ
セミとメインが悪すぎた。それに尽きる。 他の試合はおもしろかったのに、最後のせいで一気にぶち壊し。
終わり悪ければ全て悪しってことですな。
2004年02月05日(木) |
イッチ、ニ、マラソンウ〜マン! |
山下久美子のマラソンウーマンの歌、好きだったなあ。 というわけで高橋尚子である。どういうわけなんだか。
さて、最後に一つ残ったアテネ五輪への切符は 陸連の超法規的措置によって高橋のものになる可能性が大。
Qちゃんのマラソンウーマンとしての資質が ずば抜けていることはわかるし、 性格もニコニコ良さそうな人だから アテネでがんばってほしいという気持ちも私はある。
でも、ルールを無視してそういうことやっちゃったら それが今後に与えるマイナスの影響というのは 大きすぎるんじゃないかと思う。
ソウル五輪だっけ? 瀬古選手がやはり同じように超法規的措置で代表に選ばれ 叩かれまくったのは?
私はロス五輪の時に瀬古選手他の壮行会に出席したことがある。 当時早稲田→SB→陸連という一つの閥があって 壇上には、当時の一流選手がずらりと並んでいた。 中村監督や瀬古選手はその閥の中心にいた人たちだった。 だが、スピーチから垣間見られる瀬古選手は とても純朴でまじめな人柄で好感度が高かった。
それだけにその後の五輪代表選出のゴタゴタは 残念な思いをしながら見ていた。 しかも結果が出なかったから、 (勝てば官軍だったのだろうけど) 叩かれ方も半端ではなかったし、 その後の瀬古選手のSBコーチ・監督という人生にも かげりを落としたような気がしている。
高橋選手もこういう形で選出されるとなると 結果を出さなければ、針のむしろに座ることになるだろう。 コーチがかけてくれたはずのはしごが 気がついたら外されていた・・・なんてことにならなければいいけど。
強い者が選ばれるべき、ということには何の異論もない。 だが、それはきちんとしたルールに則って、というのが前提。 Qちゃんの才能を120%認めたとしても 「当然代表になれる資格」を持ちながら落とされる選手たちには 納得がいかない話だろう。 全員がアテネを目指して文字通り身を削って努力してるのだから。
高橋選手にしろ、他の選手にしろ、不愉快な思いをしなければならないが その責任は、瀬古選手のゴタゴタの後で きちんとルールを決めなおさないできた陸連にある。
こうなったらウルトラC超絶難度技を使って 5人くらい代表で出すしかないんじゃないの。
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