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谷口 令のハッピーダイアリー  
オークランド5 今年の最後に 2004年12月28日(火)

オークランド5 今年の最後に


今回の旅のなんとも不思議で対照的な人たちとの出会い。
いったいどちらの人生がしあわせでしょうか。。。

まるで行きの機内で熟読した稲盛さんの『生き方』の本の内容を、
そのまま、生身の人を通して見せてくれたようです。

短い旅の間は、まるで人生の縮図のようにいろいろなことがおこります。
たとえどんなことがあっても、そこには深遠な意味があり、
思いもよらないところに人との出会いがあります。

もしかしたら、私だって、あのガイドのS氏のように、自分の気づかないところで、
人に不快な思いをさせているかもしれません。
でも、一方でYさんのように光となれる可能性もあります。

今年ももうすぐ終わりのときに、
このような反省と希望を次の年につなげていけること、
そして、新しい年に向かって、私自身に与えられた仕事に真剣に取りくみ、
仕事を通して、心を磨き、成長していければしあわせです。

すべてのページからたくさんのことを与えていただいた稲盛さんのご本ですが、
私が大好きなページを今年の最後にこちらに載せさせていただきます。

今年も一年、皆様にはたくさんのことをいただきました。
本当にありがとうございました。 



 「一般によく見受けられる考え方は、労働とは生活するための糧(かて)、
 報酬を得るための手段であり、なるべく労働時間は短く給料は多くもらい、
 後は自分の趣味や余暇に生きる。それが豊かな人生だというものです。

 そのような人生観を持っている人の中には、
 労働をあたかも必要悪のように訴える人がいます。
 
 しかし、働くことは人間にとって、もっとも深遠かつ崇高で、
 大きな価値と意味をもっています。
 労働には欲望に打ち勝ち、心を磨き、人間性をつくっていくという効果があります。
 単に生きる糧を得るという目的だけではなく、
 そのような副次的な機能があるのです。
 
 ですから、日々の仕事を精魂込めて一生懸命に行っていくことが最も大切で、
 それこそが魂を磨き、心を高めるための尊い『修行』となるのです。
 
 日々の仕事にしっかりと励むことによって、高邁(こうまい)な人格とともに、
 すばらしい人生を手に入れることができるということを、
 ぜひ、心にとめていただきたいと思います。

                      稲盛和男著『生き方』より

        
谷口 令のハッピーダイアリー  
オークランド4 2004年12月27日(月)

オークランド4


友人の別荘へ行く途中の高速道路で、
目の前で起きた4台の車が巻き込まれた交通事故。

スバルと私の目の前で起きた事故でした。

救急車や警察の車が到着するまでの間、
通りかかった一般の車の人たちが雨の中、次々と車を止めて、
自分たちの毛布を運んだり、事故に巻き込まれた人たちを気遣っていました。
雨でずぶぬれになりながら、見知らぬ人に真剣に力になっている様子を
スバルは見ていました。

警察が来たときに警察の人たちが、かわるがわる
『だいじょうぶ?』と力強く対応していたこと、
そして、事故に巻き込まれた小さな子供たちに、ふわふわのぬいぐるみを
わたして、安心させていたこと。
スバルもそんな光景をじっと見ていました。

目の前で事故を目撃した私とスバルは、警察で事故の様子を聞かれることに。。。

ニュージーランドに来てまさか警察に行くことになるとは。。。。
でも、これも偶然ではなく、何か必要があるのです。

パトカーに乗せられて私たちは警察へ。
警察はなんとも明るく、警察官の人たちのあたたかく、親切だったこと。

外国人の私に、通訳が呼ばれ、一時間以上待って、通訳の女性がやってきました。

「Yと申します。よろしくお願いします。」
きりっとした表情の中に、心の底からにじみ出るやさしさ、
仕事を一生懸命にやっている人独特の自信に満ちた表情。。。

それが私とYさんとのはじめての出会いでした。

Yさんのおかげで調書もスムーズに終わり、
Yさんは通訳をしながら、私たちを気遣ってくれます。

「旅行に来て、時間がないのにここで待たされて大変でしたね」

Yさんの言葉のひとつひとつに感じられるあたたかな感覚って
いったいどこから来ているのでしょうか。。。

「大変でしょうから」と、Yさんはご自分の車で私たちをホテルまで
送ってくれることになり、車の中でのYさんとのお話は、
どんな観光スポットを巡るよりも楽しいものでした。

Yさんは、気がつけば16年、ニュージーランドにいること。
今はこうして正式な通訳として警察や裁判の手伝いをしていること。
そして、今日本人の留学生たちの心のケアーをしていること。

『ここなんだわ!!!』 私の心の声

すべてを受け入れてくれるエネルギーを発しているYさん、
『この人ならら、だいじょうぶ!』という信頼の感覚。

今でも、あの警察のドアが開いてYさんが入ってきた瞬間に、
人が持っている、なんともいえないあたたかな感覚が流れ込んできたこと
が忘れられません。

私が久しぶりに味わった感覚でした。

異国のニュージーランドに16年。。
大変なこともあったと思います。
でもいろいろなことをひとつひとつ、乗り越えてきた人なんでしょう。
どんなことがあってもへこまない明るさ、強さ、ピュアーなエネルギー。 

町へ着いた私たちは離れがたく、夕食をごいっしょすることに。。
聞けばYさんは、偶然スバルと同じ10歳の男の子のおかあさん。
それもスバルと同じ『星』の字が名前に入ってる!
彼もまた、あたたかな、すばらしい男の子でした!
おかあさんを見て育っているのですね。

今日の1日は、いったいなんだったのでしょう。。。
あの時、警察に行かなければ会えなかったYさん。
ほんの少しの時間に、Yさんが私に伝えてくれたもの。。。
ここに、こうして心から仕事を一生懸命にやっている人を見せてくれたこと。

人とかかわる仕事を持っている私は、今日のYさんとの出会いから、人として
とっても大切なものをいただきました。

Yさんは今日も元気にオークランドを飛び回っているのでしょう!


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オークランド3 2004年12月25日(土)

オークランド3


初めてのニュージーランド。。。
移民の多いこの国の人々は、外国人にあたたかく、親切だといいます。
初めてのこの国で、いったい、どんな方とお会いして、どんなことが
起きるのでしょうか。。

ワクワクしながら空港を出ると、午前中だけ町を案内してくれる
ガイドの方が待っていました。

ハローツアーのSさんという日本人の男性です。
あいさつもそこそこに、車に乗り込みました。
私とスバルの2人だけです。


「車の中での飲食は禁止です」町を走りながらのS氏のはじめての言葉。
「お水もですか?」と私。
「はい、外に出たときに飲んでください」

まるでテープがまわっているような、無機質な説明に少し飽きてきて、
「Sさんは何年この国にいらっしゃるの?」私。
「13年ですが、今は説明の途中なので、質問は後にしてください」
私「・・・」

その後もあまりにも機械的なので、思わずいつものくせで、聞きたくなりました。
「ねえ、Sさん、このお仕事、楽しい?」

Sさんから出た言葉は、
「楽しい仕事なんてあるわけないじゃないですか。
 人間、食っていかなければいけないから、そんなモンでしょう仕事って」

『これなんだわ!!!』心の中の私

「自分で何か興味があることやればいいのに」私

「私だってね、こうやってガイドだけやっているんじゃないんだ。
 ちゃんと自分の会社もってますよ」S氏
「どんな会社なんですか?」私
「旅行の会社ですよ」S氏

「えっ、だって楽しくないんでしょこの仕事」私

「この世に仕事を楽しんでいる人なんているわけないでしょ。
 金のためにみんな仕方なく仕事しているんですよ。
 だいたい、お金があったらこんな仕事していないですよ」

S氏は吐き捨てるように言いました。

「こんな仕事って、思って仕事しているんですか?」私
「だってこんな仕事じゃないですか。頭やコンピューター使うわけでもないし。。」

「でも、ニュージーランドにはじめていらっしゃる人がこの国を好きになったり、
 楽しむ最初のきっかけをつくったり。。。それにどんなすばらしい
 出会いがあるかわからないじゃないですか」私

「いや、ないですね、そんなもの」S氏はキッパリと言い切りました。

私はもうここでこの不毛の会話をやめることにしました。
S氏はこうして話していることが、もういやでたまらないという様子。

 〜早くこのむかつくおばさんとそばでじっと聞いている小さな子供
  をホテルに落っことしておさらばバイバイ。。〜

そんなS氏の心の声が伝わってきました。

車は当然スピードをあげてホテルに直行です。
ホテルで車から荷物のように降ろされた私たち。
挨拶もなく、S氏はそのまま走り去ってしまいました。


『ねえママ、、あの人さ、せっかくのチャンスだったのに、残念だね。
 あの人、毎日つまんないんだね。自分が好きな仕事に変えたほうがいいよね。
 そうじゃないと、案内された人がかわいそうだよ。』
車の中で一部始終を黙って聞いていたスバルがはじめて口をひらきました。

                            続く。。。。。
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オークランド2 2004年12月24日(金)

オークランド2



オークランドへ約11時間の飛行機の中で、
私は1冊の本から抱えきれないほどの宝物をいただきました。
すべてのページから私の魂の隅々にまで届けてくれたすばらしいメッセージ。。。

『生き方』の中で、稲盛さんが何度も何度も書いていらっしゃること。
人生の目的とは、
「生まれてきたときよりも、少しでも美しく崇高な魂を持って死んでいくこと。」

そして「人は日々の仕事のなかで磨かれていくこと。」
「心に描いたものが実現するという宇宙の法則。」

「神様が持っている『知恵の蔵』というものがあって、
 そこには直感やインスピレーションでつながること。」

「災難にあったら『業』が消えたと喜ぶ考え方。」

「どんなちっぽけなものにも役割が与えられているということ。」
「あふれるほどの夢を描けば人生は大飛躍すること。」

私の生き方が間違っていないと、心の底から勇気がわいてきたこと、
そして、これからの未来に向かって、たくさんのヒントをいただいて、大満足な私は、
『生き方』の本を読む時間をくれるために
今回の旅があったように感じてしまいます。。。


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オークランド 2004年12月23日(木)

オークランド


ニュージーランドのオークランドから戻りました。

娘の学校、私の仕事の調整、そして介護が必要な母の入院の手配など、
時間を自由に使えた頃が懐かしいのですが、
こうして、いろいろな条件が整って、行くことができたいうことは、
格別うれしいことです。

久しぶりの長旅、
私が一番大好きな時間は、飛行機の中の時間を贅沢に使いながら、
何かテーマのある本を、ゆっくりと、味わいながら読むこと!
成田空港の本屋さんを散策しながら至福の気分。。。

今回は稲盛和夫さんの
ー人間として一番大切なことー『生き方』 サンマーク出版
という本に出会いました。

表紙を開くと、こうありました。

 「私の成功に理由を求めるとすれば、
  たったそれだけのことなのかもしれません。
  つまりわたしには、
  才能は不足していたかもしれないが、
  人間として正しいことを追求するという、
  単純な、しかし力強い
  指針があったということです。」

『人間として正しいことを追求する。。。』
まさに、私にとっても、生きていくテーマです。

世界的な大企業、京セラとKDDIを創立された方の哲学を知りたくなりました。

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テルムマラン3 2004年12月18日(土)

テルムマラン3


テルムマランのレストランで社長とお会いしました。

テルムマランの社長は、若々しい、ステキな男性でした。
アメリカでMBAをとられ、お父様の後を継いで、
これから!という力が体中にみなぎっています。

社長自身、このテルムマランで3日間のタラソテラピーを体験して、
体のすばらしい変化にびっくりしたそうです。
何よりも驚いたのが、トイレに行く回数が増えること。
体の代謝が高くなって、体内の老廃物を体の外に出すのです。
そのために、館内にはたくさんのミネラルウオーターが設置されています。
これは私も感じたこと。
体の中からきれいになるのでしょうね。


行きのバスの中で思ったことが、すぐに現実になってしまった1日。。
すばらしい社長とお話できて、テルムマランがますます大好きになりました。
心と体をリフレッショした後、今度はどんなステキなことが起こるのかしら。。。

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テルムマラン2 2004年12月17日(金)

テルムマラン2



すべての命の起源は海にあります。
私たちが海水に包まれるとリラックスするのは、遠い昔のことを体が覚えているからでしょうか。。。

水着に着替えて温かい海水の迷路を歩いているだけで体がくつろいできます。
体が温まり、体の奥にに海のミネラルがどんどん吸い込まれていくようです。
こんなにリラックスしたのも久しぶりでしょうか。。
心もどんどん元気になっていきます。

まっ白いバスローブを着たままレストランでビールを楽しんでいると、、
お隣に数人の方がドヤドヤと入ってきました。

若い方中心に、なんとなく聞こえてくるお話がこちらの社員研修のようです。
じゃあ、あの中心の方が『社長』?
えっ、もしかしたらここの『社長』?
お会いしてみたいと思っていたからお隣にいらしたのかしら?


私の周りには、いつも不思議なことが起こります。
まだ起きていないことをワクワクしながら頭の中でシュミレーションしていると、同じことが起きたり、ひきつけたり。。
その起こる時間が、最近は早いこと早いこと。。。

たしか、2年くらい前でした。
ハワイに行った時は、いつも利用する大好きなハレクラニホテル。。
ここの社長ってどんな方なのかしら?いつかお話をしてみたいと思っていたら、
巡り巡って、偶然ほかの事でご紹介された方、Oさん。
名詞をいただいて、もうびっくり、なんとあのホテルの社長でした!
その後、お仕事のご相談にのったり、
今でもときどきに日本にいらしたときにお食事をごいっしょしたり
とてもよきお友達。


「きっとこれはお話しなさいってことだわ。
思い込みの激しい私。。。

『谷口ですが、お会いしたいと思っていましたら、
 お隣にいらしたのでお声をかけました。』
なんて。。突然話しかけるのもへんだわ。。。

人は、突然知らない人に話しかけられると、びっくりしてして心を閉じてしまうものよ。
そうだわ!さっきのバスでお話した総支配人のTさんに聞いてみましょう!」

館内でTさんを探し出してお聞きしてみると、なんと、

「社長はほとんどこちらにはみえないですが、
 本日は偶然いらしています。
 お忙しい方なのでお時間を取れるかどうかわかりませんがぜひ、
 お聞きしてみましょう!」

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テルムマラン 2004年12月16日(木)

テルムマラン



朝目覚めたときに、いつもワクワクするのですが、
『今日はどんな出会いがあるのかしら?』
『今日はどんなステキなことが起こるのかしら?』
『今日はどんな新しいことを知るのかしら?』

まして、祐気取り(自分の吉方位に行くこと)の日はワクワクも最高潮です。
いろいろな土地に行くのも楽しいのですが、
私が何よりも興味があるのが『人』です。

ひとつの出会いから、自分の世界が果てしなく広がっていきます。
私と違う考えかたや、人生をお話してくれたり。。
『人』への興味は尽きません。

今日訪れる勝浦のテルムマランとは、「あたたかな海」という意味です。
タラソテラピー(海洋料療法)の起源はなんと紀元前。
勝浦の海から毎日くみ上げた海水を、お母さんの羊水と同じ
34〜36℃まであたためた大きなプールを歩いたり、海草のパックを体にぬったり、バランスをとりながら、体の機能を高めていくのです。
これは絶対に体と心によいと感じます。

東京駅からの送迎バスもなんとも便利。バスは若い女の子たちで満杯です。

バスに乗り込み、テルムマランのパンフレットを読んでいて、
毎日海水を運んで来ることって、大変。。いろいろな疑問がわいてきました。

私のバスでの席はたまたま一番前。
添乗員の方かしら?テルムマランのジャンバーを着ているお隣の方に
話しかけてみました。

「毎日こんなにたくさんの方が参加なさるのですか?」
「最高の状態で、維持していくのに大変ですね。」

その方は、添乗員ではなく、なんとテルムマランの『総支配人』でした。
Tさんとおっしゃって
『良くぞ聞いてくれました!』という感じでいろいろとお話してくださいました。

テルムマランがみんなに知られていない頃のお話、
そして、ここまできた苦労話から、これから目指すこと、
いかにしたらお客様に満足していただけるか、
まだまだ、勉強しなければいけないことがたくさんあること。。

最近、こんなに誠実に、熱心にお仕事のことをお話される方はめずらしく、
お聞きしてみると、何年か前まではホテルマンだったそうです。
人の心を無視した機械的になってきたホテルの仕事に嫌気がさしたときに、
この仕事にめぐり合ったそうです。

なんともあたたかな、人間的魅力にあふれているTさん。
お話しているだけで体中がプレタラソテラピー状態!
お誕生日をお聞きすると『七赤金星』とのこと。なっとく!

こんな方を育てていらっしゃるテルムマランの社長って
いったいどんな方かしら?
女性かしら?若い方かしら?なぜこの仕事にめぐりあったのかしら?
いつかお会いしてお話してみたい。。。そんなことを考えていると
バスはあっという間に勝浦のテルムマランに着いてしまいました。

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東京海上火災 2004年12月15日(水)

東京海上火災



今日は祐気取りに東南、勝浦の『テルムマラン』に出かけました。
テルムマランのタラソテラピーに、朝8時、
東京丸の内の『東京海上ビル』の前から直通バスで連れて行ってくれます。

久しぶりにレンガ色の東京海上ビルを見たときに、
ここに通っていた頃を思い出しました。

20歳からの4年間、私の自信喪失、ダメOL、負け犬時代です。
短大を卒業して、夢と希望でで入社した東京海上火災。
両親も、周りも、
「良かった、いい会社に入って。あとは、学歴と給料と、将来性の高い社員を捕まえて、結婚するだけ!」などとせかしまくります。

でも私にとって、自分を生かせるところではありませんでした。

毎日、毎日、海外から来た計算書を読む英語と数字と計算の日々。。。
ひとつの歯車としてのみの私。。
新しい出会いも、自分の意見も、なにもなかったあの頃。。。
職場結婚で退職をしていく同期の送別会、失意の私に課長のきついお言葉、
『谷口さん、1年でお相手を見つけられなければ、職場結婚はあきらめてください。』

あの頃の閉ざされた気持ちと違い、今の私の心は空が飛べるほど軽くって、
心がビタミンでいっぱい!

大好きな仕事をすることって、なんてしあわせなのかしら。。
それに気づかせてくれた、東京海上火災にありがとう!!!

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しあわせのかたち2 2004年12月13日(月)

しあわせのかたち2


いろいろな人に『しあわせとは?』というインタビューを終えた一人の生徒のレポートです。

『谷口先生へ

 私はこのインタビューを通して、とても貴重なものをいただいたような
 気がしています。

 それぞれの言葉はそれぞれの生き方・生活から出たものであって、
 一人一人の人生がとてもいとおしく感じられました。

 また、一人一人が既に、自分らしい幸せを持っている、
 ということにも感動をおぼえました。
 その幸せは、その人が一生懸命生きる中で得たものなのでしょう。

 「私にとっての幸せ」を考えることで、人は今持っている幸せに気付いて
 感謝します。

 このインタビューは実際に顔を合わせて、または、メールや電話で行いました。
 とても印象的だったのは、この質問をすると相手の顔がふっとなごんだり、
 嬉しそうに輝くことでした。
 いつもは厳しい顔の私の会社の女性社長の表情も菩薩のように輝き、
 私の心も中にも暖かいものが広がっていきました。

 電話やメールで答えてくれた場合も、追加のコメントが来たりして、
 皆、このテーマを考えるのは楽しいことだったようです。

 人は常に、「もっと、もっと」と何かを求めてしまいがちですが、
 このテーマを考えることで、皆、自分が今持っている幸せに気づき、
 感謝の気持ちが湧いてきたようにおもいます。

 「私は幸せ!」と思うことで、幸せはますます広がっていくのではないでしょうか。

 人は常に人との交流を求めています。
 私にしても、幸せな時間とは、人と気持ちが通っていると感じる暖かく、
 楽しい時間。そして、相手が喜んでくれたり、役に立つことができれば
 これ以上の幸せはありません。

 いつも“その時、目の前にいる人”を大切にするような自分でありたい思います。』


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しあわせのかたち 2004年12月11日(土)

しあわせのかたち


『風水カウンセリングカレッジ』の生徒たちに、次のようなテーマで
宿題をだしました。

〜しあわせのかたち〜
 
自分の周りの10〜20名くらいの人に、
 「あなたにとってしあわせって?」というインタビューをします。
 人が考えるしあわせって?そこからしあわせについて考えて、
 レポートを作成してください。

一人の生徒のレポートです。
『まわりの20人にインタビューした、あなたの考えるしあわせとは?』

   1. 健康で思うように動けること(3人)
   2. 心身ともに健康であること
   3. おいしく食事ができること
   4. 日常に小さな幸せを見つけながら平凡に過ごせること
   5. 自分のことが大好きでいられること
   6. 家族が元気でいること
   7. 自分の好きなことが自由にできること
   8. 感動を共有できる相手がいること
   9. 生きていること

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アーサー王物語 2004年12月08日(水)

アーサー王物語



私がいつも、一番大切に思っていることは、人の心の可能性です。

小さい頃に読んだ物語が、今でも心の中に生きていて、
私の人生にすばらしいヒントを運んできてくれます。

それは、アーサー王伝説のキリストの聖杯のお話。。。
たしかこのような内容でした。

 その頃のアイルランドは土地がやせ、人々の心も病んでいました。
 アーサー王は円卓の騎士たちを集めてこう言います。
 
 『しあわせになるという「キリストの聖杯」を国中から探してきなさい。
  条件はひとつだけ。3年間で村々をまわり、 
  その村の人たちの話をきき、いっしょに土地を耕し、人々を楽しませること。』 

 円卓の騎士たちは国中に散っていきました。
 騎士たちはアーサー王のいいつけどおり、村々を巡り、土地を耕しながら、
 キリストの聖杯を探し続けました。

 3年後、騎士たちはアーサー王の元に戻ってきました。

 ところが「キリストの聖杯」を持ち帰ったものはだれもいません。

 アーサー王は騎士たちにこう言いました。

 『すべての騎士たちがキリストの聖杯を持ち帰った。
  国中の人々がしあわせになったこと。。
  それがキリストの聖杯そのものじゃ』


この物語がくれたステキなメッセージ。。。
アーサー王のすばらしさ、
そして、本当に価値があるものは、実は形のないものだと子供心に感動したことが、
今も私の根っこにあるのです。


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ハッピーパートナー ステキなお見合い2 2004年12月07日(火)

ハッピーパートナー ステキなお見合い2



きょうもワクワクのお見合い。
ステキな女性Tさんと待ち合わせの恵比寿のホテルまで向かいます。

タクシーの中で私の質問。。。
『どんな男性のタイプが好きなの?』
『私、関西出身なのでくずの山口さんみたいな人』とTさん。

Tさんはやさしそうな、とてもかわいらしい方。
就職した会社が外資系の広告会社で、とにかく仕事が忙しすぎて、
まったくの出会いのチャンスがありません
いるんですよね、こんな方がたくさん。。。

恵比寿のホテルはクリスマスのイルミネーションですごい人。
やっとお見合いのお相手を探し出してTさんをご紹介。

とても誠実そうな青年。。今回はわざわざ、名古屋から来てくれました。
うーん合格!なんて、お母さんになった気持ち。

いつも思うのですが、こんなに楽しいお仕事があっていいのでしょうか。。
代官山のオフィスに戻りながら、
今日のお二人の笑顔を思い出しました。

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結婚の選択 2004年12月06日(月)

結婚の選択


私の最初の結婚の選択はなんだったのでしょうか。。。
いつも、いつも、両親に言われていた結婚の条件。
 
 いい会社に勤めていること
 いい大学を出ていること
 できるだけ長男ではないこと

そう、私はこの3つの条件をお見合い13回の果てにやっと、クリアーしたのです。
 
会社は優良企業『「まさにガスだね!』東京ガス
大学は東工大。次男。

でも外側の条件だけで選ぶことがどれほどばかげていることか、
身にしみてわかりました。7年かかりましたけれど。。。

私たちは、趣味も違いますし、何よりも一番大切に思っている
人生の価値観がまったく違っていました。

形を大事にする夫と、心が大切と思う私と。。。
7年間の結婚生活。。。
今は毎日が、心満たされ、とてもしあわせなのに、
あの頃は、心の中に穴があいたように、毎日が空虚でした。

それを学ぶチャンスをくれた前の夫。
本当にありがとう!

結婚は外側の条件ではありませんね。
運命の人は必ずいるはず!

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私のインナーチャイルド 2004年12月04日(土)

私のインナーチャイルド



『インナーチャイルド』とはほとんどの人が持っている、
子供の頃傷ついて、自分の奥に押し込めてしまった感情です。

子供の頃の思い込みや決心が大人になってからの自分に
大きな影響を与えていますし、カウンセリングの中で、
ほとんどの問題はこの中にあるといっても過言ではありません。

私自身、小さい頃父親から
『そんなにはっきりとものを言うとお嫁ににいけない』といわれたことを、
ずっと心にしまいこんでいました。

男の人には、いつもあいまいに自分の考えを押し殺し、小さな声で伏目がちに笑っているだけ。。などと到底私には無理なことを実行してきた若い頃。

そのかいあって(?)やっと気に入られて、お見合いで結婚したのです。
最初の結婚生活は、いつも自分の感情を抑えて、自分をコントロールしていました。
私の結婚生活は今考えると、嘘の自分を演じていたのでしょう。

今考えると、本当の自分や、何を押さえ込んでいたかに気づけたのは、
あの結婚があったから。。
ありがとう!最初の夫のMさん!お元気ですか?

田村正和さんをテレビで見るたびに思い出し、感謝しています。

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力になれたら。。 2004年12月03日(金)

力になれたら。。


出会う人すべての力になりたい。。。
そんな思いでいつも心が揺り動かされるのは、私の小さいときの体験でしょうか。。

私が小学生の頃。。。父の転勤で、5回の転校。

転校生は、みんなと仲良くなるのに少し時間が必要です
一番つらかったことは、転校したての遠足のとき。
一人ぽっちでお弁当を食べたこと、だれも話しかけてくれない休み時間。
先生がグループを作りなさいというと、一人ぽっち。。。

転校のたびにこんな心がつぶれる思いをしていたあるとき、
ハツラツした女の子が話しかけてくれました。

消えていた自分がもどってきて、
目の前が明るくなって、学校に行くのが楽しくなったこと。
この一言で希望がわくんだ!と思った瞬間です。

今もどこかでポッンとしている人や、元気がない人を見ると
小さいときの自分の気持ちが戻ってきて、居ても立ってもいられません。

私も、あの時、心に希望がわいて毎日が楽しくなりました。
だから、今は誰かの力になれたら。。。そう思うのです。

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蒼穹の昴 2004年12月02日(木)

心の叫び2



浅田次郎さんの『蒼穹の昴』の中で私の魂をゆり動かされた言葉がありました。


『人が、星を動かす。。。そんなことってあってよいものでしょうか?』

『さあ、あってほしいものじゃ。
 かつて、ただのひとつもそのためしはない。

 この世の中には本当に日月星辰(じつげつせいしん)を動かすことのできる
 人間がいることを。
 自らの運命を自らの手で拓き、あらゆる艱難に打ち勝ち、 
 風雪に良く耐え、天意なくして幸運をつかみとるもののいることをな。』


物語は、二人の男性が占い師に将来をみてもらいます。
一人は最高に良い卦がでて、その通りにどんどん出世ていくのですが、
もう一人は、あまりにもひどい卦で、占い師はとても本当のことが言えなくって
はじめて嘘をつくわけです。

『お前はの人生ははすばらしくなる』

物語の中で「春児」という名前なのですが、
春児はその言葉だけを励みに、困難を乗り越え、
どんどん運命を切り開いていくのです。
そして最後にはその時代の最高の地位まで上りつめていきます。

あたえられた運命。。それは決して変えられないものではありません。
変えられないと信じているだけのこと!

人生を切り開くお手伝いをすること。。。
これこそが私たちの本当の仕事、役割ではないでしょうか。


谷口 令のハッピーダイアリー  
ありがとう!の月 2004年12月01日(水)

ありがとう!の月



12月になるといつも思うのですが、
いったい私は、今年、何人の方に出会い、
何人の方に支えていただいたことでしょうか。。。

たくさんの名詞や手帳をながめて思います。

そして、
いつも忙しくて、不自由をかけている母と娘のスバル、
できないことだらけの私をフォローしてくれるスタッフのUさん、
私のかわりに家事をやってくれるTさん、
ぐあいが悪いときにお水とみかんを持ってきてくれたご近所のMさん、

みんな、みんなありがとう!!!

だからこうして、大好きなことに没頭できている私。。。
一人一人の顔を思い浮かべると、心が熱くなります。

私の12月を「ありがとう!の月」にしました。


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