モリハルゆ記

2007年02月27日(火) ライブ

 友達のアコースティックライブに行ってきた。去年のモリハル日記にも書いた奴のライブで、もうかれこれ5〜6回目くらいになるのかなぁ。銭湯の帰りに石鹸がカタカタ鳴る四畳半フォークライブだ♪

 '70年代当時の若者は、フォーク派とロック派に分かれていたと思う。「かぐや姫とレッド・ツェッペリン、どっち好き?」というのは、今思うと「もり蕎麦と豚骨醤油ラーメン、どっちが好き?」と質問するのと同じ次元ではなかろうか。「両方好き」っていう回答ありだと思うのだが、当時はそれ駄目だったね。モリハルは当時ハイカラのモボを自認していたので、「レッド・ツェッペリンの『天国への階段』いいねぇ〜!」で、「髪の毛が芯まで冷えちゃうのは、さぶいねぇ〜・・・」だった。

 今回のトップバッターはプロの『堀文治』。“ほりぶんぢの上京日記”ご参照。25歳の彼が佐世保の路上ライブで歌っていたオリジナル曲とかコブクロのカバーを披露してくれた。メジャーデビューしたプロではないみたいだけれど、上手いなぁ。歌、ギター、語りで聴衆の心をつかんだ。これで会場が一体になったな。

 その後友人がトリで演奏したのだが、かぐや姫のカバー聴くと「ただ、あなたのやさしさが懐かしいなぁ」と感激してしまう。あの場でレッド・ツェッペリンの演奏されたら、「うるさい〜っ!英語の意味ワカラン〜!」と、なってしまったろ。昔のフォーク、歌謡曲、アニメソングは、昭和30年代生まれの紳士淑女を盛り上げてくれる。

     

 さてさて、「モリハルも練習してライブ出てよ」と、以前よくライブの後、友に誘われたのだが、今回はまったく言われなかった。彼は今回のライブで、演奏家としてもプロデューサーとしても自信持ってしまったようだ。しまった〜!置いてきぼりをくってしまった〜!



2007年02月23日(金) バッグ

 奥さんからバレンタイン・プレゼントとしてビクトリノックスのビジネスバッグをもらった。奥さんがモリハルにプレゼントをする基準として「ビジネスに繋がり、儲かる可能性があるモノ」というのがある。間違っても「高校生にオートバイを買ってあげる」ような、遊びほうけてしまう可能性があるモノを贈呈することはありえないってコトだ。

 これまで使用していたビジネスバッグ、かれこれ5年くらい使用しただろうか。パソコン、プレゼン資料、唯ちゃん写真集、暇つぶし用文庫本等々を持ち運んでいた。通常5〜6kg、重いときには7〜8kgになる。雨の日、風の日、寒暑の中、パリダカールラリーに参戦するかのごとく酷使に耐えてくれた。ありがとう!だけど、結果とか成果は出せなかったね!

      

 奥さん、インターネットを駆使してビジネスバッグを検索しまくった。その結果、日経新聞土曜版ビジネスバッグランキングで1位になったTUMI(トゥミ)と同じ素材(アメリカ軍の防弾チョッキに採用されていたバリスティックナイロン)を使用し、かつTUMIより、ちょい廉価なものを発見した。それが多機能型ポケットナイフで有名な、スイスのビクトリノックス製ビジネスバックだ!新宿の伊勢丹メンズ館で買ってもらいました。ダンケシェーン!

      


 使ってビックリした。パリダカールラリーに参加したバッグもビクトリノックスもナイロン製なので、それ自体の重さ変わらないのだが、持った感じが軽い。なんでなんだろう?日本よりスイスの方が、人間工学に基づいてより軽く感じるモノを作れるんだろうか?不思議発見!

 前回はパリダカールラリーで完走すらできなかった。今度は入賞、いやいや優勝目指せるかもしれん。頼んだぞ!ビクトリノックス!
 
  



2007年02月21日(水) 誕生日

 娘の唯ちゃん生誕1周年記念を迎えるにあたり、おおわらわだった。

 最近唯ちゃんはお食事(離乳食&ミルク)を終えた後、食器、哺乳瓶をテーブル付きベビーチェアから落とすということを覚えた。そして「下に転がってるかな」という顔をして覗き込む。「犯罪者は犯罪現場に戻って観察したくなるもんなんだよ」(刑事ドラマの刑事役談)という心理に似ている。落としても大丈夫なように、ベビーザらスでフェリスタイルの食器を買ってきた。プラスチック製だし、下に吸盤も付けられる。これなら軽犯罪すら起きないであろう。

 お仕事の合間に、埼玉に住むお袋さんのトコへ立ち寄った。「Faxが動かないので見てくれ」というリクエストに応えたのだが、事前に唯ちゃんの誕生日プレゼントとしてファーストシューズもらったので、その写真を届けることもあったからだ。写真を渡した後、DoCoMoのテレビ電話で唯ちゃんのライブも見せてあげた。「ほんとうにミツコに似てカワイイわねぇ〜」とお袋さん。誰だよミツコって?「ホラ、生まれてすぐ死んだあたしの妹よ。」ホラって、モリハル全然知りません。

 帰途、最寄の駅近くにある洋菓子屋さんで、予約していたバースデーケーキを受け取って家に着くと夜の7時、唯ちゃんは去年の2月21日夜6時に生まれたから正真正銘の1歳になっていた。

 昼間、奥さんのお母さんが家に来て唯ちゃんの誕生日を祝ってくれたみたいで、お宮参りをした大宮八幡宮に3人で行き、1歳になったお参りもしてきたそうだ。そして奥さんが予約していた近所の和菓子屋さんで、一生餅を引き取ってきてた。「一生餅を(一升の餅は一生持ちの語呂合わせ)赤子に背負わせたり、餅に座らせたりし、子供が健康で強く、なに不自由なく暮らせるよう願う行事です。」だそうだ。こんな行事モリハル知らなかったよ。ま、せっかくなので一生餅をバンダナに包んで、唯ちゃんに背負わせてみたところ、亀をひっくり返したような状態で泣いちゃった。

 なにはともあれ、健康で強く、豊かに暮らすんんだぞ!前半は唯ちゃん、後半は奥さんとモリハルの責任だぞ〜!

       


 



2007年02月20日(火) 水の泡

 「水の泡」を家にある国語辞典で引いたら「水面に浮かぶあわ。物事のはかない−こと(さま)のたとえ。」と、「努力のすべてが無駄になること。」という意味が記載されていた。

 水道の蛇口ひねれば見ることできるし、こんな世の中だ、はかないことなんて日常茶飯事である。

       

 「努力したことが無駄になる。」なんてのも、しょっちゅうある。携帯メールを入力してたら、誰からか電話かかってきたりメール受信したりして、それに対応してると、近眼メガネをオデコに上げて見えにくい絵文字を一生懸命加えた文章が跡形も無くなっている。ワードとかエクセルでプレゼン資料作っていたのが、「ホントウに削除してしてもいいの?」と親切にもパソコンが問いかけてくれたにもかかわらず、指一本の操作で消えてしまう。因果応報なのかね。

 ところで毎年2月、青色確定申告を行なっている。前年1年間の売上げ、経費を複式簿記で処理して貸借対照表、損益計算書にまとめ、確定申告書に記入し、税務署に持参する。最近は「インターネットでも申告できます!」なんて税務署が利便性をPRしているが、冗談じゃない。インターネットでできるのは「確定申告書に手書きで記入することがパソコンで入力できるよ」という点と、「税務署に来なくてもいいよ」ということだけじゃないか。そこに至るまでが大変なのであって、最後のことは楽しみですらある。特に税務署に持参すると、「どうもご苦労様です」と、公務員の方が丁寧に接してくださる。上得意のお客さんになったように感慨深い。

 今年はちょっと売上げ、経費の処理が遅れ気味だった。なんせ、1年間の領収書とか伝票を広げてパソコンに入力していくので、娘の唯ちゃんが活動しているときには不可能な作業だ。早く寝かせてそれからやるかと添い寝していたらモリハルも朝まで熟睡してしまうし、酒飲みながら作業していたらいつの間にか昇天しちゃうし、遅々として進まなかった。なんやかんやで昨日、1年間の経費を入力し終え、売上げの入力も三分の一終え、「今日は最後までいっちゃうよ〜!ひゃっほう〜!」とパソコンの電源入れたら、いつまでたっても画面真っ暗。

       

 7年前から使用しているパソコン、Windows98搭載、シャープ・メビウス。過去、奥さんと結婚する前に愛の電子メール交わしたりとか、ノート型パソコンをこれ見よがしに披露して「俺ッ、仕事できまっせ!」とパフォーマンスしたりとか、華やかな活躍をサポートしてくれたシャープ・メビウス君は今現在、年賀状の宛名出力と確定申告という職人気質的なお仕事のみ従事してもらっている。突然の引退宣言だ。

 ひょっとしたら有森裕子が東京マラソンで引退したように、用意周到の引退かもしれん。だがモリハルにとっては突然だ。経費入力完遂と売上げ入力の途中経過に要した努力は水泡に帰した。ま、これでモリハル死んじゃうワケじゃないからヨシとするか。これまで頑張ってくれたからね。明日は唯ちゃんの誕生日だし。人間万事、塞翁が馬だ!



2007年02月14日(水) バレンタイン・キッス♪

 バレンタインチョコ、今年は早々に2個ゲットした。奥さんのお母様と、実のお母様からだ。奥さんのお父様が入院したのでお見舞いに行くと、そこにいらっしゃったお母様が明治の板チョコを「これあげるよ」とおっしゃったのでありがたく頂戴し、実のお母様は孫である我が娘、唯ちゃんが今月誕生日なのでプレゼントを送ってくれ、その中にチョコが同梱されていた。身内はカウントしないものだと、ドラマ『ハケンの品格』でスーパー派遣、大前春子役の篠原涼子が言っていたが、かまわん、要は絶対評価だ。相対評価ではない!(意味合ってるかな?)

 会社に行くと「お疲れ様です。みなさんで召し上がってください!」のメモ書きが貼られた箱の中に、チョコとかチーズおかきが盛られていた。チーズおかきは甘いものが苦手なオジサンに配慮したものであろう。50名のオジサンの中で頑張ってらっしゃる、3名のお嬢様方の気配りである。1ヵ月後のホワイトデーでは彼女達、投資金額の10倍以上のリターンを得られるであろう。(少ない投資で高利周り、バレンタイン共済!)

 我が家では奥さんが「チョコよりいいもの」をプレゼントしてくれる予定らしいが、いまだ未着である。この件、忘れないように今後繰り返し確認しないとな。とにもかくにもパーティーをした。

     

 『クリスチャン系の行事』 = 『洋食』 = 『ワイン、パスタ&サラダ』

 三段論法のような法則が我が家に定着した。これを箸で食するのが、「クリスチャン系の行事をしちゃうけど日本人としての心は忘れないぞ!」という我が家の心意気である。祝!バレンタイン!

 

      

 



2007年02月07日(水) NOAH!

 「主なる神は、地上に増え始めた人々が悪を行っているのを見て、これを洪水で滅ぼすと『神に従う無垢な人』であったノアに告げ、ノアに箱舟の建設を命じた。ノアとその家族8人は一生懸命働いた。その間、ノアは伝道して、大洪水が来ることを前もって人々に知らせたが、耳を傾ける者はいなかった。箱舟はゴフェルの木でつくられ、ノアの家族とその妻子、すべての動物のつがいを箱舟に乗せた。洪水は40日40夜続き、地上に生きていたものを滅ぼしつくした。水は150日の間、地上で勢いを失わなかった後、箱舟はアララト山の上にとまった。」(旧約聖書、創世記『ノアの箱舟』より)

 当時のプロレス界はジャイアント馬場を亡くし、アントニオ猪木はマットを去り、混迷を続けていた。2代目タイガーマスクである三沢光晴は、さながら『神に従う無垢な人』ノアであったのだろう。全日本プロレスから離れ、NOAH!の旗揚げを行った!

 「今日は凄いモノ持ってきたぞ!」某民放局に勤める友が言った。中学校同窓生8名による新年会の席でのことだ。「ほれっ!」と披露したものは、マニア垂涎の代物であった!

     

 非売品、NOAH!のロゴ入りランドリーケース!NOAH!が興行した際、控え室に設置され、激しい闘いを終えたプロレスラーが、タオル、ガウン、タイツを投げ入れる!

     

 NOAH!が興行したお土産屋で販売すると、あっと言う間に売れ切れてしまう、カレンダーとボトルケース!

 涎垂らしたのはモリハルだけだったが、それら『凄いモノ』を賭け、酔っ払い8名でボーリング対決した!

     

 過去、爽やか中山律子さんに憧れ、日々精進した強者共の闘いであったが、結果優勝者127ピン、モリハル105ピンで第5位という低レベルで終了した。「ガッデ〜ム!逃してしまった〜!」

 「別に俺いらないからモリハルにあげるよ。」意外というか当たり前の展開というか、優勝から第3位の友は、指くわえているモリハルにそれら賞品を進呈くださった。「ありがとう、友よ!」

 と言うことがあり、我が家に、NOAH!の貴重なるモノがやってきました。ヨッシャァ〜!



2007年02月05日(月) 『とぉ〜♪子』参上

          

 夜の9時半新宿西口スバルビル前、この時期観光バスを利用したスキーツアー(スノボーツアーかな?)から戻ってきた若者達でごったがえしている。一目散で帰途についているのは翌日月曜の出勤を控えている社会人で、いつまでも仲間とダラダラ話し込んでいるのは学生さんなのかな?ウィンタースポーツは久しくご無沙汰しているので、そんな状況になっているとは露知らず、迂闊にもここで待ち合わせしてしまった。『とぉ〜♪子』との初顔合わせの場所にだ。

 その前日、最後の別れを惜しんだ。2年間、仕事を共にし、プライベートで楽しい思い出を一緒に作った。雨の日、雪の日でも文句言わずに付き合ってくれた。娘の唯ちゃん出産のときとか、里帰りのときには優しく送迎してくれた。ノロウィルスでウ○チ漏らしたときには、かばいながら我家まで連れて行ってくれた。「ありがとう『パジェロミニ号』!君のことは忘れないぞ!」


 夕方、三菱自動車のディーラーに引き取りに行くつもりだったのだが、仕事のキレが悪く遅くなってしまったので、新宿西口スバルビル前まで陸送してもらうことにした。待つこと10分、スノボー担いだ若者達の隙間から黒い軽自動車が垣間見えた。サイドミラーに装備されたウィンカーが点滅し、足回りはアルミホイールで固めてある。オプションで依頼したのと合致している。「『とぉ〜♪子』だ!」

 明けて今日、白日の下、改めて『とぉ〜♪子』を観察し堪能した。ディーラーサービスで撥水コーティングされたボディーは、しっとり水々しい。シャワーを浴びたら、玉状になった水がツツ〜と滑り落ちそうだ。室内は、新車独特の初々しい芳香で満ちている。キーを差込みイグニッションを回すと、エンジンがブルブル震える。シフトをDレンジに入れ、優しくアクセルペダルを踏むと、すぐさま反応して動き出す。「おぉ『とぉ〜♪子』!君との出会いは運命的だ!」

 と、言うわけで、新しい車が我が家にやって来ました〜!とぉ〜♪!



2007年02月01日(木) 麒麟

 「場末の一杯飲み屋へ行かないか」とお誘いがあった。荻窪駅の南口から商店街に入り、ファミリーレストランを過ぎて右に曲がると景色は一転し、アダルト専用エリアになった。連れ込み宿のような暖簾をくぐるとそこに目的のお店があった。
 
          

 カウンターに12席、奥にはテーブル席もある。外の雰囲気とは違い、大人が自分自身にご褒美をあげるために来るような落ち着いたお店だ。男女ペアの客なら、これから口説くというより、もうできちゃったんでこれからのことを話し合うというのが適したお店かな。

 このお店、KIRINのホームページで探したとのこと。サイトではKIRIN製品を美味しく提供してくれるお店を紹介している。早速それをチェックしてみると「裏通りに面した隠れ家的なお店」とあり、「淫靡な界隈にある連れ込み宿的お店」ではなかった。

 他のチェックしていたら2月3日(土)から、キリンラガー、キリンラガー・クラシックのCMでYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)が再結成されるというPRが載っていた。懐かしいなぁ、テクノポップ。モリハル2浪して、なんとか大学に入った頃だ。

 大学のゼミでお酒を本格的に飲むようになったが、あの頃は辛かった。モリハルお酒弱いからね。ゼミ後の飲み会とか合宿のとき同年齢の先輩に無理やりお酒勧められる。「気合っ!」と無理して飲んだ記憶がある。はい、その後いつもゲロゲロしてました。ボーっとした頭の中でYMOの『ライディーン』とかジューシーフルーツの『ジェニーはご機嫌ななめ』が鳴ってたな。

 ビールは苦いけど、仕事明けのご褒美であり、青春の思い出だね。

 
   


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