モリハルゆ記

2006年10月30日(月) 事件

 先週末、高校からの友達と渋谷にて飲んで騒いだ。「待ち合わせ場所どこにしようか?」知らないんだよねぇ、渋谷のこと。結局ベタな「ハチ公のシッポあたり」となってしまった。

     

 そのハチ公の視線の先に、何やら緑の箱モノが・・・!東急電鉄の車両がデデンと鎮座している。これって事件というか、物議をかもし出しているんだってね。設置費にけっこうお金かかっちゃったみたいで、税金の無駄ではないかと騒いでいる人がいらっしゃるそうだ。中に入ると渋谷区長の顔写真と挨拶文が目に飛び込んでくる。ウ〜ン、その他の写真含めて魅力乏しいなぁ。

 今朝、我が家にも事件がおきた。月曜の朝、会社で会議があるため、モリハルは早く動きだす。6:00、奥さんと唯ちゃん起こさぬように寝床を抜け出し、洗顔、トイレを済ませて、朝食の準備をする。そのとき、恐ろしい光景が目に飛び込んできた。「冷蔵庫の下段、冷凍室が少し開いている・・・」ちょっと中を覗いてみた。氷は水に逆戻りし、冷凍食品は暑いのか汗をかいている。すべてを見ることなく、そっとドアを閉めた。

 「昨夜ひとりでスポーツニュース観ながらウィスキーチビチビやったなぁ。途中氷を取りに行ったような・・・行かなかったような???」このまま仕事に行っちゃうか、ジョージ・ワシントンのように正直に告白するか、朝食摂りながら悩んだすえ後者を選択する。モリハルえらいっ!

 「事件がおきたようだ」まだ夢見心地の奥さんに声をかけた。「ナニ?ウンコでトイレつまったの?」どうもウチの奥さん、モリハルの関心事ウンコだけだと思っているみたいだ。「イヤ、なんか冷凍室のドアが開いていたみたいだ・・・」善意の第三者が偶然発見したという風に言ってみた。「エエ〜!お父さん(最近、こう呼ばれるようになった)夜、一人でお酒飲んでいるとき氷取りに行ったじゃない!」やはり犯人はモリハルのようだ。

 「豚肉、イクラ、み〜んな解凍されてるぅ!ああ、唯ちゃんの離乳食もだぁ!」冷凍室内は、奥さんがパルシステムで購入した食べ物と、彼女が調理し小分けにされた離乳食で独占されており、その所有権はすべて彼女にある。氷を作ったのはモリハルだと主張しても、水道代払っているの奥さんだからやはり権利は彼女にあるのだろう。そうそう電気代も奥さんだ!怒る権利は充分にあるね。
(注:冷蔵庫内には、発砲酒とかマヨネーズ等、モリハル購入したものが数多く入っている)

 今晩の夕食、解凍されたものすべて食べるコトになりそうだ。ゴージャスディナーだね!

 



2006年10月22日(日) 緊張

 週末、大作に挑んだ。通常サイズの半紙に書くより、緊張するし、開放されるし、達成感がある。
     
     

 書き始めのとき、みんなの視線とデジカメのシャッター音が気になり、アドレナリンが噴き出す。

     

 そのうち、上手く書こう、見てくれ良くしようという、たがが緩んでくる。どこで終えたらウケルんだろう・・・それが最大の関心ごとになり、意を決して掲げたとき、「おあいそ〜っ!どうよ!」って感じになる。

 翌日、モリハルが大作に挑むより、さらに日々緊張しているであろう方にお会いした。放射能が身近にある特別区に、お仕事として日々接していらっしゃる人だ。

 「防護服三重に着て、作業する時間は5分が限度なんですよ。」

 先日TVで観た『U-21』を思い起こした。旧ソ連が、大陸間弾道弾積載した原子力潜水艦の試験航海で放射能漏れを起こすということを扱った映画だ。艦長であるハリソン・フォード、『インディー・ジョーンズ』より緊張していたと思う。

 「特別区に入れることを許可する磁気カードに磁石をくっつけちゃうと、出口でカード読み込ませても、制限時間の5分過ぎても作業現場から出てこない奴がいるって、管理室で大騒ぎになっちゃうんですよ。」

 同僚の磁気カードに、ホワイトボード上のマグネットをヒョイとくっつける悪戯をするみたいだ。なるほど、人間極度に緊張すると、何か面白いことしちゃおうっていう性が芽生えるんだろうな。


 



2006年10月20日(金) 愛情光線

 今週末で8ヶ月になる娘の唯ちゃん、最近つかまり立ちができるようになった。テレビ観ながらくつろいでいると、テーブルづたいにニコニコしながら寄ってくる。カワイイッ!

     

 身長はまだ60cm少々。モリハルの身長は174cmで座高100cmだから、まだ足の長さ74cmにも達していない。アリャ〜!小っちゃい〜!

 今は亡き父の足にまとわりつき、足の長さにモリハルの身長が至っていなかった遠い記憶がある。多分唯ちゃんと同じ月齢か、せいぜい1歳くらいなんではなかろうか。あと、ハイハイしながら首を持ち上げ、父を見上げたという断片的な思い出もある。

 2歳の誕生日に関東大震災と遭遇した父はその後、成長した子供と付き合うのがぎこちなかった。どう接していいのかわからないって感じ。男は仕事、家事と育児は女にまかせる!大正生まれの人ってそんなもんなのかな?だから子供側もちょっと緊張したし、いつからか馬鹿にしたり、無視したことあったな。晩年、子供はそのこと反省したけど。

 足にからみついたり、床から見上げた頃はお互いにそんな感情もってなかった頃だったと思う。父からの暖かい視線も、なんとなく記憶の片隅にある。今の唯ちゃんの目に飛び込むことが、将来思い出されることあるだろう。「そんなこともあったな」なんて考える間もなく、父からの愛情光線ビシバシ出し続けていこうっと!  

     



2006年10月11日(水) 味覚

 昼日中ひとりで家にいた。奥さんと娘の唯ちゃんは吉祥寺に遊びに行ってしまった。ここぞとばかりに禁断のお食事を作り始める。

     

 以前のモリハル日記にも書いたと思うが、『ツナタマご飯』は大学時代、4年間続けた某シティホテル厨房清掃バイトの後で毎回食べていた。バイトのない日も毎夜アパートで食べていた。生卵かけご飯にツナと海苔をかけるだけ。簡単!美味い!飽きない!ときどき無性に食べたくなる。

     

 今回の秘め事には、白菜入れ『サッポロ一番 塩らーめん』も加えた。モリハルのお袋さんは、本人認めてないが料理がけっこう苦手だった。その中で唯一モリハルの嗜好とバッチリ合ったのが、白菜入れのインスタントラーメン。お湯沸かして、きざんだ白菜とインスタントラーメンを放り込む、以上!煮込まれた白菜とインスタントラーメン特有のちぢれた麺が絶妙に絡み合う。モリハル大人になり、白菜と一番相性がいいのは『サッポロ一番 塩らーめん』だと確信する。

 懐かしい味と過ごした夜、大学生の息子さんとお母さんにお会いした。息子さん、バリバリ体育会で普段合宿所生活をしている。盆暮れのときとか、年に数日しか家に戻らないらしい。

 「高校のときまでは、朝起きないし、ましては家事なんか一切しなかったのよ。」

 合宿所では、1〜2年生のとき先輩より早く起きて、先輩の分を含めて炊事、洗濯、掃除を行う。今3年生なので先輩の分はしなくていいみたいだが、自分のことは自分でやっているらしい。日焼けされた精悍な顔つき、まっすぐに座る姿勢、人の話をキチンと聞く態度、お母さんご自慢の息子さんだった。

 「子供には旅させろって、こういうことなのね。」

 そのときの味は将来の好みを決定するんだろうな。

 

     



2006年10月06日(金) ある傘の一生

 今日の雨と風は凄かった。「本州南岸を東に進む発達中の低気圧の影響で、6日は各地で大荒れの天気となりました。」ニュース番組のキャスターがコメントすると、渋谷とか新宿で傘を必死で持つ画像が映し出される。

     

 何故か自然の驚異を目の当たりにすると心が騒ぐ。神田川の水位が上がって猛烈に泥水が流れているのを見ると力強さを感じるし、ニュースで通行人の傘が「ガバッ」っと壊れるのを見ると「ようっし、いったぁ!」と握りこぶしを作ってしまう。不謹慎だと思うが、心引かれる。ついでに、人間の帰省本能が表れる、盆暮れ帰省ラッシュ映像も好みだなぁ。

 仕事の帰り、まさにニュース映像をやってしまった。パソコンとか資料が満載された重さ5kgのカバンと、サミットで購入した鰹節パック、バター、焼きぞば等が入ったレジ袋を左手に持ち、下半身はビショビショになりながらも右手で傘を風上に向け、顔とできたら上半身を濡らすまいと必死に歩いていた。住んでいるマンションのエントランスに着いたとき、「やったね!」と気が緩んだんじゃないかと思う。見事にこけた!カバンとレジ袋放り投げた!

     

 renomaの傘は、風雨とか雪ではなく、モリハルの体重で一生を終えた。

  



2006年10月01日(日) FOMA

 この2〜3ヶ月、携帯電話の料金が1.5倍に上がった。奥さんとの家族単位でひと月12,000円くらいだったのが18,000円ほどの請求になった。「ちょっと電話かけ過ぎたかな?」と思い、DoCoMoショップへ行きこの2ヶ月の使用状況をチェックした。

 「ナ、ナント!こっ、これは!」電話のかけ過ぎではなく、10代の若者みたいにメール、ネットの使用が増えていたので料金が跳ね上がっていたのだった!我々夫婦、外見はどうか知らんが携帯使用ではハイティーン夫婦だと言える。

 モリハル、会社のパソコンにメールが来るとお仕事メールだろうが、スパムメールだろうが、すぐさま携帯電話に転送するように設定した。奥さんはmixiの書き込みを携帯でチェックするようになった。この結果、料金1.5倍!

 「FOMAにするとパケット料金が下げられますから、これまでの料金とだいたい同じくらいになると思いますよ。」たいしたもんだ、DoCoMoショップのお姉さんは、会社の利益が下がることをすすんで提案してくれる。その夜、緊急家族会議を開き、満場一致で「携帯電話全数、現状movaからFOMAへ買い替える!」法案が可決された。

      

 DoCoMoにしてから通算5代目の機種になるが、ずうっと同じメーカーにしている。ボタンの位置とか操作が似かよっているから、わざわざマニュアル読まなくても、不自由なく使えるのが便利だからだ。携帯使用状況で最近ハイティーンっぽくなったが、中身はやはりフォーティーだ。

 だがFOMAにした機種は勝手が違った。TV電話がついたり、お財布ケータイだとかiチャンネルとかがある関係か、操作ボタンの位置とか機能がちょっと違う。しかたがないのでマニュアルを手に取り、近眼メガネをおでこにずらす。メールの文字、大きく設定した。着メロはローリング・スト−ンズにした。ウン、だんだんイイ感じになってきた!


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