今日は姉の出る簡易クラシックコンサートに行った。
身内の出るコンサートは間違えないかとひやひやするばかりでリラックスできないどころか緊張からどっと疲れるし、荷物持ちだとか何かとやらされるのであまり好かない。
ただ本番前にチケットのことで姉に相談があったとき、楽屋と携帯が通じないから楽屋口から警備員さんに「関係者でーす」と言いながら、けっこう有名なホールの楽屋まですいすいと入れたのは楽しかった(まあ無名団体だったか警備もユルいのね)。
だって、いつも、出待ちだと、あの手前で止められて、寒い中何時間も待つだけじゃあないですか!
んで、コンサートではラフマニノフの「ボカリーズ」なんかもやってて、バイオリン+ピアノ伴奏のバージョンで聴いたら、ピアノの優しく淡々とした演奏が降り積もる雪のようで、あああああこれはかなりロシアだ!ロシア文学の場面が目に浮かぶ!アンナカレーニナ!虐げられた人びと!……とエキサイトしました。
今日聴いたバージョン。これよりもーちょっと遅い方が好みだ。
で、私は今までこれがバイオリンorチェロ用の曲だと思い込んでたのだけど、ほんとは歌詞なしの歌曲だったんですね…。なるほど、だからVocalのVocalise。
というか、これルーファス歌ったら神降臨じゃねーの…? ルーファス好きのみなさんはけっこう「ルーファスに歌ってほしい曲リスト」をこっそり作ってるんじゃないかと思うんだけど、まあ私ももれなくそういうのを作っていて、今私の中でこれがググンと1位に来ました…どうしたらいいのこのリスト。ルーファスに送ったらいいいのかしらん。
ボーカルバージョン
(音割れてるけどちょっとルーファスが好きそうなシチュエーション)
いやもちろんルーファスはこれより低いだろうけどさ!
ついに明日引越しです。
この家で寝るのも今日が最後…26年間ありがとう…
そうですか。
「これは別におまえのためじゃなくて、ただ俺が、おまえがホコリっぽいまま俺の部屋に入ってきたら迷惑するからだ!…勘違いするなよ!」
「確かに俺は金も職もないけど、おまえを置いてやる余裕くらいはあるんだよ!」
「おまえ…意外と磨けばキレイになるんだな…」
とかなんとか呟きながら、今日は家にあった祖母の60年前のミシン台を掃除してました。わたしツンデレだからね。
物置に昔から置いてあったやつを母が捨てると言ってたので「私の部屋のテーブルにするから捨てないで!」と懇願してみたのです。青い壁紙にミシン台。すでにカオス部屋の予感。
前々から古いミシン台は欲しかったんだよね…。でもカフェとかでよく見るおしゃれなジンガーじゃなくて普通にジャノメ。国産万歳。
2009年03月13日(金) |
むずかしいことなんかなにもない |
魚焼きグリルから60センチくらいの炎が出たー…。
ガス爆発だよガス爆発。ブスバスガイドノバスガスバクハツ!
コンロ前に誰もいなくてよかったけどびびりました。
今日は通常通り無職営業だったわけだけど、オークションに買い手が付かなかったり、新しい家にいろいろ運んだり、母がきゅうに病院に呼び出されたり終末治療の話を聞いたり、建設業者が急に来たり、爆発のおかげでしばらくガスも水も使えなかったりで、なーんか疲れた。ああ…。
きのうからPrincess Bride!ばっかり聞いてる。「勝手にのぞくわ、鏡よ鏡?」ってのがたまらん。魂が震えるぜ。あとぱふゅーむの新曲はサビとかすごい好きなのになぜかイントロの音が生理的に苦手なんだが…!なんだあれ!
2009年03月11日(水) |
雪原を裸足で駆け抜けるような狂気を |
うぉぉぉ!ソ連!!CCCP!!!!
家の片付けしてたらソ連の硬貨が見つかって大興奮した。なぜロシアだとかソ連にはこうもわたしの血を沸騰させるものがあるのか…ハァハァハァ。
うまく言えないけど、文化面では、これでもかというほど大仰で感情的でロマンチックで、かと思えば寒さをじっと乗り越えるような重々しい静けさがあるのがいいな…と思うわけです。それに、やるってときにはとことんやっちまう血なまぐささと、聖堂でイコンを前に泣きじゃくるような経験さ、無邪気さ、も持ち合わせていところ。色彩感覚とかも、趣味が悪いような古くさいようなそれらすべてを乗り越えてかわいいでひっくるめられるような。なんかぐっとくるんだよなー…。
ソ連が「もう今は存在しない国」っていうのもなんかドキドキします。ラトビアでその時代の生々しい廃墟をたくさん見たからかもしれませんが。
あんまりいうと赤いと思われそうですけど…なんかこうただロマンを感じるわけで…。すごいよー、全然隣にあるとは思えない隣国。
とりあえずこれをみたらいいとおもうよ
ユーリノルシュテイン様のアニメ「話の話」
(1)
(2)
(3)
やっと引越しが来週月曜日になりました。あー。長かった。
しかも最近部屋の明かりのリモコンなくして(リモコンでしか電気つけられないという超絶不便な倉庫みたいな部屋を使ってた)、1週間くらい部屋の電気が消せなかった…。そんなわけで毎晩明かりをこうこうと付けたまま寝てました。別に明るいところでも平気で寝られるタイプだからいいのだけど、これって、人体に害はないのだろうか。あと親にバレたら、電気代と、わたしが電気付けたままでも寝られるほどの無頓着であることについて叱られるので、必死に隠してました。もう引越しまで隠し通して、引越し当日になくしたことにしようと思ってたのだけど、今朝、掃除中にリモコンがクローゼットの中の箪笥の上にあるのを発見して、一件落着。親にバレなくてよかった…。しかしなぜあんなところに。いじめのようだ。
ところで新しい家のわたしの部屋の壁は青いです。それは前々から決めていて、しかも「せっかく青にしたのに広い面積で見るとあんまり青くないじゃん」となるのがいやで、敢えてけっこう濃い青を選んだら、本当に青いよ!すげえ!白いものを置いても壁の色のせいで青く見えるくらい青いよ!顔色も青いよ!
それはまあいいんですけど(たぶん)、現場監督とか下見にきた引越し屋がみんな「すごい色ですね(冷笑)」みたいな目で見るんだぜm9(^Д^)
いや、いいんだよ!アレがわたしの青だ…よ!
あらしのびりーぶのアニメ版PVが神すぎて涙が出た。あああああ。昔タイムボカンシリーズ超見てたわー。記憶に残ってるけど今wiki見てたら年代がおかしいからあれは再放送だったのかな。ちばテレビかな。
このPV、最初はCDに特典で付いてくるって話だったのに、いつの間にか携帯配信のみになってて悲しい。きれいな画質で欲しかったけど仕方ないから携帯でDLしちゃえと思ったらお使いの機種は対応してませんと言われて死んだ。
まあでも今の時代はようつべという救世主がいるからいいですよね…
2009年03月02日(月) |
乙女のプライド、夢のブライド! |
友人の結婚式で神戸に2泊3日行ってきました。結婚式っていうか友達4人と旅行気分です。
《簡易紹介》
ルド…賢くて美人で気がきいて腐っている研究者。鳥居みゆきに似てる。
ブリさん…王子様的にかっこよく絵師でクリスチャンでヘタ萌えな教師。
Y姉…ミュージカルとアニソン好きでモノマネが得意な編集者。
俺…無職。
■2/27
有休取ったルドと昼に東京駅で待ち合わせる。ルドとはよくつるんでるけど旅行って何気に初めてだ。私が黒メーテル帽子に黒コートに黒バッグ、ルドが白メーテル帽子に白コートに白バッグで、ふたり揃うとかなりリサとガスパールだった。
新幹線で駅弁(無職者優遇処置ということでルドがおごってくれたが強制的に中華弁当になった)食べながら旅のプランを決める。ルドは相変わらずときメモに大ハマリしていて
俺「女同士で観覧車とか乗っちゃおうかー」
ルド「でも私最近新しくできた観覧車2回も乗ってるからなぁ」
俺「新しいのなんてどっかできたっけ」
ルド「はばたき市にできたんだよ」(※ときメモGS舞台)
というふうに普通に会話にときメモ話が入ってくるので混乱した。26歳で会話に「下校」とか「部活」とか「課外授業」が出てくるのって新鮮だ…。
神戸についたらホテルに荷物を置き、中華街に出掛ける。
地図もって道に迷ってたら聞いてもないのにおばちゃんが教えてくれた。親切だ、神戸人…。中華街で肉まん食べたりちまき食べたり、まあいろいろと食べる。あとメリケンパーク行ったりするがあまりに活気がない。その活気のなさにむしろ興奮する。
夕飯には中華を食べ、ホテルにもどってブリさん&Y姉と合流。ブリさん、電話はしてたけど会うのは去年の6月以来だよ!!遠距離はつらい!!相変わらずカッコヨスだった。
それから4人でベッドの上にころがって、ルドがドラマをみながら「ひひ…ふひひ…」とひとりで笑ってるあいだ、プレゼント雑誌の見本版を読んだり(大絶賛!作った甲斐があった…)、ルド持参のアイドル誌を読んだり、グダグダ楽しく過ごしました。「談笑」を「男色」と聞き間違えたり、「BMW」をBL話と早合点したり、「保母さん」を「ホモさん」といい間違えたりする最低なネタが続いた。ブリさんは「旧約聖書のサムエル記はすばらしい801だから読むべき」と言っていた。
部屋割りは、ほぼ初対面であるブリさんとルドの仲を深めようということで、ブリ(ヘタレ攻め)&ルド(健気受け)、Y姉&私だった。そしたらブリさんとルドは朝の4時まで日本の教育の未来などについて語り合っていたそうだ。やっぱ気が合うと思ったんだよね…このふたり。
■2/28
結婚式当日。式場は歴史あるすてきな洋館。天気がよくて何よりだったけど、式場自体は雷と「私の館へようこそ…」とロウソクを持った暗い主人が似合いそうな感じだった。
まず式場の美容院で髪をセットしてもらった。美容師さんに「神戸っぽくしてください」とお任せで頼んだら私はいつもダラダラと長い前髪をポンパドールにされてしまって、俺の額の第三の目を見ないでくれ!みたいな羞恥プレイになった。でもまあルドには「桐野すごく攻めっぽいよ!」というよくわからない褒め言葉をいただいた。
そいで、式。ルドは花嫁が出てきた瞬間にもう大泣きしてた。はえーよ。笑。
続いて賛美歌312番。私も知ってる曲(一応キリスト教系大学)だったので歌えたのですが、私の右隣では「いつも学校で歌ってるよ」という現役ミッション系教師ブリさんが高らかに美声で歌い、それに合わせて左隣ではミュージカル+ゴスペル好きなY姉が、ビブラートかけまくりで、なんと、下のパートを…!!!そんなわけでメロディが美しすぎる一帯に座れて幸せでした。
あとは誓いのシーンとかで牧師がめっちゃカタコトで、笑いを堪えるのが大変だった。新郎ははじめて見たけど、指輪交換で指輪を落として「あぁっ!」と叫んでいて、いい人だなあと思った。
披露宴。飯がうまい。
ゲーム業界で出会ったヲタな夫婦ということで参加者も個性的な人が多かった。特に出会いはなかった…。二次会もないしね!
プレゼントに用意してた雑誌は、ご両親から渡していただこうかと考えてたけど、それぞれちょっとずつ花嫁と話せる時間があったので、せっかくだからその時についでに4人で押し掛けて渡してしまった。その場で開けてくれたけど、ちょっと見ただけでも感動&大ウケしてくれてよかったです…。
ちなみに披露宴の最後、新郎新婦退場時に流れる「今日のまとめ映像」では、最初から大泣きするルド、下パートを歌うY姉、新番組のキャスターみたいなポーズ(やる気系ガッツポーズ)で記念撮影する俺達が絶妙にオチっぽく使われ、最後のシーンはプレゼントの雑誌表紙だった…あうあうあう恥ずかしかった…
ホテルにもどって一休みしてから、夜は私の念願の英国館バーに行く。ユニオンジャック飾りまくり!内装かわいい!家具かわいい!ギネスうまい!で大興奮。最初はみんなで結婚式についてだらだらしゃべっていたのだが、Y姉&ルドは真剣に恋愛話になり、私とブリさんが真剣にヘタトークになった…。
帰ってからはブリさんとふたりで携帯でアニヘタ最新話を見る。今週は連合が出るということで心臓発作の覚悟をしていたのだけど、まさかの墺さん特集だった…!あーでも友達と見ると楽しいなぁ。ブリさんが関東に住んでりゃいいのにな。さびしい。しかし、auで見るとドコモと画質が全然違う…。auのほうが一度ダウンロードするせいが動きがいい。それとも機種のせいか。
ちなみにこの日もブリさんとルドは朝の4時まで話していたそうだ。私とY姉は2時まで話していたが途中で私が落ちました…。
■3/1
朝食を食べながら「野菜を擬人化したら萌えるんじゃないか」という話で異常に盛り上がる。私はクールでクセがある長身のセロリが好きです。
新神戸駅のロープウェーに乗る。ブリさん@花粉症が杉の攻撃にやられ、聖書の文句を引用しながら呪っていた。それから異人館。オーストリア、オランダ、デンマーク、ロシア、ドイツ、アメリカ。俺とブリさんは国家萌えがノンストップ。特にアメリカの「萌黄の館」がやばかった。きれいなグリーンの壁と、古めかしい家具。「やばいよこれメリ住んでるよ住んでるよ!!!!!」とガクガクした。
あとオランダ館で名物らしい、香水カスタマイズをやってもらった。好きな色、花、果物、音楽、ファッション、等々10くらいの質問にアンケートで答えて、その後の口頭でのいくつかの質問にも答えると、それにあわせて香水を調合してくれる。しかし細かい質問でどう配合が変わるのかは結構不明。ルドは口頭で「音楽を聴きながら歩いたりしますか?」というよくわからん質問までされてた。でもまあ好きな匂いになりました! 思い出ってことで、夢もあるし、ステキだと思います。
そのあと生田神社に行ったりして、夕方になり、ブリさんとはおさらば…。うぅ…2泊は短いな。一週間くらい語りたい。
ルドと私は同じ新幹線で帰ったが、私がビールをルドのヴィトンのバッグにぶちまけるという事故を起こしたウワー死ぬる\^q^;/
いやー最近一人旅ばっかりしてたけど、気の置けない友達と一緒の旅行はやっぱり楽しいですよね!今度は鳥取砂丘とか香港とか行ってみたい!あと今度誰か結婚したら、またこういうバカな企画を実行したい!これを越せるなにかはあんまり思いつかないが、な…!
↓ちなみに雑誌はこういう内容の、豪華オールカラー30ページでした。
・目次(1ページ)
・他の大学友人達からのメッセージ&アイドルっぽい写真(9ページ)
・4人のアイドルっぽい写真やカバンの中身などの$誌リスペクトページ
(8ページ)
・4人で花嫁との思い出について対談(6ページ)
・ルドのエッセイ(2ページ)
・わたしのエセ旅小説(1ページ)
・ブリさんの教師生活実録マンガ(1ページ)
・Y姉のお悩み相談室(1ページ)
・編集後記(1ページ)
・裏表紙は某乙女ゲーを意識した偽広告
あとで花嫁から来た感謝のメールからすると、旦那も楽しく読んでくれたようで、よかった!