お久しぶりです。ツイッターを見ている人なら生きているの知っていると思われますが、昨年から新型コロナウイルスも依然として猛威を振るっていることもあり、この日記の更新が途絶えたままなので死んだと思われていたかもしれませんが、今のところは生きてます。そんなことはどうでもよくて、今日で東日本大震災から10年目となりました。10年なんて長いようであっという間ですね。死者と行方不明者の人数が2万2千人を超えた震災。まだ2千人以上の方々が行方不明のままです。残された多くの人の悲しみも言えることはないでしょう。もしも津波さえなかったら、建物などの被害も死者や行方不明者の数も少なかったでしょうし、原発の事故も起きていなかっただけに、津波さえ起きていなければ良かったのにと今でも思います。被害が大きすぎるゆえに復興も大きく進んでいるとなかなか実感しにくいのが現状ですが、でも、一歩ずつ着実に進んでいることは確かなので次の10年に希望を持っていたいものです。改めまして、犠牲となられた方々のご冥福をお祈りいたします。そして、残された私たちは被災者に寄り添い、自分のできる範囲で支援し、命の大切さをもう一度実感して毎日を充実したものにするよう心掛け、いつか来るであろう巨大地震に備えていくことが大事だと思います。「福島県民がん増える可能性低い」 被曝線量を下方修正(朝日新聞 2021.03.09)東京電力福島第一原発事故の被曝(ひばく)による健康影響を評価した報告書を、原子放射線の影響に関する国連科学委員会が9日公表した。報告書は2014年以来。最新の知見を反映して福島県民らの被曝線量を再推計し、前回の値を下方修正した。これまで県民に被曝の影響によるがんの増加は報告されておらず、今後も、がんの増加が確認される可能性は低いと評価した。福島の14年の報告書では、データ不足のため、実際には流通していない汚染食品を食べたと仮定するなどして県民らの被曝線量を推計していた。今回は、事故後に流通した食品の放射能の実測値など19年末までに入手できた新しいデータを取り込み、実態に近い推計をめざした。 その結果、事故後1年間の甲状腺への平均被曝線量は、県全体の1歳で1・2〜30ミリシーベルト、10歳は1〜22ミリシーベルトと、14年の推計値の半分以下になった。14年は、80ミリシーベルト近く被曝した子が大勢いれば「がんの増加が統計的に確認される可能性がある」と評価していたが、今回は「放射線による健康影響が確認される可能性は低い」とした。ほっと胸を撫で下ろす結果ですね。多くの人が携わった除染作業などの努力による賜物であり福島県民が事故の影響で健康への影響を及すような不幸になる恐れが低いと分かったのは本当に良かったと思うのですが、これで良かったと思わず、この調査報告書の結果を受け入れずこんなはずはないと福島へ呪詛を吐き続ける人もいます。反原発とは違い陰謀論も含めてありもしない放射能デマを吐き続けて、不安を煽って福島への偏見や差別や風評を大きく広げてきたマスメディアや一部の識者などが、この10年でやって来た「情報災害」と呼ぶべきものをちゃんと検証していく必要があるのではないでしょうか。