北の女スパイ日本で暗躍、指令「総連傘下団体幹部に会え」脱北者を装ってスパイ活動をしていたとして韓国で逮捕・起訴された北朝鮮の女工作員、元正花(ウォンジョンファ)被告(34)が、北朝鮮の工作機関から日本で会うよう指示されていた人物の中に、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の傘下団体の幹部が含まれていた、と韓国検察当局が起訴状に記載していることがわかった。 元被告は2007年6月〜今年5月、3回にわたって来日し、長い時には2か月以上も滞在しており、日本でも情報収集活動をしていたことが明らかになった。 起訴状によると、元被告に日本での工作活動を指示していたのは、北朝鮮の工作機関「国家安全保衛部」の「キム」と名乗る工作員。元被告は06年12月30日、中国遼寧省・丹東にある北朝鮮の貿易機関事務所に呼び出され、この工作員から「50歳代の女が北朝鮮の重要情報を入手し、(脱北して)日本に行った。どこに住んでいるのか調べろ」と命じられた、としている。 工作資金として手渡されたのは現金5000ドル。この際、日本での調査を手伝ってくれる人物として日本国内に在住する2人の電話番号を教えられ、「彼らに会ったら私に電話をつなげ」と指示されたという。 起訴状には、この2人の氏名も明記され、1人は朝鮮総連の傘下団体の幹部と同名で、もう1人は大阪在住の「社長」という肩書になっている。元被告が日本に入国したのは07年6月と同年8月、さらに今年5月の計3回。このうち07年6月と今年5月に来日した際には、大阪在住の「社長」に電話で「日本に来た。大阪に行くので待っていて下さい」などと連絡したが、起訴状によると実際には会えなかったという。元被告が傘下団体の幹部と連絡をとったかどうかには触れていない。 これについて、傘下団体の幹部は読売新聞の取材に「朝鮮総連の関係団体の幹部で、同じ名前は自分しかいない」とした上で、「元被告と会ったこともないし、聞いたこともない。保衛部にも知り合いはおらず、全く関係がない。勝手に名前を使われたのだろう」と話している。 さらに起訴状では、元被告が07年6月、日本の脱北者の居所を調べるため、川崎市内の「仲介人」の車で仙台市内を訪ねたとしている。 この「仲介人」について韓国国家情報院などで作る合同捜査本部関係者は、読売新聞の取材に「日韓の国際結婚を世話する業者だ」と説明した。 元被告は1998年、保衛部にスパイとして採用され01年10月に脱北者になりすまして韓国に潜伏。韓国軍幹部と交際しながらスパイ活動を続けていたが、今年7月15日、内偵捜査を続けていた合同捜査本部に国家保安法違反容疑で逮捕され、今月27日に起訴された。(読売新聞 2008年8月30日15時15分)「結婚」利用し永住権獲得=北の女スパイ、日本在住情報も韓国で国家保安法違反の罪で27日に起訴された北朝鮮工作員の元正花被告(34)は、日本での永住権を得るため、日本人男性との結婚を図っていたことが、韓国検察当局などの合同捜査本部の調べで30日までに明らかになった。別の北朝鮮の女スパイが韓国で活動後、日本人男性と結婚したとの情報もあり、韓国軍などは実態解明に取り組んでいる。 関係筋によると、元被告とは別の北朝鮮の女が韓国でスパイ活動した後、2005年ごろ日本へ出国。韓国政府機関の関係者が調べたところ、女は日本人と結婚し、東京近郊で暮らしていたことが判明した。女のその後の動向は不明で、今も日本に住んでいる可能性がある。 この女は元被告同様、朝鮮族の中国人と称して韓国人男性と結婚。韓国に入国後、脱北者と偽って情報収集していたことも元被告と共通する。日本では別人に成り済まして結婚したため、最初の婚姻関係が続いているかどうかは不明だ。(時事通信 2008/08/30-14:59)産経:北のスパイ容疑者、韓国軍内に50人 当局が内偵捜査中朝日:脱北者捜し・殺害指令・見つけた愛…北の女スパイの7年(1/2ページ)-----------------------------(引用終了)----------------------------主にテレビの報道番組で「美人スパイ」と紹介されていますが、報道番組で「美人○○」と紹介されるような事件に関わった女性が美人だったためしがありません。(まあ、個人の趣味の問題かもしれませんが。)それにしても、日本のTVメディアは、この話を映画『シュリ』のような愛の物語として報じていますが、ネットで韓国の情報を追っていると、日本にも多数の工作員が日本人や韓国人に成りすまして潜伏し、女工作員による色仕掛けも含めてさまざまな方法で、政治家や官僚や自衛官などから情報を収集し、すでに北朝鮮に多くの情報が渡ってしまっているのだろうと思います。以前に、防衛庁のミサイルデータが朝鮮総連傘下団体に流出していた事件もありましたし。2006年01月24日(火) 防衛庁のミサイル資料が朝鮮総連傘下団体に流出。 北朝鮮に限らず、中国人スパイの存在もこれまでに何度も報じられてきましたが、最初に少し報道されるだけで、ほとんどが後追い記事も無くウヤムヤの内に終ってしまいます。安全保障などさまざまな分野の重要な機密情報が他国に盗まれるというのは、長期的に見ても国益に反するのですが、日本は政治家もマスメディアも腐りきっているので、他の国なら存在しているスパイ行為を取り締まる法案、すなわちスパイ防止法制定に向けて声を挙げるということはしません。
「改革クラブ」結成を発表=姫井氏は会見欠席新党「改革クラブ」を参院議員5人で結成した渡辺秀央氏らは29日午後、東京・永田町の憲政記念館で記者会見し、党の理念や活動方針、役職などを発表した。代表には渡辺氏、幹事長には荒井広幸氏が就任した。 当初5人で会見に臨む予定だったが、姫井由美子氏は欠席した。渡辺氏は「記者会見に出ないでほしいという要請が(民主党から)あったようだ」と語った。会見には渡辺、荒井両氏のほか、大江康弘、松下新平両氏が出席した。(時事通信 8月29日17時21分)姫井由美子参院議員、民主離党を撤回民主党を離党して新党「改革クラブ」に参加する意向だった姫井由美子参院議員が29日夜、民主党本部で緊急の記者会見を行い、改革クラブ参加を撤回し、今後も民主党にとどまる考えを表明した。 姫井氏は離党撤回の理由について、 「新党は、自民党による民主党切り崩しの受け皿だとわかった。 自民党に近い新党への参加は『自民党に対抗する民主党の候補として、 私を支持してくれた有権者への裏切り行為だ』との指摘も受けた」と説明した。 記者会見には菅代表代行、鳩山幹事長、輿石東参院議員会長が同席した。 姫井氏は28日に民主党の鳩山幹事長に離党届を提出。改革クラブ代表の渡辺秀央・元郵政相ら4人の参院議員とともに、同日夜、都内のホテルで開かれた、新党の政策や基本理念を話し合う会合に参加した。 しかし、29日午後に都内で開かれた改革クラブ結成の記者会見には姿を見せなかった。 姫井氏が参加しないことで、改革クラブは「国会議員5人以上」とする 政党助成法などの政党構成要件を失った。 (2008年8月29日19時06分 読売新聞) -----------------------------(引用終了)---------------------------->姫井氏は離党撤回の理由について、 >「新党は、自民党による民主党切り崩しの受け皿だとわかった。 昨日の一連の報道見てようやく気付いたか(笑)しかし、なんという面白い展開。民主党としては、お騒がせの姫井議員が戻ってくるのは、本音としてはどう思っているのかは分かりませんが、(石井一議員は昨日のテレビのインタビュー取材で、 「(姫井議員)は民主党に相応しくないから」と言ってましたけど。)反小沢派の二人を悲惨な形で追い出したのですから、そこだけは結果オーライで、一番喜んでいるのは小沢党首なのでしょう。さて、地味な改革クラブは、客寄せパンダ的な意味をこめて姫井議員を取り込もうとしたんだけれども、姫井議員が民主党に残ることになり、4人になってしまったことによって、党と認められず助成金も受けられないので、急いで自民や民主から一人離党してもらって加わえるか、無所属の議員を加えるかしか生き残る道はありません。ただ、自民から一人貰うと却って政局作りと非難されるだろうし、第二第三の離党者が続くと報道されてますが、姫井議員の新党入り撤回で、最初からケチのついた新党に、これから合流しそうな議員も思いとどまるかもしれませんので、無所属議員しか取り込める要素は残っていないのではないでしょうか。ということで、改革クラブは党の旗揚げ日から早くも危機に追いやられ、新党を作ると意気込んで離党した渡辺、大江の両議員は、姫井議員のおかげで今ごろ悲鳴を上げているかもしれません。
民主激震!「参院新党」にあの姫井議員ら5人参加へ (1/2ページ)民主激震!「参院新党」にあの姫井議員ら5人参加へ (2/2ページ)離党届を提出した大江議員と渡辺議員は、反小沢的で政策の考えが自民寄りだったので、離党も分からなくは無いけれど、なんで、姫井議員が出て行くのかはよく分かりません。(まあ、基本的に何を考えているのか、つかみ所の無い人だけどさ。)民主党としては手痛いのだろうけど、何かとお騒がせの姫井議員が離党してくれることだけは、長期的に見ればプラスかもしれません。新党の名に「改革クラブ」なんてのが報道されていますが、新党を作るメンバーの顔ぶれを見ても、改革できそうもない地味な議員さんばかりで、改革よりも将来的に自民党に吸収されることを目的とした泡沫政党っぽいですね。
【ニコニコ動画】筋肉少女帯 - ツアーファイナル20周年記念曲だけあって聴けば聴くほど味のある素晴らしい楽曲。ライヴの最後に唄えば感動ものだね。カップリングもイイ曲ばかりでした。(特に「ドナドナ」がイイね。)筋少はやっぱりレベル高いロックバンドだなぁ。オーケンも昔よりも歌が上手くなってるし(笑)ツアーファイナル筋肉少女帯 大槻ケンヂ トイズファクトリー 2008-08-27売り上げランキング : 133おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools
北朝鮮「核無能力化を中断」 テロ指定解除の延期に反発北朝鮮外務省報道官は26日、声明を出し、6者協議の合意を受けて寧辺の核施設で進めていた無能力化作業を中断する、と表明した。核計画申告の厳密な検証を求めて米国が北朝鮮のテロ支援国家指定解除を見合わせていることを「合意に対する明白な違反」と批判し、中断措置は14日に発効済みだとした。朝鮮中央通信が伝えた。 無能力化や申告の見返りにテロ支援国家指定解除を求める北朝鮮に対し、米国は「解除には信頼できる検証体制が必要」との立場。中断表明は「米国に譲歩を迫るための圧力」(韓国政府関係者)と見られるが、「10月末までの無能力化作業完了」を目指す6者協議のロセスがいっそう難航するのは必至だ。 声明は「6者や朝米のいかなる合意も、検証が解除の条件だとしていない」として解除を先送りした米国を批判、「行動対行動の原則に従った対応措置を取らざるをえなくなった」と強調した。 その上で、寧辺原子炉からの使用済み核燃料棒取り出しなど、一連の無能力化作業の即時中断を表明。同措置は、米国が解除を見送った後の14日に効力が発生し、「既に関係国に通知した」とした。 さらに声明は「我々の該当機関の強い要求により、寧辺核施設を原状復帰させる措置も考慮することになった」と言及。米国が指定解除を先送りし続ける場合、核燃料棒の原子炉への再装着や、爆破した冷却塔の再建などの強硬措置をとる可能性を示唆した。 声明は、検証を巡って米国が国際基準の適用やサンプルの採取、検証対象の自由な選択を求めていたとし、改めて受け入れを拒んだ。 韓国政府によると、北朝鮮が原子炉から抜き取った使用済み燃料棒は、14日の中断時点で約8千本のうち4800本程度。見返りに関係国が提供する重油100万トン相当の経済・エネルギー支援は、8月中旬現在で、約44万トン相当分が北朝鮮に搬入済みという。 (朝日新聞 2008年8月26日19時23分)-----------------------------(引用終了)----------------------------北朝鮮は、無能力化を宣言し用済みになった原子炉を爆破し、先に見返りの援助を出させ、ダラダラと無能力化に動いているように見せかけるだけ。こちらが強行に出たらそれを口実に無能力化を中断。結局、最初から核の無能力化なんて本気で実行する気は無かったのです。だからこそ、ブッシュ大統領やライスやヒルの肩をポムポムと叩きつつ、「な。」と言ってやりたい気分です。日本の一部メディアや政治家が、アメリカのテロ支援国家解除を表明した時に、「圧力だけでは何事も進まない日本も制裁から支援にシフトするべき」と、いわゆる「バスに乗り遅れな」理論を展開していましたが、いつまで経っても出発せずに日本が乗るのを待ってくれていた親切なバスは、けっきょく整備不良でエンジンすらかかりそうにもありません。こうなってくると、もともと無意味だと言われていた6者協議をこれ以上続けることが必要なのだろうかとさえ思えます。この中止宣言を受けて、ブッシュ大統領がアホな判断をしないかぎり、ブッシュが一番欲しがっている任期中の一定の成果はないでしょうね。次の大統領はオバマ氏マケイン氏のどちらかがなるかは分かりませんが、しょうもない宿題が残され押し付けられるわけです。 ルールを破ったものに、ちゃんと立ち直れないほどの鉄拳制裁を加えないから、堂々巡りでいつまで経っても進むものも進まないわけです。アメリカもいい加減に懲りて覚悟を決めればいいのに。
ジャコに紛れるエビ・タコ…その名は「チリモン」人気モンちりめんじゃこに紛れ込んでいる小さなエビやカニ、タコ、ヒトデなどを採集できる「じゃこパック」(250グラム、730円)が、インターネットで販売され、子どもたちの人気を呼んでいる。 人気アニメにちなんで「チリメンモンスター(チリモン)」と呼ばれ、和歌山県湯浅町の水産加工会社「カネ上(じょう)」が4年前、ホームページで紹介。子どもたちから「気持ち悪いけど、かっこいい」といった声が寄せられ、月に200件以上の注文があるという。チリモンは通常、加工時に除去される。「きしわだ自然資料館」(大阪府岸和田市)では、定期的に観察会を開いており、子どもたちは図鑑を手に、ルーペで種類を確認、標本にするなどしている。 同館学芸員、風間美穂さん(36)は「手軽に生物を観察できるのが人気の理由では。チリモン博士を目指して」と話している。(読売新聞 2008年8月25日14時53分)-----------------------------(引用終了)----------------------------子供の頃は、ちりめん(関東では“しらす干”)に、小さなタコやイカを見つけると、なんだか得した気分で嬉しかったものですが、記事の写真で紹介されているような、伊勢エビやタツノオトシゴにはお目にかかったことがありません。最近になって、チリモンをまったく見かけなくなったのは、たまたま、チリモン入りに当たらなくなっていたのではなく、わざわざ業者が取り除いていたんですね。子供はチリモンが入っているとなんだか得した気分になって嬉しい。ならば、それを逆手にとって、チリモンを取り除く手間を省いてコストを削減して、子供向けの商売に利用する。さすがは大阪だけあって商売っ気のある発想だと思います。ちりめんにはチリモンは入らなくなってますが、たまにアサリやシジミに小さなカニが挟まっていたりすることがあって、大人になった今でも、なんだか嬉しかったりします。
「政治」で抑えた「反日」=小旗を利用、福原効果も狙う−北京五輪〔五輪〕北京五輪は24日閉幕するが、懸念された中国人観客らによる大きな反日騒ぎは起こっていない。中国政府筋は「中日関係が改善したことが最大の原因」と解説。中国人の根深い反日感情が噴き出さないよう両国の政府やスポーツ関係者らが両国民にマナーある応援を働き掛けるなど、政治の力で反日を抑え込んだ結果でもあった。 中国では靖国神社参拝問題で日中関係が冷え込んでいた2004年夏、サッカー・アジアカップで大規模な反日騒ぎが発生。05年4月には反日デモが吹き荒れた。 こうした「悪夢」が記憶に残る日本のスポーツ関係者は、どうすれば反日感情を弱められるか熟慮を重ねた。その一案が、日本選手団が開会式で日中双方の小旗を振って登場するものだった。北京日本人会は、数千本の中国の小旗を用意し、女子マラソンを沿道で応援した邦人350人に配布した。 一方、中国政府も、五輪で反日騒動が再燃すれば、国家イメージに影響するとして「文明的観戦」を訴え続けた。中国当局は日本側に「観客が君が代斉唱で起立しなかったりすれば、すぐ注意する」と約束したという。 五輪関係者は「外部から苦言を呈されると、マナーは即座に良くなった」と明かす。バレーボール男子日中戦で日本選手に激しいブーイングが巻き起こったが、記者会見で質問されると、3日後の同女子日中戦でブーイングは消えた。(時事通信 8月23日14時29分)-----------------------------(引用終了)---------------------------->どうすれば反日感情を弱められるか熟慮を重ねた。>その一案が、日本選手団が開会式で日中双方の小旗を振って登場するものだった。このような見せ掛けだけの媚を売った対応は、中国人に影響なかったようですよ。日刊スポーツこの国を永遠に去る前に見ておきたいもの(一部抜粋)アメリカの小旗を持った中国人が多いのも(当然、日本の小旗を持った中国人などいない)、「U・S・A!」を連呼する中国人が多いのも(しかし五輪のために北京を訪れたアメリカ人を殺害したのは、あなた達中国人のお仲間ですけどね。盗人猛々しいとはこのこと)、試合開始5分でウェーブが始まったのも(中国が準決勝に進出すると思ってチケットを買った観客がほとんどだから、サッカーそのものにほとんど興味などないのだ)、日本の得点に静まりかえりアメリカのそれに大声援が上がるのも(後半の2ゴールなどはあざけりに近い笑い声さえ起こった)、別に驚きはしない。日本がそれほどお嫌いなのだろうし、白人が大好きなのだろうし、なんだったら白人になりたいのだろう。 別にそんなことは構わないのだ。どうぞ御勝手に。 しかし予測を超えた、腹に据えかねることが2点ほどあったのでここに記しておきたい。 不快に思ったことの第一は、スタンドの数少ない日本人がなでしこジャパンに声援を送ると、周囲の中国人からブーイングの声が上がったことだ。 中国をけなしているのではなく、自国に声援を送る日本人にさえブーイングをして当然という彼らの精神構造がわからない。しかも物心のついていない子供までが面白がって一緒にやっている。 しかしそれにもまして信じられなかったのが、公式大会ボランティアが取った行動である。 後半途中、アメリカが少々日本に押されている時間帯のことだった。突然一人の若い女性ボランティアがスタンドの通路最前列にピッチを背にして立ち、チアスティックを持って周囲の観客の応援を先導し始めたのである。なんと言ったか。 「美国加油!(アメリカ、頑張れ!)」 耳を疑った。お先走りの観客ではない。見慣れた青いポロシャツを着た、公式の大会ボランティアなのである。全世界から来る観客の便宜を図るために配置されたスタッフの一員なのだ。 よく見ていると応援を先導している女の子から少し離れたところで、彼女に身振り手振りで指示を送っている男性がいる。彼も学生と思しき若さだったが、頭にヘッドセットをつけてどこかと『交信をしながら』女の子をコントロールしているのである。そしてひと通り場を盛り上げると、このペアは隣のブロックに移動してまた「美国加油!」をやる。 わざわざ書くのも馬鹿らしいが、オリンピックの大会公式ボランティアはあらゆる国に対して中立の存在である。世界中のどの国で行われるオリンピックでも、ボランティアはこのようなことをしないし、また許されない。サンスポ:【北京にキター!!】五輪おじさん帰国 北京に見切りを付けた要因は中国人の観戦マナーのひどさなどで「五輪をやる資格はない」と憤慨している。 −いつ帰国 「北京の状況が厳しいとわかっていたので16日に帰国便を押さえていた。状況がよければ延長しようと思ったが、実際思った通りだった」 −どういう状況 「柔道会場で空席がたくさんあるのに、多くの日本人が入れなかった。入れない人を入れてくれと訴えたが、真心が通じなかった。半世紀近くの五輪応援人生でこんなの初めてだ。満員だったら何も言わないけど」 −中国のブーイングはすごかった 「ブーイングはとんでもない。こんな五輪はなかったよ。五輪をやる資格はない。それに空気が汚くて、のどに痛みが出てきた。閉会式までいなかった五輪は初めてだ」中国人観客から植田ジャパンにブーイング!完全アウエー!日本代表に最大級ブーイング 五輪サッカー日経BP:財部誠一の「ビジネス立体思考」五輪を見ながら考える、中国との付き合い方上海在住の友人からメールが届いた。もう20年以上、中国でビジネスを続けてきた彼は、中国人気質を知悉しているうえに、温厚な人柄である。日本に対する中国人の無礼に対しても鷹揚に対処してきた。だが「今回ばかりは堪忍袋の緒が切れた」と書き送ってきた。女子バドミントンの3位決定戦で日本の末綱・前田ペアが中国チームと対戦した夜、上海在住の多くの日本人がひいきにしている日本料理や「伊藤家」に立ち寄った時のことだ。準々決勝で世界ランキング第1位の中国人ペアを破って大金星をあげた末綱・前田ペアに対して、伊藤家の服務員(ウェイトレス)たちが悪口雑言の限りをつくしていたという。2ページ目日本人客に向かって悪態をつく小姐「中国人は対日本戦となると、相手がどこの国だろうと徹底的に相手チームを応援します。日本選手はもう本当に悲惨な状況での戦いを強いられていますが、私からみれば、そうした中国人の態度はいわば見慣れた光景。末綱・前田ペアを鬼か悪魔のようになじる女性服務員たちのことも、できるだけ気にせず、ビールを飲んで牛丼でも食べて帰宅するつもりでした。ところがこの小姐たちが私のところにやってきて『日本人は弱い』『へたくそだ』などと難くせをつけてきた。 日本料理屋に来た日本人の客に向かってなんたる無礼な奴らだと切れそうになりましたが、そこを我慢して、尋ねてみました。なんでそんなに日本人が嫌いなんだ、と。するとこんな返事が返ってきました。『南京大虐殺よ』。徹底した反日教育の結果なのだと得心しました」試合会場では末綱・前田ペアに対して中国人の大観衆が「殺せ」を連呼したという週刊誌の報道もあった。だが北京オリンピック直前に起こった四川大地震の折には、日本の救援隊が中国人の犠牲者に対して見せた尊崇の念に、多くの中国人が感動し、歴史的な日中友好の機運が高まっていた。ところがオリンピックが始まるやいなや親日気分など雲散霧消してしまったようだ。友人はメールの最後をこう結んでいた。3ページ目日本人も参考にすべきは中国人の割り切り「恐ろしいものです。北京オリンピックをきっかけに、ごく自然にわきあがる中国民衆の反日感情の激しさをいたる所で目にしました。中国人の本音を知るいい機会になったなというのが正直な実感です」これほど不愉快なオリンピックが過去にあっただろうか。それでも日本は中国を無視して生きていけない。日本にとっていまや世界最大の貿易相手国は中国だ。いくら嫌だと言っても中国産品なしにもはや日本の「食」は成り立たない。しかも21世紀前半に、中国は経済規模で米国を抜き世界一になるといわれている。この厄介な隣国に対して日本人はどのようにセルフコントロールしていけばいいのか。皮肉をいうようだが、参考になるのはほかならぬ中国人だ。彼らは日本人が大嫌いである。だが中国人は「日本製品」は大好きだ。品質がいいからにほかならない。この合理性、この割り切り。日本人もおおいに参考すべきであろう。-----------------------------(引用終了)----------------------------万が一に2004年のアジアカップで巻き起こった大規模な反日暴動が起こるようであれば、中国に集まった世界のメディアが報道することでしょうから、それは何が何でも「五輪は成功した」と言いたい共産党にとって許しがたい事態となります。だから、中国共産党は反日の押さえ込みに成功したと主張しても、大規模な暴動にならぬように監視して押さえ込んでいましたが、あまり押さえ込みすぎると、中国市民から「お前らは日本の味方するのか!」と、警察や政府に向かっての暴動に変質する可能性があるので、それ以外のブーイングなどの小さな反日行為は、ガス抜きのために放置していた状態だったのでしょう。サッカーやバレーボールやバドミントン以外にも、常に日本選手には激しいブーイングを浴びせられ、当て付けの様に日本の対戦相手国を応援しているのをTVで観ながら、「ああこいつ等本当に日本が嫌いなんだねぇ」と、さらに中国人に対して印象を悪くしながら、日本人選手を応援していました。日本のメディアでも、中国人の横暴振りを報じたりしているところもありますが、最後に決まって、「五輪後に中国人も成長するだろう」と、期待をにじませたコメントを付け加えますが、たぶん成長はしないだろうと思います。さて、北京五輪が閉幕してから各国メディアの記者や、観戦目的で行った外国人達が、自由がある自国へ戻って、中国の所行をどうメディアやブログから伝えるのか興味津々です。また、日本の大手既成メディアにはほとんど期待していませんが、フリーランスのスポーツライターや記者などから、北京五輪の裏側とでも題して放送されなかった反日行動や、観客席での小競り合いなど証拠は幾らでも撮れたはずなので、自由にネタが書ける週刊誌の報道やブログでの報告に期待しています。
星野JAPNメダルなしにファン失望メダルを持ち帰ることはできなかった。「金しかいらない」と五輪に臨んだ野球の星野ジャパンは、米国との3位決定戦も4―8で敗れた。「意地はないのか」「これが実力か」。日本から応援に来たファンは失望をあらわに球場を後にした。 準決勝の敗戦後、星野仙一監督(61)は「ここで切り替えて思い切った試合をやろう」と選手に呼び掛けたという。だが、試合は先制しながらエラー絡みなどで逆転される最悪の展開。試合が終わると、腕組みをしたままベンチ裏に引き揚げた星野監督。「申し訳ないのひと言」と話した。 選手たちも皆、うなだれた。3点本塁打を放った青木宣親選手(26)は「国民の皆さんに申し訳ない」。主将の宮本慎也選手(37)も「本当に申し訳ない。責任を感じている」と話し、出てくるのは謝罪の言葉ばかりだった。 スタンドで声援した兵庫県伊丹市の島野幸子さん(32)は「ベンチから声が出ていない。チーム全体で盛り上げようという元気がなかった」。東京都の会社員(38)は「まるで消化試合。これが実力か」と手厳しかった。 (スポニチ 2008年08月23日 18:03)-----------------------------(引用終了)----------------------------昨日の日記で、いまの日本チームでは、銅メダルさえ危ういと書きましたが、その通りとなってしまいました。試合をテレビで観戦していて、逆転されて、回が進むたび、フジの中継でCM前に流れる「あきらめな〜いで〜♪」が、だんだん虚しく聞こえてきました。もともとサッカーと違って野球は極一部の国がやっているのみ。オリンピックで野球に出てくるレベルの高い国は、実質日本を含めて4カ国しかありません。8カ国参加のうち、残りの4カ国は勝って当たり前のレベルでした。その勝って当たり前の4カ国に勝利したのみで、それ以外は、2Aや3Aというマイナー級の選手しか居ないアメリカにさえ、不甲斐ない試合をして2敗してしまうという有様・・・。プロ野球の試合においてピンチに陥ることが多く、それを切り抜けることが出来るメンタル面の強さを個々の選手は持っていると思うのですが、オリンピックでの負けた試合の全てが、ピンチになると立て直せずにズルズルと悪い方へ進んでしまいました。この突然のメンタル面の弱さや気迫不足は、オリンピックだからこそなのでしょうか。しかし、メダルを獲得した国は、失点しようが、追いつかれようが、追いついてやる追い返してやるという執念のような気持ちが強く、それは画面からでも見て取れただけに、このオリンピックでの日本の姿は、ピンチになると緊張感が増してしまうばかりで、それによって空回りしてしまったように感じます。今回のオリンピックで野球も姿を消します。オリンピック無きあと、日本の野球を世界に示せる野球の世界大会は『WBC』しかありません。ただ、今回の結果から見ると、不安材料が多く、日本野球界は、本気で考え方を変えて取り組まないと、2連覇は難しいのではないでしょうか。韓国はWBCの反省を踏まえ、今回のオリンピックのために1ヶ月前からリーグ戦も休みにして、オリンピック公式球を使い、ピッチャーマウンドもオリンピック公式の高さにして、合宿による選手間のチーム意識の強化など、あらゆる面においてオリンピックモードに切り替えて、集中的に練習していたそうです。これは野球界やメディアが商業主義をかなぐり捨て、そしてファンもそれを後押し、国家全体でメダルを取りに行くという気持ちがあったからこそ出来たことなのですが、日本も、それぐらいの意識改革を持たないと、個々の選手では素晴らしい選手が生まれ、これから先もメジャーで活躍してくれるとしても、国レベルでの野球の力が示されず停滞してしまうのではないかと危惧します。
「申し訳ないです」痛恨の黒星、星野監督険しい表情岩瀬投手に交代した時に嫌な予感がしてんですよね。きっと、この予感は多くの人が感じたことでしょう。短期決戦で2回も打ち込まれたら、調子を落としてるなと判断するのが当たり前。ところが、今日も一番大事なところで起用して、やっぱり負けてしまう。星野監督にすれば、活躍できない選手をここ一番で使ってヒーローにしてやりたいという“情”のようなものがあったのかもしれませんが、短気決戦では“情”より“理”を優先させるべきだったと思います。また、アメリカやキューバや韓国と違って、打者の多くにも気迫が感じられないのも重要な試合で勝てなかった敗因の一つではないでしょうか。いまの日本野球チームを見ていると、明日の3位決定戦で銅メダルを取れるかどうかさえ危うい感じがします。プロ野球と男子サッカーは前評判が良いのですが、いざ蓋を開けると満足な結果が得られません。どちらも実力としては、オリンピックの結果どおりなのに、マスメディアが過剰に強さを煽ることにより、私たちが勝手に期待してしまうだけなのでしょうか。
「映画やTV、小説なんてのはね、実在の人物をモデルに創っている。言うなれば、その原点が一番ドラマチックなわけです。それは、まごうかたなき現実だ。神の創ったドラマが一番傑作ってわけですよ。」島本和彦『挑戦者』より〜日本が米国倒した!悲願の金!上野完投!…ソフトボールソフトボールは2日続けて、まさに激闘と呼ぶに相応しい試合でした。昨日は一日に2試合。しかも二戦とも延長に突入。2試合フルで合計300球以上を投げ、今日もフル出場で、3試合合計400球以上を一人で投げ抜いた上野投手。決勝も、2敗していたアメリカだけに楽に戦えませんでしたが、6回裏の絶体絶命のピンチを切り抜け、7回の神がかり的な守備。昨日の2試合と今日の決勝は今大会で一番興奮した試合でした。3試合を投げきった上野投手は、金メダルに相応しい活躍で、連投の疲れも吹っ飛んだことでしょう。神は上野投手を見捨てなかったわけです。上野投手をはじめチーム全員に心から「おめでとう」と祝福の言葉を贈ります。ソフトボールは今大会で最後なんですよね。最後の最後に上野投手は伝説となり、昨日からの日本の戦いは、北京オリンピックを振り返る時に語り継がれることでしょう。本当に素晴らしい試合を見せていただけたことを感謝しています。男子の野球も根性見せてくれよ!それにしても、ブストスは怖い選手だったよ。チョンと当てただけで会心の一撃(ホームラン)になるんだもんなぁ。ドラクエのこいつを思い出したよ。
京都へは阪急電車を利用し河原町で下車。まずは朝食を兼ねて、鍵善良房で「葛きり」を食べました。葛きりはここでしか食べれませんからね。朝早くとあって、さすがに空いてました。で、バスでJR京都駅へ移動して、鬼太郎とアトムのコラボレーションイベント「KITARO×ATOM」を見てきました。(昨日の日記参照)それを見たあとは、この新書をもとに、不思議めぐりを兼ねて京都観光に。まず行願寺(革堂)にて八月二十日前後に行われる絵馬供養のとき、革堂の宝物館で公開される幽霊絵馬を見に行こうと思い立ちました。幽霊絵馬が奉納された経緯は、幽霊絵馬の悲話をご覧ください。本書によると公開は二十日前後ということなので、一日前の19日でも公開されているのだろうかと、電話にて問い合わせたところ「まだです。」と言われたので、予定を変更して御辰狐の祀られた御辰稲荷神社へ行ってみました。「京の風流狐は碁の好きな宗旦狐と琴の上手な御辰狐」という歌にある御辰狐が祀られている神社です。お狐様がいっぱいです。 宝永年間、東山天皇の側室・新崇賢門院の夢の中に、白狐が現れ、「禁裏御所の辰(東南)の方角に森があるから、そこに私をまつっておくれ。夢、夢、疑うことなかれ」と、お告げを残して消えてしまった。翌朝m新崇賢門院がお告げのある場所を尋ねると森があった。人に知られた聖護院の森である。これも何かの縁と小祠をたてた。狐のお告げが辰の方角であったので、ほこらを「御辰稲荷」と呼んだ。 江戸時代にはいって隆盛、御辰の“辰”は達成の“達”に通じると、芸能上達や願望成就に人々の信仰を集め今に至ります。私もデザインカプチーノも芸の一つと、リーフのラテアートがもっと上手くできますようにと参ってきました(笑)「神頼みより“努力”をしなさい」という声が聞こえてきたような。次に訪れたのは「白蔵主」の屏風がある龍源院。大徳寺の塔頭のひとつ龍源院は、見事な石庭のある寺院として有名です。16時ごろにお伺いしたので、風が涼しく心地よく、しばらく石庭を見ながら、ぼ〜っと疲れを癒していました。ここに来た目的は、石庭よりも「白蔵主」の屏風を見るためだったので、重い腰を上げ、「白蔵主」の屏風がある書院の間へ行く途中、迫力のある龍が描かれたすばらしい襖絵に見とれつつ、書院の間に「白蔵主」の屏風が展示されていました。『京都妖怪紀行』より抜粋。明治時代に活躍した京都画壇の重鎮・鈴木松年なる日本画家の作で、大阪の少林寺に伝わる白蔵主(はくぞうす)の伝説を題材に描いたものという。喜多村 筠庭(きたむら いんてい)の『嬉遊笑覧』(きゆうしょうらん)などによれば、永徳年間、堺の少林寺に塔頭に耕雲庵に白蔵主という住職がいて、鎮守の稲荷神社に参籠して片足を失った狐を得た。住職が狐を可愛がって飼っていると、狐は賊を追い払い、吉凶を告げるようになった。狂言の「釣狐」は、この逸話をもとに作られた。「釣狐」は、狐が僧に化けて狐狩りをする猟師に殺生をやめろと説得する内容で、この屏風もそれより材に得ている。この屏風は、もともと大阪の某家が所蔵していたモノなのですが、訳あって昭和35年の5月に龍源院へ寄進されました。その理由というのが実に不思議な話で、その持ち主の家庭に不幸が続くので行者に見てもらったところ、「あなたの家に狐の掛け軸か屏風があり、 その狐は修行中の身で、まだ修行をしたいと願っている。 もし、狐の絵があるなら一刻も早く何処かの寺に納めなさい」と言われたそうです。 確かに、この家には白蔵主が描かれた屏風があったのです。しかし、この持ち主は納める寺といっても皆目見当がつかず、再度、行者に尋ねると、「大阪より北の方角、京都に狐さんが望む寺があるかもしれない」というので、行者とともに京都へやってきたのです。あちこちの寺を回り、大徳寺に来て龍源院の門前まで来ると、突然、持ち主の足が動かなくなってしまったのです。そこで、この狐が望む寺はここに違いないと、住職にことの経緯を話、寄進を申し出たところ、住職も突然のことに驚き、そして因縁を感じたそうです。というのも、龍源院は狐と縁があるところで、狐窟(こくつ)の間という書院(僧侶の私室)が存在したのです。住職は快く受け入れを承諾し、それ以来、寄進した持ち主は何事もなく平穏に暮らしているという話です。白蔵主の屏風は、狐窟(こくつ)の間で常時一般公開されています。知的なお顔をされています。京都は一日フリーパスのバス券さえあれば、妖怪や幽霊などの名所を多く回ることが出来ます。興味がある方は、一般にあまり知られていない伝説や妖怪伝承スポットを地図つきで紹介している『京都妖怪紀行』を持って、いつもと違った京都観光を楽しむのも乙ではないでしょうか。
JR京都駅で今月の31日まで行われている鬼太郎とアトムのコラボレーションイベント「KITARO×ATOM」を見てきました。参考リンク:鬼太郎×アトムのコラボレーションイベント 「KITARO×ATOM」各会場で続々開催決定。※全国で順次イベント開催されるようです。JR京都駅に足を踏み入れると映画『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』で、怪獣映画史上初の屋内戦となったイリスとの激闘を思い出しますねぇ。イベントといってもスペースは小さくグッズを売っているのみです。モニター画面が可愛かったです。目玉親父とヒョウタンツギ猫娘とピノコ目玉親父とヒゲ親父最強西洋妖怪バックベアードと最強ロボットのプルートゥ一反木綿が画面を横切ります。グッズはタオル系やTシャツなど布製品が充実していました。ハンドタオルとフェイスタオルを買ってきました。京都へ行ったのは、これが目的だったのですが、あまりにもあっさりと終ってしまったので、この新書を参考に、100年生きた狐が位の高い僧に化けた白蔵主(はくぞうす)が描かれた屏風がある大徳寺の龍源院や、御辰狐の祀られた御辰稲荷神社に行ってきました。その模様は、明日お伝えできればと思っています。
オーマイニュースの内情をMyNewsJapan詳細報告「市民みんなが記者だ」で知られるオーマイニュース日本版が9月からは市民ニュースサイトの看板を降ろすことが先日発表された。そして今後は企業とのタイアップを深め「Oh!mylife」へと衣替えするにあたり、約20人いた社員全員が7月末付で解雇されたことが、「MyNewsJapan」で掲載され、ネットの一部で波紋が広がっている。 同記事によれば、2008年5月、オーマイニュースの全体会議で、社員全員が7月末付で解雇されることが経営側より通告され、元木社長自身も更迭、ソフトバンク系ITmadia出身の小宮紳一氏が社長に就任。 賃金カットを受入れた少数が再雇用され、営業、事務、情報システム、デザインなど含めた会社全体でも社長以下10人弱に縮小した、と報じており「大企業体質、既存マスコミ体質そのまま」や韓国と日本の政治的な背景の違いなどが失敗の本質にあるとしている。 2006年8月28日のオープン直後、すさまじい勢いのアクセスを稼ぎ、なかなかアクセスさえできなかったオーマイニュース日本版。その後はオピニオン会員廃止や、実験メディア「empro」開始、「市民記者編集委員」制度を作るなど、様々な施策を打ってきたものの、本家韓国のように一大ムーブメントはこれまで作れていない。だが、新生「Oh!mylife」に期待だ!(アメーバーニュース 8月18日 15時45分)-----------------------------(引用終了)----------------------------オープン初日、興味本位で見に行ってみたのですが、ソフトバンクが7億円も投資して、準備ブログを開設したりと大々的に宣伝していたのにも関わらず、とにかく重くて重くて繋がりにくかったのは、今となってはいい思い出です(笑)オープンから1ヶ月ほどは見に行っていたのですが、初代編集長の鳥越俊太郎氏は「ネットの情報は実名こそに意味がある」と断言していたわりに、実名記者達の日常の不満を書き連ねているグチが多く、匿名掲示板の書き込みやハンドルネームのブログと同じようなもので、実名でも匿名でもハンドルネームでも、テキストをアップする場所がブログか、実名市民記者が書くニュースサイトかの違いだけで、ほとんど同じだということが証明されてしまい、今後、読ませる文章を書く人が集まらないと、これは人気には繋がらないだろうなと思っていましたが、かなり迷走していたんですね。今後は「Oh!mylife」として再出発するということですが、事前に大々的に宣伝をして鳴り物入りでスタートしたテレビ番組が、いざフタを開けてみたらば、予想以上に面白くなく、視聴率低迷により番組がスタートしてから1〜2ヶ月も経たずして、内容を大幅変更してグルメや美容情報や雑学を取り入れテコ入れしたものの、最初に面白くないと判断されたものは、大幅変更しても以前の面白くないイメージがついてしまって、また見ようと思う人が現れず、1クールで番組が終了しちゃうように、強力なコンテンツを取り入れないと「Oh!mylife」も再浮上するのは難しいかもしれません。
浜口、気合!の2大会連続銅メダル…レスリング女子私の中では金メダルを取ってほしい選手の一人なのですが、結果は銅メダルでした。浜口選手は、重要な試合でいつも微妙な判定があり、今回の準決勝も怪しいジャッジがありましたが、それを抜きにしても準決勝は殆ど力負けしていましたが、身長や体格差のある最も重いクラスで、連続してメダルを取ること自体が難しいので、アテネ以上に同じ銅メダルであっても金メダルに匹敵する価値はあり、本人にとっては納得の銅メダルかもしれません。そのことは浜口選手のあの笑顔が証明していました。表彰式での、あの笑顔は、見ているこちらも自然と嬉しくなって笑みがこぼれるほどのよい表情で、現時点において、一番感動しましたし清々しい気持ちにもなりました。実況アナの「浜口の笑顔のおかげで銅メダルが嬉しそうですね」は、名コメントではないでしょうか。さてさて、父親のアニマル浜口さん、今回はアテネと違って、試合中は自制されていたのか大人しかったですね。アテネのときは、気合の入り方があまりにも凄まじく、試合より客席のアニマル浜口さんが気になって、そっちばかりに目が行ってしまいましたから(笑)
オリンピックを含めて海外の試合で日本人選手が活躍すると、街頭インタビューを受けた一般人が、「感動をありがとう。」という表現を使っているのをよく見かけます。感動したことに対して感謝するのは自由ですが、とてもヘンだと思ってしまいます。私も、試合を観ていて、選手の健闘ぶりや、選手が口にした言葉に感動することが多いですが、「ありがとう」という感謝の気持ちは沸き起こってきません。なぜなら、当然のことながら選手は自分のために戦っているのであり、私のために試合に参加しているわけではないからです。アーティストのコンサートを観に行って、事務所やスタッフの御好意で楽屋へ招かれることがありますが、先ほどまで素晴らしいライヴパフォーマンスを見せたアーティストに、感想の一つとして「感動しました」と言っても、「感動をありがとうございました。」とは言いません。なぜなら、当然のことながら私一人だけのために歌ってくれたり、演奏してくれているわけではないからです。それに、スポーツ選手もアーティストも感動は結果に対して付随してくるものなので、最初から感動をさせて感謝してもらおうという気持ちで、取り組んでいるわけでもないと感じます。ただ、感謝するという行為は大切なことなので、どちらかと言えば「感動をありがとう」よりも、「素晴らしいものを見せていただき感謝しています」のほうが、正しい表現だと思うのですが。まだ一般人が「感動をありがとう」と言ってしまうことは良いにしても、オリンピックを伝える大手既成メディアや、商品の広告、そして政治家までが「感動をありがとう」と言ってしまうのは、まるで感動に飢えていたり、感動の押し売りと安売りのようであり、最高のパフォーマンスを見せたスポーツ選手に対して、言葉で伝える仕事をする者が「感動をありがとう」では、あまりにも心がこもっていないように感じるので、何か違和感を抱いてしまいます。「感動をありがとう」と聞くたび、こう思ってしまう私は捻くれているのでしょうか。
拉致再調査、秋までに終了 一部制裁解除で合意 日朝実務者協議日本と北朝鮮による公式実務者協議は13日未明、北朝鮮が拉致被害者に関する再調査を実施して、今年秋までに最終的な調査結果を連絡することで合意した。この見返りとして、日本側は北朝鮮に対して実施している経済制裁措置の一部を解除する。 11日に引き続き、12日午前から、中国・瀋陽市内のホテル始まった協議は、中断をはさんで13日未明に再開。日朝両国は再調査に関する合意に達した。 協議では、日本側が要求していた、(1)被害者に関する全面的な調査を行う(2)北朝鮮は権限を与えられた調査委員会が迅速に調査し、 可能なかぎり今年の秋までに調査を終了する(3)調査の進捗の過程において、北朝鮮は日本側に随時、通報し協議を行う(4)関係者との面会、関係資料の共有、関係の場所への訪問などを通じて、調査の結果を直接確認できるよう協力する−ことについて、北朝鮮側が受け入れた。 日本側は、北朝鮮側が調査委員会を立ち上げた時点で、経済制裁のうち、人的往来とチャーター航空便の乗り入れ禁止を解除することで合意した。 また、協議では、「万景峰92」など北朝鮮籍の船舶への人道支援物資の積み込みやよど号事件関係者の帰国などに関しても協議したが、結論は出なかった。 協議には、日本側から外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長、北朝鮮側から宋日昊・国交正常化交渉担当大使が出席した。(産経新聞 2008.8.13 02:31)日本の制裁解除、重ねて要望=不履行なら「必要な措置」−北朝鮮代表中国・瀋陽で開かれた日朝実務者協議で北朝鮮代表を務めた宋日昊日朝国交正常化担当大使は13日、今回の実務者協議での合意に従い、拉致問題の再調査着手に合わせ日本側が制裁を一部解除するよう重ねて求めた。 宋氏は「今回の合意を約束通り(履行)しないなら、われわれも仕方なく必要な措置を取ることになる」と述べ、日本をけん制した。 (時事通信 8月13日16時10分)<拉致再調査>実効性「権限」カギに 日本も検証能力試され拉致問題の再調査の具体的な方法が焦点となっていた日朝実務者協議の合意は、調査方法に関する日本側の提案を北朝鮮側がおおむね受け入れ、今秋までに調査結果をまとめることで合意した。ただ02年と04年に行われた過去2回の「再調査」は、北朝鮮が横田めぐみさんのものとした遺骨が別人のものと判明するなど成果は上がっていない。今回の合意では、北朝鮮が権限を与えられた調査委員会を設置し、調査の進展状況をチェックする協議の場も設けられたが実効性が担保された訳ではない。 協議後、日本側代表の斎木昭隆アジア大洋州局長は記者団に「今回は(両国の)協議という形で調査の進行をチェックする仕組みが確保されている」と述べ、過去2回の再調査との違いを強調した。調査委について合意では「権限を与えられた委員会」と位置付けた。これは北朝鮮の国家機密に直結する拉致問題で、金正日総書記に直接つながる権限を持つ機関でなければ実質的な成果は得られないという日本側の要求で盛り込まれた。協議ではより具体的に、北朝鮮で権限を持つ情報機関や捜査機関の参加を求めたと見られる。 ただ、北朝鮮側は「行動対行動」の原則に固執しており、制裁一部解除など日本側の行動を見極める構えを崩していない。日本側の対応いかんによっては、北朝鮮が再調査に前向きに応じない展開もあり得る。斎木局長が「一歩前進」との表現にとどめたのは、こうした背景があるからだ。 ◇中山担当相「白紙に戻すなら良い方向に転換」 中山恭子拉致問題担当相は13日午前、日朝実務者協議の結果を踏まえ、「これまでは(拉致被害者の)死亡を前提にした調査だったが、白紙に戻して調べ直すなら、生存者が見つかる可能性は十分ある。北朝鮮がその方向で動くなら、良い方向に転換したといえる」と述べ、一定の評価を示した。対北朝鮮制裁の一部を解除する時期については「実際に具体的行動が取られるかを見極めて対応するのが当然だ」と指摘した。東京都内で記者団の質問に答えた。(毎日新聞 8月13日12時25分)-----------------------------(引用終了)---------------------------->>日本側は、北朝鮮側が調査委員会を立ち上げた時点で、経済制裁のうち、>人的往来とチャーター航空便の乗り入れ禁止を解除することで合意した。調査結果も見ずに一部制裁解除だなんて、エサを見せなきゃ事態が一向に動かないという理由も分かりますが、先に制裁解除ありきでは、北朝鮮側が立ち上げると言っている調査委員会なるものさえ、調査方法に関して日本側の要求を受け入れたとはいえ、これまでにも行われたような、何ら信憑性も具体性もない調査結果の内容に副ったものにさらに導くための、都合のよいメンバーを集める可能性のほうが高いのではないでしょうか。そして、これまでと同じように横田めぐみさんをはじめとする政府認定の拉致被害者については「やっぱり死んでました。」となり、再調査の結果、他の拉致被害者が居ましたと、北朝鮮にとっては日本へ返してしまっても痛手ではないすなわち、なんらかの工作活動に関わっておらず、政府が拉致被害者認定もしていない拉致被害者数名を引き渡し、北朝鮮は日本に譲歩して丁寧に再調査した今回の結果が全てである、これ以上は何度、再調査しても出てこないものは出てこない!と、秋までに行われるであろう再調査をもって、強引に拉致問題を幕引きにされる恐れもあります。これまでの北朝鮮の対応に加え、日本においては福田康夫氏が首相を勤めているだけに、これで終ってしまうのではないかという、ネガティブな発想しか頭に湧いてきません。
フリーランスのジャーナリストとして活躍し、最近はコメンテーターとしても、テレビでよく顔を拝見するようになった上杉 隆 氏の書いた『ジャーナリズム崩壊』(幻冬舎新書)を読みました。この新書を読んでいて、外交ジャーナリストの手嶋龍一氏が、女性向けファッション雑誌『Domani』の2007年10月号のコラムで、「メディアから日々配信されるニュースを神経質に追うのは無駄です。」「お役所的なニュースには、本当に読者の視点にたった情報などあるわけがない。」 と述べていたのを思い出しました。メディア最大の談合組織「記者クラブ」の存在とその弊害はこれまでにも多く語られてきましたが、代表的なものでは、記者と政治家や官僚の癒着です。政治家や官僚から多くの情報を得るために、必然的になあなあの仲にならざるを得ませんし、また、今後も情報を得続けるためには、できる限りは政治家や官僚から反感を買わないように行動しなければいけません。そうなると、国民が本当に知りたい情報をメディアは全社揃って隠蔽するようになります。だから、ネットに繋げられるようになった今となっては、日本で起きた報道や外国での紛争に関して、日本と海外では内容が違っていたり、海外メディアを通して事実を知るということも多くなってきました。これはすなわち、日本の新聞やテレビは、報道の体をなしていないということの裏返しであり、非常に恥ずべきことだではないでしょうか。また、毎日行われる総理大臣へのぶら下がり会見や各省庁の大臣への記者会見も、事前に質問を質問対象者へ提示します。そこで、総理大臣や各大臣は、この質問はOK、この質問はNOと記者宛てに申し合わせ、それが会見として私たちの目に触れることになるのです。わたしたちが日々目にしている会見の多くは、言ってみれば“茶番”です。だからこそ、記者は国民の多くが知りたいであろうことを掘り下げるようにどんどん質問をせず、どうでもイイ質問を各社が続けたりするわけです。閉鎖的な日本の記者クラブ制度に対して、海外の多くのメディアが反発しているのは知っていましたが、EUが、閉鎖的な組織として「非難決議」を毎年のように採択しているなんてことは知りませんでした。まあ、各メディアの記者にとっては既得権益を手放したくないので、都合の悪いことは伏せておくのは当然なのかもしれませんが。この記者クラブ制度があるかぎり政治家や官僚にとっては、もっとも不都合な真実は新聞やテレビから発信されませんし、各メディアの記者も本当の競争に晒されず守られ続けるのでしょう。ほかにも、匿名で批判するのは日本の新聞だけ。政治家の推薦やコネによって新聞社に入社できた有能でない記者たち。担当政治家が出世すると自分も出世するシステム。社会部の政治スクープを政治部が徹底的に握りつぶす。誤報を認めない朝日新聞。ナベツネ会長の暴走を止められない読売新聞などなど、呆れるような日本の記者やメディアの話が多く書かれていますが、細かく書いていると長くなるので、興味のある方は本書を読んでみてください。ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書 う 2-1)上杉 隆おすすめ平均 マスコミ崩壊の元凶、記者クラブメディア業界の官民癒着を暴く日本のなんちゃってジャーナリズム豊富なエピソードが面白い新聞を読む前の必読書Amazonで詳しく見る by G-Tools「アイス食うかー?」
星野ジャパン人気に見る「偏狭ナショナリズム」という脅威――メディアから視聴者、選手団まで「日の丸」に支配された北京五輪(1/3)63年目の8月15日を北京で迎える576人の日本選手団のなかで、かつて日本が植民地支配や侵略戦争で中国民衆に甚大な被害を与えたことを、反省を込めて想起するものがどれだけいるであろうか。 JOC(日本オリンピック委員会)選手強化本部長で選手団長を務める福田富昭氏は、現地での記者会見で相変わらずメダル勘定しか発言しなかった。「金メダル2けた以上、総メダル数30個以上でアテネ(37個)を超える」と。選手団のトップがメダルしか頭になく、それ以外のことには思考停止の有様で、過去の歴史認識などまったくない。おそらく、選手団全体も同様ではなかろうか。ナショナリズムの象徴 星野仙一という存在 現地入りする前にメディアから北京オリンピックについての抱負を聞かれた選手たちの多くが、「日の丸のためにメダルを目指して頑張る」と応えたのは印象的だった。とりわけ、テレビに出演する度に日の丸を徹底して強調した野球代表監督・星野仙一氏の存在が目立った。 星野氏は、プロ野球・中日ドラゴンズ監督時代、理論や論理ではなく暴力で選手を納得させる指揮官として知られた。また、日の丸の強調が象徴するように星野氏は、ナショナリズムに凝り固まった人物でもある。 しかし、メディアは、そうした星野氏の本質的な資質を見ようとせず、「闘将」「熱血漢」などと偽称して持ち上げ、頼りがいのある指導者のイメージを作り上げてきた。そして、星野氏の理屈抜きで感情的に思いついたことをずばずばという語り口が、メディアによって思考力を奪われた視聴者に受けたといえよう。 選手団のなかで存在感の大きい星野氏だけに、その偏狭なナショナリズムが野球ばかりでなく他の競技の選手にも影響を与えることを危惧せざるを得ない。2ページ1つの詩が教えてくれる「日の丸」に隠された真実 「原爆詩人」として知られる栗原貞子さんの「旗」という作品の一部を紹介する。 日の丸の赤は じんみんの血 白地の白は じんみんの骨 いくさのたびに 骨と血の旗を押し立てて 他国の女やこどもまで 血を流させ 骨にした いくさが終わると 平和の旗になり オリンピックにも アジア大会にも 高く掲げられ 競技に優勝するたびに 君が代が吹奏される 千万の血を吸い 千万の骨をさらした 犯罪の旗が おくめんもなくひるがえっている 「君が代は千代に八千代に 苔のむすまで」と そのために人民は血を流し 骨をさらさねばならなかった 今もまだ還って来ない骨たちが アジアの野や山にさらされている 略 日の丸の赤はじんみんの血 白地はじんみんの骨 日本人は忘れても アジアの人々は忘れはしない 栗原さんは、この詩で「日の丸」を象徴とした侵略戦争によって2000万人ともいわれるアジアでの犠牲者をだしたこと、そればかりか戦後もそのことに対して謝罪も補償もしない、そうした日本のあり方を厳しく批判しているのだ。3ページ日の丸を誇ったり、日の丸のために頑張る、というような単純で薄っぺらな発想がいかに愚かで誤ったことか、この詩は教えてくれる。国威発揚の手段にされる「メダル競争」ナショナリズムを克服するには 北京オリンピックには、205の国と地域から1万人以上の選手が参加する。そのなかには戦争や貧困、飢餓、それに宗教、人種差別などによってスポーツ活動もままならない国や地域の選手たちもいる。そうした選手たちは、メダル競争ではなく、世界から集まった選手と出会い、共に競技することにオリンピックの意義を見出すに違いない。憲章に唱われているように参加した選手たちが友情、連帯、相互理解という人間性を発揮することにこそ、オリンピックの普遍的な価値があるはずだ。 しかし、実際にはナショナリズムに基づいた国威発揚の手段としてメダル競争がオリンピックを支配してしまい、選手の人間性は歪まされ壊されている。ナショナリズムを克服するにはどうすればいいのだろうか。 ドイツで戦争と革命の世紀を生きた女性画家のケーテ・コルヴィッツは、第一次大戦が始まったとき、息子への手紙にこう書いている。<私たちは言いました。『国際主義の理念はしばらく後退せざるをえないだろう。しかし、あらゆるナショナルなものの背後に、インターナショナルなものが厳存する』と。ナショナルな発展の現状は、袋小路に行き着きます。民族的な生活を保持しながら、ナショナルなものどうしの衝突を不可能にするような立場を、見いださねばなりません>【「ケーテ・コルヴィッツの肖像」(績文堂出版)】 ケーテ・コルヴィッツは、国際主義によってナショナリズムを克服することで戦争のない平和な世界をつくりだせると確信していた。国を超える国際主義の思想によってしか相互理解や連帯などの人間的価値は、実現できないといえるだろう。ナショナリズムに呪縛されて日の丸やメダルしか考えていない日本選手団にとって、あまりにも難しい課題だ。谷口源太郎(スポーツジャーナリスト) (ダイヤモンドオンライン 8月11日)-----------------------------(引用終了)----------------------------選手はともかくとして、やたらメダルを連呼するメディアには、毎度うんざりしますが、国際大会の場において、メダルが勝者に与えられるものであれば、参加する選手としては、それを目指すのは当然のことではないでしょうか。代表選手となったのですから、「日の丸のために」と言葉になるは自然のことですが、その言葉も、わかりやすい記号的なもので、選手の根底にあるのは、まずは自分自身のためであって、自分の活躍を“国威発揚”のために役立てて欲しいと考えて、戦っているような選手は現在において存在しないでしょうし、オリンピックを見ている国民も、自国の選手が活躍するの姿を観て、胸のすくようなカタルシスを得るのは当然であり、そのカタルシスの中にナショナリズムが含まれるだけで、“国威発揚”そのものについては、眼中にもないでしょう。だいたい、今時、メダルを取ることで、それを国威発揚に繋げようとしている国なんて北朝鮮のような独裁国家ぐらいなもんです。それにしても、全世界が同じように熱狂して、カタルシスやナショナリズムの発露になっているオリンピックやサッカーのワールドカップを見て、「偏狭なナショナリズム」だとか言って怖がったり、「過去の戦争の反省が足らない」と憤慨している人というのは、世界広しといえども日本人だけではないでしょうか。過去のことに囚われすぎて、純粋にオリンピックを観て楽しめない人って可哀想ですね。目薬を入れるのは平気。
男子サッカー、対戦国からして予選突破は難しいと思っていましたが、監督や選手が、まずは予選突破を目指して戦うわけですし、実際に戦ってみると予想外に活躍できることもあるので、部外者として目して語らずの心境でありました。予想通りだったとはいえ、やっぱり悔しいもんもあります。私の中のオリンピックは、半分終わりました。
北京オリンピックの開幕式を途中まで見ていたのですが、凄かったですね。あんな立派な演出の開会式が出来るのですから、もう、ODAは要らないんじゃないのと思ってしまいました。◆「せいぜい頑張って」 五輪代表を首相流?激励福田康夫首相は8日、北京五輪開会式を前に日本選手団を激励するため選手村を訪問、あいさつした。 ただ、「まあ、頑張ってください。せいぜい頑張ってください」とか「私はね、日本国民のためにメダルをいくつ取ってくれなきゃ困るなんてこと言いません。余計なプレッシャーかけちゃいけないと思って自制しているんです」などと、しばらく鳴りを潜めていた軽口を連発させた。とどめは「今年は、みんな旅行にも行かないで、家でテレビの前で一生懸命見ようということのようだ。ガソリンが高いせいもちょっとあるんだけどね」。 華やかな会場で心が緩んだのか、首相本人は終始笑顔だったが、選手たちの心境はいかに。(産経新聞 8月9日8時1分)-----------------------------(引用終了)---------------------------->「まあ、頑張ってください。せいぜい頑張ってください」「まあ、頑張ってください。」の「まあ」は余分ですよね。「せいぜい頑張ってください」がネット掲示板で批判されています。マンガやドラマなどで、ライバルが「せいぜい頑張ってくれたまえ」なんて言いながら立ち去るシーンがあったりするので、「せいぜい」は、ちょっと見下した感じに捉えられ、激励の意味にならないと勘違いしそうなのですが、辞書で調べると「せいぜい」は、「力の限り」という意味が含まれているんですよね。Yahoo!辞書 せい‐ぜい【精精】ただ、マンガやドラマのイメージ強く、本当の意味を知らない人が多いことと、福田首相は見た目や喋り方で損をしていることもあるので、「なんじゃこの言い草」と思われてしまったのかもしれません。日本語って難しいですね。
そういえば、今日は北京オリンピックの開幕日ではなくて、バンド「たま」が10年前のライブで、当時、たまファンクラブの会員向けに配った「2008年8月8日のライヴチケット」の約束を果たすために「しょぼたま」として一夜限りの再結成をする日なんですよね〜。(正確には、会員以外の方も参加できる追加公演もあって二夜限りですが。)解散しても、10年前のファンとの約束を守って、再び集まってライヴをするのが立派ですね。一般販売分のチケットは3分程度で売り切れて、ネットオークションを覗いてみたら、転売のチケットが10万円を超えて落札されたりして、たまは、まだまだ根強い人気があるんだなぁと感慨深くなりましたけれど、どんなライヴになったのか、ライヴに行った人の感想をブログで読むのが楽しみです。犬を飼っている人なら泣ける曲。たま 「ぎが」
ギョーザ事件 中国でも中毒 被害者、不満の声日本への輸出品だけでなく、中国国内での流通も判明した殺虫剤入りの冷凍ギョーザ。中国製ギョーザ中毒事件は発覚から半年がたって、中国側が否定していた同国内での混入が確定的となった。「なぜ今まで公表されなかったのか」。事件の被害者は、情報を公表しなかった日本政府にも不満の声を上げた。 兵庫県高砂市の女性被害者(47)は「今さらどこで混入したかは気にならないが、事件のことを思い出すとつらい」と思いを語る。 女性は1月5日の夕食でギョーザを食べ、家族2人とともに食中毒になった。のどの周囲がしびれ、体から力が抜け、涙がぼろぼろとこぼれた。「7月初めに情報があったのなら、なぜ今まで公表されなかったのか」と政府の対応に不満を漏らした。 一方、事件の捜査をしている兵庫県警幹部は「中国で被害が出ていたことは報道で初めて知った」と驚いた様子。幹部は「国内での捜査は基本的に終了しており、捜査結果は中国に伝わっているはず。あとは中国に任せるしかない」と話した。(産経新聞 8月6日15時47分)中国の求めで公表せず=ギョーザ中毒、通報を評価−高村外相高村正彦外相は7日、報道各社のインタビューに応じ、中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、日本政府が7月上旬に同国から事実関係を伝えられた後も公表しなかったことについて、「情報提供者が公表しないでほしいと言っている以上、公表しない。捜査のことだからということにも一定の合理性がある」と述べ、公表しないよう中国側から要請があったことを明らかにした。 高村氏は、中国政府が7月初めに同国内で有機リン系殺虫剤メタミドホスが混入したギョーザによる中毒事件が発生したと伝えてきたと説明。「(毒物の混入場所について)日本側が言っていた(通りである)可能性が大きくなったと判断されるようなことを通報してきた。われわれとしては一定の評価をした」と述べた。 (時事通信 8月7日17時19分)-----------------------------(引用終了)---------------------------->公表しないよう中国側から要請があったことを明らかにした。今年の1月に日本で毒餃子事件が起きて、それから後に中国政府は、やれ「日本で混入されたに違いない」だの、「メタミドホスが袋の外からでも中に浸透する実験結果が出た」だのと言って、世界に向けて日本人の犯行だと日本に責任をなすりつけた嘘八百を偉そうに主張した手前、中国国内で同じメーカーの餃子でメタミドホス中毒事件が起きても、今更、それを撤回することは中国政府のプライドを傷つけるので、日本政府には隠密に知らせつつも、公表は差し控えてほしいとしていたのかもしれませんよ。ただ、ただでさえ支持率が低く信用信頼されていない福田政権のこと、それこそ(今回のように)情報を隠し通せずバレてしまえば、福田政権へのダメージはより大きくなって跳ね返ってくるわけですから、バレた時のことを考えれば、最初から国民に公表したほうが良かったのではと思えるのですが、自分の政権へのダメージよりも中国のことを庇うのは、中国大好きな首相をはじめとした大臣が多い内閣と、チャイナスクール派が幅を利かす外務省だからなのか。(福田首相は“知らなかった”と言っているようですが。)それとも、福田内閣潰しのためにリークされたのか。誰がこの件を最初に報道した読売新聞にリークしたのかも含めて、いろいろと疑問が多いところです。お風呂上りにはアイスキャンディーだよね。
livedoorNEWS鬼束ちひろ、新曲「蛍」が映画界より絶賛鬼束ちひろ最新シングル『蛍』と、オーチャードホールで4月に開かれた4年8ヶ月ぶりとなるコンサート(一夜限りの)を完全収録したDVD『NINE DIRTS AND SNOW WHITE FLICKERS』が本日発売となりました。昨年、長期間のブランクから活動を再開された時は、まだまだ本調子ではなく復帰後初のテレビ出演では、まるで魂が抜けたかのような別人のようになってしまっていて、『僕らの音楽』トークでは「昔のように唄えない」と、つらい心境を吐露していて、番組内で歌った“流星群”は、見ているこちらの心が痛々しくなるほど本当に悲惨で、とても心配になってしまいましたが、あの時が嘘のように、シングルもDVDも、活動休止前の“全盛期の鬼束ちひろ”に、ほぼ戻っている研ぎ澄まされたような力強い歌唱力で、よくぞここまで回復したものだと感心してしまいました。コンサートは、ピアノソロ“ARIA DA CAPO”(バッハのゴールドベルク変奏曲)から幕を開け、鬼束さんが舞台に登場。いきなり未発表の新曲“SUNNY ROSE”をアカペラで堂々と歌い上げ、続いて“Cage”“流星群”“infection” “眩暈”とヒット曲をピアノのみで歌い上げます。5曲目の“infection”からは緊張から解放されたのか、声の調子も安定して力強さが増していき、聴いている(観ている)こちらもグイグイと引き込まれます。後半はストリングスが入り、復帰後にリリースしたアルバム『LAS VEGAS』から、“everyhome”“Angelina”“MAGICAL WORLD”“僕等 バラ色の日々”の4曲を熱唱しています。当然のことながら本調子に戻る前に録音したアルバムよりも、断トツでライヴのほうが素晴らしいです。“なごり雪”“いい日旅立ち・西へ”“You’ve got a friend”のカヴァー曲では、すでに自分の歌として唄いこなせるほどの納得のパフォーマンスとなっており、“なごり雪”と“You’ve got a friend”は、実に優しい表情で唄っております。“Sign”は笑顔でノリノリ歌っていて、見ているこちらも楽しくなりましたし、続いて本編最後の“私とワルツを”では“Sign”とは打って変わって、静かにでも力強く歌い上げ、本編は最後まで曲間のMCがなかったのですが、演出かどうかは分かりませんが、MCが無くて正解だったと思います。アンコールは、鬼束ちひろを一躍スターダムにした“月光”を鬼束だけに正に鬼気迫る迫力で熱唱したのに続き、「それでは最後の曲です新曲です。聴いてください。蛍」と、今回のコンサートで初めて喋り、DVDと同時発売となった美しいバラード“蛍”で締めくくり、計16曲を歌いきり完全燃焼したコンサートは終焉となりました。DVDに収録されたものであっても、彼女の命を削るかのように全身を使って歌う押し寄せる感情の洪水に圧倒されるライヴパフォーマンスや、(特に“infection”の迫力は凄い。)会場の空気が一つに集中している雰囲気が十分に伝わり、まるで映画を観ているような感覚にも捉われ、身震いするほどの感動を覚え、思わずテレビ画面に向かって拍手をしそうになったほどでした。会場では方々で感極まって啜り泣く人が続出したそうですが、その気持ちも分かる気がします。(DVDでは、ちゃんと啜り泣きの音は消えていますよ。)魂で唄う数少ない歌手のコンサートを収めたDVD。これは買っておいて損が無い1枚ではないでしょうか。秋には5都市で復帰後初のコンサートツアーが行われます。10月12日の神戸でのコンサート、第一次先行予約は残念ながら外れました・・・。第二次の予約をしましたが、一度で良いので、鬼束さんの生で身震いするほどの圧倒的パフォーマンスを体験したいので当たってほしいものです。シングル「蛍」は、映画『ラストゲーム・最後の早慶戦』の主題歌です。これまでの詩にあったような1曲につき数箇所あった、美しく危うい狂気じみていて、聴いているこちらの胸に突き刺さる表現はありませんが、魂が揺さぶられるところは変わりなく、蛍の光に人間の生命と愛の儚さ、そして永遠の時を重ね合わせた壮大なスケールを秘めた美しさを感じる歌になっています。鬼束ちひろ 「蛍」PVNINE DIRTS AND SNOW WHITE FLICKERS鬼束ちひろUNIVERSAL SIGMA(P)(D) 2008-08-06売り上げランキング : 13おすすめ平均Amazonで詳しく見る by G-Tools蛍鬼束ちひろ 坂本昌之 UNIVERSAL SIGMA(P)(M) 2008-08-06売り上げランキング : 60おすすめ平均Amazonで詳しく見る by G-Toolsお風呂入りました。
日本選手団本隊が出発=福田団長「好成績で帰ってきたい」−北京五輪昨日の『報道ステーション』で、オリンピック開幕間際の北京の様子を伝えていたのですが、ああ、経済が発展して市場経済主義的になりつつあっても、国家としては、やっぱり共産主義国だよなぁと、感想を改めて実感しました。警察や解放軍はもちろんのこと、いたるところにボランティアの人が、不審者が居ないかなどを監視していて、バスの中でさえ行動チェックする監視員が居たりと、過剰なまでの疑心暗鬼ぶりを見せています。世界から注目を集めるオリンピックはテロの標的なりがちですが、中国の場合は、テロリスト以外にも、他民族の弾圧や自国の圧制など、いろいろと怨みを買っているだけに、世界から注目を集める大会を開くには他の国以上に大変です。オリンピックに挑む日本人選手は、テロに遭ったり、暴れ中国人に襲撃されたりとか、大気汚染や食べ物によって病気にならないかと心配になります。選手の皆さんには、メダルを取れるようにベストをつくすのも大事ですが、とにかくどうか無事で帰ってきてくださいと祈るような心境でしょうか。
昨年の9月に発売された『よつばとリボルテックフィギュア』の第2弾『よつばとリボルテックDX 夏休みセット』が、先週の金曜日に発売されたので買いました。顔(表情)パーツ4種類と手首パーツ8種類に加えて、帽子・おでかけ用かばん・棒アイス・虫取り網・虫かご・クマゼミの夏休み定番パーツが付属したデラックス版です。そこで、いろいろなポーズをつけて写真に撮ってみました。右の1弾のよつばと比較。セミ獲りセットおでかけセットおどろき顔ダンボーにパンチ!クマゼミ獲ったぞー。セミの親分だ!口裂け女だー!ゾフィー兄さんピンチ!!!ライダー変身!シオシオのパーよつばをカプチーノに描いてみました。関連日記:2007年09月29日(土) よつばとトーイ2007年12月02日(日) リボルテックダンボー
時代の寵児…晩年は闘病の日々 赤塚不二夫さん (1/2ページ)時代の寵児…晩年は闘病の日々 赤塚不二夫さん (2/2ページ)「天才バカボン」などのギャグ漫画で一世を風靡した漫画家の赤塚不二夫さんが2日、亡くなった。「これでいいのだ」「シェー」など漫画に登場するキャラクターたちが放つ数々のギャグは、高度成長期の日本列島を笑いの渦に巻き込んだ。晩年は病気との闘いの連続だったが、赤塚さんが生み出した数々のキャラクターは、今も人々の心に息づいている。 「ともに青春を過ごした友達という関係を超えて、彼の才能を尊敬していた。悲しく寂しい。日本の漫画界にとって大変な損失だ」 伝説のアパート「トキワ荘」でともに暮らした友人、杉並アニメーションミュージアムの鈴木伸一館長は、赤塚さんの悲報を受け、がっくりと肩を落とした。 赤塚さんがトキワ荘に入居した当初、少女漫画を描いていたがさっぱり売れなかった。ある日、雑誌の穴埋めとして描いたギャグ漫画「ナマちゃん」が人気に。その後も「おそ松くん」「天才バカボン」など、漫画史に残る作品を連発。一躍、時代の寵児となった。活動も漫画だけにとどまらず、ショーやジャズ祭の演出、タレントのタモリの発掘なども手がけ、キャラクター同様に自身も人気者となった。 平成7年、還暦と漫画家生活40周年を迎えたが、このころから病魔との闘いの連続となった。 9年末に食道がんが判明し、12年には急性硬膜下血腫で開頭手術。それでも笑いへの情熱は失わず、同年に出版した視覚障害の子供たちのためのギャグ満載点字絵本「よーいどん!」が大ヒット。しかし、14年には脳内出血で再び手術、16年からは意識不明に近い状態が続いた。18年には闘病を支えた妻、眞知子さんが急逝した。 また、長女のりえ子さんにとって、赤塚さんの死は二重の悲しみとなった。実母である赤塚さんの前妻が先月30日に亡くなったばかり。わずか数日のうちに両親を失ったのだ。 前妻を追うようにして亡くなった赤塚さん。だが、10年に同じ食道がんを患った落語家、立川談志さんと“がん対談”を行った際の記者会見では、自らの状況をこう笑い飛ばしていた。 「忙しすぎて、死んでいる暇なんかないのだ!」(産経新聞 2008.8.2 21:42)----------------------------(引用終了)-----------------------------突然の訃報に昨晩は驚きを隠せませんでした。赤塚作品では『天才!バカボン』と『おそ松くん』が好きでした。基本はナンセンスでハチャメチャなギャグマンガなのですが、たまに心温まる話もあったりして本当に笑わされたり癒されたりしました。バカボンでは、1ページ1コマか2コマの大ゴマだけで進む話があったり、絵がなくセリフだけで進む話があったりと実験的手法のマンガは、これまでの既存のマンガの常識を打ち破り、マンガの新たな方向性を無限に広げたことにも繋がりました。この功績はマンガ界にとって大きいことなのですが、後になって、実験マンガの多くは、実は多数の連載の〆切りに追われての苦し紛れで生み出された作品だったというオチがあったりして、その伝説すらがギャグに昇華されてしまうように、赤塚先生の凄いところは、実生活でもハチャメチャなエピソードが多く、家族も周囲もそれを認めていたのですから、存在自体がギャグマンガのような人で、まさしくバカボンのパパのような人物でもありました。バカボンのパパの決めゼリフの一つである「これでいいのだ」という言葉は、改めて考えると凄い言葉だと思います。「これでいい」は自己満足だけで終ってしまいますが、「これでいいのだ」は、“これでいい”とすべてを受け止めるばかりか、尚且つ開き直りが入って、周囲にも有無を言わさず強引に納得させる言葉ですから。また「これでいいのだ」は口にすると不思議と前向きになれる言葉で、つらい時に何度励まされたことでしょうか。多くのギャグマンガで笑いを提供してくれた赤塚先生、本当にありがとうございました。謹んでご冥福をお祈りいたします。↓この歌が大好きです。元祖天才バカボンEDオマケ:筋肉少女帯「これでいいのだ」
福田改造内閣の顔ぶれ福田改造内閣…与謝野経財相・伊吹財務相、財政再建へ布陣「安心実現内閣」…福田首相が改造で命名昨日、福田改造内閣の閣僚がすべて決まりました。内閣人事なんて万人が納得できるものは生まれませんが、まるで、中国にとっての安心実現内閣かというようなメンバーかと皮肉の一つも言いたくなりますよ。現に改造内閣を中国共産党は評価していたり。<内閣改造>「知中派」多数起用を歓迎…中国福田首相と思想信条などかなりの開きのある麻生太郎さんが、幹事長に抜擢されたことには驚きましたが、麻生さんは引き受ける代わりに、選挙対策委員長のポストを従来通り幹事長の配下に置くことを、すなわち選対委員長である古賀誠氏を切ることを福田首相に求めたそうです。しかしながら、フタを開けてみれば、古賀誠はそのまま選対委員長に留任することに。しかも、閣僚の中に古賀派や別の派閥や無所属の中にも古賀氏の子分と古賀一派が複数揃っていて、麻生さんの幹事長は選挙戦を見据えたお飾りのようになり、自民党内での影響力は発揮できるのかは未知数です。内閣の顔ぶれを見て、本当に小泉前の古い自民党体質に完全に逆戻りし、しかも郵政民営化の時、造反組であった野田聖子氏などが大臣に入閣し、結局、あの小泉郵政解散総選挙は何だったのかという思いもあります。(まあ、安倍内閣時代の造反組の復党から疑問に感じていましたが。)公務員改革に奔走した渡辺行革大臣を外した時点で、公務員改革案の実現は白紙撤回か焼け太りになるかもしれません。官僚に寄りすぎな閣僚ばかりですから。もしかすると自民党は無党派層・浮動票・民意の支持よりも族関係や利権の力にすがって総選挙を戦うつもりなのかも。
桐生第一野球部員逮捕 学校対応に追われる桐生第一の甲子園出場認める 高野連一人の個人的な行為を部や学校全体の責任問題に発展させるというのが、時代錯誤な感じがするので連帯責任については反対ですが、レギュラーではないと言え野球部員が、強制わいせつ事件を3〜4件も起こしながら、その部員が居た野球部は甲子園に出場するという今回の件を不問としてしまうと、これまでの高校野球の歴史の中で、レギュラーもしくはレギュラーでない部員の飲酒・喫煙、暴力事件で辞退を余儀なくされた高校は一体何なのかと思うわけです。また、理由付けとしての「ベンチ入りしていないから(レギュラーではないから)」ですが、これから先、レギュラーでなければとか、どうせレギュラーになれないしと、開き直って飲酒などをするような野球部員も出てくることでしょう。それだけに、この発言は相当重いものになるのだと高野連は自覚しているのでしょうか。