つい、この間、付き合っていた人と別れた。
この日記には、そういう話題を書いていなかったので
いきなり最終回だけ放映したような感じで間抜けなこと、この上ない。
日記に書いても良かったのだが、日記に書くほどの付き合いでもなかったのだ。
その人は私にとって「つきあっていた人」ではあったけれど
「恋人」というような感情は1度も抱けなかったのだから。
付き合い始めたのは2月の初めだったので3ヶ月弱と短いお付き合いだった。
一方的に好きだといわれて、大切にされるのは、ちょっぴり気持ちが良かったので
「そういうのも良いかな」などと付き合うこと同意してしまったのである。
その人のことは嫌いではなかったが、小指の先ほども好きにはなれなかった。
まったく興味を持てなかったし、その人を、もっと知りたいとも思わなかった。
「付き合っていくうちに好きになるかも?」なんて思っていたのも本当だし
相手に貢がせたとか、そいういことは1度もしなかったが
色々と打算的な考えがあって、付き合っていた。
打算で付き合ってもいいかと思うくらい私には過ぎた人だったのである。
朝晩のようにメールを交わしたり、仕事帰りに食事へ行ったり
お弁当を作って出掛けたりと「絵に描いた」ような定番の付き合いをしたのは
とんと久しぶりだったので、ある意味において新鮮だったのだが
それ以上の感情を抱くことはできなかった。
打算だけで人と付き合ったのは生まれて初めてだった。
書くまでもないことだが、そういう気持ちで付き合うのは良くない。
一応「今のところ好きではないけど、いいですか?」と確認していたとはいうものの
やはり「好きになれそうな気がする」くらいの気持ちがないのなら
最初から断るべきだったのだと思う。断れなかったのは私のズルさゆえのこと。
そして、そんな付き合いを、ずっと続けられる訳もなく
将来のことなども考えるだに、そろそろ引かないと厄介なことになりそうで
「ごめんなさい」とお断りしたのであった。
付き合うよりも、別れる方が大変だというが、今回は本当にくたびれた。
それもこれも自分の蒔いた種なのだけれど。
相手の人には悪いことをしてしまったと心から思っている。
もっとも、そんなことを言ってみたところで
どうにかなるような問題ではなかったのだけれど。
それにしても、ほとほと、まいってしまった。
打算で人と付き合うだなんて、まったく私らしくない。
ちょっと気弱になっていて「もう、いいか」とか思っていた部分もあったのだと思う。
しかし、そういう形で人とかかわるのは相手に対しても失礼なだけでなく
自分自身も貶めているなぁ……と思った。
費やした時間は、ちっとも楽しくなかったし、後味も悪かった。
どうして、そんなことをしてしまったのだろうなぁ……
「どうかしていた」というだけでは片付けられないように思う。
もう2度と、こんなことはしないと自分に誓おう。
もっともっと、自分が望むことをして生きていこうと思う。
今回のこともそうなのだが、他のことにおいても
「あまり気がすすまないけど、とりあえず頑張るか」
なんてシュチュエーションに慣れすぎてしまったような気がする。
私は、自分をしっかり持っていそうでいて、主体性のない部分があるらしい。
頭を冷やして、しばらくはゆっくり暮らそうと思う。
あまり愉快な話ではないので、日記には書かないでおこうかと思っていたのだが
自戒のために書き残しておくことにした。2度と同じ過ちは犯したくない。
後味悪く、歯切れも悪い文章になってしまったのだが
とりあえず、今日の日記はこれにてオシマイ。
今日は会社のバーベキュー大会だった。
昨日の日記にも書いたけれども、私は「会社付き合い」が大っ嫌いである。
なので、あまり乗り気とは言い難かったのだが
「どうせ参加するなら楽しまなきゃね」てのが私のポリシーなので
それはそれは積極的に活動してきた。
て・ゆ・か。
大人数でバーベキューをすると、メンバーの中に必ず1人か2人は
「食べるより、飲むより、火の番が好き」という焚き火族がいるものなのに
焚き火族が1人もいなかったので、今日はビール片手にずっと火の番をしていた。
バーベキューセットの組み立てからはじまって、火をおこし
肉を焼き、給食のオバサンみたく大量の焼きソバを作った。
もちろん私1人でしたわけではないのだけれど
なぜかバーベキューを仕切る羽目になっていたのだ。
仕切り屋のいない団体ってのも珍しいよなぁ……
左手にビール。右手に火箸。
それに咥えタバコが加われば最高のオヤジってな風情である。
残念ながら私はタバコを吸わないんだけど。
会社のボーリング大会で、女だてらに焚き火族だと風潮していた女性がいたので
彼女に期待していたのだが、焚き火族と名乗るほどのものでもなくて残念だった。
なんだか、ものすごく働いたような気がする。
それにしても言っちゃぁ、なんだが、バーベキューってのは
自分も積極的に参加しないと面白くないと思うのは私だけなのだろうか?
焼肉を食べて、ビールを飲むだけなら
あえて暑い中、混雑を押して出掛けなくてなくてもいいのになぁ……と思った。
参加する楽しさを知らないというのは、なんだか勿体ないように思う。
ま。なんだかんだ言いながらも、私はたっぷり火遊びが出来て満足だったりする。
私は「真性焚き火族」ではなくて、ごく生ぬるい焚き火族なので
メンバーの中に本物の焚き火族がいたら、楽しい仕事は彼らに譲ることにしているから。
それにしても焚き火族がいなかったのは大いなる謎だが
「肉焼き職人」とか「世話好きオバチャン」がいなかったのも謎である。
独身の女性に焼きそば係を任すだなんて、私のプライドが許さないわ!
……なんて女性が1人くらいいるものなのになぁ。
ちなみに我が家の夕食はカレーライスだった。
私は腹ペコで帰宅したので、カレーライスがやけに美味しかった。
太陽の下でいっぱい働いて、いっぱい遊んだので
今夜はきっと「オヤスミ3秒」で眠れるだろう。
お風呂に入って、早く寝るかなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。
2003年05月02日(金) |
黄金週間を前にして。 |
突然ですが、愚弟が退院しました。
黄金週間が明けてから退院する予定だったのですが
傷の回復が良い感じだったらしくて、予定よりも抜糸が早く済んだのです。
「早く帰りたい?」と主治医に聞かれて
「そりゃぁ、もう」と答えた愚弟なのでありました。
予定外のことだったので、嬉しいと言うよりも
あっけに取られた……てな感じの姉なのでありました。
おかげさまで、心置きなく黄金週間を迎えられそうです。
明日(あっ。もう今日だ)は職場のバーベキュー大会に参加する予定。
人一倍「職場付き合い」が嫌いな私ではありますが
これもまた時間外業務だと思って、行ってまいります。
いや、なに。野外でご飯を食べる……ってのは好きなのですけどね。
なにも毎日顔を合わしている人達と……とか思ってしまうだけで。
そうそう。
昨日の日記を読んで、メールをくださった方がおられるのですが
その方のメールを読んで「あの書き方はマズかったのかも」と思い、補足をば。
恋愛感情とか、そういった意味での「気になる」ではないのです>パンチさん
真面目日記ばかり書いていたので、たまには、いいかなぁ〜と思って。
「気になる」ってのと「パンチパーマに興味アリ」ってことは事実ですが
なんと言いましょうか……ちょっとデフォルメが過ぎたのかも知れません。
愚弟が急に退院するとは思っていませんでしたが
黄金週間明けに退院するのは分かっていたことですし
パンチさんと、ど〜のこ〜のなろうと思っていた訳ではないのですよ。
メールしてくださった方も、そうでない方も
心配したり、ヤキモキしてくださった方がおられましたら、ごめんなさい。
報告&言い訳を書き捨てて、今日の日記は、これにてオシマイ。
愚弟の病院に気になる男性がいるのです。
同じ病棟に入院している、車椅子に乗った男性……
ディ・ルーム(食事室兼談話室)で、ひと目みた時から
彼は特別な特別な存在になりました。
誰かの姿を見ただけで、頭がカッと熱くなる感覚なんて、もう何年もご無沙汰で
自分でも、どうしていいか分からないような状態です。
愚弟と同じ入院患者さんなのですから「お怪我はどうですか?」とかなんとか
自然に話しかけるチャンスはあるのに、キッカケさえ掴めずにいます。
なんだか初めて恋を知った女子中学生みたいで恥ずかしいのですが
名前も知らないその人に、私は自分だけの呼び名をつけました。
パンチさん。
パンチさんは、年の頃なら42歳くらいでしょうか。
今では見かけなくなったパンチパーマをしているのです。
私の予想ですと、お仕事は運送業か建築業。
兄貴肌で、ゴールドのアクセサリーが好きそうな、そんな男性です。
パンチパーマ……なんて尊い存在なのでしょう。
床の間に飾っていたい……
許されるなら、その頭を「わしゃ・わしゃ」とこの手で触ってみたいのです。
そして、昨日、何があったのかは知りませんが
愚弟はパンチさんと、いっそく飛びに親しくなったようでした。
夕食の時、病院食を嫌って、お弁当を買ってきたパンチさんは
愚弟に「兄ちゃん、病院の飯だけじゃ、腹ふくれへんやろ?」と話しかけると同時に
愚弟のお皿に自分のお弁当のエビフライを入れたのだそうです。
互いに傷病歴を語りながら、パンチさんは次々と……やや強引に
愚弟のお皿に自分のお弁当のオカズを移動させたのだそうです。
やはり……パンチさんは兄貴肌だった!
自分の予想が当たった時の嬉しさったらありません。
しかし、私の予想は大きく外れていたということも書いておかねばなりません。
パンチさんは運送業を営んでおられる方のようでしたが
そのお年は若干33歳でした。私の予想より遥かにお若くて吃驚です。
愚弟が退院するまでに「弟がお世話になっています」とか言って
ぜひともパンチさんと親しくなって、まじかでパンチパーマを鑑賞したいと思います。
私にとってパンチパーマとは、坊主頭に匹敵するくらい「萌え」な髪型なのです。
女性と生まれた私は、坊主頭にするのも不自由な存在ですが
坊主なら出来なくもありませんが、流石にパンチパーマとなると……
愚弟が退院するのが先か、私がパンチさんと仲良くなるのが先か
微妙なところですが、チャレンジは始まったばかりです。
愛しいパンチさんのことを書いてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。