今日、私は生まれて初めてパチンコ屋へ足を踏み入れた。
パチンコ好きの同僚の話を聞いていたらば
1度くらいは行ってみなきゃなぁ……と思っていたらば
どうしたものか、乙女な母も愚弟も「行ってみたい」と言うので
雨の日曜日。親子3人連れ立ってパチンコへ出かけた。
家族総出でパチンコへ行くだなんて、人として駄目っぽいけど
まぁ、それは気にしない方向で。
行ってみたはいいものの、イマイチやりかたがよく分からない。
同僚の話を思い出しつつ、パチンコ台に1000円札を投入。
銀色の玉がジャラジャラと出てきた。
訳がわからないまま、ハンドルのようなものを回していたらば
「リーチ」ってことになったのだが、あれは絵柄が揃わないと駄目みたい。
アッと言う間に1000円分のパチンコ玉は
パチンコ台の向こうに吸い込まれていった。
あんまり、よく分からなかったので、もう1000円を投入。
今度は、ちょびっとだけ理屈が分かってきたのだが
だからって、イマイチ面白いとも思えないままパチンコ玉が無くなった。
続けて、もう1000円。
……暇である。台をボーッと見ているだけで、何もすることがない。
TVにも似ているようだが、自ら技を駆使できる訳でもなく
新しいドラマが生まれる訳でもなく……ただひたすらに暇だった。
もしかしたら私はパチンコって娯楽には向かない人間なのかも知れない。
ジャラジャラ玉が出てきたら、面白いと思えるのかも知れないけれど。
やはり最初は「パチンコ好き」と一緒に行かなきゃ駄目なのだろうか?
パチンコデビューして30分もたたないうちに
私はパチンコから引退することを決めていた。
残念なことに、乙女な母も、愚弟もパチンコの素質は無かったようで
3人そろって、早々にパチンコ屋から撤退するに至った。
私には向かない遊びだったが、観察してみて思ったことを少し。
パチンコは音と光の刺激でトランス状態になるんぢゃないか……とか。
私は「することが無くて暇」って思ってしまったけれど
「ボーッ」となにかしたい時には、いいかも知れない……とか。
パチンコ屋さんって、儲かってそうでいいなぁ……とか。
パチンコ屋さんの店員さんって、よく気の利く働き者だなぁ……とか。
たぶん、私は2度とパチンコをしないと思うのだけれど
1度体験してみて、なんとなく満足してしまった。
今日は、それなりに有意義な1日だったと思う。
生まれて初めてのパチンコ体験談を書いてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。
2003年02月15日(土) |
甘海老とホタテの宴。 |
今日は、友人の結婚式の引き出物(カタログショッピング)で選んだ
「甘海老&ホタテ貝」が届いた。
カタログショッピングだし、味のほどは微妙かもなぁ……と思いながら
それでもワクワクして、地酒の美味しいのを買って
風呂吹き大根だの、三つ葉入り出し巻き卵だの
「和風居酒屋」っぽいメニューをご用意してお待ち申し上げた。
そして送られてきた引き出物は、冷凍だった。
ちょっぴり、がっかりしたのだが自然解凍して食べてみると
これがまた夢のように美味しいではないか〜〜
甘海老が甘いのだ。甘い海老と自ら名乗っているのくらいだから
当たり前と言ってしまえば、そうなんだが。
美味しく愉快に、戴いたのだが、ちょっと切ない発見もあった。
うちの愚弟は、1年半ほど前に左指を2本ばかり無くしているので
甲殻類を食べるには不向きな身体になってしまった……ってことを。
そりゃあ。まぁ。「指失い歴」を重ねれば起用になってくるだろうが
なにしろ、まだまだ新人なもので、ちょっと食べにくそうであった。
愚弟が事故にあって、はじめて「不自由」を感じた瞬間だっかも知れない。
しかしながら愚弟は、甘海老とホタテのお刺身をタラフク食べて
日本酒を、ちょびっとのんで、すっかりご機嫌になったらしく
午後七時半には、眠ってしまったのだ。
……七時半に寝る青年男子って、どうよ?
しかも「自棄酒」とかではなくて
アルコールに弱いのに、食事が美味しいから、ついご機嫌で飲んでしまった
……という幸せな酔っ払いっぷりで
愚弟の布団を敷いて、食器を片付けながら
身内こに殺意を抱く瞬間って、こ〜ゆ〜時のことかと思ってしまった。
私は、これから美味しいお茶でも入れて、休日の夜でも楽しむつもりである。
あぁ……それにしても……天然系人間って怖い。
そんな、こんなを思ったところで、今日の日記は、これにてオシマイ。
2003年02月11日(火) |
婆さまと介護保険と。 |
最近、お向かいに住む一人暮らしの婆さまの体調が良くない。
持病の腰痛が酷くて、寝込むというほどではないのだが
日常生活の動作が辛くなってきたらしくて
介護保険を使って、ヘルパーさんを頼むことになった。
ヘルパーさんが来てくれるのは朝夕に1時間づつ。
土曜も日曜もなく毎日訪ねてくれて婆さまの家事をフォローしてくれる。
「ビバ! 介護保険!」と言いたいところだが
現実問題としては、なかなか手放しには褒められない部分がある。
向かいの婆さまは借家暮らしをしているものの
経済的に豊かなので、ヘルパーさんを頼むのも支障はないのだが
年金の支給状況や、懐具合によっては
ヘルパーさんを頼むのをためらう人も多いのだとか。
ヘルパーさんと少し話をする機会があったのだけれど
なんだかなぁ……って思ってしまった。
もちろん、なにも無いよりは、ずっとマシだと思う。
だが実際は「頼りたいのに来てもらえない」という状況が多いらしく
実際に仕事をしているヘルパーさんのジレンマも大きいらしい。
死ぬまで健康でいられるのが理想だが、なかなかそうはいかない訳で。
1人でしっかり生きていくのも良いし
家族に支えながら生きていくのも良い。
だが、どんな選択をしても「老いる」というのは大変だなぁ……と思った。
TVに登場するような、お達者なご老人ばかりなら
どんなにいいだろうなぁ……と思ったりする。
自分自身も避けては通れない道なだけに
こういう機会があると「うむむ」と考え込んでしまうのだ。
まぁ。どんなことでも「なるようになる」訳で
そんなに憂いてばかりいても仕方がないのだけれど
ちょっとは興味を持っていかなくちゃなぁ……と思ったりしたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。
2003年02月09日(日) |
やっぱり生はいいなぁ。 |
日は数年ぶりにクラッシックのコンサートへ行ってきた。
それも数年ぶりに再会した元・同僚と一緒に。
同僚と言うりも先輩と言った方が適切なくらい年上の女性で
現在は趣味に旅行にと、隠居生活を満喫されているとのこと。
朝日放送が主催する新人コンクールで入賞をした演奏家による
フレッシュなコンサートで、ピアノと声楽とオーケストラという
気軽に楽しめる盛りだくさんの内容だった。
心が震えるほどに感動する……ってほどのものではなかったけれども
「やっぱ若いっていいよなぁ」と思える新鮮な演奏に好感が持てた。
特に、男性ピアニストの演奏は、予想以上に素敵だった。
力強さに欠けるものの、素直で可愛らしい音。
男性の演奏家なのに「深窓の令嬢」とか「乙女」っていうような印象で
目を閉じて聞いていると、欧州の古城でピアノの練習に励む少女の図
……なんてのが思い浮かんでしまうような演奏だったのだ。
ま。実際は、なんてことのない、に〜ちゃんの演奏だったのだが。
それにしても「生」はいい。
「やっぱり生に限る」と言っても過言ではない。
CDもいいけど、ぜんぜん違うんだなぁ。これが。
そして、私は映画だの芝居だのも好きだが音楽も好きだったんだ
……ってことを久しぶりに思い出してしまった。
音楽とか文学ってのは、芝居や映画以上に
自分勝手に楽しめる「ゆとり」の部分が多いように思う。
どうやら私は、その辺が好きみたいだ。
もちろん世界観が確立された物も好きなのだけど。
いいももの聞いてリフレッシュしたなぁ……って感じである。
明日働いたら、休日だし、なんだかご機嫌だなぁ。
楽しい時間を過ごした……ってことで
今日の日記は、これにてオシマイ。
今日は通勤電車で気になっていることなどを。
奈良方面に通勤している時は、ラッシュには関係なく座って行けたので
通勤ラッシュの電車に乗るだなんて耐えられないんぢゃなかろうか?
……と思っていたのだが、慣れてしまえばそうでもなかった。
しかも、ある区間は満員だが、乗り換え先の路線は案外空いていて
奈良通勤ほどではないが、座って行ける程度の混みっぷりだったりする。
毎日、同じ電車に乗っていると自然と顔なじみが出来るのだが
顔なじみになったメンバーの中に、どうしても気になる女性がいる。
たぶん大学生だと思うのだが、彼女は毎日電車のシートで食事をするのだ。
朝マックで買っただろうハンバーガーか、菓子パンを毎日食べている。
電車の中で化粧をしたり、食事をする人がいるってのは知っていたが
「毎日」となると、ちょっと吃驚してしまう。
しかも毎日、マクドナルドか菓子パンというあたりも気になるのだ。
まぁ。人にはそれぞれ事情があるので
ど〜こ〜言うのは野暮かも知れないが
しっかり朝食を食べたければ、ちょっぴり早起きすればいいのだし
朝食を抜いたからって、死ぬ訳ぢゃないんだから
あえて食べなくたって良いのだし
どう考えたって、毎朝電車で朝食をとることはなかろうかと。
私は電車の中で、絶対に物を食べるなとは思わない。
せめて鞄から、飴やチョコレートを出して食べるなら可愛いと思えるが
本気で食事をされたりすると、やっぱりちょっと呆れてしまう。
しかも毎日。雨の日も。雪の日も。
公衆道徳と言うか、マナーの面で問題なのは言うまでもないが
食事の時間を大切にしない人を見ると、なんだか侘しい気分になるのだ。
なんと言ったらいいのかなぁ……
生きるのに積極的でないような、そんな気がするのだ。
他人事だと言ってしまえば、それまでの話なのだけれども。
ずっと気になっていたことを書いてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。
2003年02月05日(水) |
一般事務という仕事。 |
今日は私が働いている会社の向いにある関連会社へお手伝いに行った。
会社……と言うよりも「事務所」といった規模の小さな会社で
事務の女性が風邪で2日もダウンしてしまって
どうにもこうにも仕事が回ってゆかないとかで
急遽、ヘルプに出掛けることになったのだ。
昔風に言うなら「電話番と伝票整理」ってな仕事である。
私もかつては一般事務をしていた時代もあったのだけれど
事務職を離れてからは、もっぱらCADの仕事ばかりしていたので
一般事務に必要な能力なんて、今となっては皆無に等しい。
「電話番くらい」というけれども
電話番ってのは会社のことに精通していないと
そうそう簡単には出来ない訳だし
伝票の作成にしても、フォーマットに商品コードを打ち込んでいく形式だと
やはり、これも一朝一夕で出来る仕事ではない訳で。
無理くり出来たとしても恐ろしくスローペースな訳で。
突然の事だったので電話番は言葉通り「番をしている」だけだったし
伝票入力の方は、商品コードを探すよりも
むしろ文字を入力した方が速い……ってことでビシバシ入力していった。
お茶出ししたり、荷物を送ったり、お客様の応対をしたりと
「あぁ。今日は、よく働いたなぁ」と思ってしまうほどに
とにかく草臥れてしまった。
一般事務って大変な仕事だなぁ。色々なことが出来なきゃいけないのだ。
CADの仕事ってのは、CADさえ使えて図面が読めれば
そんなに大変な仕事ぢゃなかったりする上に
毎日、毎日、PCの画面に向かって黙々と作業しているので
気配りをするようなことも、ほとんどなくて野放し状態だったりする。
転職を決意したときは、CADの仕事も少なくなっていると聞いたので
「CADの仕事ぢゃなくても、いいかも」なんて軽く思っていたけれど
CADの仕事ぢゃない仕事が、どんなに大変かってことを
今日は、あらためて思い知らされてしまった。
風邪で欠勤していた事務の人が
明日は元気になって出てきてくれるといいのになぁ。
ヘルプ先の上司からは
「都合が付けば明日もヨロシク」と頼まれてしまった。
なんだか、その場のノリで「はい」と安請け合いしてしまったが
できることなら遠慮した気分だ……だってCADより肩が凝るし。
今日は、自分の置かれた環境を見つめなおす良い機会だった。
それにしても草臥れたので、ゆっくりお風呂に入って、早めに寝よう
……ってことで、今日の日記は、これにてオシマイ。
日曜日と言えば『サザエさん』だの『ちびまるこちゃん』だのを観ながら
「明日は仕事に行かなくちゃ」なんて
切ない思いに駆られたりする日だと思うが
私は『劇的 ビフォーアフター』を観て、切なさを噛み締めていた。
正しくは里心に苛まれてしまった……と言うべきだろうか。
今の仕事は、前職とはまったく畑違いの業界なのだけれども
1ヶ月も働けば愛着だって沸いてくるし、職場のに人間とも親しくなるし
「こんな風に仕事をしてとゆきたい」なんてスタンスも出来てくるしで
それなりに文句のない環境にいるのだし、それよりなにより
「物作りの現場」にいる興奮とか、感動は前職場と変わらないのだが
現在は「いまいち生活に密着しなんもの」を作っているのに大して
それまでは「その末端には家族がいる」という住宅業界にいただけに
『劇的 ビフォーアフター』なんか観ると、心が熱くなってしまうのだ。
言っちゃぁ、なんだが『劇的 ビフォーアフター』を観て
「こんな金額でリフォームが出来るのね」なんて思われるのは困っちゃう。
あれは、あくまでTVの企画番組なので
現実的に、あの金額で、あの仕事はありえない。
実際問題として、あの番組で得たリフォーム意識でもって
仕事を依頼されて、困っている業者さんは多いんぢゃないかなぁ
……とか、思ったりもする。
だけど、あの番組を観て「あれスゴイ」とか
「ありゃヒドイ」と思う気持ちは
住宅関係者だったら、多少なりとも思ってしまうだろう
……ってことで、私自身、部外者になった今でも
ちょっと里心んがくすぐられてしまうほどに
懐かしくて叫び出したいような気持ちに揺すぶられてしまった。
仕事的なことも、そうなんだけれども
「みんな元気でやってるのかなぁ」みたいな気持ちとか
なんち〜か、里心がついてしまったと言うか……
だけど私の働く場所は、いま働いている会社なんだから……
などと自分に言い聞かせるんである。
今の会社が好きって気持ちも嘘じゃないけど里心を感じるのも
これまた嘘ぢゃない訳で。
とりあえず、明日から、また1週間がスタートするし……ってことで
今日の日記は、これにてオシマイ。