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2019年11月20日(水) ひさかたぶりに・・・

非常にご無沙汰な日記。

年の差婚として
夫とのなれそめから延々と書きなぐってきましたが
お互い歳もとり

オジサンとオバ(ア)サン

になっちゃいましたが
一緒にいると気楽ですし
良いところも悪いところも知り尽くしてるし
仲良く暮らしています。

相変わらずの週末婚ですが。


そんな私たち夫婦の年月を
共に過ごしてきた愛猫が


10月31日、14歳で永眠いたしました。


成猫になってからは
大きな不調もなく
元気にぬくぬくと暮らしていたのですが

10月下旬、お腹の膨らみが見つかり
おしっこが朝になっても出ていないので
仕事に行ったのですが心配で気になって
早退して病院に連れて行ったところ

肝臓と胆管にガンが見つかりました。

肺にも転移していて
腹水が溜まってお腹が膨れていたようです。

前日までごはんをバクバク食べていたので
しばらく信じられなくて
もっと早く気づけば、とか
ちゃんと定期的に検診受けておけば・・とか
色んな後悔が頭をよぎって動揺してしまい
それを獣医さんが察してくれたのか


人間と違ってギリギリまで平気なフリをしてしまうものです
ガンになったのは、長生きしたからですよ


と言ってくださいました。
ガンの治療はもうできず
体力をつけて
できるだけ苦しくないようにしてあげる事だけでした。

病院では堪えていたけど
帰りの車の中で声をあげて泣いてしまった。


仕事を長期で休むこともできず
それからの数日は仕事から帰って
病院で点滴をうけ
家ではステロイドの薬と高カロリーの流動食を
抱っこしてシリンジで口に流し込む毎日。

嫌がる愛猫に無理やりごはんをあげる。
この行為が虐待のように思えましたが
少しでも体力をつけないと、あっという間に衰弱してしまう。

そんな気持ちがあって心を鬼にして行っていました。
ホントにこの期間が一番つらかったかもしれません。
夫も帰ってきてわざわざ家から通勤してくれてました。

亡くなる前日、仕事から帰ったら
トイレの中で動けなくなっていました。
すぐ病院へ連れていったところ
大きくなった腫瘍が神経を圧迫して
後ろ足が麻痺しているとのことでした。

なのに帰ってから
今までまったく食欲がなかった愛猫が
大好きだったかつおぶしとちゃおちゅ〜るを
ガフガフ言いながらがっついたのです。

まだ元気だ、とその時は嬉しく思いました。
でも、それが自分で食べた最後の食事でした。


翌日は私はお休みでした。
朝から呼吸の様子がおかしかったので
病院へ連れていき血液検査をしてもらうと
カリウムの数値が異常に高く
もういつ心臓がとまってもおかしくない状態でした。

獣医さんに
今までお母さんも猫ちゃんもよく頑張りました。
あとは家でゆっくり過ごしてあげてください。

と言われ
とうとうこの時が来たか、という覚悟と
もう嫌がることをしなくても良いんだと
ほっとした思いがありました。

ちょうど私が休みで
夫は出張で札幌市内に居るというこの日。

愛猫はこの日をちゃんと選んでくれたんではないかと思います。


とても天気が良く
日当たりのよい居間で
私がずっと見守っている中で
眠るように息を引き取りました。


もう苦しくないね

おつかれさま

また会おうね

ありがとう


私が夫と別居で札幌で一人で暮らしてきた
この年月をずっとずっと寄り添ってきてくれた我が子。
本当に心の支えになってくれていました。
この出会いは感謝しかありません。

夫も帰ってきてから
ぐしゃぐしゃに泣いていました。
この子は夫が見つけて決めて家に連れてきた。
もしかしたらおとうちゃんだとあの子が決めたのかもしれません。


いまだにトイレやベッドなど
片づけられないでいます。
冬もののコートをクローゼットから出したら
裾が毛だらけになっていて
いつの間に入り込んでたんだ!と驚きました。
しかしそれも今では愛おしい。

抜け毛の時期になると悩まされていたのに。


仕事から帰って車を降りたら
すぐ2階の窓を見上げてしまいます。
窓にあの子が居るような気がして。
そして玄関を開けたら
2階から鳴き声がする気がして

「ただいま」

と声をかけてしまいます。
これはこれからもずっとしてしまうんでしょう。
癖になっちゃってますから。


天国でゆっくりぬくぬくしててくださいね。














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